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揺れる怒り
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俺も含めたジル以外が汚れた口を拭いたり嘔吐いたりして、ある意味カオスな光景となってしまっていた。
「みんな驚き過ぎじゃない?」
「当たり前でしょ!? いきなり何を言い出して……げほっ!っていうか何考えてんの!」
ヴェルネじゃなくてもそう言いたくなる発言をルルアがしたのだ、当たり前だろう。
というかむしろ、こういうのはルルアが一番否定しそうなんだけど……やっぱりレトナが与えた惹き付けやれやすいっていうサキュバスの特性が影響してるのか?そうじゃなかったらそんなことを言い出さないと思うし。
とりあえずヴェルネには昨晩の出来事を含めた話をするために近寄って耳打ちをした。
「――ってことで、ちょっと厄介な状況になってるっぽい」
「はぁ、サキュバスの魅了ねぇ……道理で。それでアレはどうする気?」
すっかりその気になって俺の返事待ちをしているルルア。
「……もし本当にレトナに惹かれてるっていうなら、ルルアがしたいようにさせてやった方がいいだろうな。多分アイツは俺とくっつかせようとしてるんじゃなく、そういう関係になってしまえば俺たちから離れ難くなってずっと一緒に居られるとか思ってるんじゃないか?」
ルルアは「恋人『ってことにしていいかな』」と言ったが、つまりそういう関係になってくれれば彼女にとって都合が良いということ。
そして昨晩の出来事などを考えると、無理に否定したり拒絶しようものならどんな行動を起こすかわからない。
とはいえなぁ……
適当に「はい」と頷くわけにもいかないから、一応本人にも聞いておいた方がいいだろう。答えられる状態かはわからないが。
……しょうがない、ちょっと強引にいくか。
「それはレトナがなりたいって言ったのか?」
「うん、そうだよ!だから――」
「ルルア、お前には聞いてない」
レトナの代わりに勝手に答えようとするルルアの言葉を遮ると、驚いた表情をして固まる。
そういえばこうやって強めな言い方をしたのって初めて出会った時以来かな?
「俺に嘘は通用しない。だから仮に強引な手段で本人に言わせてたとしてもわかるからな。だから今、本人の口から本心を聞きたいんだよ。レトナ、このままここにいて昨日みたいなことになっても後悔はしないか?」
俺の言葉がちゃんと届いたらしく、レトナの目が俺に向けられる。
その表情は昨日を思い出してか、それともこれからのことを思ってかは知らないが、ほのかに顔が赤くなっていった。
ルルアはというと強引な手段が通じず、頬を膨らませて不機嫌な態度をしている。怒って暴れ出すと思ってたが……いやでも、もうその一歩手前っぽいからレトナが首を横に振ったら殴りかかってきそうな雰囲気である。
空気の悪さにジークとマヤルが食べ終わった皿を持って逃げるように部屋を出て行く。
ジルはその空気をあまり気にした様子もなく、ジャムとマーガリンを塗ったパンをムシャムシャと食べ続けて俺たちのことをテレビでも見てるかのように眺めていた。
「あ……っ、俺は……」
何かを言おうとするレトナ。しかしまだ彼女の気持ちに整理がついてないらしく、次の言葉を出せずにいた。
しばらくして少し頼りない笑みを浮かべる。
「少し考えさせてくれ。ちょっと疲れたからさ……」
レトナがそう言うとルルアの膝から降りる。
ルルアは去って行く彼女の背中に手を伸ばして「あっ……」と言葉を零すが、それ以上は追従しようとはしなかった。
レトナがイエスともノーとも言わなかったことで答えが濁され、全員が無言なせいで変な空気になってしまった今現在。
俺とヴェルネはまだパンを食べ切ってなかったので食事を再開し、沈黙の代わりに咀嚼音が部屋に響く。
「……お兄ちゃん」
そしてそろそろ食べ終わろうとしていた時、ルルアが下を向いたまま俺を呼ぶ。
「後で外に来て」
ただそれだけ言うとルルアは立ち上がり、部屋を出て行った。
「……怒ってるわね」
「あぁ、しかもかなり」
ヴェルネでもわかってしまうくらいに、今の彼女からは怒気を放っていた。
こりゃ……荒れるかな。
「ここでは暴れないでよ。家を壊されたらすっごく泣くから」
下手に脅されるよりも効くお言葉を頂きました。泣かれるのは怒られるよりも怖いな……
残りのパンも食べて「善処します」とだけ言って苦笑いし、俺も部屋を出た。
――――
―――
――
―
屋敷を出たすくそこの玄関でルルアは待ち構えていた。
天気の良い空を見上げて穏やかな雰囲気になっていそうだが、彼女からはさっきと変わらない怒りを感じていた。
だが同時にその姿から違和感も感じ取れる気がする。
「ねぇ、『お兄様』?」
そんな彼女からの急な「お兄様」呼びに眉をひそめる。
「ルルアね、今自分の気持ちがよくわからないの。お兄様のことが好きで好きでしょうがないって気持ち、それは今も変わらないはじなの。はずなのに……」
空を見上げていたルルアが言葉を綴る毎に下を向いて声のトーンも落ちていく。
そうか、この違和感の正体がわかった。
さっきはハッキリと俺に向けられていた怒りが方向性を失っているんだ。
恐らく彼女の中にも矛盾が生まれているのだろう。しかしだからといって収まることのない怒り……
「今は何もかも滅茶苦茶にしたいの!」
その矛先が俺へと向けられる。
ルルアは勢いよく跳んで殴りかかって来た。
避けようと思えば避けられるが、それを避けてしまえば後ろの屋敷に被害が出てしまう。
まずはその被害を抑えるためにルルアの腕を掴み取り、背負い投げをして地面に叩き付ける。
そして庭先へと後退して屋敷から少し離れた。
……これで少しは余裕ができると思っていたら、すでにルルアが目の前まで接近していた。
さらにさっきよりも速い攻撃を仕掛け、それを避けるとルルアが殴った地面を抉るように破壊されて滅茶苦茶になってしまう。何そのパンチ一つが必殺技なやつ……
ルルアの追撃は続き、膝蹴りや回し蹴りと続けて攻撃してくる。
その猛攻はもはやユースティック以上……まるで地球で達人と戦っているかのようだった。
ついこの前までステータスに依存していただけの力任せな戦い方だったのに。
彼女の身体が成長したからか?いや違う、前にルルアは血を吸うと相手の記憶や知識を得ることができると言っていた。
なら少量でも俺の血を飲み続けていたことで技術も取り込んだって考えた方が自然か。
しかもただ取り込むだけじゃなく、爪などを使うルルア自身に合った戦闘スタイルだ。
切り裂いた先の木や地面がもれなく抉れてしまっているので、なるべく避けたい。
「どうしてなの!?」
「え?」
すると突然ルルアが声を荒らげる。
攻撃の手は緩めないままだが、彼女の顔には明らかに困惑の表情を浮かべていた。
「ルルアが他の子を好きって言ってるのに、どうしてお兄様はダメだって言ってくれないの?嫉妬してくれないの!」
ルルアの心の叫び。それを口にすると共に頭上から力強く握った拳を振るう。
何の変哲もなさそうなその攻撃に嫌な感じを覚え、すぐに後ろへ思いっ切り跳んだ。
すると俺がいた場所はルルアの空振りの攻撃によって大きく陥没してしまう。
「カズ兄様にとってルルアはまだ子供かもしれないし、恋愛対象として見るのは厳しいかもしれない……でもルルアだってもうちゃんとした考えができるんだよ?でもお兄様はヴェルネお姉様を贔屓してばっかり!もっとルルアのことを見てほしいの!」
今までの鬱憤を晴らすように本心を口にするルルアの爪が赤く光り、その爪で空を切ると炎を纏った衝撃波が放たれる。
俺は収納していたソラギリを取り出して、その衝撃波を斬って消した。
「みんな驚き過ぎじゃない?」
「当たり前でしょ!? いきなり何を言い出して……げほっ!っていうか何考えてんの!」
ヴェルネじゃなくてもそう言いたくなる発言をルルアがしたのだ、当たり前だろう。
というかむしろ、こういうのはルルアが一番否定しそうなんだけど……やっぱりレトナが与えた惹き付けやれやすいっていうサキュバスの特性が影響してるのか?そうじゃなかったらそんなことを言い出さないと思うし。
とりあえずヴェルネには昨晩の出来事を含めた話をするために近寄って耳打ちをした。
「――ってことで、ちょっと厄介な状況になってるっぽい」
「はぁ、サキュバスの魅了ねぇ……道理で。それでアレはどうする気?」
すっかりその気になって俺の返事待ちをしているルルア。
「……もし本当にレトナに惹かれてるっていうなら、ルルアがしたいようにさせてやった方がいいだろうな。多分アイツは俺とくっつかせようとしてるんじゃなく、そういう関係になってしまえば俺たちから離れ難くなってずっと一緒に居られるとか思ってるんじゃないか?」
ルルアは「恋人『ってことにしていいかな』」と言ったが、つまりそういう関係になってくれれば彼女にとって都合が良いということ。
そして昨晩の出来事などを考えると、無理に否定したり拒絶しようものならどんな行動を起こすかわからない。
とはいえなぁ……
適当に「はい」と頷くわけにもいかないから、一応本人にも聞いておいた方がいいだろう。答えられる状態かはわからないが。
……しょうがない、ちょっと強引にいくか。
「それはレトナがなりたいって言ったのか?」
「うん、そうだよ!だから――」
「ルルア、お前には聞いてない」
レトナの代わりに勝手に答えようとするルルアの言葉を遮ると、驚いた表情をして固まる。
そういえばこうやって強めな言い方をしたのって初めて出会った時以来かな?
「俺に嘘は通用しない。だから仮に強引な手段で本人に言わせてたとしてもわかるからな。だから今、本人の口から本心を聞きたいんだよ。レトナ、このままここにいて昨日みたいなことになっても後悔はしないか?」
俺の言葉がちゃんと届いたらしく、レトナの目が俺に向けられる。
その表情は昨日を思い出してか、それともこれからのことを思ってかは知らないが、ほのかに顔が赤くなっていった。
ルルアはというと強引な手段が通じず、頬を膨らませて不機嫌な態度をしている。怒って暴れ出すと思ってたが……いやでも、もうその一歩手前っぽいからレトナが首を横に振ったら殴りかかってきそうな雰囲気である。
空気の悪さにジークとマヤルが食べ終わった皿を持って逃げるように部屋を出て行く。
ジルはその空気をあまり気にした様子もなく、ジャムとマーガリンを塗ったパンをムシャムシャと食べ続けて俺たちのことをテレビでも見てるかのように眺めていた。
「あ……っ、俺は……」
何かを言おうとするレトナ。しかしまだ彼女の気持ちに整理がついてないらしく、次の言葉を出せずにいた。
しばらくして少し頼りない笑みを浮かべる。
「少し考えさせてくれ。ちょっと疲れたからさ……」
レトナがそう言うとルルアの膝から降りる。
ルルアは去って行く彼女の背中に手を伸ばして「あっ……」と言葉を零すが、それ以上は追従しようとはしなかった。
レトナがイエスともノーとも言わなかったことで答えが濁され、全員が無言なせいで変な空気になってしまった今現在。
俺とヴェルネはまだパンを食べ切ってなかったので食事を再開し、沈黙の代わりに咀嚼音が部屋に響く。
「……お兄ちゃん」
そしてそろそろ食べ終わろうとしていた時、ルルアが下を向いたまま俺を呼ぶ。
「後で外に来て」
ただそれだけ言うとルルアは立ち上がり、部屋を出て行った。
「……怒ってるわね」
「あぁ、しかもかなり」
ヴェルネでもわかってしまうくらいに、今の彼女からは怒気を放っていた。
こりゃ……荒れるかな。
「ここでは暴れないでよ。家を壊されたらすっごく泣くから」
下手に脅されるよりも効くお言葉を頂きました。泣かれるのは怒られるよりも怖いな……
残りのパンも食べて「善処します」とだけ言って苦笑いし、俺も部屋を出た。
――――
―――
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屋敷を出たすくそこの玄関でルルアは待ち構えていた。
天気の良い空を見上げて穏やかな雰囲気になっていそうだが、彼女からはさっきと変わらない怒りを感じていた。
だが同時にその姿から違和感も感じ取れる気がする。
「ねぇ、『お兄様』?」
そんな彼女からの急な「お兄様」呼びに眉をひそめる。
「ルルアね、今自分の気持ちがよくわからないの。お兄様のことが好きで好きでしょうがないって気持ち、それは今も変わらないはじなの。はずなのに……」
空を見上げていたルルアが言葉を綴る毎に下を向いて声のトーンも落ちていく。
そうか、この違和感の正体がわかった。
さっきはハッキリと俺に向けられていた怒りが方向性を失っているんだ。
恐らく彼女の中にも矛盾が生まれているのだろう。しかしだからといって収まることのない怒り……
「今は何もかも滅茶苦茶にしたいの!」
その矛先が俺へと向けられる。
ルルアは勢いよく跳んで殴りかかって来た。
避けようと思えば避けられるが、それを避けてしまえば後ろの屋敷に被害が出てしまう。
まずはその被害を抑えるためにルルアの腕を掴み取り、背負い投げをして地面に叩き付ける。
そして庭先へと後退して屋敷から少し離れた。
……これで少しは余裕ができると思っていたら、すでにルルアが目の前まで接近していた。
さらにさっきよりも速い攻撃を仕掛け、それを避けるとルルアが殴った地面を抉るように破壊されて滅茶苦茶になってしまう。何そのパンチ一つが必殺技なやつ……
ルルアの追撃は続き、膝蹴りや回し蹴りと続けて攻撃してくる。
その猛攻はもはやユースティック以上……まるで地球で達人と戦っているかのようだった。
ついこの前までステータスに依存していただけの力任せな戦い方だったのに。
彼女の身体が成長したからか?いや違う、前にルルアは血を吸うと相手の記憶や知識を得ることができると言っていた。
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「どうしてなの!?」
「え?」
すると突然ルルアが声を荒らげる。
攻撃の手は緩めないままだが、彼女の顔には明らかに困惑の表情を浮かべていた。
「ルルアが他の子を好きって言ってるのに、どうしてお兄様はダメだって言ってくれないの?嫉妬してくれないの!」
ルルアの心の叫び。それを口にすると共に頭上から力強く握った拳を振るう。
何の変哲もなさそうなその攻撃に嫌な感じを覚え、すぐに後ろへ思いっ切り跳んだ。
すると俺がいた場所はルルアの空振りの攻撃によって大きく陥没してしまう。
「カズ兄様にとってルルアはまだ子供かもしれないし、恋愛対象として見るのは厳しいかもしれない……でもルルアだってもうちゃんとした考えができるんだよ?でもお兄様はヴェルネお姉様を贔屓してばっかり!もっとルルアのことを見てほしいの!」
今までの鬱憤を晴らすように本心を口にするルルアの爪が赤く光り、その爪で空を切ると炎を纏った衝撃波が放たれる。
俺は収納していたソラギリを取り出して、その衝撃波を斬って消した。
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