二人格は生活に困る

黒咲 空気

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第1章 神からの贈り物

23話 アレックVSアーム

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迷路で行き詰まっている者たちを見届けた所で一方、アレックVSアームが始まっていた。
「すみませんが相手が女性であったとしても私の武器である"クラッシャー"は優しくしてくれません」
「いやいや全然大丈夫なんで早くやりましょうよ。」
アレックは木刀を相手に向けながらダッシュした。
「おっと素早い移動ですが、パラレル起動」
アームの周りが輝き始めそれを見た、アレック足を止め一歩後ろに下がっていた。
「あれが来たか」
アレックはアームが何をしようとしているのか分かっていた。それは、応接室の時集合して早々白夜がこんなことを言っていた。
「くうまがいから奇妙な話を聞いた」
「なんですか?」
「パラレルって言う能力があるらしい」
「パラレル?」
みんなが疑問になっていた。
「パラレルは、神や神の関係者である者、パラレルを教わった者しか使えないらしくて自分の世界を相手には見えない暗い薄い線で広範囲に展開してそこの空間だけ自分の思い描くような世界ができるだけ再現されて戦いやすくなるらしい。」
「そうなんだ。てか聞いてよ」
回想終了
そういうことからアレックは、平野から聞いており対応していた。
「アームは、どこまで広範囲なのかが問題なんだけど」
「ここだ。」
アームは、アレックの頭上におり咄嗟に下り攻撃をアレックは避けれた。そしてアームは消えていったが消えた跡には、ドアらしきものがあった。
「まさか、アームさん。ドアでワープしてない?」
「正解だよぉぉ」
アームはアレックの横におり話しているアレックに掛け声と共に顔に一発入った。攻撃が入りアレックは壁に当たり口から血を流した。
「うぇ血が出たか」
アレックは立ち上がったがもう遅くいろんな所らアームは出てきて色んな部位を殴られた。
「おらおらおら」
アレックからいろんなダメージを喰らっている声が聞こえて来てアームの攻撃が止まった頃には血だらけで倒れていた。
「私は、また使命を果たせないで終わるのか。ラスピラズリとしてみんなを守って安全な生活でも危険であっても安心させることはできないのか私はずっと躓く人生なのか?ジャンヌ様の時でも一緒になるのか」
「なるさ、躓いたらもうその人間は立つことはできないからなーお前さんは、使命より自分を命を大切にして逃げてしまえばいいそれが躓いている人間の結末だ。」
この言葉に対してアレックは否定の言葉が脳内を遮って言った。心では逃げてしまえと言われて脳内では立ち上がれと言っている。その中で脳内に一つの言葉がよぎった。
それを聞きアレックは立ち上がって言った。
「ふっ、アームさんやぁ躓いても立てるのが人間だ!」
この言葉と共に周りが輝き始め線が範囲を描いた。
アレックには自信がとてつもないぐらい湧き上がる。
「やろうか」
「なぜパラレルが起動できる。」
「知らないよでも私の使命のためには何があっても動じない」
アレックは木刀を再び手に取りそれを見たアームはクラッシャーを握りしめバトルが再開した。
ワープをしてアレックの背後を取ろうとしているが攻撃する瞬間、木刀でパリーされてしまう。
「こっちの攻撃だ」
木刀で攻撃するがアームは素早く消えていって回避される。再びアームが攻撃を仕掛けようとしても木刀で防御されダメージが両者与えられない戦闘が続いていた。
急に攻撃をやめたアームであったが片手だけドアに通して奇襲をした。
「うわ」
「人間は大事な時に見落とす。俺のパラレルは別に体全体じゃないと発動しないわけではない。」
アレックは驚き軽い防御であり一発入ってしまったがアレックは心の中でも脳内でも唱え続ける。
(躓いても立てるのが人間なら私は、何回でも立ち上がらないといけない)
アレックは、立ち上がり構えをとった。
それを見て警戒をしながらドアを経由させてバレない角度の奇襲をアームは行った。
「これで終わりだ。」
「何を言っているのかわからないアーム、お前が終わりだぞ。」
アレックは、木刀を相手の攻撃しようとしている腕へ命中させた。
「いてぇ」
命中をしてもアレックは追撃をしたがドアから手を戻そうとしている。ドアが閉じようとしているところに、アレックは入り姿を消した。それを知らないアームは混乱した。
「どこに消えた?」
「ここだ。」
アレックはアームの背後を完全にとっていた。木刀を自分の胸の前に当て構えを取り木刀が恐ろしく早く動いた。
「奥義 noise speed」
その攻撃は防御をしようとしているアームよりも圧倒的に早く深く攻撃が入った。
「ぐ、グェングシャ」
奇妙な音と共にアームは倒れた。
2人のパラレルは終了してアレックはアームが気絶していることを確認し、壁に寄っていた。
「お、終わった~。血が止まらないなこっから私は、あまり動けないな」
アームを見ていると不思議な鍵を見つけアレックは拾い上げ
「なんだこれ鍵に見えるが特殊な見た目をしているな」
その鍵は触っていると消えていったが粒子となり向かう方向は、2階への道であった。
「まぁそっちなら彼らがどうにかしてくれるか」
この戦いが終わっている頃には迷路を越えいる所であった。
次回 勝者
アレックVSアーム 
結果
勝者 アレック
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