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第2章記憶戻しの旅へ

ま、まさかヒロイン登場!?

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船が島を離れて大分経つ。
もう4日くらいであろうか。
最初は元気だった若い船員達も日に日に静かになり、今では目的の場所を気にする者はいない。
トムじいは相変わらず静かだ。

そんな静かな船で大きな声が響きわたった。
「キャァー。
もう何するですか!?」
神の使いの人がそう叫んでいた。どうやら船内で着替えをしていたようだ。
「お、お前その胸。
まるで女じゃないか。」
「私がいつ女じゃないと言いましたか!?」
船内がどよめいた。
それもそうだ神の使いの風貌だけみたら男だと言われても納得してしまうくらいだ。
彼女の顔は赤面を帯びている。
美言も影に隠れて笑っているように見えた。
トムじいは思い出したように聞いた。
「そういえば。お前さん名前はなんていうんだ?」
船員達も思い出したように疑問に思っている。
「そういえば、言ってなかったですね。私の名は愛宣明意宇あいせんみょうおうという名です。」
「?」
(どうしたのかのー。
美言の様子が少しおかしいような気がするがまさかのー。
ふふ。おっと顔にでてしまいそうだ。)
「ふー。
全く私は女です。これからは気をつけて下さいよ。」
彼・・・・・・。いや、彼女は赤面顔で睨んでいるように見える。
「わ、わかったって。
だからそんな顔しないで下さい。」
「なら、いいんですけどね。」
(ふー。全く空気が重くなってしもうたのー。)
「なー。明意宇さん。」
「あと、どのくらいかかるのかのー。」
トムじいは空気を変えたいがあまり全然関係のない話に強引にもってこうとした。
それはトムじいだけでなく、船員達の誰もが思ったことである。
「あと、このペースだと3日、4日はかかると思いますが、途中からで陸を歩かなければなりません。」
「そして、その港がある大きな町があるのですが、それが問題なんですよねー。」
「なんでじゃ?」
「神の使いが仕切っている町なんですよ。この大人数を通してもらえるかどうか・・・・・・。」
彼女は、困ったような顔している。
トムじいはそれを見てか助け舟をだした。
「まぁー。その時はわしらはその町でまっとるよ。」
「そうですか。
それはありがたいです。
その時はお願いします。」
かしこまっていった。
トムじいは黙って頷いている。
もう、孫を見る目だな。
「それでは、あと1日くらいで着きます。さぁー進みましょう。」
そう言って船は静かな海を進んでいった。
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