スペリスト

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第2章の一節 戦いの始まりだ

戦いの終戦

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雨はいつの間にか止んでいた。
雲の間から光が差し込んできた。その中でも一際目立つ強い光があった。

「お、お前なんだそれは。」
神祐は混乱しているようだ。
「・・・」
神の使いの神祐ですら見たことがないのであればそれは凄いというか珍しいことであろう。
同じ神の使いである明意宇も同じような事を思っているようだ。
美言は光っていたのである。
光り始めた美言は何を言っても返事を返す様子がない。
本人に意識があるかどうかが怪しいのかもしれない。
「お、俺はみんなを守らなきゃいけないんだ。」
(なんか、おかしい。)
(喋り方が美言さんのと違う。)
(わたしはどうすればいいの。)
「くそー。何が起こってやがる。」
「こんな力聞いた事もねー。」
神祐は苛立っているようだ。
だが、ここにいた誰もが神祐が言った事を思っている。
「美言さん。美言さん。」
「しっかりして下さい。」
明意宇は美言を強く抱きしめている。
強く輝いていた光がどんどん光を失っていった。
「私は何してたんですか?」
「美、美言さん。気がついたんですね。」
「よ、よかった~。」
明意宇は安堵の声をあげる。
「体はなんともありませんか?」
「あ、はい。体は大丈夫です。」
「なんで体が光っていたんですか?」
驚愕の表情をしている。
「お前これはどういう事なんだ。
なんなんだよ、あの力は。」
焦燥の念を隠せないでいるようだ。
「それは、私から説明しましょう。」
美言や神祐は聞き覚えがない声のようだ。ただ一人を除いては。
「ウ、ウェヌス様。何故ここに?」
焦りを隠せないでいる。
「雲行きが怪しかったから迎えに来てみたんですよ。そしたら面白い光景を見られて良かったですよ。」
不快の笑みを浮かべている。
「美言さんの力は私が説明します。そのためにここまできました。」
「それは・・・・・・。」
そこにいた者たちは驚きを隠せないでいる。

その事実を知る事が出来るのはまた次の話。
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