効率厨による異世界冒険

大西信寺

文字の大きさ
上 下
12 / 12

第12話 交渉

しおりを挟む
「なんだこいつは!?」


「ゴブゴブ!!」


「なんだべーー!?」


「なんだなんだ!!」


「えっと、だから俺の話を………」


「ゴブゴブゴブゴブ!!」


「こいつをどうするかぁ?」


「ゴブゴブゴブ!!!」


「いや、だから話を………聞けって!!」


いったいなんでこんなことになったんだ…………


話は少し遡(さかのぼ)る











「ベタだがシンプルイズベストで行くか」


信は堂々と村に近付いた。


もちろんそんなことをすれば村の住人にはすぐに発見されてしまう。


信が村の入り口近くへ行くとすでに複数の村の住人が集まっていた。


「こんにちは!旅をしている者なのですが、今晩この村に泊めて頂いてもよろしいでしょうか?」


にっこりと余所行きスマイルで村の住人達に話し掛ける信。


「………………」


しかし、村の住人の顔は反対に強張っていたり困惑してしまう者までいた。


(あら? おかしいな俺の余所行きスマイルが通じないだと!?)


この時信は分かってなかったがこの世界では敬語というのは貴族などが使う言葉であって一般的な者は使わないのである。


だからこの時、村の住人達は信を貴族関係の厄介者と思っていた。


「えっと、泊まることは難しいですかね……?はは」


ダメだ!乾いた笑い声しか出ない!!


村の住人はこそこそ話し合いをしている。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

今日もまた更新します

昨日更新出来なかったお詫びですm(_ _)m
しおりを挟む

この作品の感想を投稿する


処理中です...