オムライス食べたい ~ゲーム漫画アニメの感想、それからオカルトや都市伝説について思ったこと書く意識の低いエッセイ~

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『ウルトラマンアーク』完結、本編感想

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 先日、『ウルトラマンアーク』TV本編が最終回を迎えた。
 ────想像力を解き放て!
 窮地を奇策もとい機転の利いた手段で乗り越えていく様には、何度も驚かされた。
 時にユーモラス、時にクレバーな戦闘がスポットスポットで面白く、それが『アーク』の印象を良くしたと思う。
 また主人公ユウマが幼い頃に夢想し絵に描いたものが、変身アイテム、武器、ウルトラマンとしての姿や強化形態として具現化している、という設定も良かった。
(絵のタッチこそ子供だけど、デザインはプロのものなんだから子供ユウマの才能すげぇよな、というメタい見方はやめたまえ! 自分のことだがマジの子供のデザインとか、絵の上手い下手以前にデザインが終わってるからなぁ。)
 以下、筆者による『アーク』の感想である。 
 

①3話で主人公ユウマの重いバックボーンが明らかになるのと、4話以降の非メイン監督回がその設定を全く踏まえてない

「走れ、ユウマ」と次回予告の最後にユウマの口癖が入るが、これメインの辻本貴則監督回でしか使わないんか?
 そう思うくらいには、4話以降毛色の違う話が続いた。
 明るい話にしよう、という伝達しか行ってなかったのだろうか?

 で、それがユウマの口癖になる経緯というのが重いんだよなぁ。

 ユウマが幼い頃、飛世一家はキャンプに来ていた。
 そこに怪獣モノゲロスアークルティオンが出現、その戦闘で瓦礫の下敷きになったユウマの両親。
 父母を置いて逃げるのは嫌だ、と泣き言を言うユウマに父が「走れ、ユウマ」と言った。
 23歳になったユウマは「SKIP」こと「怪獣防災科学調査所」に入所。
 あの言葉は、今も彼を衝き動かす言葉となっている。

 何かあれば「走れ、ユウマ」と父の遺した言葉を口にすることで、ユウマは自らを奮い立たせる。
 シリーズを通してそういう演出をしたかった感があるのだが。
 中盤以降、他の監督回でもあったのかもしれないが、あまり印象に残っていない。
 設定の共有が他の監督とできてなかったのか、間に合わなかったのか。謎。
 キーワードが2つ以上ある作品って、どうも制作側が推したい方(次回予告の最後に使われたりする方)がだいたいハマらないことが多いのなんでだろう、と感じた。
 想像力を解き放て、はハマってたと思うんだが。

②6話『あけぼの荘へようこそ』に政治的な問題があるのと7話『満月の応え』が非常に不快

 これについては以前にも本エッセイで書いたが、加筆修正して再掲する。

『あけぼの荘へようこそ』は、地球での資源探索中に仲間に置き去りにされた宇宙人(茸狩宇宙人クロコ星人)が人間に化けて旅館で働いていた話だ。
 クロコ星人は帰還のためにスクラップで宇宙船を作っていたが、旅館近くに怪獣が出現。
 女将さんのピンチに、帰還のための宇宙船で特攻を仕掛ける。
 クロコ星人は奇跡的に一命をとりとめたが、届け出なしで地球に隠れ住んでいたことから防衛隊に連行される。
 必ず旅館に帰ると、女将さんと約束をして……。
 幸いにもかなり善良な宇宙人だったのだが、見ていて引っかかったのは、宇宙人とは外国人の言い換えであるかのような描写だ。

 つまり、たまたまこのクロコ星人は善良だったが、要は不法移民のメタファーだ。

 クロコ星人に対して「かわいそう」と言うキャラクターだけでなく、これに警鐘を鳴らすキャラクターもいた。
 防衛隊からSKIPに出向している石堂シュウが、それである。
 シュウは仲間を狡猾な宇宙人に殺された過去を持っているがゆえに、ただ一人この宇宙人に厳しい態度で接していた。
 それはリアルでいい。
 だがこの描写の影響で、却って全体的には不法移民を庇い立てするようなストーリーになっていたように思う。
 スイカに塩をかけると甘さが引き立つように、シュウ以外の甘い考えが引き立っていたということだ。
(※クロコ星人を庇い立てするのが、この回の筋なので当然である)

 後の回で、このクロコ星人は滞在を許されるばかりか防衛隊に協力している風で再登場する。
 うーん……本当にそれでいいのか?


『満月の応え』は、出現するだけで気温が45度を超える、という影響を及ぼす灼熱怪獣ホムガーが登場。
 この時点で、社会が崩壊しかねないと思う。
 建設、工事、第一次産業への被害は甚大、病院は熱中症患者でパンクするだろう。
 しかもホムガーは、出産時に物語の舞台となる星元市をまるごと吹き飛ばすような爆発を伴うのだという。
 防衛隊が攻撃し、ウルトラマンアークもホムガーとの戦闘を開始する。

 しかし攻撃しようとすると、「やめて!」と少女の顔が怪獣の顔に重なってアークは攻撃をやめてしまう。

 は???????
 やめて、じゃあらへんが?????

 そこからホムガーの反撃に遭って、アークは変身を解除する。

 少女は怪獣に伴って出現する精霊で、「ウルトラマンの力は、倒すためだけのものなの!?」とキツい口調でユウマを責める。
 精霊との問答でやっとユウマは怪獣の妊娠に気が付き、上述の被害想定を怪獣災害対策チームが試算する。

 いやいやいやいや!
 それならそうと、最初からそうと言わんか!
 察して欲しいのが女の子なの☆、みたいな挙動しくさってからに!

 アークの新フォーム(ルーナアーマ-)が使った超能力で、出産時の爆発被害をほぼゼロにする。
 自治体一つを吹き飛ばす爆発出産問題を、後の時代に先送りして物語は終わる。

 この話は、ともかく精霊少女の態度がめちゃくちゃ横柄で、高圧的に無茶な要求をするのが不快だった。
 精霊は怪獣の命の尊さを訴えた。
 しかし生まれてくる怪獣の命は守れと主張するが、爆発で失われる多くの人間の命と財産と生活は完全に無視だ。
 怪獣が暴れて、とかではなく子供の誕生だけでそれだ。
 精霊を無視してホムガーを駆除するのも、一つの勇気だったのではないか。
 
 ヒーロー番組は親が子供の教育のダシにすることもある。
 たとえば「可哀想だからクマの駆除をやめろ」と東京から北海道に電話する親が、これを子供と一緒に見ていたらどうか。
 自分の間違った動物愛護精神を子供に刷り込む、そのダシにする危険性がある。
 しかも危険に晒されるのは、北海道などのクマによる獣害に悩む地域の人々だ。
 今の時代に必要なのは、やはりホムガーを駆除する物語だったのではないだろうか。
『ノンマルトの使者』みたいなビターというか皮肉めいた終わり方でバランスを取る分には、いつものウルトラシリーズだなって感じだしいいだろう。
 なぜそれができなかったのか。
 シリーズ構成かDEI圧力に負けた感がある。
 
③終盤に向けてボルテージが上がっていく、というより急に最終シリーズ始まって話が畳まれた感

 ギャラクシーアーマー獲得以降、3クールか4クールやりそうな雰囲気だった。
 別に視聴者としてはそれでもいいけど、そんなわけないよな。
『ウルトラQ』めいた雰囲気の傑作回『白い仮面の男』に唸らされたかと思えば、急に最終シリーズに突入。
 いきなり設定や危機の真相を話す、アーク=ルティオンの同郷の宇宙人が登場。
 中盤のパワーアップ回で一度撃退した、同じくアークと同郷の過激派スイードによるリターンマッチが展開。
 既にわかっていたことだが『アーク』の物語はルティオンの故郷の星を救うために、地球を犠牲にするかどうかで宇宙人が対立する話なのである。
 最後はスイードが巨大化した暗黒宇宙戦士スイード(星人態)とアークが衝突。
 アークは地球一周光線を放って決着をつける。
 何を言っているかわからねぇと思うが、そのままの意味である。
 光線を放ったかと思うとその出力が凄まじくて、アークが光線をジェット噴射のようにして飛翔。
 地球を一周したアークがスイードと背中合わせになった後に、スイードが爆散する。
 めちゃくちゃ面白かった。
 最近のウルトラシリーズでは「ラスボス怪獣最弱決定戦」なるものがファンの間で議論されているらしく、スイードもきっと上位に食い込むであろう。
 唐突に最終シリーズが始まった感はあったが、最終回そのものは面白かった。
 不思議な作品だったなぁ。

④インターネット・カネゴン回は経済の勉強になる

 地域専用デジタル通貨を作ったお姉さんが、同じくV怪獣インターネット・カネゴンをも作っていた。
 VとはVtuberのVである。
 実態としては、完全自律型AIだ。
 このデジタル通貨のアプリ、なんと配信サービスが付いているのだ。
 デジタル通貨が流通したのはいいが、市民が配信サービスでカネゴンへの投げ銭に使いまくってしまう。
 というのも、カネゴンは人の欲望を解析するプログラムを持ち、視聴者が望むインターネット・カネゴンを完璧にやってみせたのだ。
 その結果、カネゴンはトップ配信者に上り詰めてしまう。
 このカネゴンはデジタル通貨を集めまくったが、AIであるがゆえに「金を使う」ことを知らない。
 ゆえに、投げ銭で得たデジタル通貨を貯めるだけ貯めて、お金の循環を滞らせてしまう。
 とんでもない物価高が引き起こされ、星元市の経済は致命的な窮地に陥る。
 それでSKIPが仮想空間にしか存在しない怪獣という、異例中の異例の捜査をする物語。
 ほぼ『グリッドマン』みたいな回。
 金は貯めるだけではダメで、消費して経済を回すことも大事ということが子供にもわかるよう解説が入るので、大人は「ためになるな~」と感心した。
「今の子供に向けて作る」っていうのはですね、こういうのでいいんだよ、こういうので。

⑤物凄く面白いわけではないが、ポジティブな意味で「毎週見よう」と思える。やさしい味。

 視聴者の脳を毎週焼いてくるような、刺激的な物語ではない。
 かといってつまらないわけでもなく、SKIPのメンバーを掘り下げる回などもあって一部の回を除いて良質なドラマが展開される。
 過去作に登場した怪獣を現代の作品に登場させるにあたっての物語構成、怪獣設定の再考なども良かったと思う。
 ただし。
 前作『ブレーザー』には、SFとミリタリーという大きな芯があった。
 対して、『アーク』はSFとして怪獣の生物としてのリアルな生態に着目する……かに思われた。
 だがそれは序盤で終わってしまい、ルティオンの故郷と地球の存亡を賭けた壮大な話や別時空と繋がる物語が展開。
 作品の雰囲気を作り出す芯が失われたように思う。
 ここで宇宙寄生生物ウーズの話をしたい。
 1話で宇宙獣モノゲロスの置き土産、モノホーンの中から飛び出したアメーバ状の寄生生物だ。
 これが1話の怪獣に寄生して、暴走。ユウマはウルトラマンアークに変身、これを相手に初陣を飾るのだった。
 地球の怪獣は宇宙寄生生物ウーズに寄生されることで暴れ出す、みたいな話にしたいのかと1話で思ったのだが……そういうわけではなかった。
 その設定は早々に捨て去られ、筆者も最終回を見た後に「ウーズってなんだったんだ?」とかろうじて思い出したくらい。
 グロテスクな見た目だから捨てられたのか? そう意図して創ったくせに! とも思ってしまう。
 あとは『トリガー』で作られた既存怪獣の改変要素「オカグビラ」を採用したのは、いただけない。
 グビラとは、鼻先に細いドリルのついた四足歩行の怪獣だ。
 足に指や爪や蹄はなくてヒレ状になっており、元々の生息域は海だ。
 初登場は『ウルトラマン』で、昭和から存在する伝統と安心の怪獣なのだが。
 で、これが『トリガー』登場時に陸上に出現。
 それを見た『トリガー』の防衛隊隊員が「陸のグビラだからオカグビラだ」と命名、謎の亜種が存在することにされてしまった。
 鼻先にドリルついてるから地底から登場させたくなるよな……って真面目か!
 いらん、いらん! その変な分類! どこに出現してもグビラでいい!
 そう強く思ったので、陸に出たグビラがオカグビラ名義で登場したのは不満だった。
『トリガー』ともどもオカグビラ名義も黒歴史として、なかったことにしようよ。ホント。

 ポジティブな意味で「毎週見よう」と思える、とか、やさしい味、と評したが思い返すとぐちゃぐちゃだな!?
 全体の雰囲気としては、本当にそう思ったんだよ。
 でも……なんかネットで各話リストとか見て蘇ってくる記憶を整理すると「あれ~? なんだこのシリーズ」って首を捻っちゃうんだよな。
 全体の雰囲気じゃなくて4話から数話の印象かもしれない。
 駄作でも傑作でもなく、でも凡作とも言い難くてなんとなく面白い……不思議な作品だったなぁ。
 一部の回を除いて各回の監督や脚本は良かったけれど、全体コンセプトやシリーズ構成で失敗してるってこと……?

 以上が、筆者による『アーク』の感想である。
 本編以外の要素だと、やっぱりOP曲がハマらなかったかな。
 筆者はオシャレ系よりも熱い系が好きなんだよなぁ。
 作品の雰囲気には合ってたからいい起用だと思うけど、OP曲の時点で筆者がハマれない未来は確定していたのかもしれない。
 田口清隆氏がメイン監督を務めるシリーズでは、ほぼ大御所アニソン歌手が起用されて熱い曲がOPになっている。
 あれが好きなんだよなぁ。

 既存シリーズでの辻本監督回に好きな回が多かったこともあり、かなり過剰に期待していた感は否めない。
 氏が表現したいウルトラマン像、やりたい方向性が今回のような感じとわかったのは良かったと思う。
 もちろん、今後メイン監督を務める際に描く物語が、毎回同じじゃあないだろうけど。
・成長するのは、ウルトラマンよりも適合者の青年。
・適合者は暗い過去を乗り越えて、心身ともに健やかに育つ。
・熱血でも影があるタイプでもない、普通の人。
・ウルトラマンは、神秘的でかつ人類への慈愛を感じるタイプ。
・脇を固めるキャラクターにも、悪い人はいない。
・やさしい世界だけど、怪獣は出るし共存できない宇宙人もいるし主人公の運命は過酷だったりもする。
 こういう要素をベースに、どれか変える感じで描いていく監督さんになるのかなぁ、と予想しておきます。

 おわり!!
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