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翔大

翔大④

裕太の部屋





裕太のベッドに潜り込み布団を被っている奏太に裕太は布団を引きはがそうとは必死になっている。





奏太｢やだよ!!あれだろ翔ちゃんって昨日言ってた怪談!!俺怖いの無理!!｣
裕太｢なんでだよ!!お前自身がもうホラーだろ!!｣
奏太｢俺は怖くない!!俺がやるのなんてドッキリ位だから!!あいつらみたいにそれに命掛けてねーもん!!｣
裕太｢お前顔広いだろ!!翔ちゃんの事友達に聞いてこいよ!!｣
奏太｢俺の友達もホラー苦手!!｣
裕太｢だからお前ら自身がホラーだろうが!!!｣






裕太と奏太は布団の取り合いをしていたが、それに疲れた裕太が諦めて離れて椅子に座る






裕太｢・・・・・・｣
奏太｢絶対やだからな!!｣
裕太｢・・・可愛い子紹介してやるよ｣
奏太｢・・・・・・｣
裕太｢お前と一緒で死んでる｣
奏太｢・・・どんな子？｣
裕太｢こないだ駅前歩いてたら、男相手に必死に話掛けてるデブ、ぽっちゃり系の子｣
奏太｢今デブって言ったろ？ぽっちゃりとデブは全然違うからな。どっち？｣
裕太｢・・・ぽっちゃり｣
奏太｢・・・・・・｣
裕太｢その子、男だけに聞いてたんだよ。私可愛い？って｣
奏太｢それどこの口裂け女？やだよーそんな子｣
裕太｢なら不知火さんに頼んでまた合コン開く時教えてもらう｣
奏太｢あいつに言われて行った合コン酷かったからやだ｣
裕太｢・・・・・・｣






裕太はため息を一つしてテレビを観やる。するとまた由美のニュースをしていた






裕太｢もしかしたらこの子と知り合えるかもよ｣
奏太｢あ？｣






奏太が布団から顔を出しニュースを見る。そこに映し出されている可愛い女子アナ






奏太｢この子？｣
裕太｢うん。凄く感謝されると思う｣
奏太｢・・・・・・やる｣