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187.毒への誘い⑪
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昨日は散々な目にあったと思いながら目を覚ます。
媚薬はあれほど辛いのかと良い経験になった。
三回くらいで抜けてくれたらいいのに、ちっとも抜けてくれないから兄の手に余って逃げられてしまったし…。
このまま戻ってきてくれなくなったらどうしようと泣きたくなった。
その後も辛くて辛くて我慢するのが難しかった。
リヒターが居てくれたから助かったけど、かなりの我慢を強いてしまって申し訳なくなってしまう。
リヒターが俺を大事に想ってくれているのは知っているから、あまり一方的に利用するようなことはしたくないのに。
「何かお礼を考えないと…」
当然だが中出しくらいで礼になるとは思っていない。
何か礼に相応しい品を贈りたい。
「やっぱり剣かな?」
リヒターは騎士だから、無難と言えば無難な贈り物だ。
兄が起きたらまた相談してみよう。
そんな事を考えていたら兄が目を覚ました。
「ん……」
「兄上。おはようございます」
そう言ったらガバッと勢いよく起き上がられた。
そして俺の顔を確認した途端ホッとしたように抱きしめてくれる。
「ロキ…!」
夢じゃなかったと俺を抱きしめてくれる兄に心が温かくなる。
「昨日は心配をかけてすみません。今日はもう帰るだけですし、早々に支度を整えて国に帰りましょうね」
「ああ!すぐに帰ろう」
息が詰まる王宮だけど、兄をずっと見ていられるし悪くはない。
今回セドリック王子達とも話せたことだし、個人的には満足だ。
(あれ?そう言えば何か忘れているような……)
そう思っていたら、部屋の外にいた護衛達から来客だと告げられる。
またシャイナーかと思ったら相手はレオだった。
「ロキ!昨日も一昨日も全然話せなかったから、帰る前に話そうと思って遊びに来た!ってまだ寝てたのか。ゴメン」
どうやらレオは昨日の件は何も知らないらしく、普通にいつも通り遊びに来たらしい。
「ユフィもカール王子もロキと話したいって言ってたから連れてきた!」
「はぁ…わかりました。まだ身支度ができていないし、向こうで待っててください」
そう言って部屋から閉め出し、手早く身支度を整えにかかる。
そしてソファに腰を落ち着けたところでレオ達に向き合った。
「全く…レオはいつも突然なんだから」
「そうは言ってもロキはいっつも何かに巻き込まれるし、今回も朝一で出立しそうな予感がしたから、急いで来たんだ」
「レオの野生の勘が過ぎる…」
「何か言った?」
「いえ。何も?」
ジッと見てこられて笑顔で誤魔化す。
「それより次は俺の結婚式だから!楽しみにしていて欲しい!」
「わかってる。レオが欲しがっていたミスリルの剣を渡すから楽しみにしていてほしい」
「ありがとう!」
少しずつタメ口とやらで話してみるけど、レオのテンションはやっぱりちょっと疲れてしまう。
今日は病み上がりみたいなものだから特にだ。
(できれば早めに解放してほしいな)
そんな事を考えている内に、カール王子もウキウキとした様子で話に加わってきてしまった。
「ロキ陛下!今度手合わせでもしませんか?是非!」
「すみません。剣は得意ではないので」
「俺も得意じゃないのでちょうどいいですよ!練習と思ってお付き合いいただけたら嬉しいです」
そう言われて面白い誘い方だなと思った。
自分も得意じゃないからとはこれ如何に。
「わかりました。そういうことなら是非」
「やった!ありがとうございます」
変に懐かれてしまったけれど、まあ一度だけでも付き合ってあげればきっと満足するだろう。
「ロキ陛下うちの弟が無理を言って申し訳ございません。褒められたことではないので後で叱っておきますわ」
「大丈夫ですよ。どうぞお気になさらず」
ユーフェミア王女に『大変ですね』と困ったような笑みを向けると、向こうも『そうなんです』と言わんばかりの表情を返してくれる。
この辺りはキャサリン嬢と似たり寄ったりだ。
どこも配偶者に振り回される運命にあるらしい。
そんな中、シャイナーが突然乱入してきた。
「ロキ!具合は大丈夫か?!」
「シャイナー。来客中なんですが?」
「うっ…それはすまなかった」
「ロキ陛下、ご機嫌麗しゅう。うちの駄犬が朝から失礼いたしました」
「キャサリン妃。どうぞお気になさらず。今更ですから」
「まあ。うふふ。レオナルド皇子、ユーフェミア王女、カール王子、昨日はご参列いただきありがとうございました」
「キャサリン様。こちらこそ素敵なお式に呼んでいただいて恐縮でしたわ。素晴らしい結婚式でした」
「ありがとうございます。ユーフェミア王女のドレス姿も今から楽しみにしておりますわ」
女性同士でとても話が弾んで楽しそうだ。
対するシャイナーはレオとカール王子が対面に座っているのをいいことに、俺の真横に腰を下ろしてきた。
「ロキ。吐き気はないか?熱は?」
「大丈夫です」
「そうは言っても寝込んでいたじゃないか。滞在をもう一日伸ばしたらどうだ?」
「結構です」
「素直じゃないな。カリンやリヒターだけでなく俺にも甘えてほしい」
「遠慮しておきます。新婚のお二人の邪魔になりますから」
「そんなことはない!キャシーだってロキのことは大好きだからな」
「そうですか。お気持ちだけありがたく頂戴しておきますね」
そんなやり取りをしていたら兄が俺をグイッと引き寄せて席を代わると言ってくれた。
「ロキ。こっちに座れ。俺が真ん中に座るから」
「兄上」
「鬱陶しいシャイナーの相手をわざわざ病み上がりのお前にさせる気はない」
兄の優しさが嬉しすぎてつい頬が緩んでしまう。
だからそれを隠すようにちょっとだけ肩を貸してもらった。
「ふふっ。幸せです」
でもそんな俺達を見てレオが声を上げた。
「え?寝込んだ?!やっぱり何かあったんじゃ…」
「何もないです。レオ?余計な詮索は悪い癖だってわかりますよね?」
「う~ん…怪しい」
「レオ?今すぐ踏まれたいんですか?」
「俺が悪かったです。ゴメンナサイ」
「わかればいいんですよ。わかれば」
「ロキ!踏みたいなら俺を踏んでくれ!」
「シャイナーは黙っててください。踏まれたいならキャサリン妃に踏んでもらったらいいでしょう?」
「キャシーとロキの踏み方は絶対違うと思う!」
「わかる!ロキの踏み方は癖になるから」
レオが何故かここでシャイナーの言葉に同意した。
ややこしくなるからやめてほしい。
「はぁ…もう帰ってもいいですか?」
「そうだな。体調も万全ではないことだし、早めに帰ろう」
兄もそれには賛成のようだし、ここはさっさと切り上げて帰るとしよう。
「ロキ陛下。今朝は少々お伝えしたいことがあったのですが、帰国準備もあるでしょうし、また後程ご連絡いたしますわ。昼食の時にでもお時間を頂けますか?」
「わかりました。お気遣いありがとうございます。連絡をお待ちしています」
キャサリン妃の絶妙なフォローで、話を上手く切り上げ皆の退室を促す切っ掛けができた。
これは非常に有り難い。
「ではまた」
「ありがとうございました」
そしてキャサリン妃はシャイナーを引き取ってくれ、レオとカール王子も残念そうにしながらユーフェミア王女に促されて帰ってくれた。
「はぁ…やっと静かになりましたね」
「本当にな」
兄もこれにはホッとした様子。
そう言えば昨日の件はどうなったんだろう?
毒を盛った者達は特定してもらえたのだろうか?
そう思って兄に話を振ると、丁寧に説明してもらえた。
実行犯はどうやら毒と知らずにワインにそれを混ぜたらしい。
とは言え罪は罪。実行犯は極刑というのも聞かされた。
「シャイナーがかなり怒り狂っていたからな。こちらが極刑を望まなくてもアンシャンテの王として極刑にしただろう」
「そうですか」
別にそこまでしなくても、媚薬放置でもよかったんじゃなかろうか?と個人的には思う。
どうせユーツヴァルトに利用されただけなんだろうし、極刑は重すぎる気がしたからだ。
けれど兄はそれは違うぞと言ってくる。
「たとえ騙されていたとしても、他国の王に毒を盛ったことに変わりはない。結果的に死ななかっただけで、死んでいてもおかしくはない状況だったんだからな」
「まあ…そうですね」
それなら仕方がないのかもしれない。
ここは自国でもないし、その国の王の判断がすべてだ。
こちらが口を出すのはお門違いなんだろう。
「わかりました。じゃあこの件はシャイナーに一任ということで」
「ああ。それとユーツヴァルトの方だが、シャイナーは今朝一番でセドリック王子と話すと言っていた。恐らくここに来たのはその話し合いの結果を伝えに来たんだろう。後で連絡すると言っていたのはその件だと思う。それを踏まえた上で聞いてくれ」
「わかりました」
なんだか結局巻き込んでしまったようで申し訳ない。
「セドリック王子も毒耐性薬の副作用で辛い中、いきなり関係ないことに対処しないといけなくなって、怒っていないでしょうか?」
「うっ…そ、それはっ!でも、仕方がないだろう?」
「まあ…言っても仕方がないですけど」
こちらにもお詫びの品を用意しておこうと思いながら俺は深々と溜息を吐いたのだった。
媚薬はあれほど辛いのかと良い経験になった。
三回くらいで抜けてくれたらいいのに、ちっとも抜けてくれないから兄の手に余って逃げられてしまったし…。
このまま戻ってきてくれなくなったらどうしようと泣きたくなった。
その後も辛くて辛くて我慢するのが難しかった。
リヒターが居てくれたから助かったけど、かなりの我慢を強いてしまって申し訳なくなってしまう。
リヒターが俺を大事に想ってくれているのは知っているから、あまり一方的に利用するようなことはしたくないのに。
「何かお礼を考えないと…」
当然だが中出しくらいで礼になるとは思っていない。
何か礼に相応しい品を贈りたい。
「やっぱり剣かな?」
リヒターは騎士だから、無難と言えば無難な贈り物だ。
兄が起きたらまた相談してみよう。
そんな事を考えていたら兄が目を覚ました。
「ん……」
「兄上。おはようございます」
そう言ったらガバッと勢いよく起き上がられた。
そして俺の顔を確認した途端ホッとしたように抱きしめてくれる。
「ロキ…!」
夢じゃなかったと俺を抱きしめてくれる兄に心が温かくなる。
「昨日は心配をかけてすみません。今日はもう帰るだけですし、早々に支度を整えて国に帰りましょうね」
「ああ!すぐに帰ろう」
息が詰まる王宮だけど、兄をずっと見ていられるし悪くはない。
今回セドリック王子達とも話せたことだし、個人的には満足だ。
(あれ?そう言えば何か忘れているような……)
そう思っていたら、部屋の外にいた護衛達から来客だと告げられる。
またシャイナーかと思ったら相手はレオだった。
「ロキ!昨日も一昨日も全然話せなかったから、帰る前に話そうと思って遊びに来た!ってまだ寝てたのか。ゴメン」
どうやらレオは昨日の件は何も知らないらしく、普通にいつも通り遊びに来たらしい。
「ユフィもカール王子もロキと話したいって言ってたから連れてきた!」
「はぁ…わかりました。まだ身支度ができていないし、向こうで待っててください」
そう言って部屋から閉め出し、手早く身支度を整えにかかる。
そしてソファに腰を落ち着けたところでレオ達に向き合った。
「全く…レオはいつも突然なんだから」
「そうは言ってもロキはいっつも何かに巻き込まれるし、今回も朝一で出立しそうな予感がしたから、急いで来たんだ」
「レオの野生の勘が過ぎる…」
「何か言った?」
「いえ。何も?」
ジッと見てこられて笑顔で誤魔化す。
「それより次は俺の結婚式だから!楽しみにしていて欲しい!」
「わかってる。レオが欲しがっていたミスリルの剣を渡すから楽しみにしていてほしい」
「ありがとう!」
少しずつタメ口とやらで話してみるけど、レオのテンションはやっぱりちょっと疲れてしまう。
今日は病み上がりみたいなものだから特にだ。
(できれば早めに解放してほしいな)
そんな事を考えている内に、カール王子もウキウキとした様子で話に加わってきてしまった。
「ロキ陛下!今度手合わせでもしませんか?是非!」
「すみません。剣は得意ではないので」
「俺も得意じゃないのでちょうどいいですよ!練習と思ってお付き合いいただけたら嬉しいです」
そう言われて面白い誘い方だなと思った。
自分も得意じゃないからとはこれ如何に。
「わかりました。そういうことなら是非」
「やった!ありがとうございます」
変に懐かれてしまったけれど、まあ一度だけでも付き合ってあげればきっと満足するだろう。
「ロキ陛下うちの弟が無理を言って申し訳ございません。褒められたことではないので後で叱っておきますわ」
「大丈夫ですよ。どうぞお気になさらず」
ユーフェミア王女に『大変ですね』と困ったような笑みを向けると、向こうも『そうなんです』と言わんばかりの表情を返してくれる。
この辺りはキャサリン嬢と似たり寄ったりだ。
どこも配偶者に振り回される運命にあるらしい。
そんな中、シャイナーが突然乱入してきた。
「ロキ!具合は大丈夫か?!」
「シャイナー。来客中なんですが?」
「うっ…それはすまなかった」
「ロキ陛下、ご機嫌麗しゅう。うちの駄犬が朝から失礼いたしました」
「キャサリン妃。どうぞお気になさらず。今更ですから」
「まあ。うふふ。レオナルド皇子、ユーフェミア王女、カール王子、昨日はご参列いただきありがとうございました」
「キャサリン様。こちらこそ素敵なお式に呼んでいただいて恐縮でしたわ。素晴らしい結婚式でした」
「ありがとうございます。ユーフェミア王女のドレス姿も今から楽しみにしておりますわ」
女性同士でとても話が弾んで楽しそうだ。
対するシャイナーはレオとカール王子が対面に座っているのをいいことに、俺の真横に腰を下ろしてきた。
「ロキ。吐き気はないか?熱は?」
「大丈夫です」
「そうは言っても寝込んでいたじゃないか。滞在をもう一日伸ばしたらどうだ?」
「結構です」
「素直じゃないな。カリンやリヒターだけでなく俺にも甘えてほしい」
「遠慮しておきます。新婚のお二人の邪魔になりますから」
「そんなことはない!キャシーだってロキのことは大好きだからな」
「そうですか。お気持ちだけありがたく頂戴しておきますね」
そんなやり取りをしていたら兄が俺をグイッと引き寄せて席を代わると言ってくれた。
「ロキ。こっちに座れ。俺が真ん中に座るから」
「兄上」
「鬱陶しいシャイナーの相手をわざわざ病み上がりのお前にさせる気はない」
兄の優しさが嬉しすぎてつい頬が緩んでしまう。
だからそれを隠すようにちょっとだけ肩を貸してもらった。
「ふふっ。幸せです」
でもそんな俺達を見てレオが声を上げた。
「え?寝込んだ?!やっぱり何かあったんじゃ…」
「何もないです。レオ?余計な詮索は悪い癖だってわかりますよね?」
「う~ん…怪しい」
「レオ?今すぐ踏まれたいんですか?」
「俺が悪かったです。ゴメンナサイ」
「わかればいいんですよ。わかれば」
「ロキ!踏みたいなら俺を踏んでくれ!」
「シャイナーは黙っててください。踏まれたいならキャサリン妃に踏んでもらったらいいでしょう?」
「キャシーとロキの踏み方は絶対違うと思う!」
「わかる!ロキの踏み方は癖になるから」
レオが何故かここでシャイナーの言葉に同意した。
ややこしくなるからやめてほしい。
「はぁ…もう帰ってもいいですか?」
「そうだな。体調も万全ではないことだし、早めに帰ろう」
兄もそれには賛成のようだし、ここはさっさと切り上げて帰るとしよう。
「ロキ陛下。今朝は少々お伝えしたいことがあったのですが、帰国準備もあるでしょうし、また後程ご連絡いたしますわ。昼食の時にでもお時間を頂けますか?」
「わかりました。お気遣いありがとうございます。連絡をお待ちしています」
キャサリン妃の絶妙なフォローで、話を上手く切り上げ皆の退室を促す切っ掛けができた。
これは非常に有り難い。
「ではまた」
「ありがとうございました」
そしてキャサリン妃はシャイナーを引き取ってくれ、レオとカール王子も残念そうにしながらユーフェミア王女に促されて帰ってくれた。
「はぁ…やっと静かになりましたね」
「本当にな」
兄もこれにはホッとした様子。
そう言えば昨日の件はどうなったんだろう?
毒を盛った者達は特定してもらえたのだろうか?
そう思って兄に話を振ると、丁寧に説明してもらえた。
実行犯はどうやら毒と知らずにワインにそれを混ぜたらしい。
とは言え罪は罪。実行犯は極刑というのも聞かされた。
「シャイナーがかなり怒り狂っていたからな。こちらが極刑を望まなくてもアンシャンテの王として極刑にしただろう」
「そうですか」
別にそこまでしなくても、媚薬放置でもよかったんじゃなかろうか?と個人的には思う。
どうせユーツヴァルトに利用されただけなんだろうし、極刑は重すぎる気がしたからだ。
けれど兄はそれは違うぞと言ってくる。
「たとえ騙されていたとしても、他国の王に毒を盛ったことに変わりはない。結果的に死ななかっただけで、死んでいてもおかしくはない状況だったんだからな」
「まあ…そうですね」
それなら仕方がないのかもしれない。
ここは自国でもないし、その国の王の判断がすべてだ。
こちらが口を出すのはお門違いなんだろう。
「わかりました。じゃあこの件はシャイナーに一任ということで」
「ああ。それとユーツヴァルトの方だが、シャイナーは今朝一番でセドリック王子と話すと言っていた。恐らくここに来たのはその話し合いの結果を伝えに来たんだろう。後で連絡すると言っていたのはその件だと思う。それを踏まえた上で聞いてくれ」
「わかりました」
なんだか結局巻き込んでしまったようで申し訳ない。
「セドリック王子も毒耐性薬の副作用で辛い中、いきなり関係ないことに対処しないといけなくなって、怒っていないでしょうか?」
「うっ…そ、それはっ!でも、仕方がないだろう?」
「まあ…言っても仕方がないですけど」
こちらにもお詫びの品を用意しておこうと思いながら俺は深々と溜息を吐いたのだった。
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