26 / 29
翔大
翔大⑥
しおりを挟む
校庭
お昼休み。ベンチに座り買ってきたパンを開く裕太。それを見ている陽菜
裕太「あの、何?」
陽菜「あ、ごめんね。いつもパンなのかなーって」
裕太「んーそうかなーたまに母さん作ってくれるけど、忙しそうだからいらないって言ってるから」
陽菜「そんなんじゃ栄養が偏っちゃうよ!!」
裕太「あ、でも朝と夜はちゃんと食べてるし」
陽菜「ダメだよ!!育ち盛りなんだから!!」
裕太「あ、はい」
陽菜「明日から私が作ってくるからね!!」
裕太「え?」
陽菜「大丈夫!!味は保証します!!」
裕太「・・・お願いします」
陽菜「うん!!」
2人に近付く、陽菜の双子の姉の美緒。お弁当を持っている
美緒「陽菜」
陽菜「えっ!?美緒」
美緒「お弁当間違え・・・え?」
美緒は裕太を見て目を一瞬見開き驚くが直ぐに無表情に戻り、陽菜は焦って美緒の前に立つが美緒が陽菜を座らせる。裕太は2人を黙って見ている
美緒「後で説明してよ」
陽菜「・・・分かった」
美緒はお弁当を陽菜の所に置き、陽菜が持っているお弁当を取り去る。裕太は美緒を見つめている
裕太「あの人」
陽菜「私の双子のお姉ちゃん」
裕太「へー似てないね」
陽菜「よく言われる」
裕太「・・・・・・」
陽菜「どうかした?」
裕太「あ、いやなんか」
陽菜「・・・もしかして」
裕太「綺麗だなーと思って」
陽菜「・・・・・・」
陽菜は裕太を無言で軽く攻撃する
陽菜「どうせ私は美緒と違って綺麗じゃないもん」
裕太「え?上野さんは可愛いでしょう?」
陽菜「・・・もう裕太君のバカ」
裕太「え?なんで?」
陽菜はお弁当を開けて食べ出す。裕太もパンを齧る。
陽菜「そういえば、今日はどうしたの?」
裕太「昨日話してくれた怪談あるじゃない?迷子の翔ちゃん」
陽菜「あーうん。それがどうしたの?もしかしてやっぱり怖かった?」
裕太「あ、いや全然」
陽菜「なーんだ」
裕太「その噂って誰から聞いたの?」
陽菜「友達だよ」
裕太「その子を紹介してほしいんだけど」
陽菜「・・・・・・なんで?」
裕太「その迷子の翔ちゃんの事詳しく知りたいんだ」
陽菜「・・・それだけ?」
裕太「他にある?」
陽菜「・・・ないです」
裕太「お願い出来ない?」
陽菜「・・・別に良いけど・・・」
お弁当をつつきながら下に伏く。裕太は陽菜の顔を除き込む
裕太「あの上野さん?」
陽菜「裕太君のバカ」
裕太「・・・うーん・・・」
裕太は陽菜の頭をそっと撫でる。陽菜は驚き、顔をあげると裕太と目が合う
裕太「俺上野さんからの告白結構嬉しかったんですよ」
陽菜「・・・うん」
裕太「これでもきちんと考えてますよ。上野さんの事」
陽菜「・・・うん」
裕太「それじゃあダメですか?」
陽菜「・・・良いです」
裕太「良かった」
陽菜は顔を赤くさせ黙々とお弁当を食べ出す。裕太もそれを見て微笑みパンを食べ出す
お昼休み。ベンチに座り買ってきたパンを開く裕太。それを見ている陽菜
裕太「あの、何?」
陽菜「あ、ごめんね。いつもパンなのかなーって」
裕太「んーそうかなーたまに母さん作ってくれるけど、忙しそうだからいらないって言ってるから」
陽菜「そんなんじゃ栄養が偏っちゃうよ!!」
裕太「あ、でも朝と夜はちゃんと食べてるし」
陽菜「ダメだよ!!育ち盛りなんだから!!」
裕太「あ、はい」
陽菜「明日から私が作ってくるからね!!」
裕太「え?」
陽菜「大丈夫!!味は保証します!!」
裕太「・・・お願いします」
陽菜「うん!!」
2人に近付く、陽菜の双子の姉の美緒。お弁当を持っている
美緒「陽菜」
陽菜「えっ!?美緒」
美緒「お弁当間違え・・・え?」
美緒は裕太を見て目を一瞬見開き驚くが直ぐに無表情に戻り、陽菜は焦って美緒の前に立つが美緒が陽菜を座らせる。裕太は2人を黙って見ている
美緒「後で説明してよ」
陽菜「・・・分かった」
美緒はお弁当を陽菜の所に置き、陽菜が持っているお弁当を取り去る。裕太は美緒を見つめている
裕太「あの人」
陽菜「私の双子のお姉ちゃん」
裕太「へー似てないね」
陽菜「よく言われる」
裕太「・・・・・・」
陽菜「どうかした?」
裕太「あ、いやなんか」
陽菜「・・・もしかして」
裕太「綺麗だなーと思って」
陽菜「・・・・・・」
陽菜は裕太を無言で軽く攻撃する
陽菜「どうせ私は美緒と違って綺麗じゃないもん」
裕太「え?上野さんは可愛いでしょう?」
陽菜「・・・もう裕太君のバカ」
裕太「え?なんで?」
陽菜はお弁当を開けて食べ出す。裕太もパンを齧る。
陽菜「そういえば、今日はどうしたの?」
裕太「昨日話してくれた怪談あるじゃない?迷子の翔ちゃん」
陽菜「あーうん。それがどうしたの?もしかしてやっぱり怖かった?」
裕太「あ、いや全然」
陽菜「なーんだ」
裕太「その噂って誰から聞いたの?」
陽菜「友達だよ」
裕太「その子を紹介してほしいんだけど」
陽菜「・・・・・・なんで?」
裕太「その迷子の翔ちゃんの事詳しく知りたいんだ」
陽菜「・・・それだけ?」
裕太「他にある?」
陽菜「・・・ないです」
裕太「お願い出来ない?」
陽菜「・・・別に良いけど・・・」
お弁当をつつきながら下に伏く。裕太は陽菜の顔を除き込む
裕太「あの上野さん?」
陽菜「裕太君のバカ」
裕太「・・・うーん・・・」
裕太は陽菜の頭をそっと撫でる。陽菜は驚き、顔をあげると裕太と目が合う
裕太「俺上野さんからの告白結構嬉しかったんですよ」
陽菜「・・・うん」
裕太「これでもきちんと考えてますよ。上野さんの事」
陽菜「・・・うん」
裕太「それじゃあダメですか?」
陽菜「・・・良いです」
裕太「良かった」
陽菜は顔を赤くさせ黙々とお弁当を食べ出す。裕太もそれを見て微笑みパンを食べ出す
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される
clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。
状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。
屈辱と愛情
守 秀斗
恋愛
最近、夫の態度がおかしいと思っている妻の名和志穂。25才。仕事で疲れているのかとそっとしておいたのだが、一か月もベッドで抱いてくれない。思い切って、夫に聞いてみると意外な事を言われてしまうのだが……。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる