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第四部 サムスピジャポン編
144 またな
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「ふぁぁぁ~。ふぅ、あれ? 昨日俺何してたんだっけ?」
翌朝、俺は布団から起きたがると、大きなあくびをしながら昨日の事を思い出そうとする。
……が
「えっと葬式が終わって、飯食って風呂入って……あれ? その後の事が思い出せないな。」
よく思い出せない。
すると、ゲロゲロも起きたようでが、眠そうに目を細めながら大きく前足を伸ばす。
「ゲロ(おはよう)」
「おはようゲロゲロ。相変わらずモフモフしてて可愛いなぁ。」
俺はそんなゲロゲロを抱きかかえて、モフモフを顔にこすりつけて堪能する。
「ま、ゲロゲロも一緒って事は特になんもなかったんだろうな。疲れてすぐ寝ちまったんだろう。」
「ゲロ?(どうしたの?)」
「いや、なんでもない。とりあえず朝飯でも食いにいくか。」
そう言って俺とゲロゲロは、事前にセイメイから言われていた通り、謁見の間に向かった。
この大陸から旅立つ前に、最後に朝食でおもてなしをしたいそうである。
ちなみに、その最後のおもてなしには度肝を抜かれた。
朝食にも関わらず、あまりに凄い量だったというのもあるが、驚いたのはそこではない。
この旅で俺がうまいと言っていた物全てが出てきたからだ。
当然夕食にもそういう傾向があったが、これはレベルが違う。
言葉通り……全てだ。
どうやって手に入れたかはわからないが、クエール料理まであり、朝食にも関わらず俺は死ぬほど食ってしまった。
※ ※ ※
謁見の間で朝食を終えた後、俺達は近くの港へと馬車で向かう事になった。
そしてそれにはロゼはもちろんの事、セイメイもついてくるようである。
てっきりセイメイとは朝食の後にお別れだと思っていたのだが、どうやら港でお見送りするつもりらしい。
港まで馬車で3時間。
朝食が長引いたせいもあって、着くのはお昼頃である。
大分時間に余裕もあるし、腹が苦しいので、俺はベッド付きの馬車の中で横になる事にした。
しばらくして潮の匂いを感じた俺は、起き上がって窓の外を見る。
「お、海だ! 海が見えるぞ! って、あれは覇王丸!?」
場所の外に映る広大な海と港。
そして停船所には見覚えのある巨大な船、そう、【覇王丸】が目に映った。
「まさか帰りもアレに乗れるのか!?」
「そのようでござるな、師匠。」
俺の質問に一緒の馬車に乗ったイモコが答える。
覇王丸はここに来る間のった超豪華客船だ。
またあれに乗って帰れるとは思っていなかったのでテンションがあがる。
これもまたセイメイによる粋なはからいだろう。
そしてようやく港に着いて場所を降りると、先に到着していたセイメイが俺が降りるのを待っていた。
「サクセス様。本当にありがとうございました。どうか無事に帰還される事を祈っております。」
船に乗り込む前に、セイメイが俺に別れの挨拶をする。
「あぁ、俺も随分世話になったよ。セイメイがいたのが当たり前だったから、今後は色々苦労しそうだ。」
セイメイは戦闘面はともかくとして、他の事では何から何まで完璧にこなしてくれた。
快適に旅ができたのも、何も考えずに進めたのもセイメイのお蔭。
そのセイメイがいなくなるというのは、ちょっと不安が残る。
それに女だと知ったのに何もできなか……
え? 女? あれ? なんか大事な事を忘れているきがするぞ!?
ふと何かを思い出しかけた俺だが、続くセイメイの言葉で現実に戻る。
「その言葉、私にとって何よりの言葉でございます。いつでもこの大陸にお越しくださいませ。その時は……」
セイメイはそこまで言って言葉を区切ると、耳打ちする。
「愛人として。一緒にいさせてもらいます。」
その言葉を聞き、咄嗟に後方へ下がる俺。
何がやばいって、またシロマから殺気を感じたからだ。
愛人……そうか、よく思い出せないけどこれだけはわかる!
セイメイは女だ! 間違いない!
そんな確信を胸に、俺の前に立ちふさがるように立ったシロマは、セイメイに手を差し伸べる。
「セイメイさん。い、ろ、い、ろ、お世話になりました。また此方には遊びに来たいと思っておりますので、その際はよろしくお願いします。」
「こちらこそ、お世話になりました。はい、是非お待ちしております。ですが、サクセス様だけは私がご案内しますので、ご了承下さいませ。」
シロマの手を握り返したセイメイもまた、冷ややかな笑顔を見せながら言葉を返す。
二人とも言葉は普通だが、二人の目線かバチバチとぶつかっているのを感じ、その場から俺は逃げだした。
※ 一方、カリーは……
「カリー。私泣かないよ。だってまたすぐに会えるって信じてるから。」
「あぁ、必ず戻る。それまで元気でいろよ、ロゼ」
そういいながらも、ロゼの瞳には涙が溜まっていた。
そんなロゼをカリーは優しく抱きしめると、名残惜しいのか、そのまま二人しばらく静かに抱き合っていた。
だが、ずっとそうしている訳にもいかず、ロゼの方から離れる。
「体に気を付けてね、カリー。それと浮気はしちゃだめだよ!」
「なっ! サクセスじゃないんだから、ってそうじゃないな。わかった。誓うよ、ロゼ。そして必ず戻ってくる。」
「うん。大好きだよ! カリー!」
ロゼのその言葉を最後に、カリーも船に乗り込んでいった。
その後ろ姿をロゼはずっと見つめ続ける……。
そしてしばらくして覇王丸から汽笛が鳴り響いた。
遂に出航だ。
再び、元の大陸に向け……
※ ※ ※
「大野将軍!!」
「おぉ! みつを、蜂蜜男(はちみつを)ではないでござるか!」
船の甲板の上でイモコが海を眺めていると、懐かしい男が近づいてきた。
「将軍、長きに渡る戦い、本当にお疲れ様でございました。今回、私がこの船の船長として将軍たちを大陸に送り届けますので、何かあれば言ってください。」
みつをは礼儀正しく頭を下げる。
「そうでござるか、よろしく頼むでござる。しかしもう某は将軍ではござらん。イモコと呼ぶでござるよ。みつおと某は戦友でござろう。」
「そんな……滅相もありません。恐れ多すぎてそのような事は……」
すると、その場にまた二人の男が近づいてきた。
「みつを! 違った船長。抜け駆けはずるいぞ。」
「そうだそうだ。」
新たに来た二人を当然イモコは知っている。
この大陸の為に、イモコと一緒に戦ってきた仲間達だ。
赤い髪の男は紅蓮と言うなの副官。
そして青い髪で若干頭頂部が薄くなっているのは蒼弦という武士。
「紅蓮、そして蒼弦も。元気でござったか?」
「はい! 将軍も元気そうでなによりです。」
「やはり将軍は大将軍でしたな。まさかウロボロスを本当に倒してしまうとは……それでこれから戻って将軍は何をなさるおつもりで?」
蒼弦の言葉にイモコは首を振る。
「勘違いでござる。倒したのは師匠であるサクセス殿でござるよ。そしてこれより某は師匠の下で義理を果たしつつ、更なる高みを目指すつもりでござる。」
「流石は将軍……いえ、イモコ殿でございます。」
感服した様子でみつおがそう答えると、隣にいた紅蓮が目をキラキラと輝かせた。
「イモコ殿! 私と蒼弦も一緒に御供させてもらってはいけないでしょうか?」
「お、いいねぇ紅蓮。また一緒に将軍……じゃなかったイモコ殿の下で暴れようか。」
二人は期待する目をイモコに向けるが……
「それは無理でござる。まず第一に某ですら、師匠と一緒に戦うには戦力的に不十分。お前達ではついてこれないでござる。そして何より平和になった今、そなたらには待っている家族の下で幸せに暮らして欲しいでござる。これからは国の為でなく、家族の為にその命を懸けるでござるよ。」
その言葉に、目の前の三人は涙する。
「将軍……わかりました。ではそれまでどうかご一緒させてください。」
「御意……でござる。」
涙を流す三人の肩を、イモコは一人づつ叩いていると、そこにサクセスの声が聞こえてきた。
「おーい! イモコ! 釣りしようぜ! カリーがまた勝負とか言ってきてさ!」
「ふふ。まぁそういう訳で、某は行くでござる。なに、心配はござらん。大陸まではずっと一緒にいるでござるから、夜にでもまた集まって酒でも交わそうでござる。」
「はい!!」
今回の航海メンバーはイモコが一番長く一緒にいたメンバーで揃えられている。
これもまた、セイメイからのささやかなサプライズであり、当然それに感づいたイモコは、大陸の方に向けて頭を下げて感謝した。
「セイメイ……達者でな。国を頼むでござるよ。」
こうして、サムスピジャポンでの戦いは幕を閉じた。
出会い、別れ、色んな事があったが、どれも全てがかけがえのない事だった。
そして遂に、元の大陸にて待っている仲間達と共に、新たなる冒険が始まるのであった。
「某達を置いて行かないでくださいよぉ~」
という重兵衛達の悲痛な声を残して……
第四部 サムスピジャポン編 完
翌朝、俺は布団から起きたがると、大きなあくびをしながら昨日の事を思い出そうとする。
……が
「えっと葬式が終わって、飯食って風呂入って……あれ? その後の事が思い出せないな。」
よく思い出せない。
すると、ゲロゲロも起きたようでが、眠そうに目を細めながら大きく前足を伸ばす。
「ゲロ(おはよう)」
「おはようゲロゲロ。相変わらずモフモフしてて可愛いなぁ。」
俺はそんなゲロゲロを抱きかかえて、モフモフを顔にこすりつけて堪能する。
「ま、ゲロゲロも一緒って事は特になんもなかったんだろうな。疲れてすぐ寝ちまったんだろう。」
「ゲロ?(どうしたの?)」
「いや、なんでもない。とりあえず朝飯でも食いにいくか。」
そう言って俺とゲロゲロは、事前にセイメイから言われていた通り、謁見の間に向かった。
この大陸から旅立つ前に、最後に朝食でおもてなしをしたいそうである。
ちなみに、その最後のおもてなしには度肝を抜かれた。
朝食にも関わらず、あまりに凄い量だったというのもあるが、驚いたのはそこではない。
この旅で俺がうまいと言っていた物全てが出てきたからだ。
当然夕食にもそういう傾向があったが、これはレベルが違う。
言葉通り……全てだ。
どうやって手に入れたかはわからないが、クエール料理まであり、朝食にも関わらず俺は死ぬほど食ってしまった。
※ ※ ※
謁見の間で朝食を終えた後、俺達は近くの港へと馬車で向かう事になった。
そしてそれにはロゼはもちろんの事、セイメイもついてくるようである。
てっきりセイメイとは朝食の後にお別れだと思っていたのだが、どうやら港でお見送りするつもりらしい。
港まで馬車で3時間。
朝食が長引いたせいもあって、着くのはお昼頃である。
大分時間に余裕もあるし、腹が苦しいので、俺はベッド付きの馬車の中で横になる事にした。
しばらくして潮の匂いを感じた俺は、起き上がって窓の外を見る。
「お、海だ! 海が見えるぞ! って、あれは覇王丸!?」
場所の外に映る広大な海と港。
そして停船所には見覚えのある巨大な船、そう、【覇王丸】が目に映った。
「まさか帰りもアレに乗れるのか!?」
「そのようでござるな、師匠。」
俺の質問に一緒の馬車に乗ったイモコが答える。
覇王丸はここに来る間のった超豪華客船だ。
またあれに乗って帰れるとは思っていなかったのでテンションがあがる。
これもまたセイメイによる粋なはからいだろう。
そしてようやく港に着いて場所を降りると、先に到着していたセイメイが俺が降りるのを待っていた。
「サクセス様。本当にありがとうございました。どうか無事に帰還される事を祈っております。」
船に乗り込む前に、セイメイが俺に別れの挨拶をする。
「あぁ、俺も随分世話になったよ。セイメイがいたのが当たり前だったから、今後は色々苦労しそうだ。」
セイメイは戦闘面はともかくとして、他の事では何から何まで完璧にこなしてくれた。
快適に旅ができたのも、何も考えずに進めたのもセイメイのお蔭。
そのセイメイがいなくなるというのは、ちょっと不安が残る。
それに女だと知ったのに何もできなか……
え? 女? あれ? なんか大事な事を忘れているきがするぞ!?
ふと何かを思い出しかけた俺だが、続くセイメイの言葉で現実に戻る。
「その言葉、私にとって何よりの言葉でございます。いつでもこの大陸にお越しくださいませ。その時は……」
セイメイはそこまで言って言葉を区切ると、耳打ちする。
「愛人として。一緒にいさせてもらいます。」
その言葉を聞き、咄嗟に後方へ下がる俺。
何がやばいって、またシロマから殺気を感じたからだ。
愛人……そうか、よく思い出せないけどこれだけはわかる!
セイメイは女だ! 間違いない!
そんな確信を胸に、俺の前に立ちふさがるように立ったシロマは、セイメイに手を差し伸べる。
「セイメイさん。い、ろ、い、ろ、お世話になりました。また此方には遊びに来たいと思っておりますので、その際はよろしくお願いします。」
「こちらこそ、お世話になりました。はい、是非お待ちしております。ですが、サクセス様だけは私がご案内しますので、ご了承下さいませ。」
シロマの手を握り返したセイメイもまた、冷ややかな笑顔を見せながら言葉を返す。
二人とも言葉は普通だが、二人の目線かバチバチとぶつかっているのを感じ、その場から俺は逃げだした。
※ 一方、カリーは……
「カリー。私泣かないよ。だってまたすぐに会えるって信じてるから。」
「あぁ、必ず戻る。それまで元気でいろよ、ロゼ」
そういいながらも、ロゼの瞳には涙が溜まっていた。
そんなロゼをカリーは優しく抱きしめると、名残惜しいのか、そのまま二人しばらく静かに抱き合っていた。
だが、ずっとそうしている訳にもいかず、ロゼの方から離れる。
「体に気を付けてね、カリー。それと浮気はしちゃだめだよ!」
「なっ! サクセスじゃないんだから、ってそうじゃないな。わかった。誓うよ、ロゼ。そして必ず戻ってくる。」
「うん。大好きだよ! カリー!」
ロゼのその言葉を最後に、カリーも船に乗り込んでいった。
その後ろ姿をロゼはずっと見つめ続ける……。
そしてしばらくして覇王丸から汽笛が鳴り響いた。
遂に出航だ。
再び、元の大陸に向け……
※ ※ ※
「大野将軍!!」
「おぉ! みつを、蜂蜜男(はちみつを)ではないでござるか!」
船の甲板の上でイモコが海を眺めていると、懐かしい男が近づいてきた。
「将軍、長きに渡る戦い、本当にお疲れ様でございました。今回、私がこの船の船長として将軍たちを大陸に送り届けますので、何かあれば言ってください。」
みつをは礼儀正しく頭を下げる。
「そうでござるか、よろしく頼むでござる。しかしもう某は将軍ではござらん。イモコと呼ぶでござるよ。みつおと某は戦友でござろう。」
「そんな……滅相もありません。恐れ多すぎてそのような事は……」
すると、その場にまた二人の男が近づいてきた。
「みつを! 違った船長。抜け駆けはずるいぞ。」
「そうだそうだ。」
新たに来た二人を当然イモコは知っている。
この大陸の為に、イモコと一緒に戦ってきた仲間達だ。
赤い髪の男は紅蓮と言うなの副官。
そして青い髪で若干頭頂部が薄くなっているのは蒼弦という武士。
「紅蓮、そして蒼弦も。元気でござったか?」
「はい! 将軍も元気そうでなによりです。」
「やはり将軍は大将軍でしたな。まさかウロボロスを本当に倒してしまうとは……それでこれから戻って将軍は何をなさるおつもりで?」
蒼弦の言葉にイモコは首を振る。
「勘違いでござる。倒したのは師匠であるサクセス殿でござるよ。そしてこれより某は師匠の下で義理を果たしつつ、更なる高みを目指すつもりでござる。」
「流石は将軍……いえ、イモコ殿でございます。」
感服した様子でみつおがそう答えると、隣にいた紅蓮が目をキラキラと輝かせた。
「イモコ殿! 私と蒼弦も一緒に御供させてもらってはいけないでしょうか?」
「お、いいねぇ紅蓮。また一緒に将軍……じゃなかったイモコ殿の下で暴れようか。」
二人は期待する目をイモコに向けるが……
「それは無理でござる。まず第一に某ですら、師匠と一緒に戦うには戦力的に不十分。お前達ではついてこれないでござる。そして何より平和になった今、そなたらには待っている家族の下で幸せに暮らして欲しいでござる。これからは国の為でなく、家族の為にその命を懸けるでござるよ。」
その言葉に、目の前の三人は涙する。
「将軍……わかりました。ではそれまでどうかご一緒させてください。」
「御意……でござる。」
涙を流す三人の肩を、イモコは一人づつ叩いていると、そこにサクセスの声が聞こえてきた。
「おーい! イモコ! 釣りしようぜ! カリーがまた勝負とか言ってきてさ!」
「ふふ。まぁそういう訳で、某は行くでござる。なに、心配はござらん。大陸まではずっと一緒にいるでござるから、夜にでもまた集まって酒でも交わそうでござる。」
「はい!!」
今回の航海メンバーはイモコが一番長く一緒にいたメンバーで揃えられている。
これもまた、セイメイからのささやかなサプライズであり、当然それに感づいたイモコは、大陸の方に向けて頭を下げて感謝した。
「セイメイ……達者でな。国を頼むでござるよ。」
こうして、サムスピジャポンでの戦いは幕を閉じた。
出会い、別れ、色んな事があったが、どれも全てがかけがえのない事だった。
そして遂に、元の大陸にて待っている仲間達と共に、新たなる冒険が始まるのであった。
「某達を置いて行かないでくださいよぉ~」
という重兵衛達の悲痛な声を残して……
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いつのまにかカリー外伝が始まっていたのですね!
まだ3話までしか読んでいませんが、カリーが優等生からガラッと豹変するスピード感、ゾクっとしました♪
爪を隠す人間って…魅力的に感じるんですよねぇ。
文章だけでそれを感じさせるなんて、相変わらずの文才ですね。
これからも応援してます、頑張ってください!
おもしろい!
お気に入りに登録しました~
ありがとうございます!
これからも、是非お読みいただけるよう頑張ります。
ゲ、ゲロゲロー!!