14 / 75
死 壱
02 藤原 龍 Ⅱ
しおりを挟む
糞親父が調子に乗り始めた
金を渡した日を境に
俺様に金を
強請(ねだ)って来る頻度が
多くなった
━━━━━━━━━━━━━━━
「頼む!!龍!!」
「またかよ………」
俺様に親父は
手を合わして
頭を下げていた
「お前しかいないんだ……」
親父が俺様の服を掴んで
お願いをして来た
「いい加減にしろよ!!
お前のATMじゃあねぇんだぞ!!」
俺様は親父を突き飛ばした
親父に触れられた事により
怒りではなく
嫌悪感を感じた
「チッ……あぁ、もういい、分かったよ」
親父がそう言い吐き
俺様から去って行った
それから親父は来なくなった
安心した
あんな奴
来ない方が良い
関わりたくない
━━━━━━━━━━━━━━━
1ヶ月が経った頃
俺様が住んでいるアパートに
闇金の取り立てが来た
「……ぇ……」
俺様の
住んでいるアパートの
玄関のドアの前には
柄の悪い男が2人立っていた
━━━━━━━━━━━━━━━
そこからは大変だった
糞親父が俺様を勝手に
闇金から借りた金の
保証人にしやがった
十万借りたらしいが
利子で膨れ上がった借金は
百万になっていた
殺意が湧いた………
俺様は死に物狂いで
親父を見つけ出し
親父を撲殺した
川辺の傍で
此奴(こいつ)の死体と
俺様は立ち尽くしていた
右手の拳は
此奴の血で
真っ赤に染まっていた
「汚ぇな」
川に近寄り
川の流れる水で
手を洗った
━━━━━━━━━━━━━━━
此奴が………
お袋と俺様の
人生を狂わしたんだ………
此奴が…………糞親父…………
金を渡した日を境に
俺様に金を
強請(ねだ)って来る頻度が
多くなった
━━━━━━━━━━━━━━━
「頼む!!龍!!」
「またかよ………」
俺様に親父は
手を合わして
頭を下げていた
「お前しかいないんだ……」
親父が俺様の服を掴んで
お願いをして来た
「いい加減にしろよ!!
お前のATMじゃあねぇんだぞ!!」
俺様は親父を突き飛ばした
親父に触れられた事により
怒りではなく
嫌悪感を感じた
「チッ……あぁ、もういい、分かったよ」
親父がそう言い吐き
俺様から去って行った
それから親父は来なくなった
安心した
あんな奴
来ない方が良い
関わりたくない
━━━━━━━━━━━━━━━
1ヶ月が経った頃
俺様が住んでいるアパートに
闇金の取り立てが来た
「……ぇ……」
俺様の
住んでいるアパートの
玄関のドアの前には
柄の悪い男が2人立っていた
━━━━━━━━━━━━━━━
そこからは大変だった
糞親父が俺様を勝手に
闇金から借りた金の
保証人にしやがった
十万借りたらしいが
利子で膨れ上がった借金は
百万になっていた
殺意が湧いた………
俺様は死に物狂いで
親父を見つけ出し
親父を撲殺した
川辺の傍で
此奴(こいつ)の死体と
俺様は立ち尽くしていた
右手の拳は
此奴の血で
真っ赤に染まっていた
「汚ぇな」
川に近寄り
川の流れる水で
手を洗った
━━━━━━━━━━━━━━━
此奴が………
お袋と俺様の
人生を狂わしたんだ………
此奴が…………糞親父…………
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
0
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる