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第二章(謎解きのおわり)
たろちゃんのおねだり。(⚠R18)
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目の前の、真っ赤なお顔の太郎さんが、可愛すぎて、思わずキスしてしまった。
太郎さんは、すっと鼻筋の通った美しい骨格をしていた。唇は、薄くて、触れるとそのまま溶けて無くなりそうなくらい、柔らかかった。
太郎さんは、意外にも眉をひそめている。
「……マミリンに当てられて、こんなことされたって、俺は嬉しくない」
「……え?」
いや、別に当てられたわけじゃない。酸いも甘いも全部知ってるような風体のくせして、少女みたいに顔を真っ赤にしてる姿が、可愛すぎて我慢ができなかったのだ。
「……本当は今日、マミリンがお前に全部打ち明ける予定だったんだ……」
「……」
そうだったのか。
「ずっと、お前とのこと、気にしててさ。なのに……俺の段取りが悪すぎて、こんなことになっちゃった……」
「……別に太郎さんのせいじゃないですよ」
太郎さんは、ふぐっ、と一時停止した。そのせいで、白くて綺麗な歯並びも隠れてしまって残念だった。
「……それに……それに、俺も、クリスマス一人でいたくなかったし……」
もっと、見たい。
僕は、太郎さんの顎に指で触れて、強制的に口を開かせた。
「……だから、やだってば……」
そう言いながらも、大して力も入れていない僕の指にあらがうでもなく、うっすらと口を開けたままでいる。
何よりも太郎さんの、まるで眠くて仕方がない子供みたいな、トロンとした目が、1ミリだって拒絶していないことを僕に伝えてくる。
「……たろ……さん……好きです」
自分が一番、自分の発言にびっくりしていた。
我慢できずに、僕は太郎さんの口の中に舌をすべり込ませた。慣れないなりに、自分と、太郎さんの舌とを絡め合わせてゆく。
太郎さんの舌の表面のつぶつぶを、ゆっくりと自分のを擦り合わせて、その感触を確かめた。柔らかく力を抜いて、全てを僕にゆだねてくる太郎さんの舌を。
どのくらいの時間を、そうしていただろうか。
まるで世界中の時間が止まっているかのように思えた。
僕は、ゆっくりと舌を、太郎さんの中から抜きながら、そのまま太郎さんの舌を飲み込むみたいに優しく吸い上げた。
ようやく離れたときも、二人の舌と舌とが、お互いの唾液で、まだ繋がっていた。
まるで、本当はまだ離れたくなんかないんだとでも言うみたいに。
太郎さんとのキスは、まるで温泉に入ってるような気分だった。
気持ちよくて心地いい、リラックスして全身が芯から温まっていくような……。
他人の口の中のはずなのに、何も違和感がなかった。甘くもないし、苦くもない。そんな自分のと同じ味がした。
どこまでが僕で、どこからが太郎さんなのか、その境界線がまるで分からないような、そんなキスだった。
「……太郎さん、好きです」
キスの後で、少し顔を横に向けて目を反らしている太郎さんの頬を両手で挟んで、こちらを向かせようとする。
「……信じない」
「……」
そう言われてしまうと、自分でさえ信じがたい気持ちなわけだから、僕も心を揺さぶられてしまう。
「ンアッ、アッ、アッ、アッン、アッアッ」
急に、しんと静まり返った部屋にまた、間宮のセンシティブな声が響き渡った。
いつの間にか、本気モードに(色々なものが)突入してる間宮と彼ピッピに、やれやれと頭が痛くなりつつも、僕は引かなかった。
「どうしたら、信じてもらえますか?」
「………………フェラ?」
………………なんて?
今、この方、フェラって言いました? なにそれフェラーリのギャル語?
「……ええと、フェラしたら本当に信じてくれるんですね?」
「…………えっ」
自分から言っておきながら、太郎さんは、僕の念押しに急に恥じらいながら、物凄い勢いでアソコを固くし始めた。
「…………スゴい」
思わず声に出てしまうほど、太郎さんの太郎さんは、ご立派だった。もう、見なくても分かる。
もしかしたら、僕と、同じくらいあるんじゃないか? 僕も、そんなには自分の勃起した姿を拝めてないので、ハッキリしたことは言えないけれど。
僕も太郎さんも、お互いにタッパがデカいこともあって、やっぱり性器のサイズも身長のそれにある程度比例するのかもしれない。
僕がぼんやりと、そんなことを考えていると、太郎さんは、おずおずと自分のポケットから何かを取り出した。
虫に刺されたときに塗る薬にフォルムがよく似ている、そのパッケージには「ローション」と書かれていた。
「…………え?」
いや、ポケットに何入れてるのよ。
「……あっ……はあ……はあ……俺、もう限界」
「……ちょっ……と、待ってください! フェラするのにローションなんて必要ないですよね?」
太郎さんは、まるで酒で酔ってるかのように顔を赤くして、息を乱している。
「……おまえ……この状況で、よくそんな冷静でいられるよな」
……この状況?
「んアッ……気持ちいい……あんっアッ! もっと……もっとちょーだい……ンアあんっ!!」
……あー、なるほど。どうやら、太郎さんは、すっかり間宮の喘ぎに当てられてしまっているらしかった。
別に僕だって、冷静なわけでもなかったが、まさか、もっとスゴい状況に出くわしたことがあるから意外と平気ですね、だなんて言えるわけもない。
完全勃起して、苦しそうにしてる太郎さんを、早く気持ちよくさせてあげたいものの、どうにも天井のスマホが気になる。(もはや観られてるわけないだろうけども)
僕は、頭の下から枕を引っこ抜くと、そのまま天井のスマホに向かって思いっきり投げつけた。
まあ、壊しちゃったら、僕のスマホをあげればいいよな。
太郎さんは、すっと鼻筋の通った美しい骨格をしていた。唇は、薄くて、触れるとそのまま溶けて無くなりそうなくらい、柔らかかった。
太郎さんは、意外にも眉をひそめている。
「……マミリンに当てられて、こんなことされたって、俺は嬉しくない」
「……え?」
いや、別に当てられたわけじゃない。酸いも甘いも全部知ってるような風体のくせして、少女みたいに顔を真っ赤にしてる姿が、可愛すぎて我慢ができなかったのだ。
「……本当は今日、マミリンがお前に全部打ち明ける予定だったんだ……」
「……」
そうだったのか。
「ずっと、お前とのこと、気にしててさ。なのに……俺の段取りが悪すぎて、こんなことになっちゃった……」
「……別に太郎さんのせいじゃないですよ」
太郎さんは、ふぐっ、と一時停止した。そのせいで、白くて綺麗な歯並びも隠れてしまって残念だった。
「……それに……それに、俺も、クリスマス一人でいたくなかったし……」
もっと、見たい。
僕は、太郎さんの顎に指で触れて、強制的に口を開かせた。
「……だから、やだってば……」
そう言いながらも、大して力も入れていない僕の指にあらがうでもなく、うっすらと口を開けたままでいる。
何よりも太郎さんの、まるで眠くて仕方がない子供みたいな、トロンとした目が、1ミリだって拒絶していないことを僕に伝えてくる。
「……たろ……さん……好きです」
自分が一番、自分の発言にびっくりしていた。
我慢できずに、僕は太郎さんの口の中に舌をすべり込ませた。慣れないなりに、自分と、太郎さんの舌とを絡め合わせてゆく。
太郎さんの舌の表面のつぶつぶを、ゆっくりと自分のを擦り合わせて、その感触を確かめた。柔らかく力を抜いて、全てを僕にゆだねてくる太郎さんの舌を。
どのくらいの時間を、そうしていただろうか。
まるで世界中の時間が止まっているかのように思えた。
僕は、ゆっくりと舌を、太郎さんの中から抜きながら、そのまま太郎さんの舌を飲み込むみたいに優しく吸い上げた。
ようやく離れたときも、二人の舌と舌とが、お互いの唾液で、まだ繋がっていた。
まるで、本当はまだ離れたくなんかないんだとでも言うみたいに。
太郎さんとのキスは、まるで温泉に入ってるような気分だった。
気持ちよくて心地いい、リラックスして全身が芯から温まっていくような……。
他人の口の中のはずなのに、何も違和感がなかった。甘くもないし、苦くもない。そんな自分のと同じ味がした。
どこまでが僕で、どこからが太郎さんなのか、その境界線がまるで分からないような、そんなキスだった。
「……太郎さん、好きです」
キスの後で、少し顔を横に向けて目を反らしている太郎さんの頬を両手で挟んで、こちらを向かせようとする。
「……信じない」
「……」
そう言われてしまうと、自分でさえ信じがたい気持ちなわけだから、僕も心を揺さぶられてしまう。
「ンアッ、アッ、アッ、アッン、アッアッ」
急に、しんと静まり返った部屋にまた、間宮のセンシティブな声が響き渡った。
いつの間にか、本気モードに(色々なものが)突入してる間宮と彼ピッピに、やれやれと頭が痛くなりつつも、僕は引かなかった。
「どうしたら、信じてもらえますか?」
「………………フェラ?」
………………なんて?
今、この方、フェラって言いました? なにそれフェラーリのギャル語?
「……ええと、フェラしたら本当に信じてくれるんですね?」
「…………えっ」
自分から言っておきながら、太郎さんは、僕の念押しに急に恥じらいながら、物凄い勢いでアソコを固くし始めた。
「…………スゴい」
思わず声に出てしまうほど、太郎さんの太郎さんは、ご立派だった。もう、見なくても分かる。
もしかしたら、僕と、同じくらいあるんじゃないか? 僕も、そんなには自分の勃起した姿を拝めてないので、ハッキリしたことは言えないけれど。
僕も太郎さんも、お互いにタッパがデカいこともあって、やっぱり性器のサイズも身長のそれにある程度比例するのかもしれない。
僕がぼんやりと、そんなことを考えていると、太郎さんは、おずおずと自分のポケットから何かを取り出した。
虫に刺されたときに塗る薬にフォルムがよく似ている、そのパッケージには「ローション」と書かれていた。
「…………え?」
いや、ポケットに何入れてるのよ。
「……あっ……はあ……はあ……俺、もう限界」
「……ちょっ……と、待ってください! フェラするのにローションなんて必要ないですよね?」
太郎さんは、まるで酒で酔ってるかのように顔を赤くして、息を乱している。
「……おまえ……この状況で、よくそんな冷静でいられるよな」
……この状況?
「んアッ……気持ちいい……あんっアッ! もっと……もっとちょーだい……ンアあんっ!!」
……あー、なるほど。どうやら、太郎さんは、すっかり間宮の喘ぎに当てられてしまっているらしかった。
別に僕だって、冷静なわけでもなかったが、まさか、もっとスゴい状況に出くわしたことがあるから意外と平気ですね、だなんて言えるわけもない。
完全勃起して、苦しそうにしてる太郎さんを、早く気持ちよくさせてあげたいものの、どうにも天井のスマホが気になる。(もはや観られてるわけないだろうけども)
僕は、頭の下から枕を引っこ抜くと、そのまま天井のスマホに向かって思いっきり投げつけた。
まあ、壊しちゃったら、僕のスマホをあげればいいよな。
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