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第四章 フォルクナー帝国編Ⅱ(只今恋愛&婚約期間堪能中)
87.サプライズは向いてないと悟った俺
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「賑やかな女性の声が聞こえたと思ったので足を運んだのですが、何かありましたか?」
「ルマンド…!」
「え?」
メイビスがこちらに気づいてちょっと焦った声を上げたけど俺は気にしない。
女性達の気も反らせたことだし、多分これで大丈夫なはず。
「フォルクナーの女性は積極的ですね。コーリックでは見かけないので新鮮です」
ニッコリ笑って彼女達を持ち上げる。
でも追い払うのが目的なのでそのままにする気もない。
「今日は私がメイビス王子の休憩時間の相手を務める予定なので、諦めて頂けたら嬉しいです」
「まあっ!でしたら是非同席させて頂きたいですわ!」
「私も是非同席させて下さいませ!ルマンド様ともお話したいと思っておりましたの」
「申し訳ないけれど、ちょっと込み入った話があるので遠慮して頂けたらと思います」
「まぁ…残念ですわ。お噂のルマンド様とレターニア様の婚約話などお聞きしたかったのに…」
ここでもか!
「申し訳ないですが、そんな根も葉もない噂はやめて頂きたいです」
「え?でもルマンド様がミスリルの銀色の指輪にブルーダイヤをはめ込んだ素敵な指輪を用意していると専らの噂ですわ」
それを聞いて、もしかしてそれが原因だったのかとちょっと頭が痛くなった。
秘密にしていたつもりだけど、職人か商人から他の貴族達に話が流れたのだろう。
確かにレターニアの髪色はシルバーで、瞳の色はメイビスと同じ湖水色だけど…。
(違うのに……)
できればメイビスの前でその話を持ち出すのはやめて欲しかった。勘違いされたら目も当てられない。
「んんっ、あれはレターニア王女ではなく凄く大事な人に渡す指輪なので、あまり間違った話を広めないでください」
本当に頼むよ…。
「ええっ?!ではどなたに…?」
そのタイミングでメイビスがこれ見よがしに背後から俺を抱きしめてくる。
「勿論俺だよな?ルマンド?」
声が甘い!勘違いしなかったのは良かったけど、そりゃあわかるよな?
湖水色の瞳でレターニア以外の相手と言ったら俺の周りにメイビス以外だと皇帝くらいしかいないんだから。
(ああ、もうっ!)
後ろを振り返らなくても十分わかる。これは絶対嬉しそうに笑ってる。
「……内緒」
「うん。待ってる」
恥ずかしいからもう本当にやめてくれ。
そんな俺達に令嬢達が愕然とした顔を向けてくるが、本当の事だから仕方がない。
「そんなわけで婚約者はもうほぼ確定だから、噂に踊らされることなく真実を広めてもらえたら嬉しい」
メイビスが最後にそう笑顔で締めると令嬢達はよろよろとしながら帰っていった。
どうやらこの件はかなりショックが大きかったようだ。
同性婚が許されている国とは言え、これだけのイケメンの相手が男である俺ってそりゃショックだよな。
その後、令嬢達も去ったことだし折角メイビスに会えたのだからと一緒にお茶を飲むことにした。
先触れもなかったのにこうして一緒に過ごせるのはなんだか嬉しい。
で、指輪の件もバレてしまったことだし、それなら開き直ってダンジョンに下見に行ってくる話もここでしてしまおうと思った。
どうせ潜っている間は行きっぱなしで城には戻ってこないから、不在なのは隠しようもないことだし。
「メイビス…。ケインには言ったんだけど、俺もしかしたら一か月くらいダンジョンに籠るかも……」
そこまで言ったところでメイビスがガッと腕を掴んできた。
「…それは何かコーリック的な……?」
え?ああそうか。誕生日を絡めた修行か何かかと思ったのかな?
「いや。修行とかそういうのじゃないから」
「じゃあ?」
「うん。ちょっと行っておきたい場所があって」
「……どこ?」
「それは言えない」
だってプロポーズ予定地だし。
「……も行く」
「え?」
「俺も行く」
「いや、来なくていいよ。また今度一緒に行こう?」
(本番の時に!)
「ルマンド……」
そんな捨てられた犬、いや血統書付きの素晴らしい美犬だけどさ、うん、そんな目で見つめてこないで欲しい。
「置いていかれたくない」
「う……」
「俺が足手まといにならないのはよく知ってるだろう?」
「ま…まあ?」
「じゃあどうしてダメなのか教えてくれないか?」
「うぅぅ……」
(それを言ったら台無しだから言うに言えないんだよ…!)
俺、サプライズ向かないのかな?皆どうやって成功させてるんだろ?
「し……仕事が忙しいだろ?ほら、毎日疲れてそうだしさ、わざわざ俺に付き合わなくても…」
一応尤もらしい理由を捻りだすけど、当然メイビスは逃がしてくれない。
「まだ皇太子になった訳じゃないし、お前以上に優先するようなものはない。帰ってから全部片づけるから何も問題はない」
確かに武者修行も半年以上あったけど大丈夫だったんだもんな?多分嘘ではない。
それでも無理はできるだけさせたくない。
「ルマンド…何を隠してる?」
ひたと真剣な目を向けられ、これはもう逃げられないと悟ってしまう。
もうこうなったら最後の手段しかない。
「ゴメン!ちゃんと帰ってくるから!」
強制離脱!もうこの足でダンジョンへ行ってしまおう!
準備なんて何もしてないけど、マジックバッグは持ち歩いてるから大丈夫!レイベルトの街まで俺は逃げる!
(ギルド前へ!)
フッとレイベルトの冒険者ギルド前までやってくると俺はホッと息を吐き、ケインがいるかをまず確認した。
もしかしたら行き違いになったかもしれないけど、その時は一応連絡を入れてからダンジョンに行こうと思う。
ダンジョンに潜っている時は通信石は使えないからな。
それからポーションや携帯食、非常食も買い足して、ついでに他にも足りない分を補充しておく。
(えっと、後は……)
そう思って後ろを振り返ると────。
「ぶっ…?!」
「捕まえた」
何かにぶつかったと思ったらそれはメイビスで、俺はそのままあっさり捕獲されてしまった。
そう言えば転移魔法を習得したのだったと今更ながら実感してしまう。
「ケインを見掛けたから聞いたんだけど…鍾乳洞のある場所に行きたいんだって?」
きっとケインはメイビスに無理矢理聞き出されたに違いない。
どんな手を使ったんだろう?ちょっと聞くのが怖い。
「ケインが得た情報だと、鍾乳洞があるのは36階層だ。出てくる魔物は湖に棲むリヴァイアサンらしい。そんな場所に一人でなんて行かせない」
(え?リヴァイアサン?)
思わずその情報に目を輝かせてしまう。
「戦いたい!」
「ダメだ」
「えぇ~!だってカッコよくリヴァイアサンを倒してそこでメイビスに……あっ!」
もう少しでうっかり口を滑らすところだった。
「んんっ、なんでもない。それより俺、絶対行くから!」
「…………年末に一緒に行こう」
もしかしてバレバレ?でも本当に下見には行っておきたいんだけどな。
ぶっつけ本番でプロポーズできなかったら目も当てられないし。
「じゃあ今日は諦める」
「…………もしどうしても下見したいならケインとバルドは絶対に連れて行ってくれ」
そんなちょっと残念な子を見るような目で見なくてもいいじゃないか。酷い…。
やっぱりこれはクルーズ船を本番にした方がいいかな?
……海にもタイミングよく魔物が出てくれたらいいんだけど。
「ルマンド…!」
「え?」
メイビスがこちらに気づいてちょっと焦った声を上げたけど俺は気にしない。
女性達の気も反らせたことだし、多分これで大丈夫なはず。
「フォルクナーの女性は積極的ですね。コーリックでは見かけないので新鮮です」
ニッコリ笑って彼女達を持ち上げる。
でも追い払うのが目的なのでそのままにする気もない。
「今日は私がメイビス王子の休憩時間の相手を務める予定なので、諦めて頂けたら嬉しいです」
「まあっ!でしたら是非同席させて頂きたいですわ!」
「私も是非同席させて下さいませ!ルマンド様ともお話したいと思っておりましたの」
「申し訳ないけれど、ちょっと込み入った話があるので遠慮して頂けたらと思います」
「まぁ…残念ですわ。お噂のルマンド様とレターニア様の婚約話などお聞きしたかったのに…」
ここでもか!
「申し訳ないですが、そんな根も葉もない噂はやめて頂きたいです」
「え?でもルマンド様がミスリルの銀色の指輪にブルーダイヤをはめ込んだ素敵な指輪を用意していると専らの噂ですわ」
それを聞いて、もしかしてそれが原因だったのかとちょっと頭が痛くなった。
秘密にしていたつもりだけど、職人か商人から他の貴族達に話が流れたのだろう。
確かにレターニアの髪色はシルバーで、瞳の色はメイビスと同じ湖水色だけど…。
(違うのに……)
できればメイビスの前でその話を持ち出すのはやめて欲しかった。勘違いされたら目も当てられない。
「んんっ、あれはレターニア王女ではなく凄く大事な人に渡す指輪なので、あまり間違った話を広めないでください」
本当に頼むよ…。
「ええっ?!ではどなたに…?」
そのタイミングでメイビスがこれ見よがしに背後から俺を抱きしめてくる。
「勿論俺だよな?ルマンド?」
声が甘い!勘違いしなかったのは良かったけど、そりゃあわかるよな?
湖水色の瞳でレターニア以外の相手と言ったら俺の周りにメイビス以外だと皇帝くらいしかいないんだから。
(ああ、もうっ!)
後ろを振り返らなくても十分わかる。これは絶対嬉しそうに笑ってる。
「……内緒」
「うん。待ってる」
恥ずかしいからもう本当にやめてくれ。
そんな俺達に令嬢達が愕然とした顔を向けてくるが、本当の事だから仕方がない。
「そんなわけで婚約者はもうほぼ確定だから、噂に踊らされることなく真実を広めてもらえたら嬉しい」
メイビスが最後にそう笑顔で締めると令嬢達はよろよろとしながら帰っていった。
どうやらこの件はかなりショックが大きかったようだ。
同性婚が許されている国とは言え、これだけのイケメンの相手が男である俺ってそりゃショックだよな。
その後、令嬢達も去ったことだし折角メイビスに会えたのだからと一緒にお茶を飲むことにした。
先触れもなかったのにこうして一緒に過ごせるのはなんだか嬉しい。
で、指輪の件もバレてしまったことだし、それなら開き直ってダンジョンに下見に行ってくる話もここでしてしまおうと思った。
どうせ潜っている間は行きっぱなしで城には戻ってこないから、不在なのは隠しようもないことだし。
「メイビス…。ケインには言ったんだけど、俺もしかしたら一か月くらいダンジョンに籠るかも……」
そこまで言ったところでメイビスがガッと腕を掴んできた。
「…それは何かコーリック的な……?」
え?ああそうか。誕生日を絡めた修行か何かかと思ったのかな?
「いや。修行とかそういうのじゃないから」
「じゃあ?」
「うん。ちょっと行っておきたい場所があって」
「……どこ?」
「それは言えない」
だってプロポーズ予定地だし。
「……も行く」
「え?」
「俺も行く」
「いや、来なくていいよ。また今度一緒に行こう?」
(本番の時に!)
「ルマンド……」
そんな捨てられた犬、いや血統書付きの素晴らしい美犬だけどさ、うん、そんな目で見つめてこないで欲しい。
「置いていかれたくない」
「う……」
「俺が足手まといにならないのはよく知ってるだろう?」
「ま…まあ?」
「じゃあどうしてダメなのか教えてくれないか?」
「うぅぅ……」
(それを言ったら台無しだから言うに言えないんだよ…!)
俺、サプライズ向かないのかな?皆どうやって成功させてるんだろ?
「し……仕事が忙しいだろ?ほら、毎日疲れてそうだしさ、わざわざ俺に付き合わなくても…」
一応尤もらしい理由を捻りだすけど、当然メイビスは逃がしてくれない。
「まだ皇太子になった訳じゃないし、お前以上に優先するようなものはない。帰ってから全部片づけるから何も問題はない」
確かに武者修行も半年以上あったけど大丈夫だったんだもんな?多分嘘ではない。
それでも無理はできるだけさせたくない。
「ルマンド…何を隠してる?」
ひたと真剣な目を向けられ、これはもう逃げられないと悟ってしまう。
もうこうなったら最後の手段しかない。
「ゴメン!ちゃんと帰ってくるから!」
強制離脱!もうこの足でダンジョンへ行ってしまおう!
準備なんて何もしてないけど、マジックバッグは持ち歩いてるから大丈夫!レイベルトの街まで俺は逃げる!
(ギルド前へ!)
フッとレイベルトの冒険者ギルド前までやってくると俺はホッと息を吐き、ケインがいるかをまず確認した。
もしかしたら行き違いになったかもしれないけど、その時は一応連絡を入れてからダンジョンに行こうと思う。
ダンジョンに潜っている時は通信石は使えないからな。
それからポーションや携帯食、非常食も買い足して、ついでに他にも足りない分を補充しておく。
(えっと、後は……)
そう思って後ろを振り返ると────。
「ぶっ…?!」
「捕まえた」
何かにぶつかったと思ったらそれはメイビスで、俺はそのままあっさり捕獲されてしまった。
そう言えば転移魔法を習得したのだったと今更ながら実感してしまう。
「ケインを見掛けたから聞いたんだけど…鍾乳洞のある場所に行きたいんだって?」
きっとケインはメイビスに無理矢理聞き出されたに違いない。
どんな手を使ったんだろう?ちょっと聞くのが怖い。
「ケインが得た情報だと、鍾乳洞があるのは36階層だ。出てくる魔物は湖に棲むリヴァイアサンらしい。そんな場所に一人でなんて行かせない」
(え?リヴァイアサン?)
思わずその情報に目を輝かせてしまう。
「戦いたい!」
「ダメだ」
「えぇ~!だってカッコよくリヴァイアサンを倒してそこでメイビスに……あっ!」
もう少しでうっかり口を滑らすところだった。
「んんっ、なんでもない。それより俺、絶対行くから!」
「…………年末に一緒に行こう」
もしかしてバレバレ?でも本当に下見には行っておきたいんだけどな。
ぶっつけ本番でプロポーズできなかったら目も当てられないし。
「じゃあ今日は諦める」
「…………もしどうしても下見したいならケインとバルドは絶対に連れて行ってくれ」
そんなちょっと残念な子を見るような目で見なくてもいいじゃないか。酷い…。
やっぱりこれはクルーズ船を本番にした方がいいかな?
……海にもタイミングよく魔物が出てくれたらいいんだけど。
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