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初恋は実らないとよく耳にする。
それは僕にとっても当てはまる。
僕の場合は、その気持ちに気が付いた時には終わっていたのだけど。
全ての始まりは僕が3歳の頃。外で遊ぶより家でテレビを見たり絵を描く方が好きだった僕が、いきなり『保育園』なんて大きな場所に放り込まれて馴染めるわけもなく。
日曜の朝にやっているヒーロー番組『オヒサマン』だけが僕の救いだった。
毎日保育園に行くのが嫌で仕方なかったけど、泣いてもダメだったし、一つ上の姉さんには笑われたしですぐに諦めた。姉さんの方はすぐに馴染めたみたいだけど、僕はというと毎日、友達を作れずに絵を描くだけだった。
誰にも声をかけてもらえなかった僕の保育園生活の中で突然に「じょうずだね」と声をかけられて凄く驚いた。
その日入園したばかりのその子は、十人ほどいた全員と仲良くなっていて僕にも優しくしてくれた。その瞬間からきっと、僕は彼を好きになっていたんだろう。「ぼくもオヒサマンだいすきだよ」と笑う彼から目が離せなくなってずっとその笑顔を見つめていた。短く切り揃えられた髪はさっぱりとして爽やかで、大きな瞳が僕を捉える。僕は彼から目が離せなくなった。
その日から僕は保育園が大好きになって彼に、久城空くんに会うのが楽しみになった。
それまで友達なんてできなかったのに彼がつないでくれてみんなと仲良くなれた。それから毎日嬉しくて、楽しくてまるで空くんが僕にとっての“オヒサマン”みたいだった。
毎日があっという間でお絵描きより外で遊ぶ方が多くなった。
それからしばらくして近くの遊園地にオヒサマンのショーがあるからとお父さんが連れていってくれた。
最前席の真ん中で始まるのを待つ間、同じくらいの年の男の子が不安そうに一人で座っていたから、お守り代わりに持っていたオヒサマンの小さな人形を「これおまもりだよ」と、こっそりその子にあげた。
なぜそんなことをしたのかよくわからないけど、もしかしたらヒーローみたいにカッコよくしたかったのかもしれない。
初めて見たショーはすごくかっこよくて、すごく楽しくて、もっとオヒサマンが大好きになった。
いつか僕もオヒサマンみたいになりたいな…なんて思ったりした。
時は過ぎ僕らは小学生になった。同じ団地のアパートに住んでいる僕らは小学校も同じで、朝も帰りも一緒だった。
小学生になっても空は相変わらずかっこよかった。足が速くて、サッカーがうまくて、勉強は少し苦手だけど友達はたくさんいる。休み時間には真っ先にグラウンドに出てサッカーを始める。本を読みながら教室でそんな空を見るのが僕の楽しみだった。
変わらない生活が続き3年生になって、同じクラスに休み時間を僕と同じように過ごす男の子がいた。教室のちょうど真ん中の席。短髪の黒髪がとても綺麗で、背筋を伸ばしていつもおとなしく本を読む彼に声を掛けられるようになるまで3週間かかった。
「藤城くん、本、すきなの?」
そう声をかけるとゆっくりと顔を上げる。凛々しい瞳と目が合い、驚くでもなく彼は小さく頷いた。
「名前、覚えてくれてたの?」
落ち着いた声と話し方で僕に問いかける。
「あ、うん!」
空いていた彼の一つ前の席に横向きに座った。
「月島くんも本、すきだよね?」
「うん!その本、僕も前に読んだことあるよ!」
「知ってる。図書カードに名前、書いてあった」
言いながら本に栞を挟んで一番後ろのページに貼ってある図書カードを取り出した。お互い顔を見合わせて小さく笑う。声をかけるまですごく緊張したけど話してみたら凄く話が合って、今まで読んだ本の話とか好きなことの話とか。
聞いたら同じ団地のアパートに住んでることもわかって、それなら一緒に帰ろうと誘ってみた。断られたら恥ずかしいと思ってたけど、藤城くんは優しく笑って頷いてくれた。
下校時間になって僕のクラスに迎えに来た空に、藤城くんを紹介すればいつも通り明るく話しかけて、初めは緊張していた様子の藤城くんも家に着く頃には笑い合うくらいに仲良くなっていた。
それからは毎日3人で登下校するようになった。あっという間に僕らと藤城くんは打ち解けて3人でいるのが当たり前になっていた。いつの間にかくだらないことも真面目なことも悩みもお互いに話すようになっていた。
清太くんは頭が良くて難しくてわからないところは、僕たちに勉強を教えてくれた。
テレビゲームなんて今までしたことなかったらしいのに、初めて空の家でやったレースゲームは10回もしないうちに上位に食い込むくらいに呑み込みが早かった。
運動は苦手だと言ってはいたけど走るのだって遅くない。球技だって上手だった。なんでも出来る清太くんはすごいなぁ…。
空もサッカーの少年団でいつも頑張っていて、常にレギュラーメンバーに選ばれていた。
僕には何にも取り柄なんてなかったけど、輝いている2人が大好きで2人と友達でいられる事がすごく誇らしかった。
僕らが3人とも同じクラスになれたのは5年生になった時だった。同じクラスになれて嬉しかったのは行事で同じ班になれること。
今までクラスの行事で一緒に何かをするなんてことはなかったから、3人でそれが出来ることが僕にとってはすごく幸せなことだった。
楽しみにしていたイベントの一つである宿泊学習を迎えたその日、観光名所を巡ってくたくたのはずのその晩。
眠いはずなのに寝付けないのはみんな同じだったみたいだった。同じ班になったのは僕達3人の他にいつも空とサッカーをしている3人を入れた6人。消灯された部屋で寝付けない僕らは、誰からともなくまた話し始めた。
「なぁそらー」
頭を突き合わせて寝ていた小野くんがうつ伏せになって空の方を向いた。
「なんだよ?」
布団の中でもぞもぞとしながら返事をした。
「かながお前のこと好きらしいけど付き合ってやったら?」
かな、って同じクラスの佐藤加奈さんだろうか。
他の子達も気になる様子でみんなが空の方へと視線を向けた。
「は?なんで?」
ぶっきらぼうに言う空の言葉を、僕は布団から出ずに聞いていた。
「せっかくお前のこと好きって言ってんだぜ?」
何故かわからないけど凄くドキドキする。僕は布団を口元まで掛けて左隣に寝ている空の様子を窺った。
「興味ない」
誰もいない扉の方へと体を向けて頭まで布団を被っている。小野くんはドタドタと慌ただしく布団から出ると空の布団を捲り、あぐらをかいて隣に座った。
「興味ないとか嘘だろー!なら好きな奴いるのか?」
ニヤニヤとしている小野くんに背を向けてこっちに体を向けて再び布団を掛け直す。
微かに見えた顔は少し怒っているようにも見えた。
僕は布団をさらに深く被って空を見る。どきどきと心臓が信じられないくらい速く鼓動を打つ。
「うるせー!いねぇから寝ろ!」
「うそつけ!いいから教えろー」
布団を捲ろうとする小野くんと死守する空とでバタバタとしている。僕の心臓は変わらずに早鐘を打つ。
スパーンと勢いよく襖が開いて「早く寝ろ!」と先生が呆れたように言った。小野くんが慌てて布団へと戻る。他の子達も布団を掛け直した。
その様子を少し見てから小さなため息をついて先生は静かに襖を閉めて出て行った。静かになった室内で僕は思い返していた。
空の好きな人───。
僕は知らない。聞いたことも考えたこともない。そもそも“好き”って何かすらわからない。
好きな人はいないと言っていたけど本当に居ないのだろうか。
いるとしたら誰なんだろう。
同じクラスの子?
他のクラスの子?
僕の知らない子?
静かになった部屋で布団に潜ったままちらりと空の方へと視線を向けた。僕の方へと体を向けて目を閉じている姿が目に入る。
もやもやする…。
僕は空の気持ちを知りたい。
何故そう考えてしまうのか分からないけどそう思った。
それは僕にとっても当てはまる。
僕の場合は、その気持ちに気が付いた時には終わっていたのだけど。
全ての始まりは僕が3歳の頃。外で遊ぶより家でテレビを見たり絵を描く方が好きだった僕が、いきなり『保育園』なんて大きな場所に放り込まれて馴染めるわけもなく。
日曜の朝にやっているヒーロー番組『オヒサマン』だけが僕の救いだった。
毎日保育園に行くのが嫌で仕方なかったけど、泣いてもダメだったし、一つ上の姉さんには笑われたしですぐに諦めた。姉さんの方はすぐに馴染めたみたいだけど、僕はというと毎日、友達を作れずに絵を描くだけだった。
誰にも声をかけてもらえなかった僕の保育園生活の中で突然に「じょうずだね」と声をかけられて凄く驚いた。
その日入園したばかりのその子は、十人ほどいた全員と仲良くなっていて僕にも優しくしてくれた。その瞬間からきっと、僕は彼を好きになっていたんだろう。「ぼくもオヒサマンだいすきだよ」と笑う彼から目が離せなくなってずっとその笑顔を見つめていた。短く切り揃えられた髪はさっぱりとして爽やかで、大きな瞳が僕を捉える。僕は彼から目が離せなくなった。
その日から僕は保育園が大好きになって彼に、久城空くんに会うのが楽しみになった。
それまで友達なんてできなかったのに彼がつないでくれてみんなと仲良くなれた。それから毎日嬉しくて、楽しくてまるで空くんが僕にとっての“オヒサマン”みたいだった。
毎日があっという間でお絵描きより外で遊ぶ方が多くなった。
それからしばらくして近くの遊園地にオヒサマンのショーがあるからとお父さんが連れていってくれた。
最前席の真ん中で始まるのを待つ間、同じくらいの年の男の子が不安そうに一人で座っていたから、お守り代わりに持っていたオヒサマンの小さな人形を「これおまもりだよ」と、こっそりその子にあげた。
なぜそんなことをしたのかよくわからないけど、もしかしたらヒーローみたいにカッコよくしたかったのかもしれない。
初めて見たショーはすごくかっこよくて、すごく楽しくて、もっとオヒサマンが大好きになった。
いつか僕もオヒサマンみたいになりたいな…なんて思ったりした。
時は過ぎ僕らは小学生になった。同じ団地のアパートに住んでいる僕らは小学校も同じで、朝も帰りも一緒だった。
小学生になっても空は相変わらずかっこよかった。足が速くて、サッカーがうまくて、勉強は少し苦手だけど友達はたくさんいる。休み時間には真っ先にグラウンドに出てサッカーを始める。本を読みながら教室でそんな空を見るのが僕の楽しみだった。
変わらない生活が続き3年生になって、同じクラスに休み時間を僕と同じように過ごす男の子がいた。教室のちょうど真ん中の席。短髪の黒髪がとても綺麗で、背筋を伸ばしていつもおとなしく本を読む彼に声を掛けられるようになるまで3週間かかった。
「藤城くん、本、すきなの?」
そう声をかけるとゆっくりと顔を上げる。凛々しい瞳と目が合い、驚くでもなく彼は小さく頷いた。
「名前、覚えてくれてたの?」
落ち着いた声と話し方で僕に問いかける。
「あ、うん!」
空いていた彼の一つ前の席に横向きに座った。
「月島くんも本、すきだよね?」
「うん!その本、僕も前に読んだことあるよ!」
「知ってる。図書カードに名前、書いてあった」
言いながら本に栞を挟んで一番後ろのページに貼ってある図書カードを取り出した。お互い顔を見合わせて小さく笑う。声をかけるまですごく緊張したけど話してみたら凄く話が合って、今まで読んだ本の話とか好きなことの話とか。
聞いたら同じ団地のアパートに住んでることもわかって、それなら一緒に帰ろうと誘ってみた。断られたら恥ずかしいと思ってたけど、藤城くんは優しく笑って頷いてくれた。
下校時間になって僕のクラスに迎えに来た空に、藤城くんを紹介すればいつも通り明るく話しかけて、初めは緊張していた様子の藤城くんも家に着く頃には笑い合うくらいに仲良くなっていた。
それからは毎日3人で登下校するようになった。あっという間に僕らと藤城くんは打ち解けて3人でいるのが当たり前になっていた。いつの間にかくだらないことも真面目なことも悩みもお互いに話すようになっていた。
清太くんは頭が良くて難しくてわからないところは、僕たちに勉強を教えてくれた。
テレビゲームなんて今までしたことなかったらしいのに、初めて空の家でやったレースゲームは10回もしないうちに上位に食い込むくらいに呑み込みが早かった。
運動は苦手だと言ってはいたけど走るのだって遅くない。球技だって上手だった。なんでも出来る清太くんはすごいなぁ…。
空もサッカーの少年団でいつも頑張っていて、常にレギュラーメンバーに選ばれていた。
僕には何にも取り柄なんてなかったけど、輝いている2人が大好きで2人と友達でいられる事がすごく誇らしかった。
僕らが3人とも同じクラスになれたのは5年生になった時だった。同じクラスになれて嬉しかったのは行事で同じ班になれること。
今までクラスの行事で一緒に何かをするなんてことはなかったから、3人でそれが出来ることが僕にとってはすごく幸せなことだった。
楽しみにしていたイベントの一つである宿泊学習を迎えたその日、観光名所を巡ってくたくたのはずのその晩。
眠いはずなのに寝付けないのはみんな同じだったみたいだった。同じ班になったのは僕達3人の他にいつも空とサッカーをしている3人を入れた6人。消灯された部屋で寝付けない僕らは、誰からともなくまた話し始めた。
「なぁそらー」
頭を突き合わせて寝ていた小野くんがうつ伏せになって空の方を向いた。
「なんだよ?」
布団の中でもぞもぞとしながら返事をした。
「かながお前のこと好きらしいけど付き合ってやったら?」
かな、って同じクラスの佐藤加奈さんだろうか。
他の子達も気になる様子でみんなが空の方へと視線を向けた。
「は?なんで?」
ぶっきらぼうに言う空の言葉を、僕は布団から出ずに聞いていた。
「せっかくお前のこと好きって言ってんだぜ?」
何故かわからないけど凄くドキドキする。僕は布団を口元まで掛けて左隣に寝ている空の様子を窺った。
「興味ない」
誰もいない扉の方へと体を向けて頭まで布団を被っている。小野くんはドタドタと慌ただしく布団から出ると空の布団を捲り、あぐらをかいて隣に座った。
「興味ないとか嘘だろー!なら好きな奴いるのか?」
ニヤニヤとしている小野くんに背を向けてこっちに体を向けて再び布団を掛け直す。
微かに見えた顔は少し怒っているようにも見えた。
僕は布団をさらに深く被って空を見る。どきどきと心臓が信じられないくらい速く鼓動を打つ。
「うるせー!いねぇから寝ろ!」
「うそつけ!いいから教えろー」
布団を捲ろうとする小野くんと死守する空とでバタバタとしている。僕の心臓は変わらずに早鐘を打つ。
スパーンと勢いよく襖が開いて「早く寝ろ!」と先生が呆れたように言った。小野くんが慌てて布団へと戻る。他の子達も布団を掛け直した。
その様子を少し見てから小さなため息をついて先生は静かに襖を閉めて出て行った。静かになった室内で僕は思い返していた。
空の好きな人───。
僕は知らない。聞いたことも考えたこともない。そもそも“好き”って何かすらわからない。
好きな人はいないと言っていたけど本当に居ないのだろうか。
いるとしたら誰なんだろう。
同じクラスの子?
他のクラスの子?
僕の知らない子?
静かになった部屋で布団に潜ったままちらりと空の方へと視線を向けた。僕の方へと体を向けて目を閉じている姿が目に入る。
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