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相談その1〜ハルside〜
慌ただしい朝
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《ハルサン、アサデス。オキテクダサイ》
「うーーーー」
ベッドから顔を出し、スマホを操作する。
「眠たい...」
《ガンバッテクダサイ、ホンジツハ、セイテン。ヨテイハニケンデス》
「パーティー...の前に城山さんの新作を着てお買い物...だったよね...眠すぎる」
ベッドからなかなか抜け出せず、片足を出しては引っ込める。
ベッドから出たら洗面所へ行って歯を磨いて、適当な服に着替えてコンビニへ行かないと...新聞と朝ご飯買わないと...
《アト30フンデ、ヨテイノジコクデス》
「えっ?!やば!!!」
そこからの行動は早かった。5分もかからず靴を履いて飛び出していた。
『いらっしゃいませー!』
朝のコンビニでは毎日野菜ジュースを一本買ってレジへ並ぶ。
『新聞は一部でよろしいですか?』
新聞も毎日買っていたので店員に言う前から用意されていたようだ。
名札を見ると[サトウ]の文字。
「ありがとうございます、バレちゃってますね」笑いながらスマホを画面に近づける
『はい、毎日これくらいの時間にいらっしゃるので』笑いながら会計を済ませていく。
「サトウさん、は毎日この時間にいらっしゃいますよね、学生さんかな?」
メガネ越しに佐藤を見つめると首に手を当てながら『その通りです』と返答が返ってくる
「えらいね、朝早くから!大学の勉強も忙しいだろうに」
野菜ジュースと新聞を受け取りながらはなしかけてみる
『学費の少しでも足しに』
「そうなんだ、体壊さないように、頑張ってね?」
『はいっ!ありがとうございます!お客様も、今日も一日お気をつけて!』
「ふふ、ありがとう。また明日!」
店員は笑顔で一礼する。なんとも爽やかな好青年だ。
紙パックの野菜ジュースにストローを刺し、新聞を片手に家へと帰る。これもまたルーティーンの一つだ。
「ただいま帰りました~」
《オカエリナサイマセ》
洗面所で手洗いうがいを済ませるとキッチンのカウンターへ腰掛け、新聞を読む。
ある程度読み終えると、今日の予定の準備だ。城山が用意している美容院へと行かなければならない。
「...ん?これって家帰ってこれるかな...」
スマホと先日受け取った資料を持ち、家を出る。
ドアにかかるプレートには[定休日]のプレートが自動的にかけられていた。
「(kimiがかけてくれたのか、今日は帰れないと読んだのか...)」
「うーーーー」
ベッドから顔を出し、スマホを操作する。
「眠たい...」
《ガンバッテクダサイ、ホンジツハ、セイテン。ヨテイハニケンデス》
「パーティー...の前に城山さんの新作を着てお買い物...だったよね...眠すぎる」
ベッドからなかなか抜け出せず、片足を出しては引っ込める。
ベッドから出たら洗面所へ行って歯を磨いて、適当な服に着替えてコンビニへ行かないと...新聞と朝ご飯買わないと...
《アト30フンデ、ヨテイノジコクデス》
「えっ?!やば!!!」
そこからの行動は早かった。5分もかからず靴を履いて飛び出していた。
『いらっしゃいませー!』
朝のコンビニでは毎日野菜ジュースを一本買ってレジへ並ぶ。
『新聞は一部でよろしいですか?』
新聞も毎日買っていたので店員に言う前から用意されていたようだ。
名札を見ると[サトウ]の文字。
「ありがとうございます、バレちゃってますね」笑いながらスマホを画面に近づける
『はい、毎日これくらいの時間にいらっしゃるので』笑いながら会計を済ませていく。
「サトウさん、は毎日この時間にいらっしゃいますよね、学生さんかな?」
メガネ越しに佐藤を見つめると首に手を当てながら『その通りです』と返答が返ってくる
「えらいね、朝早くから!大学の勉強も忙しいだろうに」
野菜ジュースと新聞を受け取りながらはなしかけてみる
『学費の少しでも足しに』
「そうなんだ、体壊さないように、頑張ってね?」
『はいっ!ありがとうございます!お客様も、今日も一日お気をつけて!』
「ふふ、ありがとう。また明日!」
店員は笑顔で一礼する。なんとも爽やかな好青年だ。
紙パックの野菜ジュースにストローを刺し、新聞を片手に家へと帰る。これもまたルーティーンの一つだ。
「ただいま帰りました~」
《オカエリナサイマセ》
洗面所で手洗いうがいを済ませるとキッチンのカウンターへ腰掛け、新聞を読む。
ある程度読み終えると、今日の予定の準備だ。城山が用意している美容院へと行かなければならない。
「...ん?これって家帰ってこれるかな...」
スマホと先日受け取った資料を持ち、家を出る。
ドアにかかるプレートには[定休日]のプレートが自動的にかけられていた。
「(kimiがかけてくれたのか、今日は帰れないと読んだのか...)」
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