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第32話:旧校舎
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旧校舎に向かう前に合流予定の班から、異常箇所を発見し対応で合流が遅れるとの連絡を受けた。
ラグビー場に出しっぱなしになっていたバスケットゴールが部室に倒れ掛かりガラスが割れていたらしい。
旧校舎に向かうまでに30分以上はかかるかもしれないと告げられ、自分達の班だけで旧校舎を見回ることにした。
少ない人数で幽霊に当たるのは嫌だと思っていたのだが、早く切り上げて対策を練りたい気持ちが勝った。6人で勝てない幽霊に12人居たからといって勝てるものだろうかとふと思ってしまったのも理由の一つだが。
J棟から出て、いったん南東に進んでから、倉庫前で左折して北東方面に広がる林へ分け入る道へと進む。
学校の敷地内とは思えないほど延々と続く林の道を突っ切り 、古めかしい碑や創立者が建てた庵やらを通り過ぎてなおも歩くと、飛沫と重なる枝の向こうに厳しい煉瓦造りの建物が見えてきた。
見えてからもしばし歩いて、正門前までたどり着き、改めて校舎を見上げる。
時計塔を擁したネオゴシック様式の校舎は、黒くけぶる森を背に威容をたたえていた。
蔦の這い登る煉瓦の外壁に尖塔を模した柱がいくつも並んで縦に走り、柱の間の半円アーチ型の凹みの中に二枚横並びに長方形の上げ下げ窓が切られている。
校舎正門のこれまた煉瓦造りの門柱には篆書体で「桜堂学園」とあり、古めかしく重々しい印象を受ける。
この建物を見たのは今が初めてだった。
昼に行った見回りは生徒が残留していないか確認する為のものだったので使用されていない旧校舎は当然対象外だったのだ。
煉瓦の正門横の通用門を開けて潜ると、空を上るように2本交差した松の真下の陰に入った。
水墨画から抜け出たような見事な枝ぶり。真下に立つと松の葉の溜め落とす雨粒が合羽の上から叩きつけた。
松の下を抜け校舎正面ポーチの前へ向かう。
アーチ型の開口部を持つ重厚な石造りのポーチは、前に立つと大小のひび割れとその隙間をぬって吹いたような苔の緑色が目だった。
ポーチ上部に打ち抜かれた校章のレリーフからも、石を辿って緑色の線が引いている。
ポーチに足を踏み入れた瞬間に、パッと光がはしった。
仰ぎ見た校舎の窓と言う窓が稲光に煌き、建物のいかめしいシルエットが荒天に浮かび上がる。
『呪われた旧校舎~多分誰か死ぬ~』
そんなテロップが景色の上に見えた気がした。
そう、意識に上らせないようにしていたのだがこの建物、あまりにホラーの舞台めいている。
認識したからには無意識に戻せない。
改めて、玄関ドアに目線を落とす。
両開きの木製の玄関ドアは黒く鈍く光り、上部半円形の飾り窓にはゴシック様式教会のバラ窓のような複雑な堀りが施されている。
俺がもし幽霊なら住むのはここにするだろうな。
思いつつ無造作にドアを開けた。
何が出るにせよどうせ行くしかないのだからとっとと済ませるしかない。
ギッと音を立て玄関ドアを開けると、大理石の階段が目に入ってきた。
瀟洒な木の手すりのついた階段が、狭い玄関ホールから踊り場に向けて伸びていた。
踊り場には三つ、尖塔アーチ型の窓があり嵐模様を写している。
天井はかなり高く、十字型に走る凸型木枠の中央にシャンデリアが鈍く輝いている。
遅れて、むっと立ち込める古い建物特有の匂いを感じた。
校舎の簡単な図面が風紀議題ノートに糊付けしてあったので旧校舎の大体の構造は分かっていた。
まずは体育館に行こうと右手廊下方面へ向かう。
順路に意味は無い、一番右端にあるので先に回ろうと思っただけだ。
体育館に向かう廊下は薄暗い。多くの窓に赤や緑の厚いカーテンがつけられ、たいていぴっちり閉じているためだ。そうでない窓からの明かりも淀んで薄ぼらけたものだった。
曇りの空模様から投げられる境界の定かでない明かりが、黒い床や、白壁を腰ほどまでよろった黒い化粧材の上にぼんやり拡がっている。
回り縁や足元近くに這う無骨な配線が目立った。
たまに古い建築を見に行くことがあるが、電気が一般的でない時代に立てられた建物は後から追加された配線によって大抵こんな事になっている。
窓枠やドア枠の黒に、白壁のコントラストも、狭い廊下に高い天井の取り合わせも、酷く昔めいた様子を出していて、大正年間辺りの様式と思われた。
その内どん詰まりにあるドアに着いた。
瀟洒な曲線の柱で支えられたアーケードを潜って体育館へと向かう。
外の樋から勢いよくコンクリート地に打ち付ける水に打たれて、排水溝の隙間に生えた雑草がしぶきを上げながら揺れているのが見えた。
体育館の築年数は本体の校舎よりかなり新しく、おそらく昭和年間の建物と見えた。
打って変わって、本当に見慣れた作りのありふれた様子の体育館だ。
何気なく天井を見上げると高所にある大小の鉄骨の隙間にバレーボールが3,4個挟まっていた。
バドミントンのシャトルも見える。
それを見て、じわりと嫌な気分に襲われた。
校舎の外観を見たのとはまた別種の嫌な気分。
現実離れした設定の学校の癖に、何故こんなところだけ現実に寄せて作りこんでいるのだろう。
新品の生活用具しか部屋に置かない程度の道具立ての癖に、何故こんなところだけ手が込んでいる。
真ん中まで歩いてから引き返そうとすると、戸口の脇にバスケットボールがあるのに気がついた。
鉄格子のかかった窓の脇でぽつんと一つ、磨かれた黒い床材に影を伸ばしていた。
体育館から出て、脇の部屋を見回りながら玄関口まで戻る。
外の物音も遠い館内に、足音だけがよく響く。
正面玄関に戻ると、生徒会長が急に俺を追い抜いて早足で進み、古い書体の案内看板の前で立ち止まった。
俺はここで、ようやく他人と居た事を思い出したものだった。
なんだかここに入ってから、ずっと一人のような気がしていた。
「二手に分かれたほうが良いんじゃねえか?
かなり広いぞ」
図面を見た後に、生徒会長は振り返りそう言った。
普段巡回しない場所なので廻り方など決まっていないのだし、そうしても全くかまわない。
部屋数がやたら多いのは確かなので生徒会長の言っている事は最もな事だった。
もちろん、幽霊が出なければの話だ。
実際二手に分かれるのはどうなのだろうか、と考えて見る。
すぐに「駄目だ」と答えが出る。
6人と12人に差はないが、3人は少なすぎる。
幽霊の戦い方は知らないので気分の問題に過ぎないが、どうも嫌だ。
「新校舎を回っている連中は見回り終わるまで時間がかかりそうだ。
こちらだけ早く見回り終わっても、どうせ待機をしなくちゃならん。
そこまで急ぐ意味は無いので全員で回ってしまおう」
適当な事を言って生徒会長の提案を蹴ろうとした途端、無線の着信音が鳴った。
「小此木より恐川委員長へ、新校舎の見回りが今終わりました。バスケットゴールを寝かせておき、現場に着いた施設管理課の職員に状況を報告しました。どうぞ」
「恐川より小此木へ。了解した。こちらは見回りにすでに当たっているため合流の必要は無い。
寮のD棟で待機してくれ」
「見回りは終わったらしいな」
生徒会長がそう言ってきた。
結局二手に分かれる羽目になった。
…悪く考えるのは、やめよう。
早く終わるのはいい事だ。
「分担はどうします?」
風紀委員の姉崎に言われて案内板を見る。
両翼に棟を控えるH型の校舎。
棟はそれぞれ上下階段がある。
西翼には特殊教室が多く、端からは大講堂に続いている。
東翼は普通教室が多く、現在は使われていない事務、管理棟が連なっている。
左右に分かれるべきだろうな。
「そうだな、西翼と東翼に班を二分して回ろう」
「俺たちは西翼へいかねえか?」
生徒会長が提案した。
「何故?」
「そう入る機会もねえし、大講堂が見てえ」
「…まあ、いいが」
どっちでもいいのだし、断る理由も無い。
一階の西の端へ向けて、懐中電灯が落とす明かりの上を歩く。
外の音はあまり聞こえないが、ときおり何かがきしむ音、ごとっと音を立てるのが聞こえた。
何かが壁に打ち付けたり、古い校舎が嵐につられて立てる軋みだろう。
物音がするたびに、ライトが小刻みに揺れる。
どうも、懐中電灯を持っている高田は、こういう雰囲気が苦手らしい。
理科準備室で本物の骨らしいつくりの人体標本が見えた時、懐中電灯の明かりが戸棚の上でちらちら揺れていた。
高田の、歯の根の合わぬらしい青い顔を見て、またなんとも言えない気持ちになった。
本当に怖がっているようにしか見えない。
俺だってこの世界が怖いのだが。
本当におかしな話だ。
変な天気の、変な話の、変な場所だ。
その上に幽霊だ。
おかしな事ばかり掛け合わせたら、どこかでまともになるかもしれない。
疲れてきて、ヤケクソ気味にそんな事を思った。
ラグビー場に出しっぱなしになっていたバスケットゴールが部室に倒れ掛かりガラスが割れていたらしい。
旧校舎に向かうまでに30分以上はかかるかもしれないと告げられ、自分達の班だけで旧校舎を見回ることにした。
少ない人数で幽霊に当たるのは嫌だと思っていたのだが、早く切り上げて対策を練りたい気持ちが勝った。6人で勝てない幽霊に12人居たからといって勝てるものだろうかとふと思ってしまったのも理由の一つだが。
J棟から出て、いったん南東に進んでから、倉庫前で左折して北東方面に広がる林へ分け入る道へと進む。
学校の敷地内とは思えないほど延々と続く林の道を突っ切り 、古めかしい碑や創立者が建てた庵やらを通り過ぎてなおも歩くと、飛沫と重なる枝の向こうに厳しい煉瓦造りの建物が見えてきた。
見えてからもしばし歩いて、正門前までたどり着き、改めて校舎を見上げる。
時計塔を擁したネオゴシック様式の校舎は、黒くけぶる森を背に威容をたたえていた。
蔦の這い登る煉瓦の外壁に尖塔を模した柱がいくつも並んで縦に走り、柱の間の半円アーチ型の凹みの中に二枚横並びに長方形の上げ下げ窓が切られている。
校舎正門のこれまた煉瓦造りの門柱には篆書体で「桜堂学園」とあり、古めかしく重々しい印象を受ける。
この建物を見たのは今が初めてだった。
昼に行った見回りは生徒が残留していないか確認する為のものだったので使用されていない旧校舎は当然対象外だったのだ。
煉瓦の正門横の通用門を開けて潜ると、空を上るように2本交差した松の真下の陰に入った。
水墨画から抜け出たような見事な枝ぶり。真下に立つと松の葉の溜め落とす雨粒が合羽の上から叩きつけた。
松の下を抜け校舎正面ポーチの前へ向かう。
アーチ型の開口部を持つ重厚な石造りのポーチは、前に立つと大小のひび割れとその隙間をぬって吹いたような苔の緑色が目だった。
ポーチ上部に打ち抜かれた校章のレリーフからも、石を辿って緑色の線が引いている。
ポーチに足を踏み入れた瞬間に、パッと光がはしった。
仰ぎ見た校舎の窓と言う窓が稲光に煌き、建物のいかめしいシルエットが荒天に浮かび上がる。
『呪われた旧校舎~多分誰か死ぬ~』
そんなテロップが景色の上に見えた気がした。
そう、意識に上らせないようにしていたのだがこの建物、あまりにホラーの舞台めいている。
認識したからには無意識に戻せない。
改めて、玄関ドアに目線を落とす。
両開きの木製の玄関ドアは黒く鈍く光り、上部半円形の飾り窓にはゴシック様式教会のバラ窓のような複雑な堀りが施されている。
俺がもし幽霊なら住むのはここにするだろうな。
思いつつ無造作にドアを開けた。
何が出るにせよどうせ行くしかないのだからとっとと済ませるしかない。
ギッと音を立て玄関ドアを開けると、大理石の階段が目に入ってきた。
瀟洒な木の手すりのついた階段が、狭い玄関ホールから踊り場に向けて伸びていた。
踊り場には三つ、尖塔アーチ型の窓があり嵐模様を写している。
天井はかなり高く、十字型に走る凸型木枠の中央にシャンデリアが鈍く輝いている。
遅れて、むっと立ち込める古い建物特有の匂いを感じた。
校舎の簡単な図面が風紀議題ノートに糊付けしてあったので旧校舎の大体の構造は分かっていた。
まずは体育館に行こうと右手廊下方面へ向かう。
順路に意味は無い、一番右端にあるので先に回ろうと思っただけだ。
体育館に向かう廊下は薄暗い。多くの窓に赤や緑の厚いカーテンがつけられ、たいていぴっちり閉じているためだ。そうでない窓からの明かりも淀んで薄ぼらけたものだった。
曇りの空模様から投げられる境界の定かでない明かりが、黒い床や、白壁を腰ほどまでよろった黒い化粧材の上にぼんやり拡がっている。
回り縁や足元近くに這う無骨な配線が目立った。
たまに古い建築を見に行くことがあるが、電気が一般的でない時代に立てられた建物は後から追加された配線によって大抵こんな事になっている。
窓枠やドア枠の黒に、白壁のコントラストも、狭い廊下に高い天井の取り合わせも、酷く昔めいた様子を出していて、大正年間辺りの様式と思われた。
その内どん詰まりにあるドアに着いた。
瀟洒な曲線の柱で支えられたアーケードを潜って体育館へと向かう。
外の樋から勢いよくコンクリート地に打ち付ける水に打たれて、排水溝の隙間に生えた雑草がしぶきを上げながら揺れているのが見えた。
体育館の築年数は本体の校舎よりかなり新しく、おそらく昭和年間の建物と見えた。
打って変わって、本当に見慣れた作りのありふれた様子の体育館だ。
何気なく天井を見上げると高所にある大小の鉄骨の隙間にバレーボールが3,4個挟まっていた。
バドミントンのシャトルも見える。
それを見て、じわりと嫌な気分に襲われた。
校舎の外観を見たのとはまた別種の嫌な気分。
現実離れした設定の学校の癖に、何故こんなところだけ現実に寄せて作りこんでいるのだろう。
新品の生活用具しか部屋に置かない程度の道具立ての癖に、何故こんなところだけ手が込んでいる。
真ん中まで歩いてから引き返そうとすると、戸口の脇にバスケットボールがあるのに気がついた。
鉄格子のかかった窓の脇でぽつんと一つ、磨かれた黒い床材に影を伸ばしていた。
体育館から出て、脇の部屋を見回りながら玄関口まで戻る。
外の物音も遠い館内に、足音だけがよく響く。
正面玄関に戻ると、生徒会長が急に俺を追い抜いて早足で進み、古い書体の案内看板の前で立ち止まった。
俺はここで、ようやく他人と居た事を思い出したものだった。
なんだかここに入ってから、ずっと一人のような気がしていた。
「二手に分かれたほうが良いんじゃねえか?
かなり広いぞ」
図面を見た後に、生徒会長は振り返りそう言った。
普段巡回しない場所なので廻り方など決まっていないのだし、そうしても全くかまわない。
部屋数がやたら多いのは確かなので生徒会長の言っている事は最もな事だった。
もちろん、幽霊が出なければの話だ。
実際二手に分かれるのはどうなのだろうか、と考えて見る。
すぐに「駄目だ」と答えが出る。
6人と12人に差はないが、3人は少なすぎる。
幽霊の戦い方は知らないので気分の問題に過ぎないが、どうも嫌だ。
「新校舎を回っている連中は見回り終わるまで時間がかかりそうだ。
こちらだけ早く見回り終わっても、どうせ待機をしなくちゃならん。
そこまで急ぐ意味は無いので全員で回ってしまおう」
適当な事を言って生徒会長の提案を蹴ろうとした途端、無線の着信音が鳴った。
「小此木より恐川委員長へ、新校舎の見回りが今終わりました。バスケットゴールを寝かせておき、現場に着いた施設管理課の職員に状況を報告しました。どうぞ」
「恐川より小此木へ。了解した。こちらは見回りにすでに当たっているため合流の必要は無い。
寮のD棟で待機してくれ」
「見回りは終わったらしいな」
生徒会長がそう言ってきた。
結局二手に分かれる羽目になった。
…悪く考えるのは、やめよう。
早く終わるのはいい事だ。
「分担はどうします?」
風紀委員の姉崎に言われて案内板を見る。
両翼に棟を控えるH型の校舎。
棟はそれぞれ上下階段がある。
西翼には特殊教室が多く、端からは大講堂に続いている。
東翼は普通教室が多く、現在は使われていない事務、管理棟が連なっている。
左右に分かれるべきだろうな。
「そうだな、西翼と東翼に班を二分して回ろう」
「俺たちは西翼へいかねえか?」
生徒会長が提案した。
「何故?」
「そう入る機会もねえし、大講堂が見てえ」
「…まあ、いいが」
どっちでもいいのだし、断る理由も無い。
一階の西の端へ向けて、懐中電灯が落とす明かりの上を歩く。
外の音はあまり聞こえないが、ときおり何かがきしむ音、ごとっと音を立てるのが聞こえた。
何かが壁に打ち付けたり、古い校舎が嵐につられて立てる軋みだろう。
物音がするたびに、ライトが小刻みに揺れる。
どうも、懐中電灯を持っている高田は、こういう雰囲気が苦手らしい。
理科準備室で本物の骨らしいつくりの人体標本が見えた時、懐中電灯の明かりが戸棚の上でちらちら揺れていた。
高田の、歯の根の合わぬらしい青い顔を見て、またなんとも言えない気持ちになった。
本当に怖がっているようにしか見えない。
俺だってこの世界が怖いのだが。
本当におかしな話だ。
変な天気の、変な話の、変な場所だ。
その上に幽霊だ。
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