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認知戦
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本日放送された『ウルトラマンオメガ』第七話「カゼになる」はご覧になられただろうか。
Youtubeなどで見逃し配信も、期間限定でやってるよ。
まとめると「迷惑系ストリーマーがウルトラマンを侵略者扱いする陰謀論をぶちあげ注目を浴びようとするも、失敗して信者を失った件」って感じかな。
歩道橋の真ん中に座ってメシ食いながら動画の反応をチェックし、それを注意したおばあさんを大声で屁理屈をこねて威嚇するなど、迷惑系ストリーマーはかなり最悪な人物として描かれている。
昨年のシリーズ『ウルトラマンアーク』に引き続き、『オメガ』もウルトラマンのタイプチェンジがアーマーを纏う形式だ。違うのは、一緒に戦えるサポート怪獣を戦況に応じてアーマーに変形させて纏うことができるスタイルなところ。で、『アーク』の第二のアーマーが登場するエピソード「満月の応え」がシリーズ指折りの酷い脚本だったのだが、今年もぶっこんできたなぁ、という印象を受けた。
さすがに去年の『アーク』の「満月の応え」のようなものではない。
何度か本エッセイでも触れたが「満月の応え」は以下のような話だ。
出現するだけで一帯の気温が50度まで上昇、子供を出産するだけで物語の舞台になっている市がまるごと吹き飛ぶ爆炎がもたらされるという、破滅的な怪獣ホムガーが登場する。これをアークが倒そうとすると、ホムガーの出産と同時に出現すると伝承される精霊である女がウルトラマンの力が倒すためだけにあるのか、と責める。ナイーブな主人公はそれに惑わされて負ける。しかも出産が原因であることを精霊は教えずに、ただウルトラマンや人間の都合を批判する。主人公の仲間たちがホムガーが破滅的な爆発を起こす原因が出産だと突き止めて、アークは必要な力を知る。そこで超能力強化のアーマーを獲得し、爆発を抑えることで被害を無くしてかつホムガーの出産を遂げさせた。
だいたいこんな話だ。
怪獣ホムガーの出産を遂げさせることは、後世の人間に問題を先送りすることに他ならない。精霊は人間の命や財産などまったく眼中にない“ホムガーファースト”だし。アークも地球を去っているであろう未来で、今回生まれたホムガーがまた出産のために現れたら、その時の人類はどう対処するのだろう。そのときには「古文書」になっているであろう、今回の顛末「ウルトラマンアークが爆発を抑えてくれて、ホムガーも元気な赤ちゃんを産めてwin-winでした」を読んだ未来人はきっとブチギレるはずだ。
「カゼになる」では、オオカミくんという迷惑ストリーマーが登場する。
オオカミくんは完全にバズ狙いの「ビジネス陰謀論者」で、目立てばなんでもいいから逆張りをしているだけ。
本気でオメガを侵略者だと信じているわけではなく、自分が目立つために「オメガ侵略者説」という陰謀論をぶちあげているわけだ。
面白いのは陰謀論の内に「なんで最初から光線撃って怪獣倒さないんだよ、無駄に街が壊れるだろ」というよくあるシリーズ批判が入っていること。
で、オメガが地球人に擬態した姿であるオオキダ ソラトは風邪を引いている。
つまり体調が悪いせいで、いつもより精彩を欠く戦いをしてしまっている。
風邪のことは、ソラトを居候させているコウセイ君しか知らない。
(ソラトが風邪を引いたことはアユ姐という友人も知っているが、彼女にはオメガ=ソラトであることは伏せられている)
この構図はまんま陰謀論を描いている。
政府や企業が公にしない/したくない事情が原因で起きている、市民に不都合な出来事。
信用に足る説明がなされないから「きっとこういうことに違いない」と、説明しない者たちの悪意をそこに見出す。
実際に経営者などの多くはサイコパス傾向が強いことは、わかっている。
他人の痛みがわかりすぎる経営者が、リストラなどできようか。
(まあ、リストラばかりしているようでは最終的に会社はつぶれるはずだが。)
清濁併せ吞むというが、大胆な決断と共感性は相反するものだろう。
だから権力者への市民の不信感は、絶対に拭い去られることはないのである。
「カゼになる」でもコウセイ君が「実はオメガは俺の家に居候しているオオキダ ソラトで、彼は風邪を引いていて体調が悪いんです! でも、地球人のために怪獣と戦っているのは本当なんです!」などと言えば、それこそマスゴミを含むオオカミくんの同類が大勢コウセイ君の住居に押し寄せるだろう。
もしくはバカバカしすぎて、誰も信じないか。
(作中でオオカミくんに反論するコウセイ君の描き方では、あんなのしかるべき機関(『シン・ウルトラマン』の竹野内豊氏が演じた役みたいなの)が見たら絶対コウセイ君やソラトに捜査の手が及ぶと思うが……オオカミくんがライブ配信してる最中に叫んでたわけだし)
ハロンの剃刀(相手が「無能だから」で説明がつくトラブルに、必要以上の悪意を見出してはならない)の概念を持ち出せば、「オメガが弱い(=怪獣が強い。今回の敵、古代怪獣ゴモラは初代『ウルトラマン』で初登場した人気も実力も高い強豪怪獣)からオメガが街を壊しているように見えるだけで、オメガに街を破壊する意図はない」ということになるだろうか。コウセイ君の視点からなら「しかもあいつ風邪っぴきだし」まで追加できる。
まあ、メタ視点からするとウルトラマンがいきなり必殺の光線を撃って圧勝したら面白くないし、ビルのセットが壊れる様とかも迫力がある画が取れてそれをやらないなら特撮番組じゃないまである、とかいうことになるんですけど。
いやぁ、陰謀論ではなくハロンの剃刀でも「誹謗中傷だ~~~~侮辱罪だ~~~~~」とか言いそうな人たちがいるから困ったもんですね。
あれ?
なんで今の時代って、ネットの誹謗中傷により厳しい目を向けるような風潮が醸成されてるんでしょうね?
男性への性被害は、まるでなかったかのような扱いなのに?
今回のオオカミくんが問題なのは、表層しか観られない浅い人間に陰謀論者と迷惑系ストリーマーを同一視させるような人物造型になっていることだ。
都市伝説や陰謀論を扱うYoutuberは、自分がYoutuberである実感がないと言っている。
なぜならネタ探しのために本を山ほど読んだり、海外ニュースをAI翻訳などを使って読んだりして、それをまとめて動画を作っているからだ。
なかにはフィールドでライブ配信をしながら怪しい場所へ突撃する者もいるが、メジャーではない。
作劇の上で単純化するのは仕方ないところはあるだろう。表現の自由だってある。
「満月の応え」のように視聴者の不快感が怪獣ではなく、迷惑系ストリーマー(=人間のゲストキャラクター)に向かうからおそらくあんまり問題視する人もいない。
迷惑系ストリーマーが被っている皮も、陰謀論者だし。
これが被る皮が、集団で車道に座り込んで車社会や排気ガスに抗議する海外の環境活動家のようなやつであれば、どうか。
「おまえらが自然を汚すから怪獣が出るんだ。で、俺はその怪獣が暴れる様を中継して、環境問題を世界中に訴えるんだ! だから車の通行を阻害したとして、正義は俺にある!」
とかなんとか言って、避難区域外だけど怪獣とウルトラマンの戦闘がよく見えるハイウェイを勝手に封鎖する迷惑系ストリーマーでも、いいですよね。
いやー、おかしいなぁ。ウルトラシリーズは、あれだけ環境問題を描いてきたのに。
鎮守の森を切り開いてリゾート開発しようとしたら、神である怪獣が目覚めて暴れ出し、ウルトラマンが倒してくれたけども業者は心を改めて「開発は白紙にするよ」って撤退するような話は過去にいくらでもあったからな~~~。
リゾート開発だったり、限界集落を憂う村の青年が村おこしのために開発しようとする話だったり、時代によってそれは変わるんだけど。
現代で環境問題を描こうと思ったら、環境テロリストによる行き過ぎた運動を描くのが誠実ってもんでしょうに。
やらないのかな~~~~~~~~~~~?
筆者だって外国から漂着したゴミが浮きまくっている海を見ると悲しい気持ちになるから、環境汚染を憂う気持ちはある。読者も多かれ少なかれそんな感情は持っていると思うが、道路に座り込んで「今すぐここで脱炭素しろー!」とか抗議する人間には共感できないのでは?
だったら、環境汚染を憂う一般人と迷惑極まりない環境テロリストの区別は誰だってつくはずだ。
じゃあ、なんで迷惑系ストリーマーが目立つために使う手段が、陰謀論なの?
なんで迷惑系ストリーマー、つまりネットなの?
広陵高校野球部の不祥事が暴かれ、同野球部は甲子園継戦を辞退。
しかしオールドメディアはそれをけじめとはとらえず「SNSが球児の未来を潰す」などとトンチンカンなことを垂れ流す有り様。
個人に対する陰惨な性加害を含む加害を行った卑劣な野球部や隠ぺいを行った野球部周囲の大人を庇い、ネットが悪いbotになり下がるわけだ。
夏の甲子園みたいな数字の取れる素材、提供してもらえなくなったらテレビは困るもんね。
ハロンの剃刀では説明のできない、露骨な忖度。
これって、認知戦ですよね。
筆者のように、番組の明け透けな意図を見て鼻で笑えるんならともかく。
メインターゲットは子供、とする番組がこれなの、嘆かわしいね。
集中して観るでもなく、何らかの家事をしながら子供と一緒に観ている親はこの回をどう捉えただろうか。
大本営発表と違うことを言う大人はぜ~んぶ悪い大人で、嘘つきなんだよ~。
こんな雑な解釈を子供に吹き込んではいないか。
We are the world~人類皆兄弟~みたいなきれいごとの通じる時代でもなくなっているのに、それをゴリ押して泣いている日本人を虐げるメディア。自虐史観に満ちた教科書。
そういったノイズを取り、自分を、国を守る意志を育てるのがこれからの子供向け番組なのではないか。
間違っても本エッセイを読んで「排除を煽っている」などと思ってしまう大人になって欲しくないなぁ。
(今キッズの人間は、未来永劫こんなの読みに来ないよ)
オオキダ ソラトは宇宙人がゆえに地球の常識をまったく知らず、(本などから知識を得る描写もあるが)心を通わせるコウセイ君やアユ姐などから少しずつ地球のことを学んでいく。
この描写は今後、どう展開するのか不安だ。
筆者はそれでも観るけど、正直、『アーク』以降のウルトラシリーズは他人には勧められないです。
面白い面白くない以前の問題になってきている。
『トリガー』? あれは観るな。勧める勧めない以前の問題だ。
◎クソ余談
本エッセイを読んで「排除を煽っている」などと思ってしまう大人は「誰かを救うことは、誰かを救わないってことなんだよ」という真理をどう捉えているんですかね。
Youtubeなどで見逃し配信も、期間限定でやってるよ。
まとめると「迷惑系ストリーマーがウルトラマンを侵略者扱いする陰謀論をぶちあげ注目を浴びようとするも、失敗して信者を失った件」って感じかな。
歩道橋の真ん中に座ってメシ食いながら動画の反応をチェックし、それを注意したおばあさんを大声で屁理屈をこねて威嚇するなど、迷惑系ストリーマーはかなり最悪な人物として描かれている。
昨年のシリーズ『ウルトラマンアーク』に引き続き、『オメガ』もウルトラマンのタイプチェンジがアーマーを纏う形式だ。違うのは、一緒に戦えるサポート怪獣を戦況に応じてアーマーに変形させて纏うことができるスタイルなところ。で、『アーク』の第二のアーマーが登場するエピソード「満月の応え」がシリーズ指折りの酷い脚本だったのだが、今年もぶっこんできたなぁ、という印象を受けた。
さすがに去年の『アーク』の「満月の応え」のようなものではない。
何度か本エッセイでも触れたが「満月の応え」は以下のような話だ。
出現するだけで一帯の気温が50度まで上昇、子供を出産するだけで物語の舞台になっている市がまるごと吹き飛ぶ爆炎がもたらされるという、破滅的な怪獣ホムガーが登場する。これをアークが倒そうとすると、ホムガーの出産と同時に出現すると伝承される精霊である女がウルトラマンの力が倒すためだけにあるのか、と責める。ナイーブな主人公はそれに惑わされて負ける。しかも出産が原因であることを精霊は教えずに、ただウルトラマンや人間の都合を批判する。主人公の仲間たちがホムガーが破滅的な爆発を起こす原因が出産だと突き止めて、アークは必要な力を知る。そこで超能力強化のアーマーを獲得し、爆発を抑えることで被害を無くしてかつホムガーの出産を遂げさせた。
だいたいこんな話だ。
怪獣ホムガーの出産を遂げさせることは、後世の人間に問題を先送りすることに他ならない。精霊は人間の命や財産などまったく眼中にない“ホムガーファースト”だし。アークも地球を去っているであろう未来で、今回生まれたホムガーがまた出産のために現れたら、その時の人類はどう対処するのだろう。そのときには「古文書」になっているであろう、今回の顛末「ウルトラマンアークが爆発を抑えてくれて、ホムガーも元気な赤ちゃんを産めてwin-winでした」を読んだ未来人はきっとブチギレるはずだ。
「カゼになる」では、オオカミくんという迷惑ストリーマーが登場する。
オオカミくんは完全にバズ狙いの「ビジネス陰謀論者」で、目立てばなんでもいいから逆張りをしているだけ。
本気でオメガを侵略者だと信じているわけではなく、自分が目立つために「オメガ侵略者説」という陰謀論をぶちあげているわけだ。
面白いのは陰謀論の内に「なんで最初から光線撃って怪獣倒さないんだよ、無駄に街が壊れるだろ」というよくあるシリーズ批判が入っていること。
で、オメガが地球人に擬態した姿であるオオキダ ソラトは風邪を引いている。
つまり体調が悪いせいで、いつもより精彩を欠く戦いをしてしまっている。
風邪のことは、ソラトを居候させているコウセイ君しか知らない。
(ソラトが風邪を引いたことはアユ姐という友人も知っているが、彼女にはオメガ=ソラトであることは伏せられている)
この構図はまんま陰謀論を描いている。
政府や企業が公にしない/したくない事情が原因で起きている、市民に不都合な出来事。
信用に足る説明がなされないから「きっとこういうことに違いない」と、説明しない者たちの悪意をそこに見出す。
実際に経営者などの多くはサイコパス傾向が強いことは、わかっている。
他人の痛みがわかりすぎる経営者が、リストラなどできようか。
(まあ、リストラばかりしているようでは最終的に会社はつぶれるはずだが。)
清濁併せ吞むというが、大胆な決断と共感性は相反するものだろう。
だから権力者への市民の不信感は、絶対に拭い去られることはないのである。
「カゼになる」でもコウセイ君が「実はオメガは俺の家に居候しているオオキダ ソラトで、彼は風邪を引いていて体調が悪いんです! でも、地球人のために怪獣と戦っているのは本当なんです!」などと言えば、それこそマスゴミを含むオオカミくんの同類が大勢コウセイ君の住居に押し寄せるだろう。
もしくはバカバカしすぎて、誰も信じないか。
(作中でオオカミくんに反論するコウセイ君の描き方では、あんなのしかるべき機関(『シン・ウルトラマン』の竹野内豊氏が演じた役みたいなの)が見たら絶対コウセイ君やソラトに捜査の手が及ぶと思うが……オオカミくんがライブ配信してる最中に叫んでたわけだし)
ハロンの剃刀(相手が「無能だから」で説明がつくトラブルに、必要以上の悪意を見出してはならない)の概念を持ち出せば、「オメガが弱い(=怪獣が強い。今回の敵、古代怪獣ゴモラは初代『ウルトラマン』で初登場した人気も実力も高い強豪怪獣)からオメガが街を壊しているように見えるだけで、オメガに街を破壊する意図はない」ということになるだろうか。コウセイ君の視点からなら「しかもあいつ風邪っぴきだし」まで追加できる。
まあ、メタ視点からするとウルトラマンがいきなり必殺の光線を撃って圧勝したら面白くないし、ビルのセットが壊れる様とかも迫力がある画が取れてそれをやらないなら特撮番組じゃないまである、とかいうことになるんですけど。
いやぁ、陰謀論ではなくハロンの剃刀でも「誹謗中傷だ~~~~侮辱罪だ~~~~~」とか言いそうな人たちがいるから困ったもんですね。
あれ?
なんで今の時代って、ネットの誹謗中傷により厳しい目を向けるような風潮が醸成されてるんでしょうね?
男性への性被害は、まるでなかったかのような扱いなのに?
今回のオオカミくんが問題なのは、表層しか観られない浅い人間に陰謀論者と迷惑系ストリーマーを同一視させるような人物造型になっていることだ。
都市伝説や陰謀論を扱うYoutuberは、自分がYoutuberである実感がないと言っている。
なぜならネタ探しのために本を山ほど読んだり、海外ニュースをAI翻訳などを使って読んだりして、それをまとめて動画を作っているからだ。
なかにはフィールドでライブ配信をしながら怪しい場所へ突撃する者もいるが、メジャーではない。
作劇の上で単純化するのは仕方ないところはあるだろう。表現の自由だってある。
「満月の応え」のように視聴者の不快感が怪獣ではなく、迷惑系ストリーマー(=人間のゲストキャラクター)に向かうからおそらくあんまり問題視する人もいない。
迷惑系ストリーマーが被っている皮も、陰謀論者だし。
これが被る皮が、集団で車道に座り込んで車社会や排気ガスに抗議する海外の環境活動家のようなやつであれば、どうか。
「おまえらが自然を汚すから怪獣が出るんだ。で、俺はその怪獣が暴れる様を中継して、環境問題を世界中に訴えるんだ! だから車の通行を阻害したとして、正義は俺にある!」
とかなんとか言って、避難区域外だけど怪獣とウルトラマンの戦闘がよく見えるハイウェイを勝手に封鎖する迷惑系ストリーマーでも、いいですよね。
いやー、おかしいなぁ。ウルトラシリーズは、あれだけ環境問題を描いてきたのに。
鎮守の森を切り開いてリゾート開発しようとしたら、神である怪獣が目覚めて暴れ出し、ウルトラマンが倒してくれたけども業者は心を改めて「開発は白紙にするよ」って撤退するような話は過去にいくらでもあったからな~~~。
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現代で環境問題を描こうと思ったら、環境テロリストによる行き過ぎた運動を描くのが誠実ってもんでしょうに。
やらないのかな~~~~~~~~~~~?
筆者だって外国から漂着したゴミが浮きまくっている海を見ると悲しい気持ちになるから、環境汚染を憂う気持ちはある。読者も多かれ少なかれそんな感情は持っていると思うが、道路に座り込んで「今すぐここで脱炭素しろー!」とか抗議する人間には共感できないのでは?
だったら、環境汚染を憂う一般人と迷惑極まりない環境テロリストの区別は誰だってつくはずだ。
じゃあ、なんで迷惑系ストリーマーが目立つために使う手段が、陰謀論なの?
なんで迷惑系ストリーマー、つまりネットなの?
広陵高校野球部の不祥事が暴かれ、同野球部は甲子園継戦を辞退。
しかしオールドメディアはそれをけじめとはとらえず「SNSが球児の未来を潰す」などとトンチンカンなことを垂れ流す有り様。
個人に対する陰惨な性加害を含む加害を行った卑劣な野球部や隠ぺいを行った野球部周囲の大人を庇い、ネットが悪いbotになり下がるわけだ。
夏の甲子園みたいな数字の取れる素材、提供してもらえなくなったらテレビは困るもんね。
ハロンの剃刀では説明のできない、露骨な忖度。
これって、認知戦ですよね。
筆者のように、番組の明け透けな意図を見て鼻で笑えるんならともかく。
メインターゲットは子供、とする番組がこれなの、嘆かわしいね。
集中して観るでもなく、何らかの家事をしながら子供と一緒に観ている親はこの回をどう捉えただろうか。
大本営発表と違うことを言う大人はぜ~んぶ悪い大人で、嘘つきなんだよ~。
こんな雑な解釈を子供に吹き込んではいないか。
We are the world~人類皆兄弟~みたいなきれいごとの通じる時代でもなくなっているのに、それをゴリ押して泣いている日本人を虐げるメディア。自虐史観に満ちた教科書。
そういったノイズを取り、自分を、国を守る意志を育てるのがこれからの子供向け番組なのではないか。
間違っても本エッセイを読んで「排除を煽っている」などと思ってしまう大人になって欲しくないなぁ。
(今キッズの人間は、未来永劫こんなの読みに来ないよ)
オオキダ ソラトは宇宙人がゆえに地球の常識をまったく知らず、(本などから知識を得る描写もあるが)心を通わせるコウセイ君やアユ姐などから少しずつ地球のことを学んでいく。
この描写は今後、どう展開するのか不安だ。
筆者はそれでも観るけど、正直、『アーク』以降のウルトラシリーズは他人には勧められないです。
面白い面白くない以前の問題になってきている。
『トリガー』? あれは観るな。勧める勧めない以前の問題だ。
◎クソ余談
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