二人格は生活に困る

黒咲 空気

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第1章 神からの贈り物

29話 資料室

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六花は待っていると二つに粒子が鍵穴に入り資料室の門がゆっくりと開いた。
トコトコと資料室に入ると少しだけ体力が回復された。
「体力が回復されている気がする。何かの効果か」
そういうことを考えいる時間は終わり資料室を見ると散らかっておりよく分からないことになっているが一際目立っているものがあった。薄い本であった。六花はそれを手に取ると恐る恐る開いた。
そこには信じられない内容が広がっていた。
本に書いてある内容
・今回の計画
暴走阻止計画
・内容
人物名アレック、三羽矢、ルックセイズ・まがいの暴走を抑えるためそれに似合った対象を与えて二重人格になり我に戻りやすい環境にする。
・注意
暴走した場合、代表者が止めに行くこととなる。決してこの後に書いてある内容を読ませないこと
人間が侵入してこの資料を取ったとしてもこの世界を守るものとして見せないこと
・この計画終了時
ある程度の猶予を与えてそれでもやり残したことがあるならそれに付き合うこと
・大注意事項
9月3日
記憶の銀行から返却されてしまうため暴走の恐れがある。
それを見た六花は少し考えた後、決心した。この資料は見なかったことにして最低限の被害に抑えることを目指しこの本は謎に小さくできる機能を持っていたため小さくしポケットの中に入れた。そして資料室から出た。その後の話
2人を連れて保健室へ帰還したのち救急車にて送られて
病院に行き親御さんなどがきたが結局、白夜の親は来ませんでした。
夏休みが終了した時には全員が退院したが先生たちによって生徒たちに噂が立ってしまい彼らは組の人たちに喧嘩を売って怪我を負ったと言われている。
全部嘘だが^_^
停学処分などなく事情を知っている校長や先生によってなんとかなしでこなしを得た。
その中でずっと六花は資料と葛藤していた。
何も情報がないとは言えないため、見せていいものだけ渡した。
その情報は二重人格についてのこと
場所を選んだ理由
などなど
そのことを話すため集合することになった。
夏休み終了した後、数日が経ち
8月25日
暴走開始まで残り9日
教室で白夜が見ていると矢吹先生に呼ばれた。
「白夜さんちょっと来てくれませんか?」
「なんですか?」
白夜は矢吹先生のもとに行くとあることを伝えられた。
「お前らの為に部屋を用意することができた。」
「まじですか?」
「やっていることはすごいことだからな、校長先生が特別に用意してくれたのだ」
「それは平野さんに伝えました?」
「全員に伝えたから問題なしだ」
「ありがとうございます」
「ではそこに集合しましょう」
昼休みそこにみんなは集合した。
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