二人格は生活に困る

黒咲 空気

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第1章 神からの贈り物

25話 始まりの戦闘

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「戦闘?それは一方的な攻撃だったか」
「まぁこっちも不法侵入のような感じですし相手は守護者と呼ばれる奴らです。資料室を守るためにいるやつだと思いました。」
「分かった。とりあいず眠っていなさい」
「はーい」
 平野はゆっくりを目を閉じて終わった。
 一方、その頃
「よし歩くか」
 彼らは前に歩き出したがどんどん不穏な雰囲気が流れ出していた。そこにはでかいドアがあり左右にも道が存在していた。ドアのところに一つの鍵が付いており他に鍵を入れる穴が3つあった。
「鍵穴が三つ」
「なつがした話を入れると他の奴らも持っていて多分ここが資料室だな」
「そうですね。じゃあ僕他の守護者を探しに左に行きます。」
「アリス、俺と一緒に右に行くことにしよう」
「でもマサくんがヤバいんじゃないですが」
「大丈夫だよ。1人でもやってみせる」
 この言葉と共に守護者を探しに六花は左に大和と白夜は右へ行くこととなった。
 左に行った六花は、じくざくしている道を歩いていると椅子に座っている男がいる部屋にいた。
 部屋は広いようで荷物がたくさんあって狭く感じる部屋であった。
「どこだここは?」
「ここは、私が守っている物置部屋だ。そしてここに来た侵入者を倒すのも仕事だから抵抗なしで死んでくれないか?」
「断る」
 2人が戦闘体制へと入った。
 男が切り出した。
「私の名前はタスクである。ここを守り資料室への鍵を管理する者だ。」
「僕は、六花 真佐である。チームラスピラズリの新メンバーの1人である。」
 挨拶が終わると2人共警戒していた。
 六花は敵の行動が遅いことを予想しタスクが槍のようなものを手に持って立ち上がった時に合気道で足技を仕掛けたが
「予想通り俺が遅いと感じていたようだな」
 足技は槍のようなものでガードされていた。
「こいつはエンベキって言ってな硬いんだ」
 六花が蹴り技を繰り出すことを予想していたタスクは軽くジャンプして槍で抵抗していた。
 六花は攻撃をやめ一歩後ろに下がったがそれは心理学により敵の攻撃を読み次に何をするのかを考えていた。
 するとタスクは六花に向かって悪意を剥き出しにして言った。
「お前は勝てるはずがない凡人なんだから逃げる選択肢も勝つという未来は存在しない。あと男にしてはヒョロヒョロで弱そうに見える。」
「何だとぉぉぉぉ」
 タスクが六花を罵倒すると、彼の怒りが爆発した。六花は合気道の体勢が乱れながらも、ダッシュしてタスクに跳びかかった。がやはりガードされてしまった。
 呆れたのかタスクの周りが輝き始め
「パラレル起動 起動名 オルゴール」
 何も環境が変わっていないことを確認したが謎に体が動きづらくなった。
「どういうことだ、思ったように体が動かなくなってる」
 逆にタスクは元気になっておりエンベキを六花に振りかぶった。
「くそぉ防御ができない」
 六花は腹を切られてしまった。
「うわぁぁ」
 だがそれは想定内でありもう一度、タスクが槍を振りかぶろうとした時、六花は素早く後ろに引き、相手のバランスを崩した。そしてエルボーをタスクの腰に当て、身体をめり込ませた。
「僕はもうある程度は、動ける!」
 そして倒れ込んだタスクの槍を奪って気力がないなか腹の刺した。
「くわぁ」
 タスクから血が流れ始めた。
「動けるか?タスクさんよぉ」
「無理だな。槍が地面すら通り越して抜くのがきつい」
タスクのパラレルが終了していた。
「鍵もらうゼェ」
 六花は鍵を奪って光の粒子となり鍵が刺さった音がした。
「くっ、負けたか」
「落ち込むなよ!僕もあと少しダメージを喰らっていたら負けていたこれは運命で勝つことができたんだよ!」
タスクVS六花
勝者 六花
試合終了後、六花はタスクに「パラレルのオルゴール」ついて訊ねた。タスクは六花に怪訝そうな表情を浮かべた。
「なぜそうなことを聞く?」
「僕はまだチームに溶け込めていなし詳しくパラレルについて聞いていないから聞きたい」
「仕方ない負けた俺に権利はない」
その後、六花は能力の話を聞いた。
六花の体力は凄まじく話を聞き終わったところでゆっくりとでかいドアの方へと向かった。
・能力について
パラレル「オルゴール」
効果は自分の世界を適応したい所まで範囲を指定する。
敵の身体の中にある細胞の動きを悪くして身体能力に悪影響を与えて自分は逆の細胞の動きが活発になり身体能力が上がる。
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