【完結】無自覚腐男子の僕ですが何故か推しBL神絵師に溺愛されすぎてしんどいので誰か謎解きしてください。

コウヨリモカ@新作ヒーヒー執筆中✏️💦

文字の大きさ
75 / 80
第二章(謎解きのおわり)

たろちゃんのおねだり。(⚠R18)

しおりを挟む
 目の前の、真っ赤なお顔の太郎さんが、可愛すぎて、思わずキスしてしまった。

 太郎さんは、すっと鼻筋の通った美しい骨格をしていた。唇は、薄くて、触れるとそのまま溶けて無くなりそうなくらい、柔らかかった。

 太郎さんは、意外にも眉をひそめている。

「……マミリンに当てられて、こんなことされたって、俺は嬉しくない」

「……え?」

 いや、別に当てられたわけじゃない。酸いも甘いも全部知ってるような風体ふうていのくせして、少女みたいに顔を真っ赤にしてる姿が、可愛すぎて我慢ができなかったのだ。

「……本当は今日、マミリンがお前に全部打ち明ける予定だったんだ……」

「……」

 そうだったのか。

「ずっと、お前とのこと、気にしててさ。なのに……俺の段取りが悪すぎて、こんなことになっちゃった……」

「……別に太郎さんのせいじゃないですよ」

 太郎さんは、ふぐっ、と一時停止した。そのせいで、白くて綺麗な歯並びも隠れてしまって残念だった。

「……それに……それに、俺も、クリスマス一人でいたくなかったし……」

 もっと、見たい。

 僕は、太郎さんの顎に指で触れて、強制的に口を開かせた。

「……だから、やだってば……」

 そう言いながらも、大して力も入れていない僕の指にあらがうでもなく、うっすらと口を開けたままでいる。

 何よりも太郎さんの、まるで眠くて仕方がない子供みたいな、トロンとした目が、1ミリだって拒絶していないことを僕に伝えてくる。

「……たろ……さん……好きです」

 自分が一番、自分の発言にびっくりしていた。

 我慢できずに、僕は太郎さんの口の中に舌をすべり込ませた。慣れないなりに、自分と、太郎さんの舌とを絡め合わせてゆく。

 太郎さんの舌の表面のつぶつぶを、ゆっくりと自分のを擦り合わせて、その感触を確かめた。柔らかく力を抜いて、全てを僕にゆだねてくる太郎さんの舌を。

 どのくらいの時間を、そうしていただろうか。

 まるで世界中の時間が止まっているかのように思えた。

 僕は、ゆっくりと舌を、太郎さんの中から抜きながら、そのまま太郎さんの舌を飲み込むみたいに優しく吸い上げた。

 ようやく離れたときも、二人の舌と舌とが、お互いの唾液で、まだ繋がっていた。

 まるで、本当はまだ離れたくなんかないんだとでも言うみたいに。

 太郎さんとのキスは、まるで温泉に入ってるような気分だった。

 気持ちよくて心地いい、リラックスして全身が芯から温まっていくような……。

 他人の口の中のはずなのに、何も違和感がなかった。甘くもないし、苦くもない。そんな自分のと同じ味がした。

 どこまでが僕で、どこからが太郎さんなのか、その境界線がまるで分からないような、そんなキスだった。

「……太郎さん、好きです」

 キスの後で、少し顔を横に向けて目を反らしている太郎さんの頬を両手で挟んで、こちらを向かせようとする。

「……信じない」

「……」

 そう言われてしまうと、自分でさえ信じがたい気持ちなわけだから、僕も心を揺さぶられてしまう。

「ンアッ、アッ、アッ、アッン、アッアッ」

 急に、しんと静まり返った部屋にまた、間宮のセンシティブな声が響き渡った。

 いつの間にか、本気モードに(色々なものが)突入してる間宮と彼ピッピに、やれやれと頭が痛くなりつつも、僕は引かなかった。

「どうしたら、信じてもらえますか?」

「………………フェラ?」

 ………………なんて?

 今、この方、フェラって言いました? なにそれフェラーリのギャル語?

「……ええと、フェラしたら本当に信じてくれるんですね?」

「…………えっ」

 自分から言っておきながら、太郎さんは、僕の念押しに急に恥じらいながら、物凄い勢いでアソコを固くし始めた。

「…………スゴい」

 思わず声に出てしまうほど、太郎さんの太郎さんは、ご立派だった。もう、見なくても分かる。

 もしかしたら、僕と、同じくらいあるんじゃないか? 僕も、そんなには自分の勃起した姿を拝めてないので、ハッキリしたことは言えないけれど。

 僕も太郎さんも、お互いにタッパがデカいこともあって、やっぱり性器のサイズも身長のそれにある程度比例するのかもしれない。

 僕がぼんやりと、そんなことを考えていると、太郎さんは、おずおずと自分のポケットから何かを取り出した。

 虫に刺されたときに塗る薬にフォルムがよく似ている、そのパッケージには「ローション」と書かれていた。

「…………え?」

 いや、ポケットに何入れてるのよ。

「……あっ……はあ……はあ……俺、もう限界」

「……ちょっ……と、待ってください! フェラするのにローションなんて必要ないですよね?」

 太郎さんは、まるで酒で酔ってるかのように顔を赤くして、息を乱している。

「……おまえ……この状況で、よくそんな冷静でいられるよな」

 ……この状況?

「んアッ……気持ちいい……あんっアッ! もっと……もっとちょーだい……ンアあんっ!!」

 ……あー、なるほど。どうやら、太郎さんは、すっかり間宮の喘ぎに当てられてしまっているらしかった。

 別に僕だって、冷静なわけでもなかったが、まさか、から意外と平気ですね、だなんて言えるわけもない。

 完全勃起して、苦しそうにしてる太郎さんを、早く気持ちよくさせてあげたいものの、どうにも天井のスマホが気になる。(もはや観られてるわけないだろうけども)

 僕は、頭の下から枕を引っこ抜くと、そのまま天井のスマホに向かって思いっきり投げつけた。

 まあ、壊しちゃったら、僕のスマホをあげればいいよな。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

親友が虎視眈々と僕を囲い込む準備をしていた

こたま 療養中
BL
西井朔空(さく)は24歳。IT企業で社会人生活を送っていた。朔空には、高校時代の親友で今も交流のある鹿島絢斗(あやと)がいる。大学時代に起業して財を成したイケメンである。賃貸マンションの配管故障のため部屋が水浸しになり使えなくなった日、絢斗に助けを求めると…美形×平凡と思っている美人の社会人ハッピーエンドBLです。

【BL】男なのになぜかNo.1ホストに懐かれて困ってます

猫足
BL
「俺としとく? えれちゅー」 「いや、するわけないだろ!」 相川優也(25) 主人公。平凡なサラリーマンだったはずが、女友達に連れていかれた【デビルジャム】というホストクラブでスバルと出会ったのが運の尽き。 碧スバル(21) 指名ナンバーワンの美形ホスト。自称博愛主義者。優也に懐いてつきまとう。その真意は今のところ……不明。 「絶対に僕の方が美形なのに、僕以下の女に金払ってどーすんだよ!」 「スバル、お前なにいってんの……?」 冗談?本気?二人の結末は? 美形病みホス×平凡サラリーマンの、友情か愛情かよくわからない日常。 ※現在、続編連載再開に向けて、超大幅加筆修正中です。読んでくださっていた皆様にはご迷惑をおかけします。追加シーンがたくさんあるので、少しでも楽しんでいただければ幸いです。

初体験

nano ひにゃ
BL
23才性体験ゼロの好一朗が、友人のすすめで年上で優しい男と付き合い始める。

どうせ全部、知ってるくせに。

楽川楽
BL
【腹黒美形×単純平凡】 親友と、飲み会の悪ふざけでキスをした。単なる罰ゲームだったのに、どうしてもあのキスが忘れられない…。 飲み会のノリでしたキスで、親友を意識し始めてしまった単純な受けが、まんまと腹黒攻めに捕まるお話。 ※fujossyさんの属性コンテスト『ノンケ受け』部門にて優秀賞をいただいた作品です。

【完結】ハーレムラブコメの主人公が最後に選んだのは友人キャラのオレだった。

或波夏
BL
ハーレムラブコメが大好きな男子高校生、有真 瑛。 自分は、主人公の背中を押す友人キャラになって、特等席で恋模様を見たい! そんな瑛には、様々なラブコメテンプレ展開に巻き込まれている酒神 昴という友人がいる。 瑛は昴に《友人》として、自分を取り巻く恋愛事情について相談を持ちかけられる。 圧倒的主人公感を持つ昴からの提案に、『友人キャラになれるチャンス』を見出した瑛は、二つ返事で承諾するが、昴には別の思惑があって…… ̶ラ̶ブ̶コ̶メ̶の̶主̶人̶公̶×̶友̶人̶キ̶ャ̶ラ̶ 【一途な不器用オタク×ラブコメ大好き陽キャ】が織り成す勘違いすれ違いラブ 番外編、牛歩更新です🙇‍♀️ ※物語の特性上、女性キャラクターが数人出てきますが、主CPに挟まることはありません。 少しですが百合要素があります。 ☆第1回 青春BLカップ30位、応援ありがとうございました! 第13回BL大賞にエントリーさせていただいています!もし良ければ投票していただけると大変嬉しいです!

脱落モブ男が人気アイドルに愛されるわけがない

綿毛ぽぽ
BL
 アイドルを夢見るも、デビューできずオーディション番組に出演しても脱落ばかりの地味男、亀谷日翔はついに夢を諦めた。そしてひょんなことから事務所にあるカフェで働き始めると、かつて出演していた番組のデビューメンバーと再会する。テレビでも引っ張りだこで相変わらずビジュアルが強い二人は何故か俺に対して距離が近い。 ━━━━━━━━━━━ 現役人気アイドル×脱落モブ男 表紙はくま様からお借りしました https://www.pixiv.net/artworks/84182395

[BL]憧れだった初恋相手と偶然再会したら、速攻で抱かれてしまった

ざびえる
BL
エリートリーマン×平凡リーマン モデル事務所で メンズモデルのマネージャーをしている牧野 亮(まきの りょう) 25才 中学時代の初恋相手 高瀬 優璃 (たかせ ゆうり)が 突然現れ、再会した初日に強引に抱かれてしまう。 昔、優璃に嫌われていたとばかり思っていた亮は優璃の本当の気持ちに気付いていき… 夏にピッタリな青春ラブストーリー💕

陰キャ系腐男子はキラキラ王子様とイケメン幼馴染に溺愛されています!

はやしかわともえ
BL
閲覧ありがとうございます。 まったり書いていきます。 2024.05.14 閲覧ありがとうございます。 午後4時に更新します。 よろしくお願いします。 栞、お気に入り嬉しいです。 いつもありがとうございます。 2024.05.29 閲覧ありがとうございます。 m(_ _)m 明日のおまけで完結します。 反応ありがとうございます。 とても嬉しいです。 明後日より新作が始まります。 良かったら覗いてみてください。 (^O^)

処理中です...