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半分はリリアさんの所為! 5
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(リリー視点)
必死な想いを込めて告げれば、真面目な表情をしたリリアさんが「承りました」と頷いてくれたのでほっとする。
足がシビレたのかリリアさんもいつの間にかしゃがむのを止めて座り込んでる。
みんなを随分と待たせてしまった。
いけない、と慌てて立ち上がってお尻を叩く。
立ち話を(座り込んでたけど)切り上げて戻りながらも、折角の機会だからとこそっとリリアさんに問いかけた。
「カイザー様の秘密とか好感度上げる方法とか知らないんですか?」
「とりあえず、ベアトリクス様とガーネスト様に迷惑かけなきゃ平気な気ぃしますけど。優しいですし。逆にその逆鱗触れたら一発でバッドエンドじゃないですか」
……確かに。
物凄く説得力あって思わず頷いた。
黒竜のジストと対立した時の冷え冷えとした姿を思い出して、絶対にバッドエンドは阻止しようと硬く心に誓う。
だって本当に怖かった。
美しすぎて逆に怖さハンパなかったもの。
「あとはー、秘密っていったらやっぱアレでしょ?」
「何ですかっ?!」
メイドならではの貴重情報っ?と思わず手を掴んでグイッと詰め寄る。
「えー、もしかしてリリー様てば知らないんですかぁ?」
得意げなドヤ顔に若干イラッとしつつ、急かせば「秘密ですよ?」と笑みを浮かべて口に手を添えたリリアさんに耳を寄せた。
「カイザー様の正体は実は魔族なんですよ」
衝撃のその発言に、
「カイザー様が魔族っ!!?」
思わず全力で叫んでしまい、「ちょっ!」とリリアさんに引っぱたかれた。
私も慌てて自分の口を両手で塞ぐ。
だけど時遅く、
全力の叫び声を上げた私にみんなの視線がもれなく突き刺さっていた。
必死な想いを込めて告げれば、真面目な表情をしたリリアさんが「承りました」と頷いてくれたのでほっとする。
足がシビレたのかリリアさんもいつの間にかしゃがむのを止めて座り込んでる。
みんなを随分と待たせてしまった。
いけない、と慌てて立ち上がってお尻を叩く。
立ち話を(座り込んでたけど)切り上げて戻りながらも、折角の機会だからとこそっとリリアさんに問いかけた。
「カイザー様の秘密とか好感度上げる方法とか知らないんですか?」
「とりあえず、ベアトリクス様とガーネスト様に迷惑かけなきゃ平気な気ぃしますけど。優しいですし。逆にその逆鱗触れたら一発でバッドエンドじゃないですか」
……確かに。
物凄く説得力あって思わず頷いた。
黒竜のジストと対立した時の冷え冷えとした姿を思い出して、絶対にバッドエンドは阻止しようと硬く心に誓う。
だって本当に怖かった。
美しすぎて逆に怖さハンパなかったもの。
「あとはー、秘密っていったらやっぱアレでしょ?」
「何ですかっ?!」
メイドならではの貴重情報っ?と思わず手を掴んでグイッと詰め寄る。
「えー、もしかしてリリー様てば知らないんですかぁ?」
得意げなドヤ顔に若干イラッとしつつ、急かせば「秘密ですよ?」と笑みを浮かべて口に手を添えたリリアさんに耳を寄せた。
「カイザー様の正体は実は魔族なんですよ」
衝撃のその発言に、
「カイザー様が魔族っ!!?」
思わず全力で叫んでしまい、「ちょっ!」とリリアさんに引っぱたかれた。
私も慌てて自分の口を両手で塞ぐ。
だけど時遅く、
全力の叫び声を上げた私にみんなの視線がもれなく突き刺さっていた。
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