二人格は生活に困る

黒咲 空気

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第1章 神からの贈り物

22話 守護者

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彼らラスピラズリは、とある部屋にいた。
外装は白く道は一本道であった。内装は何も無いがポスターを大和は発見した。
「あの先輩たち、ここにポスターがありますよ。書いていることはここの地図ですね。」
「本当だ。ここは2階層になっているのか」
「2階の奥に資料室がありますけど絶対警備の人居そうですね。」
そう会話していると人の影が詰め寄ってきた。
それに六花は気付きいち早く報告した。
「皆さん誰か来てますよ。」
気づいた事に対して人影は人として話しかけた。
「よく気づきましたね。だけど侵入者と話せるほど余裕はないのだよ」
「お前は誰だ?」
「そうか紹介が遅れた守護者の4人うちの1人のアームと申します。」
「守護者と言うことは俺たちはずっと侵入者として扱われるのか?」
「そうですよ」
「ってことは、人間を元から入れる気がなくてグラウンドの中央の地下に置いたのか」
「確かに、回収を忘れていた。あとでやらせてもらうとしよう」
アームはいかにも戦うようなポーズになっており周りのみんなもそれに気づいていた。みんなが戦闘体制に入る時、平野が止めた。
「貴方達戦わなくていいよ。こいつは私とアレックさんが処理する事にするよ。その間にアームから逃げて資料室を目指して」
「いいのか危険だぞ」
「先輩を信じてはいるんですけど流石にこれだけは止めたいです。」
平野はみんなにこう告げた。
「アレックを信じているから私は、堂々と立っている。」
平野は全身から光を放ちアレックに変身した。
アレックは木刀を相手に向けて
「貴方の足止めとなります。」
それを聞いて白夜は黙って前へ進み出した。
他の人も続きアームはダッシュをして拳を白夜に向かって振りかぶった。その時、アレックは敵の拳を木刀でカバーしていた。
「今のうちに行きなさい」
アレックの発言を聞き他の人は全力でアームを過ぎて道を曲がって通り過ぎてった。
前には一つのドアを発見し開けた瞬間、白夜は絶望した。
「なんだこの部屋、迷路じゃんか」
「しかも広そうですよね。」
「カンニングもできなそうだし、少しずつ道を開いていかないとゴールに辿り着けないんじゃないの」
広いことにめんどくさいと思う白夜と少しワクワクしている大和がいた。
「早く行きましょうよ。最初のところで道が3つに分かれているから急がないとアレックとアームの戦いが終わっているのでは」
「それはまずい」
「ダッシュで行きましょう」
六花はダッシュで左の道へ行きそれについていく2人であった。
次回 アレックVSアーム
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