高スペックな彼女に寄生中の僕が気がついたら最高峰のギルドの影の実力者になっていた……いやなんで?!

リト

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3話

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コンコンコンコン

扉を4回ノックする。

少し待ってみるが反応はない。

当然だ彼女がこれくらいの事で起きるわけがない。もうそれはいつものことなので気にしない。

この時点で起きてくれればこっちも非常に助かるのだが生憎この程度で彼女が起きた試しが一回もないので最早部屋に入る前のマナーみたいな感じになっている。

「起きてないのはいつも通りか、それじゃあ、入りますよ~っと」

そう言って静かに扉を開け部屋の中に入る。
部屋の中は彼女が小さめのクローゼットと小さなテーブル、そして彼女が現在寝ている少し大きめのベットの3つしかなく少し殺風景な印象をもつ。

ギルドのトップの部屋だっていうのにものが殆どない。偏見なのかもだが大規模な組織のリーダーなら大きな絵画や宝石や金をふんだんに使用した指輪等のアクセサリーや豪華な家具が置いてあるイメージだがそんなものとは無用な配置をしている。

前にそのことを彼女に聞いてみたのだがなんでもそんなものに使う金があるのならギルドのために使いたいそうだ。

――おっとっと~考えている暇はないな、早く起こさないとな。

起こす前にベットで寝ている彼女の顔を見る。
朝日でキラキラと反射をするシルバーの髪、真っ白な雪のようなきめ細やかな肌、そこには女神がいた。

昔、彼女に求婚した貴族や商人が後を絶たなかったと噂を聞いたことがあるがこの美貌をみるとあながち嘘ではないかなと思う。


「お~い、朝だぞ~いい加減起きろ~」


「………」

返事がない、ただのしかばねのようだ。

「おぉぉい~~!もう朝だぞ~!!他のギルドのヒトも起きてるぞ~!!」

さっきよりも大声を出し揺すって起こす。仮にも彼女はギルドマスター、それなりの仕事量を抱えているのでここで起こして置かないと今後の業務に影響する。そして、彼女が起きるのが遅いと怒られるのは僕だ。だから必死になって起こす。

「もう朝……あと5分……スヤスヤ」

「いいから起きてって!遅くなると怒られるのは僕の方なんだから~」

「うぅぅ……」

――ビリッ

今日はちょっと機嫌が悪いかもしれない。彼女の身体の周りに可視化した青白い電気をビリビリと見えてきた。

雷か。しかし残念だったな、生憎今日の防具のロックリザードだぜ。雷耐性があるから大丈夫大丈夫~」

そう言って余裕の発言をしてると次第に電気が大きくなりこちらに飛んできた。

「hahaha~残念だったね。今日は対策をバッチシしていた僕の勝ちだ……ん?あれ?ぎゃァァァーー!!」

装備を着ている筈なのに何故か電撃をモロに食らって倒れていた。

お、おかしいだろ……ロックリザードは雷耐性がついている筈なのになぜこんなに食らうんだ?

「う、うん~、うるしゃい!」

僕の声が五月蝿すぎたのか彼女が起きた。

「う~ん、もうカイがうるさいから目が覚めたわ」

ベットから状態を起こし少し伸びをしてそう言った。しかし、魔法を放ったのは彼女で僕はそれを食らった立場なのでここで怒られるのは違う気がする。

「君には色々と言いたいことがあるが……はぁ~まぁなにはともあれおはよう」

結果的に起こせたのでよしとしよう。

「うぅ~~君じゃないよ私の名前はちゃんと名前で呼んで!」

「うん?あ~はいはい、おはようロゼ」

「うん、おはようカイ!」
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