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お城生活編
32.贈りあう者と邪魔する者
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【Side.ジークフリート】
クロヴィスとの甘い口づけ────。
俺を受け入れてくれているようなクロヴィスの姿にどうしようもなく嬉しい気持ちが込み上げてくる。
でもここで無理強いはすべきではない。
攻めるなら夕食後だ。
今はまだ昼だし、嬉しい時間は後に取っておこう。
それよりも夜の雰囲気づくりの為に仲を深める方向で行くべきだ。
そう思って俺はそっと名残惜しい気持ちを抑え込み、笑顔でクロヴィスへと提案した。
「クロヴィス。これから気分転換に街でも散策しに行かないか?」
面倒事は当事者の夫である兄に任せておけばいい。
俺達に今できることは特にはないし、城を抜け出すくらい大丈夫だろう。
端的に言うとデートの誘いだが、乗ってくれるだろうか?
そう思っていたらちょっと頬を染めながら頷いてくれたので、そのまま仲良く一緒に出掛けることに。
なんだかんだとクロヴィスをこちらの事情に巻き込んでしまっているし、できれば少し羽を伸ばさせてやりたい。
そんな事を考えながら街に出た。
昼食でちょっとどころではない嬉しいことがあったが、理性を総動員させてなんとか耐えきる。
胸に込み上げてくる感情を抑えるのはなかなか大変だった。
不意打ちはやめてほしい。
その後、魔道具店に武器屋、雑貨屋に魔石屋までクロヴィスが興味を持った店には全部入ってみる。
好みを把握するのはこれから贈り物をするのにも役に立つから、しっかりと見ておきたかった。
「ジークはなんだかんだで俺と好みが似てるんだな」
俺もクロヴィスに自分の好みをわかってほしくて「あれが好きだ」とか「これが好みだ」等伝えていたら、不意にそんな風に言われた。
どうやらそういった物の中でクロヴィスが好むものも多かったらしい。
これは嬉しい。
だからクスリと笑ってさり気なさを装いながら『これは今日のデートの記念に』と告げ、魔石のピアスを贈ることに。
「え?」
「今城の中は物騒だからな。お前の身を守るためにもちゃんとずっとつけておいてほしい」
そう言って守護魔法の一つである【身代わり】の魔法がかかったピアスを贈ると、クロヴィスも少し考えてから俺に同様の効果が付与されたピアスを贈ってくれた。
「俺も傍に居るから大丈夫だとは思うけど、確かに気を付けておくに越したことはないしな」
似合ってると言ってプレゼントされたピアスの色がクロヴィスの瞳の色と同じ夕焼け色だったのは狙ったんだろうか?
俺はクロヴィスの髪色に合った色合いのピアスを贈ったけど、これなら俺も自分の色を贈っても良かったかもしれない。
(嬉しすぎる……)
「クロヴィス…」
今すぐキスがしたい。
でもここでは人目に付き過ぎるからダメだろうか?
でもいい雰囲気だからもしかしたら許してもらえるかもしれない。
そう思いながらそっと顔を近づけたら思わぬ邪魔が入ってしまった。
「見つけましたわ!」
(アマリリス……)
俺が怒りの眼差しを向けたのは言うまでもない。
***
【Side.クロヴィス】
王太子へ説明し部屋を出て人目につきにくい場所でそっと唇を重ね合わせる。
ジークのキスは凄く優しくて、ついつい素直に受け入れてしまった。
本当ならこんなに簡単に許すなんてせず拒めばいいだけの話だし、なんだったら文句の一つや二つ言ったっていいはずなのに、ジークの瞳があまりにも俺への愛情に溢れかえっているから、どうしても突き放すことができない。
(ラナキスと何が違うんだろう?)
迫ってきているのは一緒のはずなのに、ラナキスと違ってジークは嫌じゃない。
戸惑うことはあっても、気持ち悪くなったりはしない。
(俺も…ジークのことが好き?う~ん…。ただの刷り込みのような気もしないでもないし、よくわからないんだよな)
恋愛的意味合いでの好きってどんな感じなんだろう?
冗談抜きで一度アマリリス王女に聞いてみてもいいのかもしれないなとふと思った。
その後は特に襲われることもなく、ジークの誘いで健全に街散策へと出掛けることに。
こういう下心がないところも好印象。
そうだ。ラナキスだったらきっとあのまま俺をいやらしい目で見そうだからきっと嫌だったんだ。
ジークはそういうのが全くないんだよな。
瞳で『好き!』って言ってるのに全くエロくない。
そこがきっと俺的に安心できるポイントなんだろう。
だからその後一緒に街を回って凄くリラックスした状況で楽しい時間を過ごすことができた。
昼はジークが食べてたものも美味しそうだったから一口もらって、お返しに俺のもあげたけど、ジークの頬がちょっと赤くなってて意外な一面を見た気がして思わず笑ってしまった。
王子ってやっぱりこういうこと、やらないのかな?
食べさせ合いとかは楽しそうにやろうとしてくるから、てっきりこういうのも全然平気なんだろうなと思い込んでたけど、もしかしたら違ったのかもしれない。
(やっぱ本来の王族と俺って感覚が違うんだな…)
その時はそう思ったけど、一緒に色んな店をあれこれ見て回ってからはその感覚も薄れたように思う。
だって冒険者目線での武器の選び方と軍のトップとしての武器の選び方なんて違っていてもおかしくはないはずなのに、妙にそのチョイスが「わかる~」って感じのものだったんだ。
他のものも結構俺と好みが似てて、なんだかますますジークに親近感を抱いてしまった。
そんな風にジークとの時間を楽しんでいたら、とある店で徐にピアスをプレゼントされてしまう。
「これは今日のデートの記念に」
そう言って渡されたのは持ち主に危機が訪れたら身代わりになってくれる一種の魔道具。
まあ正確に言うと【身代わり】の守護魔法が施された魔石をピアスに加工しているものだ。
王太子妃もこういうのをつけてたら安心なんじゃないかなって思って見てただけなんだけど、ジークはどう思ったのか俺へとプレゼントしてきてしまう。
驚いて断ろうと思ったんだけど、続く言葉でジークの気持ちがわかったから有難く受け取っておくことに。
「今城の中は物騒だからな。お前の身を守るためにもちゃんとずっとつけておいてほしい」
確かに王太子妃があの状況なら敵国の王子である俺なんてもっとだろう。
心配だからつけとけってことだな。
過保護だなとは思うけど、純粋な好意からの贈り物を無碍にする気はない。
だから俺も同じようにジークへとそれを贈ることにした。
第二王子だからって敵がいないとも限らないし、これで助かるのならその方が絶対にいいはずだ。
ちなみにジークが俺にくれたピアスは何故か曇りなく澄んだ透明の魔石だった。
独占欲は強そうなのに意外にも自分の色は贈らないんだと思いつつ、俺はジークに俺の瞳の色に似たピアスを贈ることに。
これはジークが俺を好きっぽいから贈ったら喜ぶかなと思ってそれにしただけで別に他意はない。
ほら、誰だって一番喜んでくれそうなものを贈るもんだろう?
嬉しそうなジークの顔を見るとちょっとこっちも嬉しくなるし。うん。だから良しとしよう。
そう思っていたらジークの雰囲気が物凄く急激に甘くなってしまった。
「クロヴィス…」
とろりと蕩けるはちみつ色の瞳が真っ直ぐに俺へと向けられて、そっと身体を引き寄せられる。
(あれ?俺…もしかして失敗したかも?)
なんだかこのままキスの流れになりそうだと内心狼狽えてしまったところで、思わぬ救世主の声が耳へと飛び込んできた。
「見つけましたわ!」
そこには簡素なワンピースへと着替えたお忍びスタイルのアマリリス王女の姿があったのだった。
クロヴィスとの甘い口づけ────。
俺を受け入れてくれているようなクロヴィスの姿にどうしようもなく嬉しい気持ちが込み上げてくる。
でもここで無理強いはすべきではない。
攻めるなら夕食後だ。
今はまだ昼だし、嬉しい時間は後に取っておこう。
それよりも夜の雰囲気づくりの為に仲を深める方向で行くべきだ。
そう思って俺はそっと名残惜しい気持ちを抑え込み、笑顔でクロヴィスへと提案した。
「クロヴィス。これから気分転換に街でも散策しに行かないか?」
面倒事は当事者の夫である兄に任せておけばいい。
俺達に今できることは特にはないし、城を抜け出すくらい大丈夫だろう。
端的に言うとデートの誘いだが、乗ってくれるだろうか?
そう思っていたらちょっと頬を染めながら頷いてくれたので、そのまま仲良く一緒に出掛けることに。
なんだかんだとクロヴィスをこちらの事情に巻き込んでしまっているし、できれば少し羽を伸ばさせてやりたい。
そんな事を考えながら街に出た。
昼食でちょっとどころではない嬉しいことがあったが、理性を総動員させてなんとか耐えきる。
胸に込み上げてくる感情を抑えるのはなかなか大変だった。
不意打ちはやめてほしい。
その後、魔道具店に武器屋、雑貨屋に魔石屋までクロヴィスが興味を持った店には全部入ってみる。
好みを把握するのはこれから贈り物をするのにも役に立つから、しっかりと見ておきたかった。
「ジークはなんだかんだで俺と好みが似てるんだな」
俺もクロヴィスに自分の好みをわかってほしくて「あれが好きだ」とか「これが好みだ」等伝えていたら、不意にそんな風に言われた。
どうやらそういった物の中でクロヴィスが好むものも多かったらしい。
これは嬉しい。
だからクスリと笑ってさり気なさを装いながら『これは今日のデートの記念に』と告げ、魔石のピアスを贈ることに。
「え?」
「今城の中は物騒だからな。お前の身を守るためにもちゃんとずっとつけておいてほしい」
そう言って守護魔法の一つである【身代わり】の魔法がかかったピアスを贈ると、クロヴィスも少し考えてから俺に同様の効果が付与されたピアスを贈ってくれた。
「俺も傍に居るから大丈夫だとは思うけど、確かに気を付けておくに越したことはないしな」
似合ってると言ってプレゼントされたピアスの色がクロヴィスの瞳の色と同じ夕焼け色だったのは狙ったんだろうか?
俺はクロヴィスの髪色に合った色合いのピアスを贈ったけど、これなら俺も自分の色を贈っても良かったかもしれない。
(嬉しすぎる……)
「クロヴィス…」
今すぐキスがしたい。
でもここでは人目に付き過ぎるからダメだろうか?
でもいい雰囲気だからもしかしたら許してもらえるかもしれない。
そう思いながらそっと顔を近づけたら思わぬ邪魔が入ってしまった。
「見つけましたわ!」
(アマリリス……)
俺が怒りの眼差しを向けたのは言うまでもない。
***
【Side.クロヴィス】
王太子へ説明し部屋を出て人目につきにくい場所でそっと唇を重ね合わせる。
ジークのキスは凄く優しくて、ついつい素直に受け入れてしまった。
本当ならこんなに簡単に許すなんてせず拒めばいいだけの話だし、なんだったら文句の一つや二つ言ったっていいはずなのに、ジークの瞳があまりにも俺への愛情に溢れかえっているから、どうしても突き放すことができない。
(ラナキスと何が違うんだろう?)
迫ってきているのは一緒のはずなのに、ラナキスと違ってジークは嫌じゃない。
戸惑うことはあっても、気持ち悪くなったりはしない。
(俺も…ジークのことが好き?う~ん…。ただの刷り込みのような気もしないでもないし、よくわからないんだよな)
恋愛的意味合いでの好きってどんな感じなんだろう?
冗談抜きで一度アマリリス王女に聞いてみてもいいのかもしれないなとふと思った。
その後は特に襲われることもなく、ジークの誘いで健全に街散策へと出掛けることに。
こういう下心がないところも好印象。
そうだ。ラナキスだったらきっとあのまま俺をいやらしい目で見そうだからきっと嫌だったんだ。
ジークはそういうのが全くないんだよな。
瞳で『好き!』って言ってるのに全くエロくない。
そこがきっと俺的に安心できるポイントなんだろう。
だからその後一緒に街を回って凄くリラックスした状況で楽しい時間を過ごすことができた。
昼はジークが食べてたものも美味しそうだったから一口もらって、お返しに俺のもあげたけど、ジークの頬がちょっと赤くなってて意外な一面を見た気がして思わず笑ってしまった。
王子ってやっぱりこういうこと、やらないのかな?
食べさせ合いとかは楽しそうにやろうとしてくるから、てっきりこういうのも全然平気なんだろうなと思い込んでたけど、もしかしたら違ったのかもしれない。
(やっぱ本来の王族と俺って感覚が違うんだな…)
その時はそう思ったけど、一緒に色んな店をあれこれ見て回ってからはその感覚も薄れたように思う。
だって冒険者目線での武器の選び方と軍のトップとしての武器の選び方なんて違っていてもおかしくはないはずなのに、妙にそのチョイスが「わかる~」って感じのものだったんだ。
他のものも結構俺と好みが似てて、なんだかますますジークに親近感を抱いてしまった。
そんな風にジークとの時間を楽しんでいたら、とある店で徐にピアスをプレゼントされてしまう。
「これは今日のデートの記念に」
そう言って渡されたのは持ち主に危機が訪れたら身代わりになってくれる一種の魔道具。
まあ正確に言うと【身代わり】の守護魔法が施された魔石をピアスに加工しているものだ。
王太子妃もこういうのをつけてたら安心なんじゃないかなって思って見てただけなんだけど、ジークはどう思ったのか俺へとプレゼントしてきてしまう。
驚いて断ろうと思ったんだけど、続く言葉でジークの気持ちがわかったから有難く受け取っておくことに。
「今城の中は物騒だからな。お前の身を守るためにもちゃんとずっとつけておいてほしい」
確かに王太子妃があの状況なら敵国の王子である俺なんてもっとだろう。
心配だからつけとけってことだな。
過保護だなとは思うけど、純粋な好意からの贈り物を無碍にする気はない。
だから俺も同じようにジークへとそれを贈ることにした。
第二王子だからって敵がいないとも限らないし、これで助かるのならその方が絶対にいいはずだ。
ちなみにジークが俺にくれたピアスは何故か曇りなく澄んだ透明の魔石だった。
独占欲は強そうなのに意外にも自分の色は贈らないんだと思いつつ、俺はジークに俺の瞳の色に似たピアスを贈ることに。
これはジークが俺を好きっぽいから贈ったら喜ぶかなと思ってそれにしただけで別に他意はない。
ほら、誰だって一番喜んでくれそうなものを贈るもんだろう?
嬉しそうなジークの顔を見るとちょっとこっちも嬉しくなるし。うん。だから良しとしよう。
そう思っていたらジークの雰囲気が物凄く急激に甘くなってしまった。
「クロヴィス…」
とろりと蕩けるはちみつ色の瞳が真っ直ぐに俺へと向けられて、そっと身体を引き寄せられる。
(あれ?俺…もしかして失敗したかも?)
なんだかこのままキスの流れになりそうだと内心狼狽えてしまったところで、思わぬ救世主の声が耳へと飛び込んできた。
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