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始まりの章
魔力
しおりを挟むこの世界には魔法があり、魔力がある。
属性は特に無く、瞳と同じ色の魔力で形を作り力とする。
例えば、手から魔力を出してナイフを作る。
ナイフの鋭さや切れ味を詳細に思い描き作り出すと、それは本物のナイフよりも優れた切れ味を持つナイフになる。
要は、想像力がこの世界の魔法であり1番攻撃力の高い武器なのだ。
魔力量は筋肉と同じ。使えば使うほど鍛えられて総量が増える。
この世界では5才頃から魔力量の底上げの為に日常的に使うように教育が始まる。貴族や王族は『英才教育』として3才頃から使うようだが。
以上がこの世界の魔法だが、例外も存在する。
まず想像力が高い攻撃力に繋がると言ったが、それ以上に最も強い力になるものがある。それは、高い想像力で作り出した物を荒ぶる感情でぶつけた時だ。
少年漫画などで、クライマックスシーンで究極の力で敵を屠る様な感じだ。
魔力は感情に左右されやすく、想像力だけで扱うのは難しい。その為、物事を理解し始める5才頃から教育が始まるのだ。
『英才教育』を受けられるのは、それだけ自分の子供が頭脳明晰だとわかる貴族達のステータスにもなる。
もう1つの例外として、想像力だけの魔法よりも感情のみの魔法が強い事がある。
これは『魔力暴走』と言われている。
アクセルをベタ踏みして、ブレーキが一切効かない状態だと言えば伝わるだろう。
自分から出てくる魔力が一切操作出来ず、身体の内側から崩壊してしまう恐れがある為『魔力暴走』に陥った際は、運良く内部崩壊よりも早く魔力切れを起こして止まるのを待つか、『魔力暴走』を起こした者よりも強い魔法使いの魔法にて制御をかける必要がある。
強さの順としては、①高い想像力と強い感情による魔法、②『魔力暴走』による強い感情のみの魔法、③高い想像力の魔法となり、②と③は逆転する事がある。
今の俺は、日本での記憶と知識による物質の想像力と『英才教育』による魔力総量によって、この世界ではかなり上位の魔法使いと言える。
シュシュはもう3才…普通の王族であれば『英才教育』として魔法を学ぶ年だが…どうするべきか……
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