187 / 397
第三部 オーブを求めて
第三十話 不吉な兆候
しおりを挟む
「師匠!! 大丈夫ですか!? はっ! まさかもう一人の彼は……。」
ペリー号が岩礁に横付けすると、イモコとゲロゲロが走って俺のところに向かってきた。
ん?
あ、そうか。
不測の事態って連絡だったな。
「大丈夫、カリーは今出入口を見張っている。それよりも、こいつらを頼みたい。」
俺は魔法のロープを引っ張り、岩場の後ろにまとめていた盗賊たちを手繰り寄せた。
「これは……まさか、もう全て捕まえたでござるか!?」
「いや、違うんだ。ちょっと思いの他、盗賊の数が多くてな。一度、引き渡さないと難しくて。それと、アジトに残っている盗賊は、ガンダッダを含めてあと10数人だ。こいつらを預けたら、直ぐにアジトに向かう。」
「なるほど、そうだったでござるか。わかりもうした! それではこやつらは某にお任せあれ!」
「あぁ、頼んだぞ。後、船はもうそこに停めていて大丈夫だ。出入口の近くには、盗賊はいないからな。」
俺がそう言うと、イモコは船に戻り、部下を数人連れてきて、別のロープで盗賊たちを縛り始めた。
ゲロォォォ(次は僕も行く!!)
すると、ゲロゲロが俺の足に頭をこすり付けながら鳴く。
俺は、そんな可愛いゲロゲロを抱き上げると、優しく頭を撫でた。
「もう少し待っててくれ。イモコ達を守れるのはゲロゲロしかいないんだ。だから、頼む。戻ったら、たらふくうまい物たべさせてやるからな。」
ゲロ! ゲロォォン!(うまいもの!? わかった! じゃあイモコ守る!)
すると、ゲロゲロはまた直ぐに船に戻っていき、周囲をキョロキョロ見回したり、クンクンしている。
どうやらやる気が出たようだ。
敵が周りにいないか、かなり警戒してくれていた。
これなら、この船の守りは大丈夫だろう。
あとは、俺達がガンダッダを捕縛するだけだ!
無事に盗賊を別のロープに巻き付け、魔法のロープを回収した俺は、カリーの待っているアジトの出入り口に向かった。
俺がアジトの中に入ると、カリーは出入口近くの岩に寄りかかるようにして立っている。
「待たせたな、カリー。盗賊共の動きはどうだ?」
「あぁ、動き自体は特に変化はねぇな。まだ仲間が捕縛されている事には気付いていないと思うぜ。ただな……ちょっとだけ気になることがある。」
「気になる事??」
「多分一番奥の広間にいるのが……その、なんだったか? 頑張った? とかいう首領だとは思うんだがな、最初はそこに10人位の熱反応があったんだ。それが途中から二人になって、そして今は一つしか反応がない。」
頑張った?
ガンダッダが頑張った。
いや、頑張らんでええわ!
「カリー、頑張ったじゃない。ガンダッダだよ。ギャグかよ! って、それはいいとして、それの何が気になるんだ?」
「そうか。ガンダッダな、覚える気がないからどうでもいいが。それで、俺が気になるっていうのはな、最初にその部屋にいた奴らは、ちゃんと移動していたんだよ。だから、別に問題ない。だが、二つの反応が一つの反応になった時、そいつは移動していない。というよりも、少しづつ熱が下がっていった。つまり、死んだってことだ。」
「死んだ? ガンダッダが?」
「いや、それはわからない。だが、間違いなくガンダッダが誰かを殺したか、誰かがガンダッダを殺したか、このいずれかだ。」
ガンダッダが死んだ?
いや、それはないな。
じゃあ、ガンダッダが誰かを殺した?
誰を?
そう言えば、まだノロ隊長は見つかっていないな。
って、まさかな。
「確かに気になるが、盗賊が一人減ったと考えるならば、むしろ運ぶ人数が減っていいと考えようか。とりあえず、今盗賊たちは何か所の場所に分かれているか教えて欲しい。」
「二ヶ所だ。一ヶ所は、さっきいったガンダッダがいると思われる最奥の部屋。そして、もう一つはその少し近くにある部屋に十数人いる。体温が高めだから、こいつらも酒を飲んでいるに違いない。」
なるほど、ラスト二ヶ所か。
「カリーはどっちからがいいと思う? ガンダッダか、子分達か?」
「まずは、子分達を捕縛した方がいい。もしも、ガンダッダを捕縛しても、子分達に罠でも仕掛けられたら困るからな。それに、この状況なら子分達を捕縛したらその部屋に閉じ込められるだろ?」
確かに!
なら、それで決定だ。
「オッケー。じゃあそうしよう。まずは子分、そして最後にガンダッダだな。」
とりあえずやる事と順番が決定した俺達は、再度アジトの中を進んで行く。
さっきこの道を往復したばかりであるが、分岐が多すぎて、俺には途中から全くわからなくなった。
しかし、カリーは迷わず進んでいる。
なぜだろう?
「なぁ、カリー。道は合ってるのか?」
「ん? 当たり前だろ。目印があるからな。」
そういってカリーが眺めている壁を見てみるが、俺には目印らしいものを見つけられない。
「何も無いように見えるんだけど。つか、カリーは戻る時、壁を蹴ってただけじゃん。」
「まぁそう見えるよな。だけどあれは、ただ蹴っていたわけじゃない。風属性のブーツで、壁に風を付与していたんだ。さっきから分岐する度に風が少し吹いただろ? 気付かなかったか?」
「あ、そういえば、吹いてたかも。全く気にしてなかったわ。」
「その風が目印ってやつだ。まぁ、そんな事自慢してもしょうがないから、さっさと先に進むぞ。大丈夫だ、道は合ってる。」
すげ……。
やっぱ、カリーすげぇ。
本当にオールマイティなベテラン冒険者だわ。
さっきまで「ぜぇぜぇ」息を切らして弱音を吐いていた奴とは思えんばい!
「カリーは、本当に頼りになるな。よし、じゃあさっさとガンダッダを捕縛して、徹夜明けで宴会だな!」
「お! いいね。あ、ダメだ。サクセスは酒飲むなよ。店で飲まれたら大変な事になるからな。」
「なら、でっけぇ部屋借りてそこで飲もうぜ。それならいいだろ? 一番高い宿なら、多分あるだろ。」
「ふ、それならいいか。何だか楽しくなってきたよ。」
「俺もだぜ、カリー。サクッと終わらせてパーティしような。」
俺とカリーは、既に捕縛した後について思いを巡らせ、テンションをあげていた。
だがしかし、この後、まさかあんなことになるとは、この時の二人にまだ知る由はなかった。
ペリー号が岩礁に横付けすると、イモコとゲロゲロが走って俺のところに向かってきた。
ん?
あ、そうか。
不測の事態って連絡だったな。
「大丈夫、カリーは今出入口を見張っている。それよりも、こいつらを頼みたい。」
俺は魔法のロープを引っ張り、岩場の後ろにまとめていた盗賊たちを手繰り寄せた。
「これは……まさか、もう全て捕まえたでござるか!?」
「いや、違うんだ。ちょっと思いの他、盗賊の数が多くてな。一度、引き渡さないと難しくて。それと、アジトに残っている盗賊は、ガンダッダを含めてあと10数人だ。こいつらを預けたら、直ぐにアジトに向かう。」
「なるほど、そうだったでござるか。わかりもうした! それではこやつらは某にお任せあれ!」
「あぁ、頼んだぞ。後、船はもうそこに停めていて大丈夫だ。出入口の近くには、盗賊はいないからな。」
俺がそう言うと、イモコは船に戻り、部下を数人連れてきて、別のロープで盗賊たちを縛り始めた。
ゲロォォォ(次は僕も行く!!)
すると、ゲロゲロが俺の足に頭をこすり付けながら鳴く。
俺は、そんな可愛いゲロゲロを抱き上げると、優しく頭を撫でた。
「もう少し待っててくれ。イモコ達を守れるのはゲロゲロしかいないんだ。だから、頼む。戻ったら、たらふくうまい物たべさせてやるからな。」
ゲロ! ゲロォォン!(うまいもの!? わかった! じゃあイモコ守る!)
すると、ゲロゲロはまた直ぐに船に戻っていき、周囲をキョロキョロ見回したり、クンクンしている。
どうやらやる気が出たようだ。
敵が周りにいないか、かなり警戒してくれていた。
これなら、この船の守りは大丈夫だろう。
あとは、俺達がガンダッダを捕縛するだけだ!
無事に盗賊を別のロープに巻き付け、魔法のロープを回収した俺は、カリーの待っているアジトの出入り口に向かった。
俺がアジトの中に入ると、カリーは出入口近くの岩に寄りかかるようにして立っている。
「待たせたな、カリー。盗賊共の動きはどうだ?」
「あぁ、動き自体は特に変化はねぇな。まだ仲間が捕縛されている事には気付いていないと思うぜ。ただな……ちょっとだけ気になることがある。」
「気になる事??」
「多分一番奥の広間にいるのが……その、なんだったか? 頑張った? とかいう首領だとは思うんだがな、最初はそこに10人位の熱反応があったんだ。それが途中から二人になって、そして今は一つしか反応がない。」
頑張った?
ガンダッダが頑張った。
いや、頑張らんでええわ!
「カリー、頑張ったじゃない。ガンダッダだよ。ギャグかよ! って、それはいいとして、それの何が気になるんだ?」
「そうか。ガンダッダな、覚える気がないからどうでもいいが。それで、俺が気になるっていうのはな、最初にその部屋にいた奴らは、ちゃんと移動していたんだよ。だから、別に問題ない。だが、二つの反応が一つの反応になった時、そいつは移動していない。というよりも、少しづつ熱が下がっていった。つまり、死んだってことだ。」
「死んだ? ガンダッダが?」
「いや、それはわからない。だが、間違いなくガンダッダが誰かを殺したか、誰かがガンダッダを殺したか、このいずれかだ。」
ガンダッダが死んだ?
いや、それはないな。
じゃあ、ガンダッダが誰かを殺した?
誰を?
そう言えば、まだノロ隊長は見つかっていないな。
って、まさかな。
「確かに気になるが、盗賊が一人減ったと考えるならば、むしろ運ぶ人数が減っていいと考えようか。とりあえず、今盗賊たちは何か所の場所に分かれているか教えて欲しい。」
「二ヶ所だ。一ヶ所は、さっきいったガンダッダがいると思われる最奥の部屋。そして、もう一つはその少し近くにある部屋に十数人いる。体温が高めだから、こいつらも酒を飲んでいるに違いない。」
なるほど、ラスト二ヶ所か。
「カリーはどっちからがいいと思う? ガンダッダか、子分達か?」
「まずは、子分達を捕縛した方がいい。もしも、ガンダッダを捕縛しても、子分達に罠でも仕掛けられたら困るからな。それに、この状況なら子分達を捕縛したらその部屋に閉じ込められるだろ?」
確かに!
なら、それで決定だ。
「オッケー。じゃあそうしよう。まずは子分、そして最後にガンダッダだな。」
とりあえずやる事と順番が決定した俺達は、再度アジトの中を進んで行く。
さっきこの道を往復したばかりであるが、分岐が多すぎて、俺には途中から全くわからなくなった。
しかし、カリーは迷わず進んでいる。
なぜだろう?
「なぁ、カリー。道は合ってるのか?」
「ん? 当たり前だろ。目印があるからな。」
そういってカリーが眺めている壁を見てみるが、俺には目印らしいものを見つけられない。
「何も無いように見えるんだけど。つか、カリーは戻る時、壁を蹴ってただけじゃん。」
「まぁそう見えるよな。だけどあれは、ただ蹴っていたわけじゃない。風属性のブーツで、壁に風を付与していたんだ。さっきから分岐する度に風が少し吹いただろ? 気付かなかったか?」
「あ、そういえば、吹いてたかも。全く気にしてなかったわ。」
「その風が目印ってやつだ。まぁ、そんな事自慢してもしょうがないから、さっさと先に進むぞ。大丈夫だ、道は合ってる。」
すげ……。
やっぱ、カリーすげぇ。
本当にオールマイティなベテラン冒険者だわ。
さっきまで「ぜぇぜぇ」息を切らして弱音を吐いていた奴とは思えんばい!
「カリーは、本当に頼りになるな。よし、じゃあさっさとガンダッダを捕縛して、徹夜明けで宴会だな!」
「お! いいね。あ、ダメだ。サクセスは酒飲むなよ。店で飲まれたら大変な事になるからな。」
「なら、でっけぇ部屋借りてそこで飲もうぜ。それならいいだろ? 一番高い宿なら、多分あるだろ。」
「ふ、それならいいか。何だか楽しくなってきたよ。」
「俺もだぜ、カリー。サクッと終わらせてパーティしような。」
俺とカリーは、既に捕縛した後について思いを巡らせ、テンションをあげていた。
だがしかし、この後、まさかあんなことになるとは、この時の二人にまだ知る由はなかった。
0
あなたにおすすめの小説
ネグレクトされていた四歳の末娘は、前世の経理知識で実家の横領を見抜き追放されました。これからはもふもふ聖獣と美食巡りの旅に出ます。
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
アークライト子爵家の四歳の末娘リリアは、家族から存在しないものとして扱われていた。食事は厨房の残飯、衣服は兄姉のお下がりを更に継ぎ接ぎしたもの。冷たい床で眠る日々の中、彼女は高熱を出したことをきっかけに前世の記憶を取り戻す。
前世の彼女は、ブラック企業で過労死した経理担当のOLだった。
ある日、父の書斎に忍び込んだリリアは、ずさんな管理の家計簿を発見する。前世の知識でそれを読み解くと、父による悪質な横領と、家の財産がすでに破綻寸前であることが判明した。
「この家は、もうすぐ潰れます」
家族会議の場で、リリアはたった四歳とは思えぬ明瞭な口調で破産の事実を突きつける。激昂した父に「疫病神め!」と罵られ家を追い出されたリリアだったが、それは彼女の望むところだった。
手切れ金代わりの銅貨数枚を握りしめ、自由を手に入れたリリア。これからは誰にも縛られず、前世で夢見た美味しいものをたくさん食べる生活を目指す。
追放された『ただの浄化係』、実は国中の魔石を満たしていた精霊姫でした〜今さら戻れと言われても、隣国のイケメン皇帝が離してくれません〜
ハリネズミの肉球
ファンタジー
「おい、城の噴水が止まったぞ!?」
「街の井戸も空っぽです!」
無能な王太子による身勝手な婚約破棄。
そして不毛の砂漠が広がる隣国への追放。だが、愚かな奴らは知らなかった。主人公・ルリアが国境を越えた瞬間、祖国中の「水の魔石」がただの石ころに変わることを!
ルリアは、触れるだけで無尽蔵に水魔力を作り出す『水精霊の愛し子』。
追放先の干ばつに苦しむ隣国で、彼女がその力を使えば……不毛の土地が瞬く間に黄金のオアシスへ大進化!?
優しいイケメン皇帝に溺愛されながら、ルリアは隣国を世界一の繁栄国家へと導いていく。
一方、水が完全に枯渇し大パニックに陥る祖国。
「ルリアを連れ戻せ!」と焦る王太子に待っていたのは、かつて見下していた隣国からの圧倒的な経済・水源制裁だった——!
今、最高にスカッとする大逆転劇が幕を開ける!
※本作品は、人工知能の生成する文章の力をお借りしつつも、最終的な仕上げにあたっては著者自身の手により丁寧な加筆・修正を施した作品です。
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
伯爵家の三男に転生しました。風属性と回復属性で成り上がります
竹桜
ファンタジー
武田健人は、消防士として、風力発電所の事故に駆けつけ、救助活動をしている途中に、上から瓦礫が降ってきて、それに踏み潰されてしまった。次に、目が覚めると真っ白な空間にいた。そして、神と名乗る男が出てきて、ほとんど説明がないまま異世界転生をしてしまう。
転生してから、ステータスを見てみると、風属性と回復属性だけ適性が10もあった。この世界では、5が最大と言われていた。俺の異世界転生は、どうなってしまうんだ。
ハズレスキル『自動販売機』を授かって婚約破棄されましたが、 実は回復薬も魔力食も出せる最強スキルでした
暖夢 由
ファンタジー
十八歳の成人儀式で授かったのは、誰も聞いたことのない《自動販売機スキル》。
役立たずと嘲られ、婚約者レオンには即座に婚約を破棄され、人生が崩れ落ちたように思えた。
だがそのスキルには、食べ物を作り、摂取すれば魔力を増やし、さらに“治癒効果”を付与できるという隠された力があった。
倒れた母を救い、王都の名門・ヴァルセイン伯爵夫人を救ったことで、カミーラは“呪詛”という闇の存在を知る。伯爵邸で出会った炎の力を持つ公爵家次男レグナスとの出会いが、彼女の運命を大きく変えていく。
やがて王都全体に“謎の病”が蔓延。カミーラは治癒スープの炊き出しを行い、人々を次々と回復へ導く。
一方、病の裏で糸を引いていたのは………。
“無価値”と嘲られたスキルが、いま世界を癒し、未来を照らす光となる――。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
治癒魔法で恋人の傷を治したら、「化け物」と呼ばれ故郷から追放されてしまいました
山科ひさき
恋愛
ある日治癒魔法が使えるようになったジョアンは、化け物呼ばわりされて石を投げられ、町から追い出されてしまう。彼女はただ、いまにも息絶えそうな恋人を助けたかっただけなのに。
生きる希望を失った彼女は、恋人との思い出の場所で人生の終わりを迎えようと決める。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる