Amor et Odium

佐野絹恵(サノキヌエ)

文字の大きさ
13 / 20
5

12

しおりを挟む
神殿の扉に手をかけ俺達は中へ足を踏み込んだ

中へ入ると
目が眩む程の強い光が眼球を攻撃して来る
反射的に強く目を瞑る
神殿の中は神々しい光に包まれていた

先端部に足を進める 
巨大な十字架があり、その下に祭壇がある
祭壇の周りには数人の司祭が俺達を待ち構えていた

「お待たせしました!!」

アレンが満面の笑みで司祭達に挨拶をする

「……………」

司祭達はアレンの挨拶を無視し
無言を決め込んでいる
しかも、俺達と全く目を合わせとしない

正直、良い気分ではない
しかし…この様な態度を取るのは仕方ない事だ

俺が悪魔に取り憑かれている可能性がある
悪魔と会話したとなれぱ、取り憑かれたと疑われ
教会から破門を言い渡される場合がある

司祭達は無言のまま手で指示を出す

【祭壇に近づけ】

俺達は指示通り祭壇に近付く
そこには俺がエマの家から持ち帰った木箱がある
木箱の中を覗くと幼い頃、遊んだ玩具は朽ちていた…

朽ちていた玩具を目にした瞬間
一瞬、視界が白黒に変わる

「…は…?」

異変を感じ顔を上げる

……え……何で……?

俺の目の前には逃げて来た村があっ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
真っ赤に燃えた夕陽が村を染めている

「………」

恐怖で身体が震えている…

何故ここに俺はいるんだ?
教会にいたはず

それでも此処に立ち尽くしている訳にもいかず
俺は恐る恐ると身体を動かした

先ずは村の探索をしよう





…おかしい…
どの家も朽ち果てている

俺が村から逃げて1週間も経っていないのに関わらず
村の家の全てが朽ち果て廃村状態だ

「ぎゃーーー!!!!」

村の探索をしていると
村外れの教会からアレンの叫び声が聞こえた

「アレン!?」

彼奴もこの村にいるのか!?
俺は急いで教会へ向かった
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
教会の扉を開ける

……………

中は静寂に包まれていた
恐る恐る中へ進む

教会の中を見渡すが、おかしい点は見当たらない
では、先程の叫び声は何だ…?

先端部まで足を進め振り返る

「アレン!?」

教会の長椅子にアレンが横たわっていた
俺はアレンの元へ駆け寄る

…顔色が悪い…

「アレン!!アレン!!」

声掛をするが全く反応はない

チッ、思わず舌打ちしてしまう

アレンの体調を安治
俺はアレンを背負うと教会から脱出した

普段なら教会は安全だが
今は安全とは言えない

取り敢えず、エマの家に避難するか

それより
此奴の身体の軽さは何だ
まるで女の様だ
・ 




エマの家に避難してきた俺達は
気を失っているアレンをベッドに寝かせた

先に確認しなければいけない事がある

アレンの着る洋服に手にかけ、恐る恐る服を脱せる

悪魔の紋章が入っていなければ良いが...

「なっ!?」

驚きのあまり俺はアレンから離れる

何で!?アレンの身体に
男には付いていない物が付いているんだ…
そんな…まさか…アレンが…女だなんて…

しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

性別交換ノート

廣瀬純七
ファンタジー
性別を交換できるノートを手に入れた高校生の山本渚の物語

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

意味が分かると怖い話(解説付き)

彦彦炎
ホラー
一見普通のよくある話ですが、矛盾に気づけばゾッとするはずです 読みながら話に潜む違和感を探してみてください 最後に解説も載せていますので、是非読んでみてください 実話も混ざっております

まなの秘密日記

到冠
大衆娯楽
胸の大きな〇学生の一日を描いた物語です。

処理中です...