オムライス食べたい ~ゲーム漫画アニメの感想、それからオカルトや都市伝説について思ったこと書く意識の低いエッセイ~

ごったに

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メイドカフェの思い出

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 かつて秋葉原には、メイドカフェぴなふぉあというメイドカフェがあった。
 筆者が一番行っていたメイドカフェで、今はもうない。
 コ ロ ナ禍の煽りを受けてメイドカフェはあまた閉店したが、ぴなふぉあもその一つである。
 一時休業? うーん、建前だよね。

 複数店舗が存在し、一号店、三号店、ラビリント店、壱番星劇場などの店があった。
 二号店?
 筆者の行っていた時期にはなくなっていたか、後にオープンした壱番星劇場の前身がそれだったか。
 主に一号店とラビリント店の客だったので、その辺は興味のある人が調べてくれ。

 各店舗ごとに特徴があり、一号店はザ、という感じ。
 昭和通り改札を出てすぐの立地で、テーブル席とカウンター席があった。
 窓際の席はソファというか、電車の座席みたいな感じ。
 だからアニメに出てくるメイドカフェがだいたいボックス席主体(※個人の感想)なのは、違和感がある。
 あるんだろうな、ボックス席主体のメイドカフェも。
 特徴を捉えているのかよくわからないメイドさんのイラストや、ぬいぐるみ、ショーケースに飾られた初代制服といったものが飾られた内装。ホモォのぬいぐるみが印象に残っている。
 コスプレイベントもけっこう開催され、しかし推し(二代目)の体操服やスモックをこの目で拝めなかったのは残念だった。
 アニメとのコラボ企画もあったなぁ。
 ある時は作中の学校の女子制服コスプレしてたけど、特定のヒロインを意識とかはしてなかった。
 最高なのはハロウィンのコスプレだったなぁ。
 めちゃくちゃ気合い入ってて、可愛かった。
 一号店がハロウィン一番すごかった気がする。ゾンビメイクのノウハウ共有しとったんか?
 中には可愛いの範疇を逸脱してる人もいたような……?
 いやぁ、チェキ注文が捗りました。筆者は仮装とかやらんけど、見るのはいいっすね。
 クリスマスイベントでミニスカサンタとかに扮することもあったけど、個人的にミニスカサンタはあんまりありがたみがなかったんだよなぁ。
 最近ではコンビニの店先で凍えそうなバイトがケーキを売り切ろうと声を上げる光景も見なくなったから、今見るとまた違うのかもだけど。

 メイドカフェとガールズバーの違いは、別にキャストドリンクをプレゼントしなくてもメイドさんがお話しに来てくれることだ。
 メイドカフェと銘打っていても、キャストドリンクを頼まないと雑談しているキャストを眺めるしかできない店はガールズバーだ。経験から、そう言わせてもらう。
 筆者が最初に行った店舗のラビリント店はカウンター席主体で、テーブル席が1~2席ある店だった。
 螺旋階段を上って三階にその店はあったからという理由で、伝説的なメイドさんが「迷宮みたい」と言ったことから「迷宮→ラビリンス→ラビリント」となったと聞いている。
 一号店や三号店は広い分、メイドさんが他のご主人様についているときなどは遠いが、ラビリントはだいたい距離が近いのが良かった。
 反面、店舗が小さいこともあってメイドさんの数が少なめで、ずっと忙しそうな感じはあった。
 一号店のカウンター席も、ドリンクを作ったりグラスを洗ったりしてるメイドさんがつく感じはあったから、似た感じの雰囲気だったけど。
 推し(初代)と出会った店で、推しが卒業した後もなんとなくホームといえばラビリント感があった。
 あの出会いがなければ、そんなに通わなかったろうな。
 男装キャストが在籍する率が高かった気がするが、筆者の知る限りでは三名だ。
 バンドやってそうな感じで妖精さん(裏方、調理スタッフ。男性もいる)と兼任な感じの方と、金髪ショートにスーツで『ハイキュー!!』が好きな方、眼鏡にスーツでギャルソン感がキマってた方。めちゃくちゃかっこよかった。
(一号店にもギャルソンのキャストの方がいらしたが、可愛い系だったのでまた違った感じだった)
 誕生日イベントなどでメイド服姿を披露してくれるレア感は、ありがたみがあった。
 ラビリントは電気街口を出て、大通りを渡る必要があったので一号店より遠かった。

 三号店はめちゃ広かった。
 入っているビルにデカデカとメイドさんの写真を印刷していたから、インパクトも凄かった。
 さらに、小規模な……ライブハウス?的なものも同じ階に所有しており、そこでイベントミニステージが開催されることもあった。
 推し(初代)の引退ライブもそこで行われた。
 しかし、三号店は小さなテナントへと移転してしまう。
 ラビリントよりは広いが、一号店よりは狭かったと思う。
 やたらアジアンな飾りつけのされてる内装だったが、前に入っていた店が置いていったのか?
 三号店の売りは店舗内でメイドさんのミニステージが見られることで、これは前述のライブハウス的なものとは別だ。
 普通にご帰宅して席で料理や飲み物を楽しんでいると、誰かのリクエストで突然ステージが始まる。
 これは移転前も移転後もだ。
 うっかりステージ中にご帰宅したときは、気まずかった。ステージに上がってないメイドさんに案内はしてもらえるから、ステージを中断みたいなことはないんだけど、それでもね。
 手拍子が苦手な筆者は、ステージに上がってないメイドさんにリズムの補助を取ってもらいながら参加したこともあったが、どうも苦手で足が遠のいた面もある。
 いうて、一号店やラビリントで座りっぱなしもアレだから行ってたんだけどね。
 お目当てのメイドさんも、休憩入ったり、シフト上がったりするから、こっちも一店舗にずっといる必要もないんだよね。余所を回った上で、戻ることもあったし。
 可愛いメイドさんは、三号店にも他店舗に負けず劣らずいっぱいいた。
 デカかったときの三号店が一番遠かったかな。唯一、駅から見て垂直方向というか縦向きの道に面してた。

 壱番星劇場はあんまり行ってない。
 ここもバーカウンターだったかな。


◎飲食店(喫茶店)としての面

 小規模なコンカフェだとフードなしのドリンクオンリーな店舗もあるが、多店舗展開するだけあってぴなふぉあはフードがあった。
 美味かったんだなぁ、これが。
 喫茶店のメニューとしてはまったく遜色ない。
 思い出に残っているのは、唐揚げ、揚げたこ焼き、オムライス、カレーライス、ティラミスあたりか。
 唐揚げは特に美味い。筆者の半生で指折りの唐揚げだ。
 オムライスは途中から露骨に冷凍食品のそれに変わって、サイズダウンもしてたけど。
 逆に言えば、そうでない時期があったのが信じられない読者もいるのではないか。筆者もそうだった。
 その時期も冷凍食品だったのかもしれないが、そうだとしたらうまく騙してくれていたわけだ。
 不景気が悪いので全部グローバリストが悪い。コ ロ ナもグローバリストのせいだしな。
 うさぎさんを象ったハンバーグプレートもあって、それを食べることもあったけどオムライスの方が多かったかな。
 せっかくならケチャップでなんか描いてもらいたかったし。
 めちゃくちゃ絵の上手いメイドさんのは見ごたえあったなぁ。そうでないメイドさんの絵も愛嬌があってよかった。
 ケチャップはペンと持ち方も違うから、難しいわな。
 絵と言えばラテアートもあったから、今だったらXに作例の流れてきた「地平線と平行な犬」とか描かれていたのだろうか。

 ドリンクといえば、オリジナルカクテルとプレミアムカクテルも思い出深い。
 メイドさん本人が考えているのか、運営が考えているのかよくわからないけど、メイドさんごとにオリジナルカクテルというのがあった。なにやら許可制度があるらしく、新人さんだと「まだ許可が下りてない」と言われたこともあった。
 オーダーすると、ラミカ(ブロマイドをラミネート加工したもの)がオマケでもらえる。
 あとはスタンド(メニュー立て)に、メイドさんのデカいブロマイドを挟んだものが貸し出される。
 席で推しの写真を堪能できるわけだ。
 これの撮影が間に合ってなくて、新人さんは出せない説もあるな。
 ちなみにスタンドが足りないのか、別のご主人様がオリカクプレカクを頼むとメイドさんから回収・交代をお願いされることもあった。
 まあ、実物おるしええかぁ、の気持ち。
 プレミアムカクテルは、オリジナルカクテルのハイグレード版。
 お値段も上がる。ガチャが10連回せる値段だった気がする。
 いや、それは言い過ぎか? もう少し安かったか?
 色がアメリカのカップケーキ……は言い過ぎにしても、見た目からしてめちゃくちゃ甘そうなカクテルが出てくる。
 パステルグリーンとか。
 もらえるラミカの数や、眺められるデカブロマイドの選択肢が増えた気がする。
 ジョークみたいなプレカクを〝推し活〟としてたまに注文する程度ならいいか、と思えるだろう。
 思えない? いいや、嘘だね。
 男はみんなアホなので頼むし、女もコラボカフェとか行ってるやつは否定する資格なし。

 問題はイベントなんだよ。

 プレカクを何杯も頼むことで、推しのグッズという特典がもらえるよ! みたいなことが誕生日イベントだかバレンタインイベントだかであるんだよね。
 そう、何杯も飲むんだよ。
 ちいかわのおもちゃやポケモンカード目当てにマクドナルドに殺到する転売ヤーが、大量のハンバーガーを食わずに捨てるのとか社会問題化してるけど、紳士であるご主人様たるもの、そんなことはしない。
 店舗内に留まって、特典獲得までプレカクを飲みまくるしか道はない。
 多々買いなんだよなぁ。
 金はともかく、「こんなにこれを飲みまくっていいのか?」という不安は過る。
 プレカクを作り続ける推しに隠れ、給仕してくれる他のメイドさんにこっそり

「お金は同額払うので、水にしてくれませんか?」

 と筆者は持ち掛けた。
 答えは。

「なんて恐ろしいことを!」

 だった。
 ええ、飲みましたとも。
 大量に飲むことは決意してたから、最初からノンアルだったとは思うけどね!
 メイドカフェに行くときは上述の通り、店舗をハシゴするからわりと歩くし、ストレスも解消するからプレカクを山ほど飲んでも平時より健康まである。
 甘ったるいプレカクよりも労働の方が健康に悪い。
 ネタに合意して唐揚げをトッピングされたパフェを食うよりも、解消しようのないストレスの方が身体を蝕むのだ。

 それにしても……あんなにプレカクを飲んだ果てに何をもらったのか、まったく記憶がない。

 ドリンクといえば、ビアバスターの話も外せない。
「ビアバスターって知ってる?」とメイドさんから訊かれたことがあった。
 知らなかったから否定したが、なんとビールにタバスコをぶち込むビールカクテルだという。
 前に調べた限り、厳密には違った気がするがあまり重要ではない。
 もはや筆者にとっては、それがビアバスターだ。
 ビールカクテルはシャンディガフジンジャーエール割も好きだし、レッドアイトマトジュース割もイケる筆者である。そして、唐揚げを乗っけたパフェもどんとこいのネタを好む者でもある。
 もちろん挑戦した。
 キンキンに冷えたビールに、メイドさんの手によって振りかけられるタバスコ!
 赤い液体が泡を突き抜けて黄金の酒に溶けていくたび、背筋が冷えたものだ。
 チキンレースの果てにメイドさんはタバスコを振る手を止め、筆者は出来上がったものを口に運んだ。
 辛味はただの刺激で味ではない、と辛味嫌いの人がよく言うが、それが同様に刺激である炭酸と合わさるとどうなるか。
 実に刺激的だった!
 ビールの苦みがどう作用したのか、まるで“辛子明太子”のような味がした。
 飲む辛子明太子である。
 味だけでなく食感(魚卵の粒感)も、タバスコの刺激とビールの炭酸によって疑似的に再現されていた。
 なお、一緒にご帰宅していたゆきは引いていたように思う。


◎オールナイト

 毎日ではなかったはずだが、ラビリントは朝5時まで営業している日があった。
 金土とかかな?
 この深夜営業の雰囲気が筆者は好きだった。
 夕方に店内モニターで、メイドさんと他のご主人様とみんなしてニュース見てた時もシュールで面白かったけど!
 大衆食堂かよ!
 ともあれ深夜だよ。
 席が埋まっているようなときは、メイドさんが個人的に好きなんであろうアニメの上映会をしたこともあった。
 つまみをつっつきながら酒を飲み、あるいは眠らないように紅茶を飲みながらメイドさんとお話をする。
 時には、他のご主人様も話に参加してきたりすることもあった。
 常連になると、常連同士で話している中にメイドさんが入って来るみたいな状況も。
 ほどよく人が掃けて、メイドさんと筆者と他のご主人様で話し込むような感じになることもあった。
 深夜テンションではっちゃけていくメイドさんや、饒舌になる他のご主人様と話すのは面白かったなぁ。
 カラオケがないのが良かったんだよね。
 いやぁ、初対面の秋葉原のおじさんについて行って、カラオケのあるコンカフェバーで歌ったのも楽しかったけど。
 とまれ、ぴなふぉあにはカラオケはなかった。
 だからこそ、話が弾んだように思う。メイドさんは大変だったかもしれないけど。
 そして、裏メニューとか言ってラーメンを出してくれたのもありがたかったなぁ。
 深夜、酒、ラーメンですよ。
 冬場なんて特にあったまってさ。沁みたよねぇ。
 んで、メイドさんが他のご主人様について一人になった拍子に……寝落ちしたり(笑)
 肩を叩きながら筆者の名を呼びながら起こしてくれる、女の子の声。
 何事かと目を覚ますと、時間は5時前。閉店だからとメイドさんが起こしてくれていたのだった。
 なんてことも一度や二度ではない。急いで清算を済ませ、メイドさんと手を振りあって明け方の秋葉原へと〝出発〟する。
 もしくは、24時間営業のネカフェに入って寝る!
 いやぁ、その節はクソ迷惑おかけしました。その時間までは寝かせてくれたわけだし、本当にありがたかったです。
 楽しかったんだよなぁ、メイドカフェ。特にラビリントの深夜営業の時間帯。
 異世界ものアニメの酒場の客が全員オタクって感じ。
 主人公のかませ犬にされる荒くれものの長身ゴリラ冒険者がいない、酒場。

 オールナイトといえば、ラビリントで年を越したこともあった。
『ラブライブ!』のライブ映像をメイドさんとモニターで見ながら過ごすイベントだった。
 サイリウムまで配ってもらって、適宜それを振って楽しく過ごせた。
 本名を知らない人間で集まって映像を鑑賞し、みんなで年越しのカウントダウンを叫ぶ。
 正直、今までの人生で一番楽しい年越しを選ぶならあの時しかない。
 元日も営業してたから、開店の早い一号店に向かった。
 酒樽が用意されていて、それをメイドさんが柄杓か何かで杯だか枡だかに掬って振る舞ってくれた。
 正月からメイドさんの注いでくれた酒を飲めるなんて、最高の贅沢だったね。
 メイドさんが何やら書いてくれた絵馬もいただいたのだが、それは残っている。
 一号店を後にして、後から開いたラビリントでいただいた絵馬にはユルく世界平和への願いが込められていた。
 残念ながら、当時から現在に向かって世界は混迷を深めている。


◎偏見

 メイドカフェには女性客ことお嬢様が一人でご帰宅することもあれば、カップルでご帰宅する方もいる。
 昼時の一号店では、子連れでのご帰宅も散見された。小さな子供を見た時のメイドさんのテンションの上がりっぷりは、微笑ましかったなぁ。
 そんなだから女性相手にもメイドカフェに行っていたことを、まあまあ筆者はしゃべっていた。
 ある時、ごったにメンバーとメンバーの高校の同級生で集まった飲み会が開かれた。
 なにかの弾みでメイドカフェの話になったようで、行ってることを何の抵抗もなく話した筆者だったが、

「そういうところ行ってること、結婚する相手の女性に言わない方がいいと思う」

 唐突な指摘であった。
 そんなことは生まれてこの方、言われたことがない。
 というかそんな将来を誓い合った相手もいない筆者に、何を言い出すんだ。
 ネットの女友達を連れて行ったのと同様に、もしそんな相手がいるなら余裕でメイドさんに見せびらかしに……もとい連れて行きたいと思っていたくらいだ。

「だって、キャバクラや風俗と一緒でしょ」

 全然違う。
 メイドカフェは“おさわり”が厳格に禁止だ。
 めっちゃ健全なお店だ。
 文豪がセクハラしてたような、女給のいるカフェーと思っているのか?

 ったく、どこのいなk……箱入り娘のラプンツェルだよ。
 余計なお世話が過ぎる。


◎番外(あるいは盤外) 黒ずくめの紳士

 転生というのかは知らないが、推し(二代目)が卒業後に勤務し始めた別のコンカフェがあった。
 そこで飲んでいた、ある日のこと。

「グロい話って、好きですか?」

 年の頃はおそらく当時の筆者よりも、上の年齢。
 隣に座ってきた黒ずくめのスーツにハット、眼鏡をかけた紳士が話しかけてきた。
 いや、眼鏡じゃなくてモノクルだったかもしれない。
 ステッキまで持った英国紳士スタイルだったような気がしてならないが、記憶が定かでない。

 グロい話!

 可愛いの体現であるコンカフェで、グロい話だと!?

 まあ、ホラー系のコンカフェだったし、筆者は死体とかクリーチャーみたいな話題は全然イケるから構わない。
(というか推し(初代)からグロ系のミーム教えてもらったこともあるしなぁ)

 しかも場所が秋葉原とはいえ、特異な出で立ちでグロい話をしたがる初対面の紳士だぞ!?
 ナイアーラルホテップの化身でないにしろ、興味をそそられる存在だ。

 承諾して、紳士の語るに任せた筆者だったのだが。

 …… …… …… ……
 …… …… …… ……
 …… …… …… ……

 あれ?

 いつまで経っても、期待したような猟奇殺人とかの話にならない。

「それって、政治の話ですよね?」

 内容はまったく覚えていないが、そうツッコんだことだけは覚えている。
 すると紳士はにこりともせずに、

「政治が一番、グロテスクじゃないですか」

 出会うのが早すぎんだよ!!!!!!
 当時の筆者なんか、政治とか慰安婦問題が噓八百ってことくらいしか知らないよ!!!!!!
 推しと話す時間を当時の筆者には早すぎる話題で潰されちまったくらいの感覚で、閉店迎えちゃったよ!!!!!

 今ならその紳士とある程度話せると思うのだが、あの闇から滲みだしてきたような紳士は今、どこで何をしているのだろうか。
 今日もどこかの酒場で、見知らぬ人に政治のグロテスクぶりを語っているのだろうか。

 もしかしたら次に紳士が座るのは、読者がバーで飲んでいる席の隣かもしれない。

「グロい話って、好きですか?」


◎おわりに

 メイドカフェめっちゃ楽しかったよ、という思い出でした、っと。
 仮面ライダーの話してたら、退店際のお兄さんが乗ってきておもむろに変身ベルト巻いて自慢してきたとか、「興味ないです」って言うメイドさんにしつこく女児アニメの話をし続ける人とか、そんな話があるっちゃある。
 冷笑界隈VSクリエイターの綺麗事みたいな番外(あるいは盤外)の話もある。
 そのVSの話をここに書かずに済むよう、筆者の神経を逆なでする出来事が起こらないことを願う。
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