効率厨による異世界冒険

大西信寺

文字の大きさ
上 下
10 / 12

第10話 空腹

しおりを挟む
「疲れた………さてどうしたもんか」


まぁ迷うほどでもないんだけどな


ああ、本当にやり戻せる『スキル』とか本当に欲しいぜ………


検証とか捗りそうだし


信はぶつぶつと一人事を言いながらも森の中を進んだ。















「軽くでいいから周囲を見張ってくれ」


『了解しました、ご主人』


「さてと、とりあえず誰かにか何かに会うまで歩きますか」


『ご主人、私はいつまで見てればいいのでしょうか?』


「お前はそれしか出来ないし!早いだろ!!早すぎるわ!!」


『私疲れた気がしました』


「どんな疲れだよ! 何疲れだよ!!」


まったく本当に意味の分からない『スキル』だよ………


しばらく『解析』と話をしながら歩くと村のような所が見えてきた。


「そういえば腹減ってきた気がする」


今更ながら自分の状態に気が付いた。
しおりを挟む

処理中です...