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第10話「ゼウス、大気圏突入! 激突・出雲デストロイヤーズ!」
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準決勝。 会場の代々木公園は、もはや神話の最終決戦場のような熱気に包まれていた。
ステージに立つのは、余裕の表情を浮かべる『出雲デストロイヤーズ』。 スサノオとツクヨミだ。
「おい、ガネーシャ! 対戦相手の『ライトニング・アイ』はどうした? まさか嫁にビビって宇宙のチリになったのか?」
スサノオが嘲笑い、観客もざわつき始める。 オーディンは一人、ステージの端で物干し竿を抱え、空を見上げていた。
「……あいつは来る。全知全能のバカだが、オチをつけることに関しては命を懸けている男だ」
その時だった。 青空を切り裂き、赤く燃え盛る「火の玉」が地上へと落下してきた。
「来たか……。ゼウス、大気圏突入だ!」
ドゴォォォォォン!!
爆音と共にステージ中央へ激突したのは、全身から煙を吐き、髪の毛が逆立った――しかし、どこか誇らしげなゼウスだった。
「待たせたな、オーディン。……宇宙の果てで、新しいギャグを三万個考えてきたぞ」
「三万個もいらんわ! 一発、デカいのをぶちかましてやれ!」
準決勝:ライトニング・アイ vs 出雲デストロイヤーズ
二組がステージ上で対峙する。 今回は「バトル漫才」。互いのボケに割り込み、笑いを取った方が勝ちだ。
スサノオ: 「よぉ、燃えカスのジャガイモ。俺の『嵐のボケ』で、今度は冥界まで飛ばしてやろうか?」
ゼウス: 「黙れ! 俺は大気圏の摩擦熱で、ジャガイモから『フライドポテト』に進化したんだよ!」
スサノオ: 「じゃあ始めるぜ。……いやー、最近は俺も『SDGs』を意識しててさ。ヤマタノオロチの首を八本から一本に減らしたんだよ」
ゼウス: (食い気味に割り込む) 「遅いわ! 俺なんか全知全能すぎて、もう存在自体をエコにしてるぞ。自分の雷を自家発電に使って、月々の電気代を『徳ポイント』で払ってるんだ!」
オーディン: 「神の威厳がゼロだよ! 自分の雷でスマホ充電するな!」
ツクヨミ: (冷静に割り込む) 「兄上、こいつらの相手は時間の無駄です。さっさと月光で眠らせましょう」
ゼウス: 「眠らせるだと!? 俺の寝起きの悪さをなめるなよ! 俺、朝起きて最初にやることは『枕元に雷を落とす』ことだからな!」
オーディン: 「目覚まし時計を買えよ! 毎朝寝室が全焼するだろ!」
スサノオ: 「ハッ! 俺なんか、海を割ってその間を通るのが毎朝の散歩だぜ!」
ゼウス: 「俺なんか、空を割ってその隙間に洗濯物干してるわ!」
オーディン: 「次元を物干し場にするな! だからさっきから物干し竿の話ばっかりなんだよ!」
二人: 「「ありがとうございましたー!!」」
凄まじい言葉の応酬。 会場はもはや笑いすぎて酸欠状態、地面は神々の気迫でひび割れている。
判定を下すのは、運営委員長のガネーシャ。
「……決まったね。勝者は――」
その瞬間。 空が真っ暗になり、禍々しい紫色の光が会場を包み込んだ。
「……ふふふ。神々の漫才グランプリ? そんなくだらない祭りは、この私が終わらせてあげましょう」
ステージ中央に現れたのは、笑いを一切拒絶する冷徹な瞳。 ムー大陸の負の感情から生まれた破壊神――『シリアス・デストロイ』だった。
「笑いなど不要。世界に必要なのは、沈黙と絶望だけだ」
「おいおい……いいところだったのに、一番空気を読まない奴が来たぞ」 ゼウスが物干し竿(純金製)を構える。
神々のM-1グランプリは、ついに「笑いで世界を救う」本物の最終決戦へと突入する!
ステージに立つのは、余裕の表情を浮かべる『出雲デストロイヤーズ』。 スサノオとツクヨミだ。
「おい、ガネーシャ! 対戦相手の『ライトニング・アイ』はどうした? まさか嫁にビビって宇宙のチリになったのか?」
スサノオが嘲笑い、観客もざわつき始める。 オーディンは一人、ステージの端で物干し竿を抱え、空を見上げていた。
「……あいつは来る。全知全能のバカだが、オチをつけることに関しては命を懸けている男だ」
その時だった。 青空を切り裂き、赤く燃え盛る「火の玉」が地上へと落下してきた。
「来たか……。ゼウス、大気圏突入だ!」
ドゴォォォォォン!!
爆音と共にステージ中央へ激突したのは、全身から煙を吐き、髪の毛が逆立った――しかし、どこか誇らしげなゼウスだった。
「待たせたな、オーディン。……宇宙の果てで、新しいギャグを三万個考えてきたぞ」
「三万個もいらんわ! 一発、デカいのをぶちかましてやれ!」
準決勝:ライトニング・アイ vs 出雲デストロイヤーズ
二組がステージ上で対峙する。 今回は「バトル漫才」。互いのボケに割り込み、笑いを取った方が勝ちだ。
スサノオ: 「よぉ、燃えカスのジャガイモ。俺の『嵐のボケ』で、今度は冥界まで飛ばしてやろうか?」
ゼウス: 「黙れ! 俺は大気圏の摩擦熱で、ジャガイモから『フライドポテト』に進化したんだよ!」
スサノオ: 「じゃあ始めるぜ。……いやー、最近は俺も『SDGs』を意識しててさ。ヤマタノオロチの首を八本から一本に減らしたんだよ」
ゼウス: (食い気味に割り込む) 「遅いわ! 俺なんか全知全能すぎて、もう存在自体をエコにしてるぞ。自分の雷を自家発電に使って、月々の電気代を『徳ポイント』で払ってるんだ!」
オーディン: 「神の威厳がゼロだよ! 自分の雷でスマホ充電するな!」
ツクヨミ: (冷静に割り込む) 「兄上、こいつらの相手は時間の無駄です。さっさと月光で眠らせましょう」
ゼウス: 「眠らせるだと!? 俺の寝起きの悪さをなめるなよ! 俺、朝起きて最初にやることは『枕元に雷を落とす』ことだからな!」
オーディン: 「目覚まし時計を買えよ! 毎朝寝室が全焼するだろ!」
スサノオ: 「ハッ! 俺なんか、海を割ってその間を通るのが毎朝の散歩だぜ!」
ゼウス: 「俺なんか、空を割ってその隙間に洗濯物干してるわ!」
オーディン: 「次元を物干し場にするな! だからさっきから物干し竿の話ばっかりなんだよ!」
二人: 「「ありがとうございましたー!!」」
凄まじい言葉の応酬。 会場はもはや笑いすぎて酸欠状態、地面は神々の気迫でひび割れている。
判定を下すのは、運営委員長のガネーシャ。
「……決まったね。勝者は――」
その瞬間。 空が真っ暗になり、禍々しい紫色の光が会場を包み込んだ。
「……ふふふ。神々の漫才グランプリ? そんなくだらない祭りは、この私が終わらせてあげましょう」
ステージ中央に現れたのは、笑いを一切拒絶する冷徹な瞳。 ムー大陸の負の感情から生まれた破壊神――『シリアス・デストロイ』だった。
「笑いなど不要。世界に必要なのは、沈黙と絶望だけだ」
「おいおい……いいところだったのに、一番空気を読まない奴が来たぞ」 ゼウスが物干し竿(純金製)を構える。
神々のM-1グランプリは、ついに「笑いで世界を救う」本物の最終決戦へと突入する!
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