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第三部 オーブを求めて
第四十話 対話
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「ん?? あれ? ここどこ? 森?」
気が付くと、俺は見知らぬ森の中にいた。
鳥のさえずり、草木の匂い……どこだここ?
「ふぉっふぉっと。久しぶりじゃの、サクセス君。」
「あ、あなたは!? ムッツさん?」
見知らぬ場所で出くわしたのは、なんとムッツゴクロウさんだった。
あの時見たムッツさんは、透明であったが、今はちゃんと色も形もある。
どゆこと?
「ふぉっふぉっふぉ、覚えてくれているとは有り難いのう。ほれ、ゲロゲロや。ご主人様じゃぞ。」
ムッツがそういうと、ゲロゲロが俺に向かって飛び込んできた。
「サクセスーーー!!」
「うわ!! ゲロゲロが喋った!?」
「あれぇ? 本当だ! やったーーー! 僕話せてる! やったやったやったーー!」
嬉しそうな顔で、俺の周りをはしゃぎながら走りまわるゲロゲロ。
「フォッフォッフォ、二人とも元気で何よりじゃわい。心配したぞい。」
「もしかして、俺、ムッツさんに助けられた? というか、ここはどこですか?」
「フォッフォッフォ、どこかのう? しいて言うならば楽園じゃの。」
ムッツさんは何故か答えてくれない。
どう考えても、わかっててとぼけている老人だ。
「というか、ムッツさん死んでますよね?」
「フォッフォッフォ! そうじゃ、ワシ、死んどったわい! フォッフォッフォ!」
愉快に笑う爺さん。
あの~笑いごとじゃないんですけど……。
え? 俺死んだの?
まじで?
「あの、つかぬ事を伺いますが、もしかして俺……死んでます?」
「フォッフォッフォ。」
いや、フォッフォッフォじゃなくて答えろや! 爺さん!!
「死んではないぞ。危なかったがのう。」
死んでない?
じゃあ、ここまじでどこ?
わけわからん。
「サクセス! 見て見て! 僕ね、喋れるの!!」
「うん、知ってる。おー、よしよし、可愛いなぁ。ゲロゲロは!」
尻尾をフリフリしながら、俺の足に顔をこすり付けるゲロゲロ。
その姿を見ると、今の状況がどうでもよくなってくる。
「続けていいかのう?」
「あ、すみません。どうぞ!!」
「フォッフォッフォ。魔物を愛するのはいい事じゃてぇ。それでのう、お主……魔心の究極奥義をいきなり使い過ぎじゃぞい。お蔭でワシたちも危うくやばかったのじゃよ。」
「究極奥義? 何のこと……あ、フュージョンですか?」
「その通りじゃ。あの技は、本来、絶対使ってはならない禁忌のスキルなんじゃ。」
「え? 何でですか? めちゃくちゃ強くなりましたけど。」
「そうじゃろうて、あれは魔物と一体化する究極奥義じゃ。普通の人間ならそのまま魔物化して、一生人間に戻れんわい。」
えぇーーーー!
魔物化?
やっば!
それめっちゃやばいじゃん。
「ちょ! それどういうことですか?」
「言葉通りじゃよ。魔物と一体化するんじゃ。つまりは魔物になるという事じゃ。」
「じゃあ、もしかして俺は……一生……。」
「安心せぇ。ちゃんと解除してやったわい。だけど、ワシらの魂を大分消費したがのう。まぁ、こんなところに住ませてもらってるんじゃ、文句をいうつもりはないがのう。」
うん、全く意味がわかりません。
この人何言ってるの?
「すいません、もう少しわかりやすく説明してもらえませんか?」
「ふぉっふぉっふぉ。すまんのぉ~年を取ると、どうしても説明が下手になってのう。まぁ簡単に言うとじゃな、お主が魔物化するのを、ワシらの寿命を使って防いだって話じゃの。まぁ、お主の器がバカみたいに大きかったのもあるがのう。器の小さい者がフュージョンを使えば、魂の器が耐えきれずに魔物化することもなく消滅するわい。」
「何それ! こっわ! まじでこっわ! 俺やばいじゃん!」
「だから安心せぇ。お主の魂の器は、どういうわけか常人の何十倍も大きいから平気じゃ。しかし、解除するとなると、お主もそこにいるゲロゲロも魂が削られるんじゃ。今回はワシらの魂を使ったから削れてないがのう。」
「つまりは、俺はムッツさんに助けられたと? いや、まじで本当にありがとうございます。ところで、さっきからワシらって言ってますが……他に誰かいるんですか?」
「フォッフォッフォ、会いたいかのう? まぁお主なら平気じゃろ。おぉーい、みんなやぁ! こっち来てもええぞぉー!」
ムッツがそう言うと、森の奥の茂みが大きく揺れる。
そして地響きと共に現れたのは……魔物の大群だった。
「うわ!! ちょ! え? 大丈夫なんですか?」
「フォッフォッフォ、安心せぇ。こやつらはワシの家族じゃ。今回お主を助けられたのは、ここにいる魔物達の魂を分けたおかげじゃぞい。」
まじかよ。
さっきから驚きっぱなしだな。
なるほど、これだけのモンスターをムッツさんは……。
やべぇな、この爺さん。
魔王かよ!
「皆さん、この度は助けて頂きありがとうございます。」
俺はとりあえず、魔物達に頭を下げた。
すると、ゴーレムが近づいて来る。
「良いってことだ。それよりも、そいつ大事にするんだぜ。」
ご、ご、ご、ゴーレムがしゃべったぁぁぁ!?
目の前のゴーレムは石の指でゲロゲロを指して喋った。
「は、はい。当然です、ゲロゲロは家族ですから!」
「うん、僕、サクセスの家族! サクセスのよめぇぇ!」
え?
ゲロゲロちゃん?
いつ俺の嫁になったのかな?
「フォッフォッフォ。どうじゃ、兄者。この者はいい男じゃてぇ。」
「そうだな。お前が見込んだだけはあるな。」
ムッツとゴーレムはまるで兄弟のように話をしている。
この二人も大分仲がいいようだ。
「そうじゃ、おぉーい! T坊! こっちきて挨拶をせんかぁ!」
突然ムッツが誰かを呼ぶと、なんだか可愛らしい小さなトカゲが近づいて来る。
「あぁ! この間の兄ちゃん! 俺を使ってくれてありがとな! でもあんま無理はさせんなよ!」
誰?
このトカゲ?
つか、生意気じゃね?
「これT坊!! ちゃんとお礼を言わんか! ワシらがここで暮らせているのは、この者のお蔭なんじゃぞ! それにお主を助けたのもこの者じゃ!」
ムッツは他のモンスターに対してとは変わり、父親の様にトカゲを叱った。
っつか、T坊?
T坊ってまさか!?
「ごめんなさい、ムッツ爺。あと、兄ちゃん。本当にありがとう。これからもどんどん俺の力を使ってくれよ。」
「お、お前は、あの巨大なドラゴンか!? なんでまたそんな可愛らしく……。」
「ムッツ爺を食べない為だよ。もう離れ離れは嫌だ!」
な、なるほど。
やっと色々分かって来たぞ。
ここは、魔石の世界か!
つまり、俺は力を使い過ぎて、ここにいる人たちが助けてくれた。
その影響で今、俺の精神もここにいると……。
俺……天才か!?
「フォッフォッフォ、どうやら色々わかったようじゃのう。どれ、そろそろ元の世界に戻るといいぞい。待ってる人がおるんじゃろ?」
「はい、本当に色々ありがとうございました。」
「フォッフォッフォ、いいってことじゃ。だがのう、今後はくれぐれも注意するんじゃぞ。あのスキルを使うと寿命が減るからのう。わしらも、そう何度も助けられんわい。あまり使い過ぎると元に戻れなくなるから、本当にどうしようもなくなる時以外はつかぬ方がよいぞ。」
「わかりました。色々教えていただきありがとうございます。ところで、どうやって戻るんです?」
「フォッフォッフォ……知らぬ!!」
知らんのかーーい!
って、あれ?
なんだか意識が……。
「フォッフォッフォ、どうやら帰れそうじゃのう。元気でやるんじゃぞぉ!」
その声を最後に、俺の意識は途切れる……。
ーーそして
「あ! サクセスさん! サクセスさん!! あーーーーん!!」
俺が目を開けると、シロマがそこにいて、泣き始めた。
どうやら、俺は大分眠っていたらしい。
はっ!
ゲロゲロは!?
……って普通にお腹の上にいるな。
うん、伸びをしている。
元気そうだ。
しかし、喋ってるゲロゲロ可愛かったなぁ……。
俺がそんな事を考えていると、シロマが抱き着いて来た。
「どこか痛くありませんか? 苦しいところはありませんか?」
く、苦しいと言えば……下の方が大きくなってて……ちょっと……
って、何考えてるんだ俺は!
「大丈夫、どこもおかしくない。それよりも心配かけて悪かったな。」
「悪くないです。サクセスさんは悪くないです! でも本当に良かった……。」
どうやら大分シロマに心配をかけたようだ。
俺はしばらく、胸の中で泣き続けるシロマを抱きしめて慰めるのであった。
気が付くと、俺は見知らぬ森の中にいた。
鳥のさえずり、草木の匂い……どこだここ?
「ふぉっふぉっと。久しぶりじゃの、サクセス君。」
「あ、あなたは!? ムッツさん?」
見知らぬ場所で出くわしたのは、なんとムッツゴクロウさんだった。
あの時見たムッツさんは、透明であったが、今はちゃんと色も形もある。
どゆこと?
「ふぉっふぉっふぉ、覚えてくれているとは有り難いのう。ほれ、ゲロゲロや。ご主人様じゃぞ。」
ムッツがそういうと、ゲロゲロが俺に向かって飛び込んできた。
「サクセスーーー!!」
「うわ!! ゲロゲロが喋った!?」
「あれぇ? 本当だ! やったーーー! 僕話せてる! やったやったやったーー!」
嬉しそうな顔で、俺の周りをはしゃぎながら走りまわるゲロゲロ。
「フォッフォッフォ、二人とも元気で何よりじゃわい。心配したぞい。」
「もしかして、俺、ムッツさんに助けられた? というか、ここはどこですか?」
「フォッフォッフォ、どこかのう? しいて言うならば楽園じゃの。」
ムッツさんは何故か答えてくれない。
どう考えても、わかっててとぼけている老人だ。
「というか、ムッツさん死んでますよね?」
「フォッフォッフォ! そうじゃ、ワシ、死んどったわい! フォッフォッフォ!」
愉快に笑う爺さん。
あの~笑いごとじゃないんですけど……。
え? 俺死んだの?
まじで?
「あの、つかぬ事を伺いますが、もしかして俺……死んでます?」
「フォッフォッフォ。」
いや、フォッフォッフォじゃなくて答えろや! 爺さん!!
「死んではないぞ。危なかったがのう。」
死んでない?
じゃあ、ここまじでどこ?
わけわからん。
「サクセス! 見て見て! 僕ね、喋れるの!!」
「うん、知ってる。おー、よしよし、可愛いなぁ。ゲロゲロは!」
尻尾をフリフリしながら、俺の足に顔をこすり付けるゲロゲロ。
その姿を見ると、今の状況がどうでもよくなってくる。
「続けていいかのう?」
「あ、すみません。どうぞ!!」
「フォッフォッフォ。魔物を愛するのはいい事じゃてぇ。それでのう、お主……魔心の究極奥義をいきなり使い過ぎじゃぞい。お蔭でワシたちも危うくやばかったのじゃよ。」
「究極奥義? 何のこと……あ、フュージョンですか?」
「その通りじゃ。あの技は、本来、絶対使ってはならない禁忌のスキルなんじゃ。」
「え? 何でですか? めちゃくちゃ強くなりましたけど。」
「そうじゃろうて、あれは魔物と一体化する究極奥義じゃ。普通の人間ならそのまま魔物化して、一生人間に戻れんわい。」
えぇーーーー!
魔物化?
やっば!
それめっちゃやばいじゃん。
「ちょ! それどういうことですか?」
「言葉通りじゃよ。魔物と一体化するんじゃ。つまりは魔物になるという事じゃ。」
「じゃあ、もしかして俺は……一生……。」
「安心せぇ。ちゃんと解除してやったわい。だけど、ワシらの魂を大分消費したがのう。まぁ、こんなところに住ませてもらってるんじゃ、文句をいうつもりはないがのう。」
うん、全く意味がわかりません。
この人何言ってるの?
「すいません、もう少しわかりやすく説明してもらえませんか?」
「ふぉっふぉっふぉ。すまんのぉ~年を取ると、どうしても説明が下手になってのう。まぁ簡単に言うとじゃな、お主が魔物化するのを、ワシらの寿命を使って防いだって話じゃの。まぁ、お主の器がバカみたいに大きかったのもあるがのう。器の小さい者がフュージョンを使えば、魂の器が耐えきれずに魔物化することもなく消滅するわい。」
「何それ! こっわ! まじでこっわ! 俺やばいじゃん!」
「だから安心せぇ。お主の魂の器は、どういうわけか常人の何十倍も大きいから平気じゃ。しかし、解除するとなると、お主もそこにいるゲロゲロも魂が削られるんじゃ。今回はワシらの魂を使ったから削れてないがのう。」
「つまりは、俺はムッツさんに助けられたと? いや、まじで本当にありがとうございます。ところで、さっきからワシらって言ってますが……他に誰かいるんですか?」
「フォッフォッフォ、会いたいかのう? まぁお主なら平気じゃろ。おぉーい、みんなやぁ! こっち来てもええぞぉー!」
ムッツがそう言うと、森の奥の茂みが大きく揺れる。
そして地響きと共に現れたのは……魔物の大群だった。
「うわ!! ちょ! え? 大丈夫なんですか?」
「フォッフォッフォ、安心せぇ。こやつらはワシの家族じゃ。今回お主を助けられたのは、ここにいる魔物達の魂を分けたおかげじゃぞい。」
まじかよ。
さっきから驚きっぱなしだな。
なるほど、これだけのモンスターをムッツさんは……。
やべぇな、この爺さん。
魔王かよ!
「皆さん、この度は助けて頂きありがとうございます。」
俺はとりあえず、魔物達に頭を下げた。
すると、ゴーレムが近づいて来る。
「良いってことだ。それよりも、そいつ大事にするんだぜ。」
ご、ご、ご、ゴーレムがしゃべったぁぁぁ!?
目の前のゴーレムは石の指でゲロゲロを指して喋った。
「は、はい。当然です、ゲロゲロは家族ですから!」
「うん、僕、サクセスの家族! サクセスのよめぇぇ!」
え?
ゲロゲロちゃん?
いつ俺の嫁になったのかな?
「フォッフォッフォ。どうじゃ、兄者。この者はいい男じゃてぇ。」
「そうだな。お前が見込んだだけはあるな。」
ムッツとゴーレムはまるで兄弟のように話をしている。
この二人も大分仲がいいようだ。
「そうじゃ、おぉーい! T坊! こっちきて挨拶をせんかぁ!」
突然ムッツが誰かを呼ぶと、なんだか可愛らしい小さなトカゲが近づいて来る。
「あぁ! この間の兄ちゃん! 俺を使ってくれてありがとな! でもあんま無理はさせんなよ!」
誰?
このトカゲ?
つか、生意気じゃね?
「これT坊!! ちゃんとお礼を言わんか! ワシらがここで暮らせているのは、この者のお蔭なんじゃぞ! それにお主を助けたのもこの者じゃ!」
ムッツは他のモンスターに対してとは変わり、父親の様にトカゲを叱った。
っつか、T坊?
T坊ってまさか!?
「ごめんなさい、ムッツ爺。あと、兄ちゃん。本当にありがとう。これからもどんどん俺の力を使ってくれよ。」
「お、お前は、あの巨大なドラゴンか!? なんでまたそんな可愛らしく……。」
「ムッツ爺を食べない為だよ。もう離れ離れは嫌だ!」
な、なるほど。
やっと色々分かって来たぞ。
ここは、魔石の世界か!
つまり、俺は力を使い過ぎて、ここにいる人たちが助けてくれた。
その影響で今、俺の精神もここにいると……。
俺……天才か!?
「フォッフォッフォ、どうやら色々わかったようじゃのう。どれ、そろそろ元の世界に戻るといいぞい。待ってる人がおるんじゃろ?」
「はい、本当に色々ありがとうございました。」
「フォッフォッフォ、いいってことじゃ。だがのう、今後はくれぐれも注意するんじゃぞ。あのスキルを使うと寿命が減るからのう。わしらも、そう何度も助けられんわい。あまり使い過ぎると元に戻れなくなるから、本当にどうしようもなくなる時以外はつかぬ方がよいぞ。」
「わかりました。色々教えていただきありがとうございます。ところで、どうやって戻るんです?」
「フォッフォッフォ……知らぬ!!」
知らんのかーーい!
って、あれ?
なんだか意識が……。
「フォッフォッフォ、どうやら帰れそうじゃのう。元気でやるんじゃぞぉ!」
その声を最後に、俺の意識は途切れる……。
ーーそして
「あ! サクセスさん! サクセスさん!! あーーーーん!!」
俺が目を開けると、シロマがそこにいて、泣き始めた。
どうやら、俺は大分眠っていたらしい。
はっ!
ゲロゲロは!?
……って普通にお腹の上にいるな。
うん、伸びをしている。
元気そうだ。
しかし、喋ってるゲロゲロ可愛かったなぁ……。
俺がそんな事を考えていると、シロマが抱き着いて来た。
「どこか痛くありませんか? 苦しいところはありませんか?」
く、苦しいと言えば……下の方が大きくなってて……ちょっと……
って、何考えてるんだ俺は!
「大丈夫、どこもおかしくない。それよりも心配かけて悪かったな。」
「悪くないです。サクセスさんは悪くないです! でも本当に良かった……。」
どうやら大分シロマに心配をかけたようだ。
俺はしばらく、胸の中で泣き続けるシロマを抱きしめて慰めるのであった。
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