異聞平安怪奇譚

豚ドン

文字の大きさ
4 / 77
京の死闘 満仲猛る

オニ

しおりを挟む
 
「うおお! ぶった斬れろ!」

 気合いとともに満仲みつなかは身動きの取れない蜘蛛くもの頭部へと、紫電しでんを纏った刃をほとばしらせる。――静寂せいじゃく。その静寂を破るように蜘蛛は断末魔を上げ、白い血飛沫ちしぶきとともに竹のように半分に割れる。
 一寸遅れてから、結界もが半分に斬れ割れる。
 はかなく、粉雪のように舞い散る結界の残滓ざんし
 満仲みつなかは|一仕事を終え、大きく嘆息たんそくし、反対側でまだ動きのない黒衣へと向き直る。

「最後はお前だな……よ」

 晴明はるあきらが維持していた結界が壊れ行く最中、満仲みつなかはボロボロに刃こぼれした刀を最後の――棟梁とうりょうと呼ばれていた者へと突きつけ警戒する。
 満仲の背後より、割れ崩れかけている蜘蛛から這い出る黒靄くろもや――静かに、ゆっくりと這いよる。
 黒靄くろもやがあと一寸で満仲へ触れるか触れないかのぎりぎり、一陣の風が吹く。

「完全に成ってない蜘蛛でも、斬っただけじゃ駄目だよ、まんじゅう殿」

 涼やかな声――黒靄くろもやは光の縄で縛られる。一瞬、暴れたように見えたが火がつき即座に蜘蛛の亡骸共々なきがらともども、灰となる。

はらたまい、清めたまえ……ってね」

 灰は風に吹かれ見えなくなるような遠くまで運ばれていく。
 ぱちぱちと手を打ちながら、晴明はるあきらとそこまで年の離れてないように見える童が現れる。
 他人よりも一段と肌白く、どこか蠱惑こわく的な笑みを浮かべ、白を基調としているが、絢爛けんらん刺繍ししゅうが散りばめられた服を纏う童。

「いやはや、素晴らしい闘いだったよ。せいめい・・・・の試作の符も素晴らしい出来だしね、さすが天才だね、先は明るいよ」

 くるくると独楽こまのように心底楽しそうに回る童。

「……いつ・・から見ていたのですか」

 息も絶え絶えになりながらも、晴明はるあきらが視線をやる、童の正体。
 それは天皇すめらぎ弥栄いやさか――朱雀すざく天皇弥栄その御方である。

「もちろん最初から余は見ていたよ、四人が兵を始末していた最初から。凄いよね、本物の人と間違うような式神って」

 帝は手に持った扇で口元を隠しながら喋る。
 今の今まで、微動だにしなかった棟梁とうりょうと呼ばれ、満仲には鬼と呼ばれたものは、わなわなと震え始める。

「スメラギ! 我らを虚仮こけにしおって!」

 鬼と呼ばれた者が羽織っていた黒衣を剥ぎ取り、帝と晴明はるあきらに肉薄する。――人の腕とは言い難い、異形いぎょうの赤黒い腕……満仲が見た、鎖玉を殴り上げた、あの腕で二人を纏めて、なぎ払おうとする。
 予想外の行動に満仲は反応が遅れ、帝と清明はるあきらの守りに入れず。――赤黒い腕が迫るのを追いながら、見ているしかなかった。
  
「行儀が悪いよ、まつろわぬ民の末裔まつえいよ」

 しかし、帝は手に持ちたるおうぎを迫る鬼へと向ける。――目に見えない壁にさえぎられるように、鬼は動けなくなる。
 憤怒ふんぬに顔を歪ませ、身体をよじらせながら猛獣のように叫ぶ。

「絶対に殺す! 我ら一族を! 鬼として見放したお前らを絶対に許さない! 新皇しんのうなど関係ない、我ら一族の為に必ず殺す!」

 怒りに悲痛が入り混じった叫びを上げながら、すぐそこに見える童へと、手を伸ばそうと足掻あがき続ける。

「まつろわぬ民の末裔まつえいとはいえ、悲しいごうまで背負わなくてもよかったのにね」

 憂鬱ゆううつな顔をしながらおうぎいじる。ふっと何かを思いついたのか明るい顔をして、ぽんと手を叩く。

「ふむ、うむ……よし決めた! 余の命をやろう」

 隣にいた晴明はるあきらはその言葉を聞いて、慌てふためき、血相を変えながらまくし立てるように叫ぶ。

「帝! 何をおっしゃっておられるのですか、あわれみをかけるにしても、他に如何様いかようなやり方もありますのに!」

 口煩い晴明はるあきらの言葉を紡がせないように、口元に軽く人差し指を当てる。

「ただし条件がある。そこにいる、まんじゅう殿に一対一で勝てたらという条件だ、勝てたら煮るなり焼くなり好きにしていいよ。その前に……」

 ふわりと何も見えない、何もないはずの宙空に腰掛け、一振りの刀を風に乗せて満仲みつなかの元に運ぶ。

「それはこじろう・・・・の置き土産だよ、流石に今の刀だけでは分が悪すぎるからね。それぐらい良いでしょう」

「刀一本増えたところで関係ない……それよりも今度こそ約束をたがえるなよ! スメラギ!」

 憤怒ふんぬに歪んだ顔を崩さず、しかし落ち着いたのか先程よりも冷静に鬼は口を開く。
 対して、朱雀天皇は扇で口元を隠し、笑いながら面白そうに答える。

「ふふ、まんじゅう殿は今この場においての最高戦力……それが負けるならば此方こちらも手の施しようがないからね。あと立会人よろしくね"せいめい"」

 晴明はるあきらは天を仰いで嘆息たんそくし、全てを諦めた顔をする。

「帝がそう仰るのならば仕方ありませんね……では、不肖ながら安倍宿禰すくね晴明が、取り仕切らせて頂きます! 」

 乱れた朝服を整えながら、先ほどの慌てた様子とは打って変わって落ち着きながら、満仲みつなか達の前へと歩き出す。

「帝の大御心おおみこころにより、誰も止めない一対一の闘い……どんな手段を使ってもとがめません、勝敗は死をもって決することになります」

 淡々と話を済ませていく、満仲みつなかと鬼と呼ばれた者は向かい合う。――殺気をぶつけ合っているのか、信じ難い事に清明の目には二人の間の空間が歪んでいるような、そんな風に見えた。
 準備万端の二人を見ながら、いつもとは違った重さのある声が宙空より降ってくる。

「余の名において命ずる。源朝臣あそん満仲。その武技により。余に……いては天皇すめらぎと朝廷の為に死力を尽くし、そこにあだなす鬼の妄執もうしゅう、怨念を斬り清めよ」

 帝からの命――勅命ちょくめいを受けた満仲みつなかは、ぶるりと震え、風に運ばれてきた刀を両手でうやうやしく持ち、金打きんちょうを打つ。

「勅命、しかうけたまりました。さて……鬼よ、準備はよいか?」

「いつでも殺す準備はできている……お前ら全員の頭を斬り飛ばして京にさらしてやる」

 じりじりと距離を少しずつ詰め寄っていく。
 満仲は下賜かしされた刀ではなく、手持ちの刀を新たに刀束より取り出す。
 鬼の赤黒い左腕が脈打ち、研いだ黒鉄くろがねのような爪を打ち鳴らす。

「じっ!」

 短い掛け声とともに鬼が一足飛びに満仲へと迫る。――鬼の左腕で首筋を切りとろうと振るう。しかし、満仲は寸でのところで弾き返す。

「やはり、お前が一番の上物だな! その左腕だけが本物の鬼の腕みたいだが」

 満仲は最初から気になって、仕方のなかった事を敵である鬼へと問う。

「我ら一族の秘術によるもの、鍛錬と適性がなければ手に入らぬ代物よ!」

 刀と左腕の切っ先が見えない速さでの激しい打ち合い。その最中に刀が折れ砕ける。満仲は次々と新しい刀を抜き出し打ち合う。

「そんななまくら刀では何本あっても足りんぞ! 蜘蛛を斬った時の力や符は使わないのか!」

 きりきりと嫌な音を立てながら爪と刀で鍔迫つばぜり合いのような格好になる。

「あれはもう打ち止めなんだよ! おら!」

 満仲は近づいた鬼の顔へと頭突きをして距離を取る。意表を突かれた鬼はさらに憎悪をたぎらせる。

「ぐ……どこまでも舐めた真似をする!」

「正々堂々も好きだが、膂力りょりょくで少々負けてるからな!」

 声とともに地面に刀を突き刺し抉り取り、砂塵を撒き散らす。

目眩めくらましか……乗じて斬ろうという魂胆だろう……小細工ばかりを!  こんなもの吹き飛ばしてやる!」

 鬼は胸一杯に空気を吸いこみ、大風のような勢いの息を吹き出す。
 周りの砂塵が晴れていく。――しかし、鬼の思惑は裏切られる。満仲はじっと動かずに下賜かしされた刀を納刀したまま、両手で眼前に掲げていた。

「息も整った、これで最後だ……今度はこっちから行くぞ」

 ゆっくりと、三つ足のからすがあしらってある刀を鞘から抜き放っていく。
 その刀は満仲が使っていた真っ直ぐな刀とは違い……少し反った形で月光に照らされ輝く刀。
 両手で刀を持ち、一度正眼へと構える。

「おお!」

 満仲は気合いとともに、鬼へと飛びかかる。

「刀一本なんぞ爪で叩き割ってやる!」

 鬼の爪と刀が激突するーー爪が折れ、切っ先が体へと食い込む。

「なんーー爪がぐおぉ!」

 間一髪で鬼は体を捻り、深手を負いながらも満仲の刀を避け距離を取る。

「ちっ……思ったより速く動く。――だが、次は逃さないぞ、鬼よ」

 満仲は血振ちふりした刀を構え直し、じりじりと迫る。

「ぐ……ぐおおお! 鬼の腕よ! 憤怒をかてに我にさらなる鬼の力を寄越せ!」

 その言葉と共に、鬼は人並みの大きさだった体が瞬く間に変化していき額から角が生える。
 身体は纏っていた衣服を突き破り、赤黒い筋肉が見えるほどに大きくなる。

「我は鬼ナリ、鬼ナリ!」
 
 鬼はその巨大な体躯から満仲に向かって、剛拳を振り下ろす。――轟音を立てながら、圧倒的な速さで満仲に迫る。
 振り下ろされた左拳を満仲はすんでのところで飛んで避ける。――剛拳により地が砕ける。
 
「おお、怖い怖い。これは喰らったら、ひとたまりもないな」
 
 満仲は言ちながらも距離を取り大勢を整える。
  
「潰ス、潰ス!」

 鬼は満仲との距離を一足で詰め、剛拳を何度も何度も振り下ろす。
 満仲は危なげなく避け、反撃の機会を伺っている。
  
「チョコマカト!」
 
 捕らえきれない満仲に対して業を煮やしたのか、鬼は両手を大きく振りかぶる。――瞬間に地面に向かって振り下ろす。
 地が抉れ割れる。満仲はたまらずに宙へと飛んで避ける。――否、飛んでしまった、飛ばされてしまった。
  
「捕マエタ!」
  
  鬼はすかさず右腕を伸ばし、飛んだ満仲の足を掴む。

「コノママ、叩キツケテヤル」

「――それは悪手だぞ、手だけにな」

 満仲による狙い澄ました一撃は足を掴んだ右手首を綺麗に切り落とし、鮮血とともに手首が落ち、灰となる。

「ナゼ、刀デ鬼ノ腕ガキレル」

 鬼は斬られた手首を押さえる。

「確かに、ただの刀なら小さい傷をつけるのが精々だろうな」

 満仲は笑いながら体勢を整え着地し、その反動を使い矢の如く鬼の懐へと飛びこむ。
 鬼は反撃しようと左腕で殴りかかる――が、しかし満仲の振るう刀により、肘の部分から斬り落とされ火がつき灰となる。

「しかし、魔滅まめつの力が宿っていれば、話は別だ!」

 満仲は息を整え、刀を下段に構える。

「おおお! 鬼ガ人二マケ」

 満仲の姿が一瞬、振れる。――瞬間に最後まで言葉を紡ぐことなく鬼の首と体は離れる。
 鬼の体はゆっくりと膝から崩れ落ちていく。

「お前らは遅いんだよ」

 苦悶の表情を浮かべた鬼の首を地面につく前に掴み上げ掲げる。

「帝、勅命果たしました。反動が来たので寝ます故、後は清明はるあきらに……」

 満仲は鬼の首を持ったまま前のめりに倒れこむ……しかし、器用な事に鬼の首だけは地に付けないように掲げ上げたまま。

「まんじゅう殿、素晴らしい見世物だったよ。……さあ、まつろわぬ民の末裔よ、安らかに迷わずに向こう側に行く時だ」

 帝はふわりと降り、満仲の持つ鬼の首に触れる。
  触れた鬼の首は安らかな人の顔へと変わり灰とはならず、光の粒子となり天へと登っていく。

「帝、京の安全は満仲殿の奮起ふんきにより護られましたが……東の乱の平定へはどなたが向かわれたのですか」

「ふふ、誰だと思う」

「どなたですか、皆目見当かいもくけんとうつきません」

 いたずらっ子のように笑いながら晴明に答えを出す。

とうた・・・

 夜は深まる、源満仲はいびきをかきながら眠りにつく。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

与兵衛長屋つれあい帖 お江戸ふたり暮らし

かずえ
歴史・時代
旧題:ふたり暮らし 長屋シリーズ一作目。 第八回歴史・時代小説大賞で優秀短編賞を頂きました。応援してくださった皆様、ありがとうございます。 十歳のみつは、十日前に一人親の母を亡くしたばかり。幸い、母の蓄えがあり、自分の裁縫の腕の良さもあって、何とか今まで通り長屋で暮らしていけそうだ。 頼まれた繕い物を届けた帰り、くすんだ着物で座り込んでいる男の子を拾う。 一人で寂しかったみつは、拾った男の子と二人で暮らし始めた。

裏長屋の若殿、限られた自由を満喫する

克全
歴史・時代
貧乏人が肩を寄せ合って暮らす聖天長屋に徳田新之丞と名乗る人品卑しからぬ若侍がいた。月のうち数日しか長屋にいないのだが、いる時には自ら竈で米を炊き七輪で魚を焼く小まめな男だった。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか? そのほかに外伝も綴りました。

【時代小説】 黄昏夫婦

蔵屋
歴史・時代
 江戸時代、東北地方の秋田藩は貧かった。  そんな中、真面目なひとりの武士がいた。同僚からは馬鹿にされていたが真面目な男であった。俸禄は低く貧しい。娘二人と実母との4人暮らし。  秋田藩での仕事は勘定方である。  仕事が終わると真っ直ぐ帰宅する。 ただひたすら日中は城中では勘定方の仕事をまじめにして、帰宅すれば論語を読んで知識を習得する。   そんな毎日であった。彼の名前は立花清左衛門。年齢は35歳。  娘は二人いて、一人はとめ15歳。もう一人は梅、8歳。  さて|黄昏《たそがれ》は、一日のうち日没直後、雲のない西の空に夕焼けの名残りの「赤さ」が残る時間帯のことを言う。「|黄昏時《たそがれどき)」。 「黄昏れる《たそがれる》」という動詞形もある。    「たそがれ」は、江戸時代になるまでは「たそかれ」といい、「たそかれどき」の略でよく知られていた。夕暮れの人の顔の識別がつかない暗さになると誰かれとなく、「そこにいるのは誰ですか」「誰そ彼(誰ですかあなたは)」とたずねる頃合いという意味で日常会話でよく使われた。  今回の私の小説のテーマはこの黄昏である。  この風習は広く日本で行われている。  「おはようさんです」「これからですか」「お晩でございます。いまお帰りですか」と尋ねられれば相手も答えざるを得ず、互いに誰であるかチェックすることでヨソ者を排除する意図があったとされている。  「たそかれ」という言葉は『万葉集』に 誰そ彼と われをな問ひそ 九月の 露に濡れつつ 君待つわれそ」 — 『万葉集』第10巻2240番 と登場するが、これは文字通り「誰ですかあなたは」という意味である。  「平安時代には『うつほ物語』に「たそかれどき」の用例が現れ、さらに『源氏物語』に 「寄りてこそ それかとも見め たそかれに ほのぼの見つる 夕顔の花」 — 『源氏物語』「夕顔」光源氏 と、現在のように「たそかれ」で時間帯を表す用例が現れる。  なおこの歌は、帖と登場人物の名「夕顔」の由来になった夕顔の歌への返歌である。  またこの言葉の比喩として、「最盛期は過ぎたが、多少は余力があり、滅亡するにはまだ早い状態」をという語句の用い方をする。 漢語「|黄昏《コウコン》」は日没後のまだ完全に暗くなっていない時刻を指す。「初昏」とも呼んでいた。十二時辰では「戌時」(午後7時から9時)に相当する。  「たそがれ」の動詞化の用法。日暮れの薄暗くなり始めるころを指して「空が黄昏れる」や、人生の盛りを過ぎ衰えるさまを表現して「黄昏た人」などのように使用されることがある。  この物語はフィクションです。登場人物、団体等実際に同じであっても一切関係ありません。  それでは、小説「黄昏夫婦」をお楽しみ下さい。  読者の皆様の何かにお役に立てれば幸いです。  作家 蔵屋日唱    

アブナイお殿様-月野家江戸屋敷騒動顛末-(R15版)

三矢由巳
歴史・時代
時は江戸、老中水野忠邦が失脚した頃のこと。 佳穂(かほ)は江戸の望月藩月野家上屋敷の奥方様に仕える中臈。 幼い頃に会った千代という少女に憧れ、奥での一生奉公を望んでいた。 ところが、若殿様が急死し事態は一変、分家から養子に入った慶温(よしはる)こと又四郎に侍ることに。 又四郎はずっと前にも会ったことがあると言うが、佳穂には心当たりがない。 海外の事情や英吉利語を教える又四郎に翻弄されるも、惹かれていく佳穂。 一方、二人の周辺では次々に不可解な事件が起きる。 事件の真相を追うのは又四郎や屋敷の人々、そしてスタンダードプードルのシロ。 果たして、佳穂は又四郎と結ばれるのか。 シロの鼻が真実を追い詰める! 別サイトで発表した作品のR15版です。

四代目 豊臣秀勝

克全
歴史・時代
アルファポリス第5回歴史時代小説大賞参加作です。 読者賞を狙っていますので、アルファポリスで投票とお気に入り登録してくださると助かります。 史実で三木城合戦前後で夭折した木下与一郎が生き延びた。 秀吉の最年長の甥であり、秀長の嫡男・与一郎が生き延びた豊臣家が辿る歴史はどう言うモノになるのか。 小牧長久手で秀吉は勝てるのか? 朝日姫は徳川家康の嫁ぐのか? 朝鮮征伐は行われるのか? 秀頼は生まれるのか。 秀次が後継者に指名され切腹させられるのか?

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

処理中です...