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第11話 光奪いのオークション
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ルミナ・ノクスの宣言と共に、俺たちの意識は奇妙な空間へと誘(いざな)われた。視界いっぱいに広がるのは、漆黒の背景に怪しく光るネオンのようなラインが走る、どこかアンダーグラウンドな雰囲気のインターフェース。まるで、非合法な取引が行われる闇市場(ブラックマーケット)のようだ。
『闇市ストリームへようこそ』
どこからともなく、ルミナ・ノクスの声が響く。先ほどの冷たさは少し和らぎ、まるでゲームマスターか何かのように、楽しげな響きさえ帯びている。
『ここでは、あなた方の“記憶の光”を取引します。そう、あなた方が大切にしている(あるいは忘れたいと思っている)映像の断片をね』
画面には、怪しげなデザインの「出品」ボタンと「入札」ボタンが表示される。
『そして、この市場で使われる通貨は……ふふ、あなた方の“光”そのもの。すなわち、映像1フレームが1カレンシーとなります』
「はぁ!? 記憶の映像がカネになるってのかよ!」
俺の叫びは、おそらく他の多くの視聴者の心の声とシンクロしただろう。通貨が映像フレーム? 意味が分からない。
試しに、好奇心旺盛な視聴者の一人が「出品」ボタンを押してみたらしい。音声コメントで実況が入る。
『お、押してみたぞ……なんか「記憶スキャン中」って出てる……うおっ!?』
『出品完了:昨晩の夕食(画質粗めの焼き魚定食)。12フレーム・カレンシーを獲得しました。……え、俺の晩飯、12円くらいの価値?』
コメント欄(音声)が途端にざわめき立つ。
『マジかよ! 俺もやる!』
『高校時代の黒歴史ポエムノートの1ページ、出品したら5フレームだった……安っ!』
『道端で見つけた変な形の石ころの記憶、出品! ……お、3フレームゲット! これで億万長者も夢じゃない!?』
『誰か、さっき魔王様が爆発させてた料理の映像、持ってないか? 高値で買うぞ!』
あっという間に、視聴者たちの、お世辞にも価値があるとは思えない「どうでもいい記憶映像」が次々と出品され、闇市ストリームの通貨――フレーム・カレンシーは、凄まじい勢いでインフレを起こし始めた。昨日の晩飯が基準通貨になりつつあるカオスな状況だ。
『ふふ、賑やかになってきたわね。では、最初のオークションアイテムはこちらです』
ルミナ・ノクスの声と共に、ストリームの中央に、古びた写真のような映像が映し出された。セピア色の中で、小さな子供が補助輪なしの自転車に乗り、誇らしげに笑っている。その後ろで、父親らしき男性が、涙ぐみながら満面の笑みで拍手している。
『出品者:名もなき老人。タイトル:「初めて空を飛べた日」。開始価格は、1000フレーム・カレンシーから』
それは、誰の心にも響くような、温かく感動的な映像のはずだった。なのに。
『おお……! いい話だな……!』
『……ってことは、俺の晩飯83人前強か……』
『道端の石ころ333個分の価値がある笑顔……!』
『黒歴史ポエムノート200ページ分に相当……!』
通貨のせいで感動が台無しだよ!
その時、魔王ゼファリスから呆れたような、しかしどこか楽しげな通信が入った。
『ふむ、面白い趣向ではないか。ならば、我が若かりし頃の記憶――初代勇者を戦略的撤退(という名の完膚なきまでの返り討ち)に追い込んだ際の、奴の泣きっ面映像でも出品してみるか? 開始価格は……そうだな、1億フレーム・カレンシーくらいでどうだ?』
「やめてください魔王様! 通貨の概念が崩壊します! ていうか初代勇者に謝ってください!」
俺が全力でツッコミを入れている間に、状況はさらに動いていた。冷静沈着な天才ハッカー、Root_Toraが動いたのだ。
『……この闇市ストリームのシステム構造、興味深い。解析を開始する。バックドアか脆弱性を見つけて、Lumina Noxの情報を抜く。ついでに、このインフレ通貨をデノミしてやる』
頼もしい! さすが俺たちのトラ! ……と言いたいところだが、こういうフラグはだいたい良くない方向に転がるのがお約束だ。
そして、もう一人。我らがマネージャー兼元聖騎士、ユウナもまた、この異常事態を克明に記録し、視聴者に伝えようと奮闘していた。彼女は、音声認識を利用した自動字幕表示機能をオンにした。画面下部に、彼女の真面目な声に対応したテロップが表示され始める。
ユウナ:「えー、皆さん、落ち着いてください。現在、謎の存在**『ルミナ納豆』**による、光のオークションが開催中です。通貨は映像フレームとなっており、極めて危険な状況と言えます」
「ユ、ユウナさん!? ルミナ・ノクスだって! なんで急に健康食品みたいになってんの!?」
俺のツッコミに、ユウナはきょとんとした顔(音声から察するに)で首を傾げる。
ユウナ:「え? ああ、失礼いたしました。訂正します。この存在の目的は、我々の大切な**『光誤解』**を奪うことにあると思われます」
「光奪い(ひかりうばい)だって!! 誤解じゃなくて! ていうか、なんで今度は海の虫みたいな名前になってるんですか!? Echo! 字幕のAI、もうちょっと頑張れ!」
《……言語データベース……異世界語彙とのマッチングに……エラー……》
Echoも混乱しているらしい。視聴者コメント欄は、もはや爆笑の渦だ。
『ルミナ納豆wwwww 粘り強そうwww』
『ヒカリゴカイwwwwww 釣りの餌かよwwww』
『ユウナ様の字幕が本体www』
『腹筋がフレーム・カレンシーになりそうwww』
『これが聖騎士の天然スキル……恐るべし……』
まさにカオス。シリアスな状況のはずなのに、笑いを堪えるのに必死だ。
だが、そのコミカルな空気を切り裂くように、鋭い悲鳴が響き渡った。
『ぐわあああっ!? なんだこのカウンタープログラムは!? 想定外のトラップだと!? 目が、目がぁぁぁぁぁぁ!』
Root_Toraからの通信だった。彼の声がノイズに掻き消え、アバターが表示されていたウィンドウが激しい砂嵐状態になる。
「トラ!? どうした! おい、返事をしろ!」
呼びかけに応答はない。数秒間の重い沈黙の後、弱々しい、途切れ途切れの声で通信が再開された。
『……くそっ……やられた……。潜入に気づかれて、カウンターを食らった……。視覚情報処理系に直接攻撃……一時的に、何も、見えん……』
普段のクールでポーカーフェイスなToraが、明らかに狼狽し、苦痛に喘いでいる。
その時、くすくす、と楽しげな笑い声が、闇市ストリーム全体に響いた。ルミナ・ノクスの声だ。
『あらあら、可愛いネズミさんが一匹、紛れ込んでいたようね。私の劇場(シアター)の裏側を覗こうなんて、感心しないわ。少しだけ、お仕置き』
その声には、先ほどまでのゲームマスターのような響きはなく、底知れない冷たさと、残酷な愉悦が滲んでいた。
場の空気が一変する。さっきまでのコミカルな雰囲気は吹き飛び、敵の能力の高さ、その罠の巧妙さ、そして何より、その本質の危険性が、肌に突き刺さるように伝わってくる。
ユウナの自動字幕が、空気を読まずに表示される。
「速報です。我々の仲間であるハッカー**『ルート虎』が敵の攻撃により視界を奪われました。繰り返します。『危険なヒカリゴカイ』の罠です。皆さん、『ルミナ納豆』**には十分注意してください」
「もうメチャクチャだよ!!!」
俺の絶叫が、カオスと化した闇市ストリームに響き渡った。笑っている場合じゃない。だが、笑わずにはいられない。そして、確実に状況は悪化している。
Root_Toraという強力な戦力を一時的に失い、敵の正体も目的も掴めないまま、光のオークションは続いていく。
次に競りに掛けられるのは、一体、誰の、どんな“光”なのだろうか。
『闇市ストリームへようこそ』
どこからともなく、ルミナ・ノクスの声が響く。先ほどの冷たさは少し和らぎ、まるでゲームマスターか何かのように、楽しげな響きさえ帯びている。
『ここでは、あなた方の“記憶の光”を取引します。そう、あなた方が大切にしている(あるいは忘れたいと思っている)映像の断片をね』
画面には、怪しげなデザインの「出品」ボタンと「入札」ボタンが表示される。
『そして、この市場で使われる通貨は……ふふ、あなた方の“光”そのもの。すなわち、映像1フレームが1カレンシーとなります』
「はぁ!? 記憶の映像がカネになるってのかよ!」
俺の叫びは、おそらく他の多くの視聴者の心の声とシンクロしただろう。通貨が映像フレーム? 意味が分からない。
試しに、好奇心旺盛な視聴者の一人が「出品」ボタンを押してみたらしい。音声コメントで実況が入る。
『お、押してみたぞ……なんか「記憶スキャン中」って出てる……うおっ!?』
『出品完了:昨晩の夕食(画質粗めの焼き魚定食)。12フレーム・カレンシーを獲得しました。……え、俺の晩飯、12円くらいの価値?』
コメント欄(音声)が途端にざわめき立つ。
『マジかよ! 俺もやる!』
『高校時代の黒歴史ポエムノートの1ページ、出品したら5フレームだった……安っ!』
『道端で見つけた変な形の石ころの記憶、出品! ……お、3フレームゲット! これで億万長者も夢じゃない!?』
『誰か、さっき魔王様が爆発させてた料理の映像、持ってないか? 高値で買うぞ!』
あっという間に、視聴者たちの、お世辞にも価値があるとは思えない「どうでもいい記憶映像」が次々と出品され、闇市ストリームの通貨――フレーム・カレンシーは、凄まじい勢いでインフレを起こし始めた。昨日の晩飯が基準通貨になりつつあるカオスな状況だ。
『ふふ、賑やかになってきたわね。では、最初のオークションアイテムはこちらです』
ルミナ・ノクスの声と共に、ストリームの中央に、古びた写真のような映像が映し出された。セピア色の中で、小さな子供が補助輪なしの自転車に乗り、誇らしげに笑っている。その後ろで、父親らしき男性が、涙ぐみながら満面の笑みで拍手している。
『出品者:名もなき老人。タイトル:「初めて空を飛べた日」。開始価格は、1000フレーム・カレンシーから』
それは、誰の心にも響くような、温かく感動的な映像のはずだった。なのに。
『おお……! いい話だな……!』
『……ってことは、俺の晩飯83人前強か……』
『道端の石ころ333個分の価値がある笑顔……!』
『黒歴史ポエムノート200ページ分に相当……!』
通貨のせいで感動が台無しだよ!
その時、魔王ゼファリスから呆れたような、しかしどこか楽しげな通信が入った。
『ふむ、面白い趣向ではないか。ならば、我が若かりし頃の記憶――初代勇者を戦略的撤退(という名の完膚なきまでの返り討ち)に追い込んだ際の、奴の泣きっ面映像でも出品してみるか? 開始価格は……そうだな、1億フレーム・カレンシーくらいでどうだ?』
「やめてください魔王様! 通貨の概念が崩壊します! ていうか初代勇者に謝ってください!」
俺が全力でツッコミを入れている間に、状況はさらに動いていた。冷静沈着な天才ハッカー、Root_Toraが動いたのだ。
『……この闇市ストリームのシステム構造、興味深い。解析を開始する。バックドアか脆弱性を見つけて、Lumina Noxの情報を抜く。ついでに、このインフレ通貨をデノミしてやる』
頼もしい! さすが俺たちのトラ! ……と言いたいところだが、こういうフラグはだいたい良くない方向に転がるのがお約束だ。
そして、もう一人。我らがマネージャー兼元聖騎士、ユウナもまた、この異常事態を克明に記録し、視聴者に伝えようと奮闘していた。彼女は、音声認識を利用した自動字幕表示機能をオンにした。画面下部に、彼女の真面目な声に対応したテロップが表示され始める。
ユウナ:「えー、皆さん、落ち着いてください。現在、謎の存在**『ルミナ納豆』**による、光のオークションが開催中です。通貨は映像フレームとなっており、極めて危険な状況と言えます」
「ユ、ユウナさん!? ルミナ・ノクスだって! なんで急に健康食品みたいになってんの!?」
俺のツッコミに、ユウナはきょとんとした顔(音声から察するに)で首を傾げる。
ユウナ:「え? ああ、失礼いたしました。訂正します。この存在の目的は、我々の大切な**『光誤解』**を奪うことにあると思われます」
「光奪い(ひかりうばい)だって!! 誤解じゃなくて! ていうか、なんで今度は海の虫みたいな名前になってるんですか!? Echo! 字幕のAI、もうちょっと頑張れ!」
《……言語データベース……異世界語彙とのマッチングに……エラー……》
Echoも混乱しているらしい。視聴者コメント欄は、もはや爆笑の渦だ。
『ルミナ納豆wwwww 粘り強そうwww』
『ヒカリゴカイwwwwww 釣りの餌かよwwww』
『ユウナ様の字幕が本体www』
『腹筋がフレーム・カレンシーになりそうwww』
『これが聖騎士の天然スキル……恐るべし……』
まさにカオス。シリアスな状況のはずなのに、笑いを堪えるのに必死だ。
だが、そのコミカルな空気を切り裂くように、鋭い悲鳴が響き渡った。
『ぐわあああっ!? なんだこのカウンタープログラムは!? 想定外のトラップだと!? 目が、目がぁぁぁぁぁぁ!』
Root_Toraからの通信だった。彼の声がノイズに掻き消え、アバターが表示されていたウィンドウが激しい砂嵐状態になる。
「トラ!? どうした! おい、返事をしろ!」
呼びかけに応答はない。数秒間の重い沈黙の後、弱々しい、途切れ途切れの声で通信が再開された。
『……くそっ……やられた……。潜入に気づかれて、カウンターを食らった……。視覚情報処理系に直接攻撃……一時的に、何も、見えん……』
普段のクールでポーカーフェイスなToraが、明らかに狼狽し、苦痛に喘いでいる。
その時、くすくす、と楽しげな笑い声が、闇市ストリーム全体に響いた。ルミナ・ノクスの声だ。
『あらあら、可愛いネズミさんが一匹、紛れ込んでいたようね。私の劇場(シアター)の裏側を覗こうなんて、感心しないわ。少しだけ、お仕置き』
その声には、先ほどまでのゲームマスターのような響きはなく、底知れない冷たさと、残酷な愉悦が滲んでいた。
場の空気が一変する。さっきまでのコミカルな雰囲気は吹き飛び、敵の能力の高さ、その罠の巧妙さ、そして何より、その本質の危険性が、肌に突き刺さるように伝わってくる。
ユウナの自動字幕が、空気を読まずに表示される。
「速報です。我々の仲間であるハッカー**『ルート虎』が敵の攻撃により視界を奪われました。繰り返します。『危険なヒカリゴカイ』の罠です。皆さん、『ルミナ納豆』**には十分注意してください」
「もうメチャクチャだよ!!!」
俺の絶叫が、カオスと化した闇市ストリームに響き渡った。笑っている場合じゃない。だが、笑わずにはいられない。そして、確実に状況は悪化している。
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