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第18話 虹の架け橋くんと祭りの前夜!
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神界でのタイムリミットは、残り二日。人間界からの妨害という新たな脅威が加わったものの、ショウタのエンジニア魂は、むしろ逆境でこそ燃え上がるタイプだった。健太からのアドバイスと、ミカエルの(時々ズレるが)真摯な期待を背に、彼は「手動式神聖映像信号ピコピコ変換機マークワン」の改良に不眠不休で取り組んでいた。
「見ててくださいよミカエル様、インプ君! 僕の…いや、僕と健太の技術の結晶を!」
ショウタが自信満々に披露したのは、祭壇の一角で怪しげな光を放つ新たな装置だった。神界の「光輝水晶」をレンズに応用し、魔界の「影銀線」で超微細な魔法回路を構築、そこに健太が夢枕回線越しに叩き込んだ地球の最新コーデックの設計思想(魔法的に翻訳・実装)を融合させたそれは、もはや以前のローテク装置の面影はない。ショウタはそれを誇らしげにこう名付けた。
「『神聖魔力ハイブリッド映像コンバーター・プロトタイプ』! 通称、『虹の架け橋くん1号』です!」
「…虹の架け橋くん…ですか。ネーミングセンスはともかく、その効果はいかほどか、見せていただきましょう」
ミカエルの冷静な(しかし若干呆れたような)言葉を受け、ショウタは「神の目」と「虹の架け橋くん1号」を接続。スイッチを入れると――。
モニターに映し出されたのは、息をのむほどクリアで滑らかな、神殿の内部映像だった。以前の紙芝居状態が嘘のように、天使の羽ばたき一つ一つのディテールまで鮮明に再現されている。
「す、すごい…! まるで生で見ているようです、ゼロ様!」インプが感動に声を震わせる。
「やった…! やったぞ健太ァァァ!」ショウタは心の中でガッツポーズする。
しかし、完璧とはいかなかった。装置が稼働すると、時折「虹の架け橋くん1号」から七色のオーラが漏れ出し、周囲の魔力バランスが微妙に不安定になる。一度は、近くにいたミカエルの金髪が、一瞬だけファンキーなアフロヘアーになるという珍現象まで発生した(ミカエル本人は気づかず、ショウタとインプは必死で笑いをこらえた)。改良の余地は、まだ大いにありそうだ。
その間も、人間界からの妨害コメントは断続的に続いていた。相変わらず聖言フィルターによって珍妙な文章に変換されてはいるものの、その悪意は明らかだった。
『ゼロの配信は邪悪な魔術!(フィルター変換:ぜろ様のご配信はじゃあくなまじゅつにございます!)』
『神の領域を汚す者は許さん!(フィルター変換:かみのごりょういきをけがすかたはおゆるしいたしません!)』
以前のショウタなら、こうした言葉に心を痛め、自信を失っていただろう。だが、今の彼は違った。
「…神域を汚す、か。面白いじゃないか。僕の配信が本当にそうなのか、見せてやるよ」
彼はテスト配信中、あえてそうした妨害コメントをピックアップし、真摯に、時にはユーモアを交えて応答し始めた。
「『じゃあくなまじゅつ』とおっしゃいますが、僕が使っているのは、皆さんに美しい映像をお届けするための『テクノロジー』と、ちょっとした『魔法』のスパイスですよ? むしろ、皆さんの心を繋ぐ『愛の魔術』かもしれませんね!」
ショウタがウィンクすると、モニターの向こうのミカエルが、わずかに眉をひそめたが、すぐに真顔に戻り、「…その『愛の魔術』という表現が、聖言フィルターに抵触しないか、後で精査が必要ですね」と、どこまでも真面目だった。言葉の戦いは、まだ続く。
技術的なブレイクスルーと、妨害へのある程度の精神的耐性ができたことで、ショウタの頭には大胆なアイデアが閃いていた。彼はミカエルの執務室へ向かうと、単刀直入に切り出した。
「ミカエル様! この状況を逆手にとって、僕たちから仕掛けませんか!? 魔界、人間界、そして神界の三界に向けて、この新しい配信技術と、僕たちの想いをアピールする、超大規模な生配信イベントをやりたいんです! 名付けて…『三界クロス・ユニオンフェス』!」
ミカエルは最初、その突拍子もない提案に目を丸くしたが(あくまでショウタ視点ではそう見えた)、すぐに冷静さを取り戻し、ショウタの真意を探るように問いかけた。
「…妨害がある中で、あえて大規模なイベントを? それはリスクが高すぎるとは思いませんか」
「リスクは承知の上です! でも、だからこそ、僕たちの技術が、そして僕の配信が、どんな困難にも負けずに世界を繋ぐ力があるって証明したいんです! それに…神界の素晴らしさを、他の世界の人たちにももっと知ってもらうチャンスですよ?」
最後の言葉は、ミカエルの心に響いたようだった。神界の威光と文化を他界に正しく伝えること。それは、彼がかねてより抱いていた願いの一つでもあったのだ。
「…よろしいでしょう。その『三界クロス・ユニオンフェス』、神界配信ギルドが全面的にバックアップします。ただし、内容は神界の品位を損なわぬものとすること。いいですね?」
「やった! ありがとうございます、ミカエル様!」
こうして、異世界初の三界同時生配信イベントの開催が決定した。しかし、開催までは残り一日と数時間しかない!
ショウタ、ミカエル、インプ、そして夢枕回線で常時接続状態の健太(「おいショウタ、神界の天使の थ्रीサイズはまだか!?」と技術アドバイスの合間に叫んでいる)を巻き込んでの、怒涛の準備作業が始まった。
イベントの目玉は何か? ゼロによる「虹の架け橋くん1号」の技術デモンストレーションか? 神界自慢の聖歌隊と、魔界で人気のロックバンド(魔王様イチオシ)の異文化コラボステージか?
「ここはやはり、神々の威光を示すため、荘厳なる『神々の降臨パレード』をメインに…」と提案するミカエルに対し、
「いやいやミカエル様、もっとこう、視聴者参加型のクイズとか、三界の珍味食べ比べとか、そういうバラエティ企画も入れましょうよ!」とショウタが反論。
「食べ比べ…ですか? 神界の『ネクタル』と魔界の『腐肉ゼリー』、そして人間界の『インスタントラーメン』を並べるのは、些か絵面に問題が…」
企画会議は、文化と価値観の衝突でカオスを極めた。
告知も急ピッチで進められた。神界からはミカエルが、魔界からは魔王様が(「ゼロの晴れ舞台ぞ! 全員視聴せよ! しないと焼肉!」という勅令と共に)、そして人間界へは…さて、どうしたものか。妨害してくるギルドがいる一方で、ゼロの配信を純粋に楽しんでいるファンもいるはずだ。
そんな喧騒の中、人間界の暗部では、あの過激派VTuberギルドのリーダーが、不気味な笑みを浮かべていた。
「フン、『三界クロス・ユニオンフェス』だと? 面白い。奴らが世界に向けて恥をかく瞬間を、我々が盛大に演出してやろうじゃないか。総力を挙げて、奴らの配信を叩き潰す!」
彼らの手には、これまでとは比較にならない強力な妨害魔法の呪符が握られていた。
そして、祭りの前夜。
ショウタは、なんとか形になったイベントの進行表と、「虹の架け橋くん1号」(ところどころ聖水で清められている)を見つめ、深い溜息をついた。期待と不安が入り混じり、胸が押し潰されそうだ。
(本当に、大丈夫だろうか…? また、あの時のように、何もできずに終わったりしないだろうか…?)
追放された時の無力感と絶望が、心の隅で鎌首をもたげる。
窓の外には、神界の美しい星空が広がっていた。
「…大丈夫。一人じゃないんだ」
健太がいる。ミカエル様がいる。インプ君も、魔王様も、そしてまだ見ぬたくさんの視聴者たちが、きっと待っていてくれる。
ショウタは、ぎゅっと拳を握りしめた。
――つづく!
「見ててくださいよミカエル様、インプ君! 僕の…いや、僕と健太の技術の結晶を!」
ショウタが自信満々に披露したのは、祭壇の一角で怪しげな光を放つ新たな装置だった。神界の「光輝水晶」をレンズに応用し、魔界の「影銀線」で超微細な魔法回路を構築、そこに健太が夢枕回線越しに叩き込んだ地球の最新コーデックの設計思想(魔法的に翻訳・実装)を融合させたそれは、もはや以前のローテク装置の面影はない。ショウタはそれを誇らしげにこう名付けた。
「『神聖魔力ハイブリッド映像コンバーター・プロトタイプ』! 通称、『虹の架け橋くん1号』です!」
「…虹の架け橋くん…ですか。ネーミングセンスはともかく、その効果はいかほどか、見せていただきましょう」
ミカエルの冷静な(しかし若干呆れたような)言葉を受け、ショウタは「神の目」と「虹の架け橋くん1号」を接続。スイッチを入れると――。
モニターに映し出されたのは、息をのむほどクリアで滑らかな、神殿の内部映像だった。以前の紙芝居状態が嘘のように、天使の羽ばたき一つ一つのディテールまで鮮明に再現されている。
「す、すごい…! まるで生で見ているようです、ゼロ様!」インプが感動に声を震わせる。
「やった…! やったぞ健太ァァァ!」ショウタは心の中でガッツポーズする。
しかし、完璧とはいかなかった。装置が稼働すると、時折「虹の架け橋くん1号」から七色のオーラが漏れ出し、周囲の魔力バランスが微妙に不安定になる。一度は、近くにいたミカエルの金髪が、一瞬だけファンキーなアフロヘアーになるという珍現象まで発生した(ミカエル本人は気づかず、ショウタとインプは必死で笑いをこらえた)。改良の余地は、まだ大いにありそうだ。
その間も、人間界からの妨害コメントは断続的に続いていた。相変わらず聖言フィルターによって珍妙な文章に変換されてはいるものの、その悪意は明らかだった。
『ゼロの配信は邪悪な魔術!(フィルター変換:ぜろ様のご配信はじゃあくなまじゅつにございます!)』
『神の領域を汚す者は許さん!(フィルター変換:かみのごりょういきをけがすかたはおゆるしいたしません!)』
以前のショウタなら、こうした言葉に心を痛め、自信を失っていただろう。だが、今の彼は違った。
「…神域を汚す、か。面白いじゃないか。僕の配信が本当にそうなのか、見せてやるよ」
彼はテスト配信中、あえてそうした妨害コメントをピックアップし、真摯に、時にはユーモアを交えて応答し始めた。
「『じゃあくなまじゅつ』とおっしゃいますが、僕が使っているのは、皆さんに美しい映像をお届けするための『テクノロジー』と、ちょっとした『魔法』のスパイスですよ? むしろ、皆さんの心を繋ぐ『愛の魔術』かもしれませんね!」
ショウタがウィンクすると、モニターの向こうのミカエルが、わずかに眉をひそめたが、すぐに真顔に戻り、「…その『愛の魔術』という表現が、聖言フィルターに抵触しないか、後で精査が必要ですね」と、どこまでも真面目だった。言葉の戦いは、まだ続く。
技術的なブレイクスルーと、妨害へのある程度の精神的耐性ができたことで、ショウタの頭には大胆なアイデアが閃いていた。彼はミカエルの執務室へ向かうと、単刀直入に切り出した。
「ミカエル様! この状況を逆手にとって、僕たちから仕掛けませんか!? 魔界、人間界、そして神界の三界に向けて、この新しい配信技術と、僕たちの想いをアピールする、超大規模な生配信イベントをやりたいんです! 名付けて…『三界クロス・ユニオンフェス』!」
ミカエルは最初、その突拍子もない提案に目を丸くしたが(あくまでショウタ視点ではそう見えた)、すぐに冷静さを取り戻し、ショウタの真意を探るように問いかけた。
「…妨害がある中で、あえて大規模なイベントを? それはリスクが高すぎるとは思いませんか」
「リスクは承知の上です! でも、だからこそ、僕たちの技術が、そして僕の配信が、どんな困難にも負けずに世界を繋ぐ力があるって証明したいんです! それに…神界の素晴らしさを、他の世界の人たちにももっと知ってもらうチャンスですよ?」
最後の言葉は、ミカエルの心に響いたようだった。神界の威光と文化を他界に正しく伝えること。それは、彼がかねてより抱いていた願いの一つでもあったのだ。
「…よろしいでしょう。その『三界クロス・ユニオンフェス』、神界配信ギルドが全面的にバックアップします。ただし、内容は神界の品位を損なわぬものとすること。いいですね?」
「やった! ありがとうございます、ミカエル様!」
こうして、異世界初の三界同時生配信イベントの開催が決定した。しかし、開催までは残り一日と数時間しかない!
ショウタ、ミカエル、インプ、そして夢枕回線で常時接続状態の健太(「おいショウタ、神界の天使の थ्रीサイズはまだか!?」と技術アドバイスの合間に叫んでいる)を巻き込んでの、怒涛の準備作業が始まった。
イベントの目玉は何か? ゼロによる「虹の架け橋くん1号」の技術デモンストレーションか? 神界自慢の聖歌隊と、魔界で人気のロックバンド(魔王様イチオシ)の異文化コラボステージか?
「ここはやはり、神々の威光を示すため、荘厳なる『神々の降臨パレード』をメインに…」と提案するミカエルに対し、
「いやいやミカエル様、もっとこう、視聴者参加型のクイズとか、三界の珍味食べ比べとか、そういうバラエティ企画も入れましょうよ!」とショウタが反論。
「食べ比べ…ですか? 神界の『ネクタル』と魔界の『腐肉ゼリー』、そして人間界の『インスタントラーメン』を並べるのは、些か絵面に問題が…」
企画会議は、文化と価値観の衝突でカオスを極めた。
告知も急ピッチで進められた。神界からはミカエルが、魔界からは魔王様が(「ゼロの晴れ舞台ぞ! 全員視聴せよ! しないと焼肉!」という勅令と共に)、そして人間界へは…さて、どうしたものか。妨害してくるギルドがいる一方で、ゼロの配信を純粋に楽しんでいるファンもいるはずだ。
そんな喧騒の中、人間界の暗部では、あの過激派VTuberギルドのリーダーが、不気味な笑みを浮かべていた。
「フン、『三界クロス・ユニオンフェス』だと? 面白い。奴らが世界に向けて恥をかく瞬間を、我々が盛大に演出してやろうじゃないか。総力を挙げて、奴らの配信を叩き潰す!」
彼らの手には、これまでとは比較にならない強力な妨害魔法の呪符が握られていた。
そして、祭りの前夜。
ショウタは、なんとか形になったイベントの進行表と、「虹の架け橋くん1号」(ところどころ聖水で清められている)を見つめ、深い溜息をついた。期待と不安が入り混じり、胸が押し潰されそうだ。
(本当に、大丈夫だろうか…? また、あの時のように、何もできずに終わったりしないだろうか…?)
追放された時の無力感と絶望が、心の隅で鎌首をもたげる。
窓の外には、神界の美しい星空が広がっていた。
「…大丈夫。一人じゃないんだ」
健太がいる。ミカエル様がいる。インプ君も、魔王様も、そしてまだ見ぬたくさんの視聴者たちが、きっと待っていてくれる。
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