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Prologue
盗賊団 義父 1
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親孝行をすると、ファーリエルさんに誓った手前…僕は何とか義父さん…二週間前に義父になってくれたレイシュール義父さんにプレゼントする物を悩んでいた。
とはいえ、外も知らない、人との会話もロクにした事が無い僕にはあまりにも難しい課題な訳で、幾ら脳みそは本を読み続けた十歳とはいえ、外の経験は生後九カ月の赤子と同程度だろう。
悩んでも人生経験の浅い僕には出てこない答えに、直接聞いてみるという選択肢を取る事にした。
情報の整理の為にアジトの上、小屋の中で幾つもの書類を分類している義父さんの下に行き、僕は尋ねてみた。
「私が欲しい物?ははは、それまたどうしてだ」
義父さんは手を止めずに僕に問い返した。
どうして…その部分を人に話すと、あまりにも非現実的な体験だから信じて貰えるか分からないという事は、気付いていた。
ある人に親孝行をすると約束したから、なんて…思わず首を捻ってしまう様な理由だ。さらに詳しく話せば自分の精神世界でその人に出会って、その人のお陰で別の世界からこの場所に来れた…なんていうのも驚かれるだろう。
気付いていたから…だろうか、非現実的な体験である事は間違いない、だけど、僕の中で確かに優しさに触れた現実であるその光景を否定する事は、出来るはずの無い事だった。
「僕は…僕は親孝行がしてみたいんです。在る人と、そう約束したので」
「…親孝行?」
書類仕事の手を止めて僕を見た義父さんは首を傾げていた。
約束の部分には触れなかったので、そのまま話を続ければいいのだと少しだけ安堵した事が、ファーリエルさんに申し訳なさを感じた。
正直な話、僕には一つの懸念が在る。僕には五歳児の妥当な知識量が分からないんだ。五歳の頃に誰かと一緒に遊んだりした事は無いから。
だからもしも、僕の発言が突飛な物で、義父さんがその点で首を傾げているのだとしたら…僕は、どうしようもない。五歳の頃には色々な学術書を捲っていた記憶がある僕には、それが普通だから。
「変…ですか?」
思わず弱気な問い掛けになってしまい、義父さんは何かに気が付いたように僕の所まで歩いて来てくれた。
「変なんかじゃないさ、ただ驚いただけだ…そうか、親孝行をしてくれようとしたのか…それなら、ユーマが思う私の喜ぶ事をしてくれるだけで良いんだ」
「義父さんが、喜ぶ事…?」
「そうだ。きっとユーマは頭が良いから、何が正解なのかと悩んでいるんじゃないか?このアジトから街に行く為の道が街道一本じゃ無く。獣道を通って山や森を超えて向かう事が出来るように、親孝行に正解なんて無いんだ」
そう言われ、僕が思い至ったのは―――嬲られる事。
僕には姉がいた。姉は、僕に色々な事を教えてくれた。その中でも一番楽しそうに教えてくれたのが、僕がどれだけ蹴り心地が良いか…だった。
『アンタは軽い、だから蹴ると簡単に吹っ飛ぶ、壁にぶつかって苦しそうに嗚咽を漏らす…自分が強くなった気で居られる。最高だわアンタ、ありがとう』
それは、僕の記憶の中で数少ない家族との会話だった。
僕の記憶の中で片手でしか数える事が出来ない、誰かにお礼を言われた瞬間だった。
自分が、そこに居る意味を得た気もして、痛くて苦しくて、息も出来ない様な痛みの中で僕はその時だけ、確かにそこに居る事を認められていたんだ。
きっと、この思考はおかしな物だ。
だって、僕の読んだ本には『人は苦痛に逆らう物だ』と書いてあったから、だけど僕は、自分が痛みを感じる事で悦ぶ誰かがいるのなら、良いのかなと思ってしまう。
僕は自分の服を捲り上げて、お腹の部分が義父さんに良く見えるように体勢を整えた。
ますます首を傾げる義父さんに、僕は過去の痛みを思い出して怖さを少しだけ感じながら、それでも義父さんも僕を殴ったり蹴ったりして幸せを感じられるのならと思った。
誰かに幸せを感じて貰えるのなら―――。
筋肉が欠片も付いていない様な、ぷにぷにしている僕のお腹、きっと…殴ったり蹴ったりしても腹筋なんて無いから相手が痛がる事も無いんだろうな。
「け…蹴ったり、殴ったりして良いですよ」
「…ユーマ?」
その眼は、疑問に満ちていた。
どうしてそんな行動を取るのか分からないと、眼の中に宿る意思が僕に疑問を投げ掛けていた。
「僕は…軽くて殴り易いし、蹴ったら飛ぶような身体をしてるから…それで強くなったと思って貰えるから」
そこまで言って、義父さんに唇を指で押さえられた。人差し指一本で優しく触れられて、僕は驚いて口を噤んでしまった。
「それはユーマが、昔誰かにそういう事をされて、相手が喜んでいたのか?」
頷く事で肯定を示す。その問い掛け方は、僕のこの行動がおかしな物である事を直接は伝えまいとする優しさが見て取れた。
だから申し訳なくなった。僕は間違ったやり方で、義父さんを不快にさせてしまったのだろうかと。
「ユーマ…私は怒っている訳じゃないよ、むしろ…そうだな、実は私も分からないんだ。親孝行の種類って所からな」
片手は僕の肩に優しく置かれ、もう片方の手で握り拳を作って震えていた。何かに怒りを感じながらも、僕には優しく接してくれているんだ。
義父さんも、親孝行は分からないという。それなら、僕は親孝行をしても親孝行だと気付いて貰えないのではないだろうか。
少しだけ、不安になった。
「だから、今度一緒に出掛けよう」
義父さんは僕を胸に抱いた。
義父さんは僕の事を、『暖かくて落ち着くんだ』そう言ってくれて、眠る時なんかもお仕事が無い時は一緒に寝てくれて僕を抱いて眠ってくれる。
誰かに触れられると、僕はそれだけで嬉しさで胸が一杯になるんだ。
生前の僕は、誰かと触れあう事なんて無かったから。だから、義父さんの胸の中は凄く落ち着くんだ。
義父さんから伝わる温度が暖かいのもあるけれど、それよりも胸の内に何か暖かい物が広がるんだ。
「一緒に出掛けて、ユーマの好きな物を見付けよう。私の好きな物を探してみよう。そして、それを一緒に、一緒の時間に、楽しむという事を共有しよう」
「…義父さん」
「私には子が居た事は無い、ユーマを後継ぎにと私の養子にしたけれど…私はユーマを後継ぎとしてでは無く。我が子の様に愛したいんだ…だけど私にはそんな経験は無い、何分、不器用な人間でな、した事が無い事には弱いんだ」
そう言いながら頬を掻いて、手に持っていたペンを床に置いて僕の頭を優しく撫でてくれた。
「だから、一緒に見つけてみよう。親孝行というのが何なのか、ユーマも私も楽しめる何かを…これまでに何が在ったのかは…聞かないよ、ただユーマはこれから、私の息子としての日々の中で好きな物も、幸せな事も、見つけて行けば良いさ」
これまでの僕の経験は、もしかしたらおかしな物なのかもしれない、それは痛みを伴う物で、間違った生き方だったのかもしれない、他に選択肢なんんて無かったけれど…。
だけど、もしも間違っていたんだとしたら、僕がこれから感じる幸せや楽しさが本物だと気付かせてくれる助けになってくれる…。
そう考えたら、やっぱり僕は自分の生前にも感謝が出来るんだ。
「義父さん」
暖かさに包まれながら、僕は義父さんの耳元で囁いた。
「ありがとう」
それは、今の事だけじゃ無い、これから先、僕と一緒に楽しさを見付けてくれる全ての未来に対しての感謝だった。
とはいえ、外も知らない、人との会話もロクにした事が無い僕にはあまりにも難しい課題な訳で、幾ら脳みそは本を読み続けた十歳とはいえ、外の経験は生後九カ月の赤子と同程度だろう。
悩んでも人生経験の浅い僕には出てこない答えに、直接聞いてみるという選択肢を取る事にした。
情報の整理の為にアジトの上、小屋の中で幾つもの書類を分類している義父さんの下に行き、僕は尋ねてみた。
「私が欲しい物?ははは、それまたどうしてだ」
義父さんは手を止めずに僕に問い返した。
どうして…その部分を人に話すと、あまりにも非現実的な体験だから信じて貰えるか分からないという事は、気付いていた。
ある人に親孝行をすると約束したから、なんて…思わず首を捻ってしまう様な理由だ。さらに詳しく話せば自分の精神世界でその人に出会って、その人のお陰で別の世界からこの場所に来れた…なんていうのも驚かれるだろう。
気付いていたから…だろうか、非現実的な体験である事は間違いない、だけど、僕の中で確かに優しさに触れた現実であるその光景を否定する事は、出来るはずの無い事だった。
「僕は…僕は親孝行がしてみたいんです。在る人と、そう約束したので」
「…親孝行?」
書類仕事の手を止めて僕を見た義父さんは首を傾げていた。
約束の部分には触れなかったので、そのまま話を続ければいいのだと少しだけ安堵した事が、ファーリエルさんに申し訳なさを感じた。
正直な話、僕には一つの懸念が在る。僕には五歳児の妥当な知識量が分からないんだ。五歳の頃に誰かと一緒に遊んだりした事は無いから。
だからもしも、僕の発言が突飛な物で、義父さんがその点で首を傾げているのだとしたら…僕は、どうしようもない。五歳の頃には色々な学術書を捲っていた記憶がある僕には、それが普通だから。
「変…ですか?」
思わず弱気な問い掛けになってしまい、義父さんは何かに気が付いたように僕の所まで歩いて来てくれた。
「変なんかじゃないさ、ただ驚いただけだ…そうか、親孝行をしてくれようとしたのか…それなら、ユーマが思う私の喜ぶ事をしてくれるだけで良いんだ」
「義父さんが、喜ぶ事…?」
「そうだ。きっとユーマは頭が良いから、何が正解なのかと悩んでいるんじゃないか?このアジトから街に行く為の道が街道一本じゃ無く。獣道を通って山や森を超えて向かう事が出来るように、親孝行に正解なんて無いんだ」
そう言われ、僕が思い至ったのは―――嬲られる事。
僕には姉がいた。姉は、僕に色々な事を教えてくれた。その中でも一番楽しそうに教えてくれたのが、僕がどれだけ蹴り心地が良いか…だった。
『アンタは軽い、だから蹴ると簡単に吹っ飛ぶ、壁にぶつかって苦しそうに嗚咽を漏らす…自分が強くなった気で居られる。最高だわアンタ、ありがとう』
それは、僕の記憶の中で数少ない家族との会話だった。
僕の記憶の中で片手でしか数える事が出来ない、誰かにお礼を言われた瞬間だった。
自分が、そこに居る意味を得た気もして、痛くて苦しくて、息も出来ない様な痛みの中で僕はその時だけ、確かにそこに居る事を認められていたんだ。
きっと、この思考はおかしな物だ。
だって、僕の読んだ本には『人は苦痛に逆らう物だ』と書いてあったから、だけど僕は、自分が痛みを感じる事で悦ぶ誰かがいるのなら、良いのかなと思ってしまう。
僕は自分の服を捲り上げて、お腹の部分が義父さんに良く見えるように体勢を整えた。
ますます首を傾げる義父さんに、僕は過去の痛みを思い出して怖さを少しだけ感じながら、それでも義父さんも僕を殴ったり蹴ったりして幸せを感じられるのならと思った。
誰かに幸せを感じて貰えるのなら―――。
筋肉が欠片も付いていない様な、ぷにぷにしている僕のお腹、きっと…殴ったり蹴ったりしても腹筋なんて無いから相手が痛がる事も無いんだろうな。
「け…蹴ったり、殴ったりして良いですよ」
「…ユーマ?」
その眼は、疑問に満ちていた。
どうしてそんな行動を取るのか分からないと、眼の中に宿る意思が僕に疑問を投げ掛けていた。
「僕は…軽くて殴り易いし、蹴ったら飛ぶような身体をしてるから…それで強くなったと思って貰えるから」
そこまで言って、義父さんに唇を指で押さえられた。人差し指一本で優しく触れられて、僕は驚いて口を噤んでしまった。
「それはユーマが、昔誰かにそういう事をされて、相手が喜んでいたのか?」
頷く事で肯定を示す。その問い掛け方は、僕のこの行動がおかしな物である事を直接は伝えまいとする優しさが見て取れた。
だから申し訳なくなった。僕は間違ったやり方で、義父さんを不快にさせてしまったのだろうかと。
「ユーマ…私は怒っている訳じゃないよ、むしろ…そうだな、実は私も分からないんだ。親孝行の種類って所からな」
片手は僕の肩に優しく置かれ、もう片方の手で握り拳を作って震えていた。何かに怒りを感じながらも、僕には優しく接してくれているんだ。
義父さんも、親孝行は分からないという。それなら、僕は親孝行をしても親孝行だと気付いて貰えないのではないだろうか。
少しだけ、不安になった。
「だから、今度一緒に出掛けよう」
義父さんは僕を胸に抱いた。
義父さんは僕の事を、『暖かくて落ち着くんだ』そう言ってくれて、眠る時なんかもお仕事が無い時は一緒に寝てくれて僕を抱いて眠ってくれる。
誰かに触れられると、僕はそれだけで嬉しさで胸が一杯になるんだ。
生前の僕は、誰かと触れあう事なんて無かったから。だから、義父さんの胸の中は凄く落ち着くんだ。
義父さんから伝わる温度が暖かいのもあるけれど、それよりも胸の内に何か暖かい物が広がるんだ。
「一緒に出掛けて、ユーマの好きな物を見付けよう。私の好きな物を探してみよう。そして、それを一緒に、一緒の時間に、楽しむという事を共有しよう」
「…義父さん」
「私には子が居た事は無い、ユーマを後継ぎにと私の養子にしたけれど…私はユーマを後継ぎとしてでは無く。我が子の様に愛したいんだ…だけど私にはそんな経験は無い、何分、不器用な人間でな、した事が無い事には弱いんだ」
そう言いながら頬を掻いて、手に持っていたペンを床に置いて僕の頭を優しく撫でてくれた。
「だから、一緒に見つけてみよう。親孝行というのが何なのか、ユーマも私も楽しめる何かを…これまでに何が在ったのかは…聞かないよ、ただユーマはこれから、私の息子としての日々の中で好きな物も、幸せな事も、見つけて行けば良いさ」
これまでの僕の経験は、もしかしたらおかしな物なのかもしれない、それは痛みを伴う物で、間違った生き方だったのかもしれない、他に選択肢なんんて無かったけれど…。
だけど、もしも間違っていたんだとしたら、僕がこれから感じる幸せや楽しさが本物だと気付かせてくれる助けになってくれる…。
そう考えたら、やっぱり僕は自分の生前にも感謝が出来るんだ。
「義父さん」
暖かさに包まれながら、僕は義父さんの耳元で囁いた。
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