転生司祭は逃げだしたい!!

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【その後】

転生司祭は休日を過ごす 5

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「レーネも食べる?」

「……ありがとうございます。あっ、美味しい……じゃなくてっ!待って、ミカエルさん待って!状況把握が追い付かないです!」

素直に受け取って一口齧り、ノリ突っ込みみたいに慌て出したレーネはいつもの元気を取り戻したようだ。

「宜しかったら皆さんもどうぞ」

まだいくつも浮かんでる冷凍パインの処理を任せてしまおうと周囲にも声をかければ次々と手が伸びた。
冷凍パイン、大好評。

「お代を支払う前に勝手なことをしてすみません。お幾らですか?」

「い、いえっ!お代なんて結構です!!むしろ助けて頂いたうえに商品もダメにならずにすみました。ありがとうございます!」

「ちょっ……!ミカエルさん?!ナチュラルに私をスルーしないでください!……強っ!ミカエルさんめっちゃ強いんですけど!えっ……?相手五人も居たよね?あれを瞬殺?!ちょっとミカエルさーーーん!!」

女主人も大慌てでペコペコお礼をし始めるし、レーネは大混乱。
周囲の野次馬たちも「すごかったぜ!」「兄ちゃん只者タダモノじゃねぇな!」と肩をバンバン叩いてきたり口笛を吹き鳴らしたりと大騒ぎになった。

盛り上がるのはいいが乱闘とかと間違われてまた騎士がきても面倒なんで皆さんちょっと落ち着いて!


「なんか逆に大荷物になっちゃったね」

言葉通り僕の両手にはでっかい紙袋が二つ。
同様のをレーネも一つ。

まぁ、魔法で重力調整してるから見掛けのわりに重さは苦じゃないんだけど。

大荷物片手に路地を歩く。
あの大騒ぎの最中、僕はレーネに問いかけた。

「ところで、買い出しの途中じゃないの?」と。

そして見る間に顔色を悪く変色させていくレーネ。
まるでリトマス試験紙だった。
彼女の脇に置かれた重そうな荷物の量からそう判断したのだが、やっぱり店での買い出しの途中だったようだ。

「大変っ!急いで店に戻らないとっ!!」

大慌てのレーネに僕は荷物持ちを申し出た。
野菜や肉がパンパンに詰まった紙袋は随分と重そうだったからね。

そうして荷物持ちを申し出たのはいいのだが……。

この時点のレーネの買い出しは大きな紙袋一つに小さめの袋が一つ。

フルーツの露店の女主人が「お礼に」と艶々とした赤色が美味しそうなリンゴや店の商品をいくつも包んでくれ、近くの店主らも「いいもん見させてもらったぜ!」「持ってきな!」とあれもこれもと大盤振る舞いしてくれちゃったのだ。

結果、荷物が増えに増えた。

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