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第18話 悪戯
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アールズ不動産の2人は、図々しくも店に置いてある椅子に足を組んで座った。
「もう同じことは何度も言いません。ご主人、お返事は?」
なんてイラつく奴らなんだ。既にぶっ飛ばしてやりたいんだが。
「おれも何度も同じことは言いたくない。この土地をお前らに売る気はない」
きっぱりと断る店主。全く動じていない。
「やれやれ、これじゃあ埒が開きませんねぇ。……おい」
相手の合図で、もう1人の柄の悪い男が店の商品棚を豪快に蹴り飛ばした。
野菜や果物は宙に舞い、無惨にも地面や壁に叩きつけられた。
おれもなっちゃんも怒りが最高潮に達していた。
「てめぇら、何しやがる!!」
最初に叫びを上げたのは店主さんだった。離れて見ていた娘さんが、驚きと恐怖で声を上げて泣き出した。
そんな娘を奥さんが抱きしめて必死に落ち着かせようとしていた。
「エレナ! ナナ! お2人を奥に連れて行け」
咄嗟にオリフィスさんからの指示受けて、おれたちはすぐに実行した。
とりあえず応接室に案内し、おれとなっちゃんは部屋の入り口からどちらの様子も見られる位置に立った。
すると、物陰に隠れていたオリフィスさんは真っ直ぐ歩いて、相手に近づいていた。
「器物損壊、業務妨害、脅迫罪……お前らは既に豚箱行きのチケットを獲得した」
「おや、他にも客がいたんですか。……その黒い軍服、噂の自警団ですね」
オリフィスさんは柄の悪い男の方に、強烈なハイキックを放った。
だけど、男の反射神経は異常なまでに速く、腕でガードされていた。
「らあぁぁぁぁああ!!」
まさかの展開。ガードなんかお構いなしに、ハイキックを振り抜いて男をぶっ飛ばしたオリフィスさん。
……なんつう蹴りだよ。
「何より許せねぇのが、テメェらの利益のために人の気持ちを踏みにじる、その腐った根性だ……。悪党が真っ当に生きている人を邪魔してんじゃねぇ!!」
怒りを露わにし、そう叫ぶオリフィスさん。
「凄まじいですね。噂通りの強さだ。ここは一旦引くとしましょうかね」
オリフィスさんは逃げようとする相手に間髪入れずに詰め寄り、地面に背負い投げして押さえ込んだ。
「エレナ!! もう1人の方、頼む!!」
「了解!」
オリフィスさんが1人を押さえ込んで手錠をかけているうちに、おれはさっき蹴り飛ばされたやつの元へ向かい手錠をかけた。
捉えた2人は、軍笛で呼んだ軍の人間に引き渡して、この場を収めた。
「ありがとうございました。お陰様で助かりました」
深々と頭を下げる店主さん。
「いえ、物騒な真似してすみませんでした。壊された家具と商品代はウチが弁償しますので、後日またお伺いさせて頂きます」
店主さんは断っていたが、オリフィスさんはそこを譲らなかった。
この日は、荒らされたお店の片付けをしてから事務所へ戻った。
◇
翌日。朝一から緊急事態の連絡が事務所に入り、おれたちは全速力で現場へと向かっていた。
「サリアさん!! 自警団フィストです!!」
やってきたのは昨日と同じ、サリア青果店。奥さんが青ざめた表情で、店の扉を開けてくれた。
「娘が、娘が……」
実は朝一、奥さんから事務所に電話があったらしくて、その内容が娘さんが何者かに攫われたという話だった。
「話は聞きました。それで、ご主人はどちらへ?」
「娘を攫った人を追いかけて行きました。今はわかりませんが、あっち方面に向かいました」
オリフィスさんの指示で、おれたちも捜索に出ることにした。
3人とも分かれて捜索し、見つけたり何かあったら軍笛で連絡するように決め事をした。
ちなみに娘さんの名前は"リン"というらしい。まだ6歳だそうだ。
おれはとにかく走り回って、道ゆく人に片っ端から聞きまくった。
看板娘であろうリンちゃんのことは、多くの人が知っていたけど、今日はその姿を見たと言ってくれる人はいなかった。
(くそっ! どこにいるんだ……)
しばらく街を駆け回っていると、店主と巡り会えた。
「リンちゃん、見つかりましたか!?」
「ああ自警団さん。それが見失ってしまって。それからずっと探し回っているんだがなかなか見つからなくて」
「連れ去った奴らの特徴とかわかりますか?」
「黒の覆面に緑色の上下を着ていて、それを2人で同じ格好だったな確か」
2人でそんな格好して誘拐か。攫われたのは朝一といっても7時代だから、まだそんなに人も出歩いてない時間帯だな。
「ありがとうございます。引き続き探し回ってきます!」
店主さんと分かれてすぐのことだった。割と近くから、軍笛による『応援求む』の合図が聞こえてきた。
多分、オリフィスさんかなっちゃんが呼んでいるんだろう。おれは音のなる方へ急いで向かった。
行った先には、オリフィスさんとなっちゃんがいた。
「やり方を変えよう。今おれたちがやっている、この辺を探して回る作業は軍にやらせる。これは、誘拐されてから敵のアジトまでまだ辿りついていない場合を想定しての動きだ。一方おれたちは、既にリンちゃんがどこかへ監禁されていると考えた場合の動きをとる」
「それってつまり……」
「ああ、殴り込みだ」
おれたち自警団は、どうしても拳で解決する方法が性に合うみたい。こんな状況で不謹慎だけど、少し笑みが溢れてしまった。
「ナナは軍への応援手配を頼む。エレナはおれと一緒にアールズ不動産に行こう」
「了解」
二手に分かれて行動を開始した。
◇
オリフィスさんについて行き、やってきたのはアールズ不動産。おれはここを知らなかったけど、こんな大きなビルがあったんだな。
ビルの入り口が見えるところで、近くの建物の影に隠れるおれたち。
すると、オリフィスさんが妙なことを言い出した。
「おれの加護で潜入する」
……聞き間違いじゃないよね?
「もう同じことは何度も言いません。ご主人、お返事は?」
なんてイラつく奴らなんだ。既にぶっ飛ばしてやりたいんだが。
「おれも何度も同じことは言いたくない。この土地をお前らに売る気はない」
きっぱりと断る店主。全く動じていない。
「やれやれ、これじゃあ埒が開きませんねぇ。……おい」
相手の合図で、もう1人の柄の悪い男が店の商品棚を豪快に蹴り飛ばした。
野菜や果物は宙に舞い、無惨にも地面や壁に叩きつけられた。
おれもなっちゃんも怒りが最高潮に達していた。
「てめぇら、何しやがる!!」
最初に叫びを上げたのは店主さんだった。離れて見ていた娘さんが、驚きと恐怖で声を上げて泣き出した。
そんな娘を奥さんが抱きしめて必死に落ち着かせようとしていた。
「エレナ! ナナ! お2人を奥に連れて行け」
咄嗟にオリフィスさんからの指示受けて、おれたちはすぐに実行した。
とりあえず応接室に案内し、おれとなっちゃんは部屋の入り口からどちらの様子も見られる位置に立った。
すると、物陰に隠れていたオリフィスさんは真っ直ぐ歩いて、相手に近づいていた。
「器物損壊、業務妨害、脅迫罪……お前らは既に豚箱行きのチケットを獲得した」
「おや、他にも客がいたんですか。……その黒い軍服、噂の自警団ですね」
オリフィスさんは柄の悪い男の方に、強烈なハイキックを放った。
だけど、男の反射神経は異常なまでに速く、腕でガードされていた。
「らあぁぁぁぁああ!!」
まさかの展開。ガードなんかお構いなしに、ハイキックを振り抜いて男をぶっ飛ばしたオリフィスさん。
……なんつう蹴りだよ。
「何より許せねぇのが、テメェらの利益のために人の気持ちを踏みにじる、その腐った根性だ……。悪党が真っ当に生きている人を邪魔してんじゃねぇ!!」
怒りを露わにし、そう叫ぶオリフィスさん。
「凄まじいですね。噂通りの強さだ。ここは一旦引くとしましょうかね」
オリフィスさんは逃げようとする相手に間髪入れずに詰め寄り、地面に背負い投げして押さえ込んだ。
「エレナ!! もう1人の方、頼む!!」
「了解!」
オリフィスさんが1人を押さえ込んで手錠をかけているうちに、おれはさっき蹴り飛ばされたやつの元へ向かい手錠をかけた。
捉えた2人は、軍笛で呼んだ軍の人間に引き渡して、この場を収めた。
「ありがとうございました。お陰様で助かりました」
深々と頭を下げる店主さん。
「いえ、物騒な真似してすみませんでした。壊された家具と商品代はウチが弁償しますので、後日またお伺いさせて頂きます」
店主さんは断っていたが、オリフィスさんはそこを譲らなかった。
この日は、荒らされたお店の片付けをしてから事務所へ戻った。
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翌日。朝一から緊急事態の連絡が事務所に入り、おれたちは全速力で現場へと向かっていた。
「サリアさん!! 自警団フィストです!!」
やってきたのは昨日と同じ、サリア青果店。奥さんが青ざめた表情で、店の扉を開けてくれた。
「娘が、娘が……」
実は朝一、奥さんから事務所に電話があったらしくて、その内容が娘さんが何者かに攫われたという話だった。
「話は聞きました。それで、ご主人はどちらへ?」
「娘を攫った人を追いかけて行きました。今はわかりませんが、あっち方面に向かいました」
オリフィスさんの指示で、おれたちも捜索に出ることにした。
3人とも分かれて捜索し、見つけたり何かあったら軍笛で連絡するように決め事をした。
ちなみに娘さんの名前は"リン"というらしい。まだ6歳だそうだ。
おれはとにかく走り回って、道ゆく人に片っ端から聞きまくった。
看板娘であろうリンちゃんのことは、多くの人が知っていたけど、今日はその姿を見たと言ってくれる人はいなかった。
(くそっ! どこにいるんだ……)
しばらく街を駆け回っていると、店主と巡り会えた。
「リンちゃん、見つかりましたか!?」
「ああ自警団さん。それが見失ってしまって。それからずっと探し回っているんだがなかなか見つからなくて」
「連れ去った奴らの特徴とかわかりますか?」
「黒の覆面に緑色の上下を着ていて、それを2人で同じ格好だったな確か」
2人でそんな格好して誘拐か。攫われたのは朝一といっても7時代だから、まだそんなに人も出歩いてない時間帯だな。
「ありがとうございます。引き続き探し回ってきます!」
店主さんと分かれてすぐのことだった。割と近くから、軍笛による『応援求む』の合図が聞こえてきた。
多分、オリフィスさんかなっちゃんが呼んでいるんだろう。おれは音のなる方へ急いで向かった。
行った先には、オリフィスさんとなっちゃんがいた。
「やり方を変えよう。今おれたちがやっている、この辺を探して回る作業は軍にやらせる。これは、誘拐されてから敵のアジトまでまだ辿りついていない場合を想定しての動きだ。一方おれたちは、既にリンちゃんがどこかへ監禁されていると考えた場合の動きをとる」
「それってつまり……」
「ああ、殴り込みだ」
おれたち自警団は、どうしても拳で解決する方法が性に合うみたい。こんな状況で不謹慎だけど、少し笑みが溢れてしまった。
「ナナは軍への応援手配を頼む。エレナはおれと一緒にアールズ不動産に行こう」
「了解」
二手に分かれて行動を開始した。
◇
オリフィスさんについて行き、やってきたのはアールズ不動産。おれはここを知らなかったけど、こんな大きなビルがあったんだな。
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