もしも最強と呼ばれる魔法使いがたまにやる気を出す師匠をしたら

最初の一学期

27話 幹部戦

「私とメイド先生が魔術師と異形のものを引き受けます。ガブリエルはウェンディさんと一緒にあいつをお願いします」
「わかった」
レイマンとメイドは異形のものと魔術師の元へと睨み合い戦闘を開始していた
「守り切れると思っているとでも」
「守りきれますよ」
男の言っていることは実際当たっている先生たちは強い魔法をすぐに放てる実力はないそのため異形なものにダメージ与えるためには一体ずつ相手をした方がいい敵の進軍が早いため時間稼ぎにしかならない
「ほぉ味方を信じることはとても良いことだ。それでも時間稼ぎにしかならない」
「黙りなさい　フレイム」
煽られているのに我慢ができず火球を発射してしまった。
「無駄になる」
手を軽く薙ぎ払っただけで火球を一瞬で消えていく魔法を使った形跡が一切ないと見ただけで分かってしまう
「あんた、どんな魔法を持っているのよ」
「あんたじゃない俺には名前がある　シルバーってなぁ
薙ぎ払ったのは魔力が弱すぎたから」
「そんなことで通じるはずがない」
「通じるんだな、得意魔法とこの凸凹環境があれば」
「まずい！痺れろ　インドラ」
「犯罪者に拘束を　ノンフリー」
ダッシュして2人に向かってくるシルバーは電撃に対して簡単にまた薙ぎ払い暇によって拘束されたとしても少しだけ動きが止まっただけで一瞬で破り攻略されてしまった
「ツインウォール&コンプ」
シルバーの顔をよく見てみると鼻から鼻血が出ているのが見えるそれは、魔力の使用が脳の処理として追いつかない時に現れる症状であることを2人は理解していた。
その時、上下には土の壁が現れていた
ガブリエルの腹を潰す勢いで挟まっていく
「ぐはぁ...気にしないで」
手元に持っていた銃を発射してことなきを得たが動けそうにも吐きたくなるぐらい腹を抉られてしまった
「でも心配だよ」
「前だけ見て」
「さぁまだこんなものは序章だ」
シルバーの様子を見てウェンディは落ち着いて深呼吸をした。
「あなたに少しきれていたけど、それよりも聞きたいことがある」
「本来は戦闘中だ。やめた方がいいが聞こう」
「杖を使わないでなぜそこまで魔法を使えているの？」
魔法を使うためには杖の存在は大事になってくる
無詠唱で行っている場合は脳が魔法の処理を簡単に行いそれを魔力を消費して発動をしている。それが上手い人の常識
天才になってくると魔法の処理を脳ではなく神経で行い感覚的に無意識に発動させている
そして杖は、無詠唱が難しい人のために魔法の処理をしてくれる自分がどれだけその魔法を理解しているかによってスピードが変わるため、そこで実力は判明する
「例えば、この鼻血は脳が追いついていないから出るんじゃない」
「脳の魔法処理以外に鼻血が出る理由があるとでも」
「あるさ、ありえないことだが」
彼は自分の手を心臓に当てながらいう
「自分の体の一部に杖を埋め込んだりしたら」
「え？」

次回
幹部戦その2