上 下
28 / 50

妖精大会

しおりを挟む
「3年振りに開催されました。精霊大会を始める前に今回の褒美品はこれだ」
男はその剣を持ち、鞘(さや)を抜こうとすると、男の手から離れ私の目の前で止まり、恐る恐る触ると剣が突然、消えてしまう。それを見ていた精霊王達は驚き自分の元に現れる。
「これは一体…何てこった四大精霊が創造した精霊の剣(フェアリーソード)が吸い込まれただと」
審判をするはずの男が困っていると、何処からか声が聞こえては突然現れる。
「あれは…。あの方は。四大精霊の一角サラマンダー様。久しぶりに見たわね」
「シュナイザル君、精霊の剣が吸い込まれたみたいだね」
「サラマンダー様申し訳ありません。光りの少女に精霊の剣が吸い込まれてしまいました」
一瞬にして、四大精霊が私の前に現れる。
「君の名前を聞かせてくれないか?」
「はい。サラマンダー様私の名前はリーシャベルクルス申します。光りの騎士に入れさせて頂きました」
「敬語は不要。ベルクの少女よ剣はやろう。今からの戦いできっと必要になる。それから精霊王の魔力と私の魔力も渡そう。水のベルクとベルクの少女来るが良い」
精霊王の魔力と、四大精霊の魔力を頂戴し精霊大会が開催された。
「ルール説明の前に、四大精霊様からの御言葉です。サラマンダー様よろしくお願いします」
「命を取る攻撃、命を奪う。戦闘不能、やれない思ったら退場。シュナイザル君やって」
そうして私達がいた場所とは、違っていた。私は周りを見回していると何処からか森全体からサラマンダーの声が聞こえる。
「第1回戦はバトルロワイヤル。地形について説明する。地形は森 湖、火山、草原 洞窟 荒野 遺跡などの地形を用意し、距離にして500㎞騎士達が半分なり次第終了。では開始」
しおりを挟む

処理中です...