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最終話 奏視点
しおりを挟む程なくして、柚葉の寝息が聞こえた。
結構ムリさせちゃったのかな。
奏はベッドから立ち上がり柚葉の着ていた下着とシャツを洗濯機にいれた。それから柚葉を起こさないよう、濡れたタオルで柚葉の身体を拭いた。
クローゼットから自分のシャツを取り出して柚葉に着せた。自分のシャツから柚葉の太腿が出て、奏は見入ってしまった。
これはこれでエロい。いつからこんな性癖があったのだろう。
シャワーを浴びて、柚葉のいるベッドに再び戻った。
翌日の朝
柚葉が起き上がる動作で半分目を覚ます。
柚葉が奏のベッドにいる。これは夢だろうか。
昨日の情事を思い出し、幸せで目を覚ます。
柚葉が何やらベッドの周りを探している。
服を探してるんだろうな。慌ててる柚葉を見たくて奏はイタズラ心から寝たふりをする。
柚葉は洗面室に入って、洗濯機を確認して戻ってきた。
その後もオロオロしていて可愛い。
ふと柚葉の目に何か留まったらしい。一点を見つめて……泣き出した。え?
奏はガバッと起き上がって後ろから抱きしめる。
どうして泣いているの?柚葉の瞳の先にあったのは、雪の結晶のネックレスだ。
奏はコルクボードにネックレスを飾っていたことを忘れていた。
「ごめんなさい。私……」
柚葉の涙が落ちる。
「いいんだよ。」
柚葉がポツリと水色に抵抗があったことを話してくれた。そういうコトだったのか。奏は納得した。
だけど水色のワンピースを着た柚葉を好きになったんだよ。
奏はネックレスを手に取ると、柚葉の首につけた。
「似合ってるよ。柚葉」
そのままキスをすると、柚葉が笑った。
あぁ、柚葉。君はどんな色でも一番似合うよ。
だって君は俺の一番なのだから。
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