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優羽奈

優羽奈⑪

公園


夏樹と離れ奏太と優羽奈は話をしている。裕太が2人に近く


優羽奈｢それでお話って？｣
奏太｢優羽奈ちゃん君は｣
裕太｢優羽奈ちゃんはいつもここで夏樹と会ってるんだよね？｣
優羽奈｢そうよ｣
裕太｢それ以外は？夏樹と会っていない間は何をしてるの？｣
優羽奈｢何を・・・そういえば、何をしてるのかな・・・いつも気が付いたら此処にいて、そして、夏樹君と・・・｣
奏太｢何か覚えてる事ある？｣


優羽奈は公園で遊ぶ子供服を見ている。


優羽奈｢私・・・弟が居るの。年の離れた、まだ5歳よ・・・よくここで・・・｣
奏太｢優羽奈ちゃん？｣



優羽奈がいきなり蹲る。


優羽奈｢ここでいつも通り遊んでたの・・・そして・・・ここで・・・｣



優羽奈の頭の中で事故の風景が流れる。優羽奈の弟がトラックに轢かれそうになりそれを助けてトラックに轢かれ、弟が泣いて優羽奈に駆け寄っている。


優羽奈｢・・・私、死んだの・・・｣
裕太｢え？｣
奏太｢優羽奈ちゃん、違う!!｣
優羽奈｢私あそこで・・・死んだ・・・いや、嘘よ、だって、そんな・・・嘘・・・｣

錯乱する優羽奈

裕太｢優羽奈ちゃん!!｣
奏太｢優羽奈ちゃん!!君はまだ｣

優羽奈｢いや、いや、いやーーーーーー!!!!｣

優羽奈が叫びゆっくりと消えてしまう

裕太｢えっ!?｣
奏太｢やばい!?どこに行った!?｣
裕太｢分かんない!!｣
奏太｢どうする!?｣
裕太｢分かんないよ!!｣