115 / 215
【王妃の帰還】
106.王妃の帰還⑤ Side.セドリック
しおりを挟む
バカ女があろうことかアルメリア姫を追い出した。
まあ実質はバカンスに行かせただけだし、実害はないが。
とは言え姫が代替わりでしていた仕事がそのまま自分に降ってきて、あの女は早々に仕事を放棄したらしい。
(馬鹿なことを…)
俺がまだ小さかった頃は『子供の教育が』と逃げる手もなくはなかった。
けれど今はそんな手は使えるはずがないし、ここに戻ってきたからには王妃として仕事をこなさなければならないと言うのに……。
ちなみに姫は代行していた王妃の仕事は丸投げしていったが、王子妃の仕事は後でするから置いておいてくれと言っていたらしい。
急ぎがあればアルフレッドに頼んでくれてもいいが、俺達の間の邪魔はしたくないのでとも。
実にできた女だ。あのバカ女とは全然違う。
ここにきてまたほんの少し、姫への評価が俺の中で上がった。
(まああの女と比べたら誰でも評価は高くなるとは思うがな)
そんな事を考えながら仕事をこなす。
隣には常にアルフレッドがいるから最高と言ってもいいだろう。
姫は一か月くらいバカンスに行っていてくれてもいいくらいだ。
随分仕事にも慣れたことだし、あの姫ならひと月分の仕事も上手くやりくりしてすぐに終わらせるだろう。
これからはたまには視察にでも送り出してやろうか?
向こうも羽を伸ばせるし、俺もアルフレッドといられるしまさに一石二鳥。
王子妃の仕事の一環としてなくはないし、ありかもしれない。
そんな事を考えていたらアルフレッドが胡乱気な顔で俺を見てきて、おかしなことを考えていないだろうなと言ってきた。
本当に鋭い奴だ。
「別に。ただ姫はバカンスを楽しんでいるかと考えていただけだ」
「…それ、絶対これからはたまに視察に送り出してやろうかなとか考えてただけだろ?俺にはわかるぞ?」
「何だアルフレッド。随分鋭いな。愛する俺のことだからわかるのか?」
そうだったら嬉しいと笑ってやったら、そういうわけではなく俺が物凄く悪巧みしてそうな顔をしていたかららしい。
「言っとくけど、今後姫が視察に行くなら俺は絶対姫についてくからな」
「……それは困るな」
「今回は本当に特別だから!」
「…………そうか」
物凄く残念だ。
いや、姫を丸め込んで上手くやればいいだけか?
きっとすぐに協力してくれるだろう。
簡単だな。是非やろう。
俺がそんな事を考えているとはつゆ知らず、アルフレッドは徐ろにあのバカ女の話を口にしてくる。
「大体お前の母親、とんでもなく酷くないか?俺、姫を追い出しにかかった時本気でびっくりしたんだけど!」
「あの女は昔から自分中心だからな。父もどうしてさっさと離縁しなかったのか理解に苦しむ」
そもそもの話、アンシャンテに帰った時点で離縁しておけばよかったのだ。
当時は確かに32才くらいでまだまだ若かったし、離縁したらしたで後妻を勧める貴族も多かっただろうが、それでももう少し何とかならなかったのかと言ってやりたい。
「そう言えば今の陛下って随分若くで即位したんだっけ?」
「ああ。昔から少々やんちゃだったらしくてな、親からこれで落ち着くようになるんじゃないかと言われて結婚と同時に即位させられたとかなんとか言っていたな」
「へぇ…」
「そう言った意味では俺は気楽だ。父が死ぬまで王として責務を果たしてくれるらしいから、無理に即位しなくてもいいと言ってもらえたしな」
「え?!そうなのか?」
「ああ。このままルカが真っ当に育てば次の王はルカになるだろうし、俺は即位せずお前と好きなだけイチャイチャできる」
「え……」
「そのためならたとえ8割王の仕事が降ってこようと頑張る気にもなれるというものだ」
堂々とそう言ってやったら、お前絶対頭おかしいぞと言われたが俺は全く気にしない。
そんな話をしながら慣れた手つきで仕事を片付けていると、王妃の動向を探らせていた者から報告が入った。
「陛下が動かれました」
「そうか」
アルメリア姫を母が追い出し、初日から仕事を放棄して一週間。
ここに至り父もようやく重い腰を上げたらしい。
これで離縁してさっさとここから追い出してくれれば片は付く。
そう思っていたのに────。
「許しただと?」
「はっ。法を盾に王妃の座を剥奪するとは仰ったのですが、仕事をするから許してほしいと言われ……」
「甘いな」
実に甘い。
普段の冷静な父らしくなく、本気で嫌になる。
けれどアルフレッドはそれは俺の母親だからではないかと言ってきた。
「そりゃああんな人でもセドの母親だし、気を遣ってるんだって。陛下ってなんだかんだセドの事結構可愛がって大事にしてるし」
「……」
それは確かにそうかもしれないが────。
それとこれとは別だと思う。
「そうだな…例えば俺の母親がまだ生きていたとしよう。そんな母親が何か重大なことをやらかしたとして、俺が複雑な気持ちになっているのがわかっててお前は母親を即始末しにかかったりはしないだろ?」
「…………なるほど?」
それは確かにそうかもしれない。
多分アルフレッドの気持ちを考えてばっさり始末したりはしないだろう。
するとしても微弱な毒を陰で盛るよう指示を出し、ゆっくりゆっくり病気に見せ掛けて弱らせ、自然死に見せ掛けて殺すくらいの配慮はすると思う。
(いっそあのバカ女もそうしてやろうか?)
それなら父だって諦めがつくような気がする。
そうとなったら早速暗部に指示を出し、毒の手配をしておこう。
善は急げだ。
「アルフレッド。わかった。俺も少し冷静ではなかったようだ」
「わかってくれたか?それなら良かった」
満面の笑みを浮かべてくるアルフレッドが可愛い。
今日も沢山癒された気がする。
「あ、そう言えばなんかワイバーン便でレトロンから書状が届いてたぞ?」
「レトロン国から?」
一体何の用だろうと思いその書状を開くと、内容はシャメルの購入の話だった。
それによると取り敢えず既に持っているガヴァムを除き、4カ国分のシャメルが欲しいとのこと。
ミラルカ、レトロン、フォルティエンヌ、アンシャンテの分らしい。
また生産ラインが整い次第各国のトップ主導の元国全体に広げていきたいとも書かれてあり、かなり莫大な利益に繋がりそうな話だった。
これなら近いうちに十分アンシャンテへ払った賠償金分の利を取り戻すことはできるだろう。
そのことにホッと安堵の息を吐く。
それにしても父はどうしていつまでもあの女を自由にさせているのだろう?
あの女は言ってみれば罪人のようなものだ。
普通なら帰ってきて早々に幽閉してしまってもおかしくはない。
それに思い至らなかった時点で自分はもしかしたら冷静ではなかったのかもしれないなとふと思った。
(父が考えそうな事…か)
何があるだろう?
普通に考えたら『自分の妻で俺の母親だから気を遣った』が正解だろう。
けれど父は王としての判断を私情で早々間違ったりはしない。
必要であればその命さえ俺同様すぐにでも奪うだろう。
それなら何か目的があるはず────。
そう考えたところで、とても嫌だがなんとなくの可能性に思い至ってしまった。
「…………俺への教育か」
今回母に許しを与えたのも案外そのせいなのかもしれない。
つまりはあの母を使って、俺の成長を促しにかかっていたのだ。
俺がここまで冷静さを失ってイライラするのはアルフレッドが絡んだ時か相手があの母親の時だけだ。
きっと『将来の王として、如何に冷静さを取り戻せるか』というのを見たくもあったのだろう。
死ぬまで王でいてやると言ってはくれたが、病気で急に亡くなることだってなくはないし、俺を鍛えることは必要だと思ってくれたのだと思う。
アルフレッドが絡んだら俺が暴走するのは嫌という程知っているし、だからこそ母を使ってみようと思ったのかもしれない。
これではまだまだ子供だと言われたようなものだ。
母からの子供扱いは見当違いの腹立たしいものでしかないが、父からのこういったものはすべからく俺の成長を願ってのことなので腹を立てるのは筋違いだし、寧ろ有り難く思うべきことだとわかってはいる。
そう言えば最初に言っていたではないか。
『話し合いを』と。
俺が冷静に話し合いができるのを待っていてくれた……恐らくこれが母を放置している理由なのだろう。
どれだけ腹立たしくても冷静でないうちは判断は下すな。保留にしてでも落ち着いて事に当たれ。
父は最初から暗にそう示していた。
ヒントがあったのに気づかなかったのは俺の落ち度だ。
実際父は母にしっかり監視をつけていると報告は受けているし、完全放置というわけでもない。
姫の件も恐らく俺がフォローしなければしないで、何かしら動いてはくれただろう。
それだけアルメリア姫は父から気に入られているのだから。
「はぁ…参ったな」
さてどうしたものか。
これから父のところへ行って、すぐにでも話し合いの席を設けるべく動くべきか。
それとも自滅していくバカ女を見て留飲を下げてから動くべきか。
そう考えたのは一瞬で、俺はすぐさま父の元へと足を向けた。
***
「セドリック。どうやら冷静になれたようだな?」
「父上…。人が悪いですよ」
「そう言うな。ちょうどいい学びの機会になっただろう?」
「否定はしません」
「そうか。なら近いうちに話し合いの場でも設けるか」
「そうですね。どうせ仕事をすると言ってもすぐに泣きついてくるでしょうし、そのタイミングでやればいいのでは?」
「そうだな。そうしよう」
そうして二人でサクッと決めたのだが────あのバカ女はそんな俺達の斜め上の行動をし、自ら自分で自分の首を絞めにかかったのだった。
まあ実質はバカンスに行かせただけだし、実害はないが。
とは言え姫が代替わりでしていた仕事がそのまま自分に降ってきて、あの女は早々に仕事を放棄したらしい。
(馬鹿なことを…)
俺がまだ小さかった頃は『子供の教育が』と逃げる手もなくはなかった。
けれど今はそんな手は使えるはずがないし、ここに戻ってきたからには王妃として仕事をこなさなければならないと言うのに……。
ちなみに姫は代行していた王妃の仕事は丸投げしていったが、王子妃の仕事は後でするから置いておいてくれと言っていたらしい。
急ぎがあればアルフレッドに頼んでくれてもいいが、俺達の間の邪魔はしたくないのでとも。
実にできた女だ。あのバカ女とは全然違う。
ここにきてまたほんの少し、姫への評価が俺の中で上がった。
(まああの女と比べたら誰でも評価は高くなるとは思うがな)
そんな事を考えながら仕事をこなす。
隣には常にアルフレッドがいるから最高と言ってもいいだろう。
姫は一か月くらいバカンスに行っていてくれてもいいくらいだ。
随分仕事にも慣れたことだし、あの姫ならひと月分の仕事も上手くやりくりしてすぐに終わらせるだろう。
これからはたまには視察にでも送り出してやろうか?
向こうも羽を伸ばせるし、俺もアルフレッドといられるしまさに一石二鳥。
王子妃の仕事の一環としてなくはないし、ありかもしれない。
そんな事を考えていたらアルフレッドが胡乱気な顔で俺を見てきて、おかしなことを考えていないだろうなと言ってきた。
本当に鋭い奴だ。
「別に。ただ姫はバカンスを楽しんでいるかと考えていただけだ」
「…それ、絶対これからはたまに視察に送り出してやろうかなとか考えてただけだろ?俺にはわかるぞ?」
「何だアルフレッド。随分鋭いな。愛する俺のことだからわかるのか?」
そうだったら嬉しいと笑ってやったら、そういうわけではなく俺が物凄く悪巧みしてそうな顔をしていたかららしい。
「言っとくけど、今後姫が視察に行くなら俺は絶対姫についてくからな」
「……それは困るな」
「今回は本当に特別だから!」
「…………そうか」
物凄く残念だ。
いや、姫を丸め込んで上手くやればいいだけか?
きっとすぐに協力してくれるだろう。
簡単だな。是非やろう。
俺がそんな事を考えているとはつゆ知らず、アルフレッドは徐ろにあのバカ女の話を口にしてくる。
「大体お前の母親、とんでもなく酷くないか?俺、姫を追い出しにかかった時本気でびっくりしたんだけど!」
「あの女は昔から自分中心だからな。父もどうしてさっさと離縁しなかったのか理解に苦しむ」
そもそもの話、アンシャンテに帰った時点で離縁しておけばよかったのだ。
当時は確かに32才くらいでまだまだ若かったし、離縁したらしたで後妻を勧める貴族も多かっただろうが、それでももう少し何とかならなかったのかと言ってやりたい。
「そう言えば今の陛下って随分若くで即位したんだっけ?」
「ああ。昔から少々やんちゃだったらしくてな、親からこれで落ち着くようになるんじゃないかと言われて結婚と同時に即位させられたとかなんとか言っていたな」
「へぇ…」
「そう言った意味では俺は気楽だ。父が死ぬまで王として責務を果たしてくれるらしいから、無理に即位しなくてもいいと言ってもらえたしな」
「え?!そうなのか?」
「ああ。このままルカが真っ当に育てば次の王はルカになるだろうし、俺は即位せずお前と好きなだけイチャイチャできる」
「え……」
「そのためならたとえ8割王の仕事が降ってこようと頑張る気にもなれるというものだ」
堂々とそう言ってやったら、お前絶対頭おかしいぞと言われたが俺は全く気にしない。
そんな話をしながら慣れた手つきで仕事を片付けていると、王妃の動向を探らせていた者から報告が入った。
「陛下が動かれました」
「そうか」
アルメリア姫を母が追い出し、初日から仕事を放棄して一週間。
ここに至り父もようやく重い腰を上げたらしい。
これで離縁してさっさとここから追い出してくれれば片は付く。
そう思っていたのに────。
「許しただと?」
「はっ。法を盾に王妃の座を剥奪するとは仰ったのですが、仕事をするから許してほしいと言われ……」
「甘いな」
実に甘い。
普段の冷静な父らしくなく、本気で嫌になる。
けれどアルフレッドはそれは俺の母親だからではないかと言ってきた。
「そりゃああんな人でもセドの母親だし、気を遣ってるんだって。陛下ってなんだかんだセドの事結構可愛がって大事にしてるし」
「……」
それは確かにそうかもしれないが────。
それとこれとは別だと思う。
「そうだな…例えば俺の母親がまだ生きていたとしよう。そんな母親が何か重大なことをやらかしたとして、俺が複雑な気持ちになっているのがわかっててお前は母親を即始末しにかかったりはしないだろ?」
「…………なるほど?」
それは確かにそうかもしれない。
多分アルフレッドの気持ちを考えてばっさり始末したりはしないだろう。
するとしても微弱な毒を陰で盛るよう指示を出し、ゆっくりゆっくり病気に見せ掛けて弱らせ、自然死に見せ掛けて殺すくらいの配慮はすると思う。
(いっそあのバカ女もそうしてやろうか?)
それなら父だって諦めがつくような気がする。
そうとなったら早速暗部に指示を出し、毒の手配をしておこう。
善は急げだ。
「アルフレッド。わかった。俺も少し冷静ではなかったようだ」
「わかってくれたか?それなら良かった」
満面の笑みを浮かべてくるアルフレッドが可愛い。
今日も沢山癒された気がする。
「あ、そう言えばなんかワイバーン便でレトロンから書状が届いてたぞ?」
「レトロン国から?」
一体何の用だろうと思いその書状を開くと、内容はシャメルの購入の話だった。
それによると取り敢えず既に持っているガヴァムを除き、4カ国分のシャメルが欲しいとのこと。
ミラルカ、レトロン、フォルティエンヌ、アンシャンテの分らしい。
また生産ラインが整い次第各国のトップ主導の元国全体に広げていきたいとも書かれてあり、かなり莫大な利益に繋がりそうな話だった。
これなら近いうちに十分アンシャンテへ払った賠償金分の利を取り戻すことはできるだろう。
そのことにホッと安堵の息を吐く。
それにしても父はどうしていつまでもあの女を自由にさせているのだろう?
あの女は言ってみれば罪人のようなものだ。
普通なら帰ってきて早々に幽閉してしまってもおかしくはない。
それに思い至らなかった時点で自分はもしかしたら冷静ではなかったのかもしれないなとふと思った。
(父が考えそうな事…か)
何があるだろう?
普通に考えたら『自分の妻で俺の母親だから気を遣った』が正解だろう。
けれど父は王としての判断を私情で早々間違ったりはしない。
必要であればその命さえ俺同様すぐにでも奪うだろう。
それなら何か目的があるはず────。
そう考えたところで、とても嫌だがなんとなくの可能性に思い至ってしまった。
「…………俺への教育か」
今回母に許しを与えたのも案外そのせいなのかもしれない。
つまりはあの母を使って、俺の成長を促しにかかっていたのだ。
俺がここまで冷静さを失ってイライラするのはアルフレッドが絡んだ時か相手があの母親の時だけだ。
きっと『将来の王として、如何に冷静さを取り戻せるか』というのを見たくもあったのだろう。
死ぬまで王でいてやると言ってはくれたが、病気で急に亡くなることだってなくはないし、俺を鍛えることは必要だと思ってくれたのだと思う。
アルフレッドが絡んだら俺が暴走するのは嫌という程知っているし、だからこそ母を使ってみようと思ったのかもしれない。
これではまだまだ子供だと言われたようなものだ。
母からの子供扱いは見当違いの腹立たしいものでしかないが、父からのこういったものはすべからく俺の成長を願ってのことなので腹を立てるのは筋違いだし、寧ろ有り難く思うべきことだとわかってはいる。
そう言えば最初に言っていたではないか。
『話し合いを』と。
俺が冷静に話し合いができるのを待っていてくれた……恐らくこれが母を放置している理由なのだろう。
どれだけ腹立たしくても冷静でないうちは判断は下すな。保留にしてでも落ち着いて事に当たれ。
父は最初から暗にそう示していた。
ヒントがあったのに気づかなかったのは俺の落ち度だ。
実際父は母にしっかり監視をつけていると報告は受けているし、完全放置というわけでもない。
姫の件も恐らく俺がフォローしなければしないで、何かしら動いてはくれただろう。
それだけアルメリア姫は父から気に入られているのだから。
「はぁ…参ったな」
さてどうしたものか。
これから父のところへ行って、すぐにでも話し合いの席を設けるべく動くべきか。
それとも自滅していくバカ女を見て留飲を下げてから動くべきか。
そう考えたのは一瞬で、俺はすぐさま父の元へと足を向けた。
***
「セドリック。どうやら冷静になれたようだな?」
「父上…。人が悪いですよ」
「そう言うな。ちょうどいい学びの機会になっただろう?」
「否定はしません」
「そうか。なら近いうちに話し合いの場でも設けるか」
「そうですね。どうせ仕事をすると言ってもすぐに泣きついてくるでしょうし、そのタイミングでやればいいのでは?」
「そうだな。そうしよう」
そうして二人でサクッと決めたのだが────あのバカ女はそんな俺達の斜め上の行動をし、自ら自分で自分の首を絞めにかかったのだった。
41
あなたにおすすめの小説
殿下に婚約終了と言われたので城を出ようとしたら、何かおかしいんですが!?
krm
BL
「俺達の婚約は今日で終わりにする」
突然の婚約終了宣言。心がぐしゃぐしゃになった僕は、荷物を抱えて城を出る決意をした。
なのに、何故か殿下が追いかけてきて――いやいやいや、どういうこと!?
全力すれ違いラブコメファンタジーBL!
支部の企画投稿用に書いたショートショートです。前後編二話完結です。
義理の家族に虐げられている伯爵令息ですが、気にしてないので平気です。王子にも興味はありません。
竜鳴躍
BL
性格の悪い傲慢な王太子のどこが素敵なのか分かりません。王妃なんて一番めんどくさいポジションだと思います。僕は一応伯爵令息ですが、子どもの頃に両親が亡くなって叔父家族が伯爵家を相続したので、居候のようなものです。
あれこれめんどくさいです。
学校も身づくろいも適当でいいんです。僕は、僕の才能を使いたい人のために使います。
冴えない取り柄もないと思っていた主人公が、実は…。
主人公は虐げる人の知らないところで輝いています。
全てを知って後悔するのは…。
☆2022年6月29日 BL 1位ありがとうございます!一瞬でも嬉しいです!
☆2,022年7月7日 実は子どもが主人公の話を始めてます。
囚われの親指王子が瀕死の騎士を助けたら、王子さまでした。https://www.alphapolis.co.jp/novel/355043923/237646317
【WEB版】監視が厳しすぎた嫁入り生活から解放されました~冷徹無慈悲と呼ばれた隻眼の伯爵様と呪いの首輪~【BL・オメガバース】
古森きり
BL
【書籍化決定しました!】
詳細が決まりましたら改めてお知らせにあがります!
たくさんの閲覧、お気に入り、しおり、感想ありがとうございました!
アルファポリス様の規約に従い発売日にURL登録に変更、こちらは引き下げ削除させていただきます。
政略結婚で嫁いだ先は、女狂いの伯爵家。
男のΩである僕には一切興味を示さず、しかし不貞をさせまいと常に監視される生活。
自分ではどうすることもできない生活に疲れ果てて諦めた時、夫の不正が暴かれて失脚した。
行く当てがなくなった僕を保護してくれたのは、元夫が口を開けば罵っていた政敵ヘルムート・カウフマン。
冷徹無慈悲と呼び声高い彼だが、共に食事を摂ってくれたりやりたいことを応援してくれたり、決して冷たいだけの人ではなさそうで――。
カクヨムに書き溜め。
小説家になろう、アルファポリス、BLoveにそのうち掲載します。
そばかす糸目はのんびりしたい
楢山幕府
BL
由緒ある名家の末っ子として生まれたユージン。
母親が後妻で、眉目秀麗な直系の遺伝を受け継がなかったことから、一族からは空気として扱われていた。
ただ一人、溺愛してくる老いた父親を除いて。
ユージンは、のんびりするのが好きだった。
いつでも、のんびりしたいと思っている。
でも何故か忙しい。
ひとたび出張へ出れば、冒険者に囲まれる始末。
いつになったら、のんびりできるのか。もう開き直って、のんびりしていいのか。
果たして、そばかす糸目はのんびりできるのか。
懐かれ体質が好きな方向けです。
【完結】国に売られた僕は変態皇帝に育てられ寵妃になった
cyan
BL
陛下が町娘に手を出して生まれたのが僕。後宮で虐げられて生活していた僕は、とうとう他国に売られることになった。
一途なシオンと、皇帝のお話。
※どんどん変態度が増すので苦手な方はお気を付けください。
魔法学園の悪役令息ー替え玉を務めさせていただきます
オカメ颯記
BL
田舎の王国出身のランドルフ・コンラートは、小さいころに自分を養子に出した実家に呼び戻される。行方不明になった兄弟の身代わりとなって、魔道学園に通ってほしいというのだ。
魔法なんて全く使えない抗議したものの、丸め込まれたランドルフはデリン大公家の公子ローレンスとして学園に復学することになる。無口でおとなしいという触れ込みの兄弟は、学園では悪役令息としてわがままにふるまっていた。顔も名前も知らない知人たちに囲まれて、因縁をつけられたり、王族を殴り倒したり。同室の相棒には偽物であることをすぐに看破されてしまうし、どうやって学園生活をおくればいいのか。混乱の中で、何の情報もないまま、王子たちの勢力争いに巻き込まれていく。
「出来損ない」オメガと幼馴染の王弟アルファの、発情初夜
鳥羽ミワ
BL
ウィリアムは王族の傍系に当たる貴族の長男で、オメガ。発情期が二十歳を過ぎても来ないことから、家族からは「欠陥品」の烙印を押されている。
そんなウィリアムは、政略結婚の駒として国内の有力貴族へ嫁ぐことが決まっていた。しかしその予定が一転し、幼馴染で王弟であるセドリックとの結婚が決まる。
あれよあれよと結婚式当日になり、戸惑いながらも結婚を誓うウィリアムに、セドリックは優しいキスをして……。
そして迎えた初夜。わけもわからず悲しくなって泣くウィリアムを、セドリックはたくましい力で抱きしめる。
「お前がずっと、好きだ」
甘い言葉に、これまで熱を知らなかったウィリアムの身体が潤み、火照りはじめる。
※ムーンライトノベルズ、アルファポリス、pixivへ掲載しています
転生したら嫌われ者No.01のザコキャラだった 〜引き篭もりニートは落ちぶれ王族に転生しました〜
隍沸喰(隍沸かゆ)
BL
引き篭もりニートの俺は大人にも子供にも人気の話題のゲーム『WoRLD oF SHiSUTo』の次回作を遂に手に入れたが、その直後に死亡してしまった。
目覚めたらその世界で最も嫌われ、前世でも嫌われ続けていたあの落ちぶれた元王族《ヴァントリア・オルテイル》になっていた。
同じ檻に入っていた子供を看病したのに殺されかけ、王である兄には冷たくされ…………それでもめげずに頑張ります!
俺を襲ったことで連れて行かれた子供を助けるために、まずは脱獄からだ!
重複投稿:小説家になろう(ムーンライトノベルズ)
注意:
残酷な描写あり
表紙は力不足な自作イラスト
誤字脱字が多いです!
お気に入り・感想ありがとうございます。
皆さんありがとうございました!
BLランキング1位(2021/8/1 20:02)
HOTランキング15位(2021/8/1 20:02)
他サイト日間BLランキング2位(2019/2/21 20:00)
ツンデレ、執着キャラ、おバカ主人公、魔法、主人公嫌われ→愛されです。
いらないと思いますが感想・ファンアート?などのSNSタグは #嫌01 です。私も宣伝や時々描くイラストに使っています。利用していただいて構いません!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる