17 / 21
16:皆無
しおりを挟む
ユーニは急ぎ足で基地へと戻った。
目的はもちろん、レオパルドに渡したフェノーメノの鞘だ。
……が、しかしユーニの期待に反し、基地にいたのは仕事を終えて戻ってきたリアン達消火隊の面々だけだった。
「ユーニさん!」
「リアン、すまんがレオパルドはどこだ?」
「レオパルドさんですか?」
「ああ、急ぎでな」
「実は僕達も探してんですけど、どこにもいないんですよ」
「おいおい、嘘だろ……」
リアン達がレオパルドを探しているのは、彼が伝言役をやっていたからだ。
治安隊にもいよいよ退避命令が出たという情報が入り、その真偽を確認しようと戻ってきたらしい。
彼らの話では、住民の避難はほぼ完了しているようだ。
確かにユーニもここに来るまでの道中で誰とも会っていない。
「レオパルド……」
レオパルドの机を見ても件の鞘らしきものは見当たらない。
もしかすると頼んだ仕事するために実験室に行っているのかもしれないと思ったユーニは、そこで初めて、自席の上に書類が置かれていることに気が付いた。
それはユーニが頼んだ仕事の結果だった。
横には「少し出かけてくる」と書かれた付箋が張ってある。
……間違いなくレオパルドの字だ。
「レオパルドさんからですか?」
「ああ。すぐに戻って来てくれるといいんだがな」
ユーニは付箋だけを剥がして中身を一瞥すると、逃げるように書類だけをポケットに突っ込んだ。
「おい! <巨人>が城壁まで来たぞ!」
消火隊の一人が歓声とも悲鳴とも取れるような声を上げ、みんな弾かれたように一斉に窓の外へと視線を向けた。
それはちょうど、<巨人>が王都の城壁を蹴り飛ばしたのと同時だった。
「やべぇ……」
消火隊の誰かが呟いた。
この場所は進行方向から外れているから、<巨人>に踏みつぶされる心配はない。
……が、しかしタワーが破壊されてしまえばそんなことは無意味だ。
魔族に侵攻されれば、安全な場所などどこにもなくなる。
一刻早くクレストを止めなければ。
しかしもうレオパルドを探している時間がない。
「ユーニさん! あれ! 誰か来ます!」
リアンはユーニの袖を引っ張ると眼下を指した。
明らかに治安隊ではない一団が建物に入ろうとしている。
その中にはフローラの姿があった。
いつものロングスカートからミドルスカートに履き替え、腰の左右には携行用の小さな剣と銃を一つずつぶら下げている。
フローラがクレストを襲撃する部隊を引き連れてきたのだ。
ここに来た目的は間違いなくフェノーメノの鞘である。
「もう来たのか。早いな」
ユーニは気まずそうな表情でフローラを出迎えた。
「すまん、実は鞘を預けた相手が見つからないんだ」
「予定通りに進んでないのはこっちもよ。それでお願いなんだけど――」
「ユーニさん!」
フローラの後ろから聞き覚えのある声が聞こえてきた。
「アニューゼ?! どうして君までここに?!」
後ろからフローラを追いかけて来たのは、他でもないアニューゼだった。
しかもフローラよりも短いスカートを履いて、きちんと剣と銃まで装備しているではないか。
「おいおいまさか……」
「話は全て聞きました。……私も戦います」
戦闘の際、女性はスカートの内側に暗器やマジックアイテムを忍ばせるのが定番だ。
今までアニューゼとして行動する時はずっとパンツスタイルだったことを踏まえると、本気度が伺える。
「無理を言うな。危険すぎる」
「私も勇者の娘です。多少の心得はあります。それに、父が首謀者となれば……、行かないわけにはいきません」
「……フローラ、ちょっとこっちへ」
ユーニはフローラを引っ張って角へと移動すると、二人で密談の体制になった。
「おい、なんで止めないんだ、流石にこれは聞いてないぞ」
「仕方ないじゃない。父親の不始末は自分がつけるって言って聞かないんだから」
「クレストのことはどこまで知ってる?」
「もう全部よ。賢い子だから、中途半端に隠し切れなかったのよ」
フローラはバツの悪そうな顔で視線をそらした。
ユーニもまた頭を抱えたい気分だった。
「それに、あの子が必要なのも事実なのよ。用意してた部隊をどこかのバカな将軍がラムタラの対応に持っていっちゃったせいで、戦力が全然足りてないの。クレストの居場所はもうわかってるから、人を集められないかしら?」
リアン達消火隊はいったい何事だという顔で遠巻きから見ている。
もっとも、彼らの関心は主にフローラとアニューゼに集中しているようだが。
「人か……。一応確認だが、この際、戦闘のプロでなくてもいいんだよな?」
「敵前逃亡しないならね。あの子に武器を持たせるぐらいだもの、背に腹は代えられないわ」
ユーニとフローラの視線は、揃ってリアン達に注がれていた。
★
ユーニ達から事情を聞いた消火隊の面々の反応は一様に驚愕だった。
何せ組織の下っ端である彼らには碌な情報が共有されていなかったから、この今になってようやく全容を把握できたのだ。
謎の<巨人>が出現して王都は大混乱、みんなが逃げ惑っているぐらいの認識だった彼らの世界はひっくり返った。
しかしそこですぐに首を縦に振るのが、若さの優れたところである。
事態が無事に収束した後の責任問題の心配をしてしまったユーニとは大違いだ。
まあ、単純に美人に弱いと言ってしまえば変わらない気もしてくるのだが。
とにかく、その場でリアン達六人が戦力として加わった。
実戦経験こそないが普段から体を鍛えているし、チームでの活動に慣れているので連携に関する心配は少ない。
ユーニのような中年が増えるよりはよほど良いだろう。
贅沢の言えない現状では最善の結果のように思えた。
とはいえ、全部合わせても人数は二十人に届いていない。
フローラの言う通り、戦力が足りていなかった。
しかしそれでもやるしかないのだ。
「マジックボムは一人最低三つは持って。ピンを抜いて安全レバーを離したら八秒後に爆発するわ。焦って味方のいるところに落とさないこと。他の装備も剣以外は全部魔法式だけど、魔力が無くても使えるから安心して」
フローラが慣れた様子で説明していく。
ユーニも魔力式のショットガンを持った。
実弾式に比べると軽く、射程も長い。
離れた相手には弾の密度が薄くなってしまうが、銃を使い慣れないユーニにはそれより当てることの方が重要だ。
彼女達が乗ってきた馬車の中には、歩兵用の装備こそ十分な数があったが、反対に突破力のある大砲などは一つもなかった。
おそらくは<巨人>用に全部持っていかれたのだろう。
「なあ、クレストの居場所は本当に大丈夫なのか?」
ユーニとしては自分がフェノーメノの鞘を確保できなかった負い目がある。
「大丈夫よ。今から説明するわ」
フローラはクレストが潜伏しているとされている付近の地図を持ってこさせた。
「いい? クレストがいるのはこの山の中にある台地の部分よ。ここは王都を直接確認できる位置にあるわ。つまり逆を言えば――」
「こちらからも見える可能性があるのか」
「ええ。何度かそれらしい部隊を確認したから、クレストがここにいるのは間違いないわ。問題は到達するまでのルートよ。この辺りは切り立った崖が多くて、クレストのいる場所に辿り着くには古い坑道を通るしかないの。当然、向こうも想定してるでしょうね」
フローラが地図上の坑道を指でなぞった。
「うーむ……。この距離だと歩くだけなら数時間ってところだろうが、戦うことも考えると厳しそうだな」
特に中年には、とユーニは内心で付け加えた。
「それが奇妙なんだけど、向こうもそこまで大人数じゃなさそうなのよ」
「山奥とはいえ王都の近くだからな。流石に大部隊で目立つリスクは取れなかったんじゃないか?」
「私は王都での妨害工作に大半を投入したんじゃないかと思ってるの。タワーを壊した後に魔王軍で制圧するなら、混乱は増やしたいはずだもの」
ユーニとフローラが話している間、アニューゼは地図上でクレストがいるとされた場所をジッと見ていた。
「ここにお父様が……」
「アニューゼ、落ち着きなさい。冷静さを欠けば好機を取り逃がすことになるわ。ほら、これでも飲んで」
アニューゼの様子に気付いたフローラがボトルを差し出した。
中身はどうやらハーブティーの類だったらしく、勢い良く飲んだ少女の口元から紫の液体が一滴だけ垂れた。
それでも神妙な顔を崩さない健気なアニューゼに対し、周囲の消火隊の顔は脳みそハッピートリガーかと思うぐらい緩みに緩みまくっている。
彼らの視線は地図ではなく二人の美女にずっと集中していた。
ちなみにアニューゼ派とフローラ派の割合はちょうど半々ぐらいだ。
「敵に見つからないように、このルートを馬車で移動するわ。坑道の中は一本道だけど、三班に分かれて行動よ。」
フローラの説明を聞きながら、ユーニはポケットに入れた紙が横にいるアニューゼに見えないようにと、さりげなく奥に押しやった。
これは彼女にとっても極めて深刻な内容なのだ。
そう、なにせ――。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
被検体 A : クレスト = モース
被検体 B : リリア
両者が親子である可能性 : 99 パーセント
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
……鑑定書にはそう書かれていたのだから。
目的はもちろん、レオパルドに渡したフェノーメノの鞘だ。
……が、しかしユーニの期待に反し、基地にいたのは仕事を終えて戻ってきたリアン達消火隊の面々だけだった。
「ユーニさん!」
「リアン、すまんがレオパルドはどこだ?」
「レオパルドさんですか?」
「ああ、急ぎでな」
「実は僕達も探してんですけど、どこにもいないんですよ」
「おいおい、嘘だろ……」
リアン達がレオパルドを探しているのは、彼が伝言役をやっていたからだ。
治安隊にもいよいよ退避命令が出たという情報が入り、その真偽を確認しようと戻ってきたらしい。
彼らの話では、住民の避難はほぼ完了しているようだ。
確かにユーニもここに来るまでの道中で誰とも会っていない。
「レオパルド……」
レオパルドの机を見ても件の鞘らしきものは見当たらない。
もしかすると頼んだ仕事するために実験室に行っているのかもしれないと思ったユーニは、そこで初めて、自席の上に書類が置かれていることに気が付いた。
それはユーニが頼んだ仕事の結果だった。
横には「少し出かけてくる」と書かれた付箋が張ってある。
……間違いなくレオパルドの字だ。
「レオパルドさんからですか?」
「ああ。すぐに戻って来てくれるといいんだがな」
ユーニは付箋だけを剥がして中身を一瞥すると、逃げるように書類だけをポケットに突っ込んだ。
「おい! <巨人>が城壁まで来たぞ!」
消火隊の一人が歓声とも悲鳴とも取れるような声を上げ、みんな弾かれたように一斉に窓の外へと視線を向けた。
それはちょうど、<巨人>が王都の城壁を蹴り飛ばしたのと同時だった。
「やべぇ……」
消火隊の誰かが呟いた。
この場所は進行方向から外れているから、<巨人>に踏みつぶされる心配はない。
……が、しかしタワーが破壊されてしまえばそんなことは無意味だ。
魔族に侵攻されれば、安全な場所などどこにもなくなる。
一刻早くクレストを止めなければ。
しかしもうレオパルドを探している時間がない。
「ユーニさん! あれ! 誰か来ます!」
リアンはユーニの袖を引っ張ると眼下を指した。
明らかに治安隊ではない一団が建物に入ろうとしている。
その中にはフローラの姿があった。
いつものロングスカートからミドルスカートに履き替え、腰の左右には携行用の小さな剣と銃を一つずつぶら下げている。
フローラがクレストを襲撃する部隊を引き連れてきたのだ。
ここに来た目的は間違いなくフェノーメノの鞘である。
「もう来たのか。早いな」
ユーニは気まずそうな表情でフローラを出迎えた。
「すまん、実は鞘を預けた相手が見つからないんだ」
「予定通りに進んでないのはこっちもよ。それでお願いなんだけど――」
「ユーニさん!」
フローラの後ろから聞き覚えのある声が聞こえてきた。
「アニューゼ?! どうして君までここに?!」
後ろからフローラを追いかけて来たのは、他でもないアニューゼだった。
しかもフローラよりも短いスカートを履いて、きちんと剣と銃まで装備しているではないか。
「おいおいまさか……」
「話は全て聞きました。……私も戦います」
戦闘の際、女性はスカートの内側に暗器やマジックアイテムを忍ばせるのが定番だ。
今までアニューゼとして行動する時はずっとパンツスタイルだったことを踏まえると、本気度が伺える。
「無理を言うな。危険すぎる」
「私も勇者の娘です。多少の心得はあります。それに、父が首謀者となれば……、行かないわけにはいきません」
「……フローラ、ちょっとこっちへ」
ユーニはフローラを引っ張って角へと移動すると、二人で密談の体制になった。
「おい、なんで止めないんだ、流石にこれは聞いてないぞ」
「仕方ないじゃない。父親の不始末は自分がつけるって言って聞かないんだから」
「クレストのことはどこまで知ってる?」
「もう全部よ。賢い子だから、中途半端に隠し切れなかったのよ」
フローラはバツの悪そうな顔で視線をそらした。
ユーニもまた頭を抱えたい気分だった。
「それに、あの子が必要なのも事実なのよ。用意してた部隊をどこかのバカな将軍がラムタラの対応に持っていっちゃったせいで、戦力が全然足りてないの。クレストの居場所はもうわかってるから、人を集められないかしら?」
リアン達消火隊はいったい何事だという顔で遠巻きから見ている。
もっとも、彼らの関心は主にフローラとアニューゼに集中しているようだが。
「人か……。一応確認だが、この際、戦闘のプロでなくてもいいんだよな?」
「敵前逃亡しないならね。あの子に武器を持たせるぐらいだもの、背に腹は代えられないわ」
ユーニとフローラの視線は、揃ってリアン達に注がれていた。
★
ユーニ達から事情を聞いた消火隊の面々の反応は一様に驚愕だった。
何せ組織の下っ端である彼らには碌な情報が共有されていなかったから、この今になってようやく全容を把握できたのだ。
謎の<巨人>が出現して王都は大混乱、みんなが逃げ惑っているぐらいの認識だった彼らの世界はひっくり返った。
しかしそこですぐに首を縦に振るのが、若さの優れたところである。
事態が無事に収束した後の責任問題の心配をしてしまったユーニとは大違いだ。
まあ、単純に美人に弱いと言ってしまえば変わらない気もしてくるのだが。
とにかく、その場でリアン達六人が戦力として加わった。
実戦経験こそないが普段から体を鍛えているし、チームでの活動に慣れているので連携に関する心配は少ない。
ユーニのような中年が増えるよりはよほど良いだろう。
贅沢の言えない現状では最善の結果のように思えた。
とはいえ、全部合わせても人数は二十人に届いていない。
フローラの言う通り、戦力が足りていなかった。
しかしそれでもやるしかないのだ。
「マジックボムは一人最低三つは持って。ピンを抜いて安全レバーを離したら八秒後に爆発するわ。焦って味方のいるところに落とさないこと。他の装備も剣以外は全部魔法式だけど、魔力が無くても使えるから安心して」
フローラが慣れた様子で説明していく。
ユーニも魔力式のショットガンを持った。
実弾式に比べると軽く、射程も長い。
離れた相手には弾の密度が薄くなってしまうが、銃を使い慣れないユーニにはそれより当てることの方が重要だ。
彼女達が乗ってきた馬車の中には、歩兵用の装備こそ十分な数があったが、反対に突破力のある大砲などは一つもなかった。
おそらくは<巨人>用に全部持っていかれたのだろう。
「なあ、クレストの居場所は本当に大丈夫なのか?」
ユーニとしては自分がフェノーメノの鞘を確保できなかった負い目がある。
「大丈夫よ。今から説明するわ」
フローラはクレストが潜伏しているとされている付近の地図を持ってこさせた。
「いい? クレストがいるのはこの山の中にある台地の部分よ。ここは王都を直接確認できる位置にあるわ。つまり逆を言えば――」
「こちらからも見える可能性があるのか」
「ええ。何度かそれらしい部隊を確認したから、クレストがここにいるのは間違いないわ。問題は到達するまでのルートよ。この辺りは切り立った崖が多くて、クレストのいる場所に辿り着くには古い坑道を通るしかないの。当然、向こうも想定してるでしょうね」
フローラが地図上の坑道を指でなぞった。
「うーむ……。この距離だと歩くだけなら数時間ってところだろうが、戦うことも考えると厳しそうだな」
特に中年には、とユーニは内心で付け加えた。
「それが奇妙なんだけど、向こうもそこまで大人数じゃなさそうなのよ」
「山奥とはいえ王都の近くだからな。流石に大部隊で目立つリスクは取れなかったんじゃないか?」
「私は王都での妨害工作に大半を投入したんじゃないかと思ってるの。タワーを壊した後に魔王軍で制圧するなら、混乱は増やしたいはずだもの」
ユーニとフローラが話している間、アニューゼは地図上でクレストがいるとされた場所をジッと見ていた。
「ここにお父様が……」
「アニューゼ、落ち着きなさい。冷静さを欠けば好機を取り逃がすことになるわ。ほら、これでも飲んで」
アニューゼの様子に気付いたフローラがボトルを差し出した。
中身はどうやらハーブティーの類だったらしく、勢い良く飲んだ少女の口元から紫の液体が一滴だけ垂れた。
それでも神妙な顔を崩さない健気なアニューゼに対し、周囲の消火隊の顔は脳みそハッピートリガーかと思うぐらい緩みに緩みまくっている。
彼らの視線は地図ではなく二人の美女にずっと集中していた。
ちなみにアニューゼ派とフローラ派の割合はちょうど半々ぐらいだ。
「敵に見つからないように、このルートを馬車で移動するわ。坑道の中は一本道だけど、三班に分かれて行動よ。」
フローラの説明を聞きながら、ユーニはポケットに入れた紙が横にいるアニューゼに見えないようにと、さりげなく奥に押しやった。
これは彼女にとっても極めて深刻な内容なのだ。
そう、なにせ――。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
被検体 A : クレスト = モース
被検体 B : リリア
両者が親子である可能性 : 99 パーセント
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
……鑑定書にはそう書かれていたのだから。
0
あなたにおすすめの小説
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
勇者パーティーにダンジョンで生贄にされました。これで上位神から押し付けられた、勇者の育成支援から解放される。
克全
ファンタジー
エドゥアルには大嫌いな役目、神与スキル『勇者の育成者』があった。力だけあって知能が低い下級神が、勇者にふさわしくない者に『勇者』スキルを与えてしまったせいで、上級神から与えられてしまったのだ。前世の知識と、それを利用して鍛えた絶大な魔力のあるエドゥアルだったが、神与スキル『勇者の育成者』には逆らえず、嫌々勇者を教育していた。だが、勇者ガブリエルは上級神の想像を絶する愚者だった。事もあろうに、エドゥアルを含む300人もの人間を生贄にして、ダンジョンの階層主を斃そうとした。流石にこのような下劣な行いをしては『勇者』スキルは消滅してしまう。対象となった勇者がいなくなれば『勇者の育成者』スキルも消滅する。自由を手に入れたエドゥアルは好き勝手に生きることにしたのだった。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
病弱少年が怪我した小鳥を偶然テイムして、冒険者ギルドの採取系クエストをやらせていたら、知らないうちにLV99になってました。
もう書かないって言ったよね?
ファンタジー
ベッドで寝たきりだった少年が、ある日、家の外で怪我している青い小鳥『ピーちゃん』を助けたことから二人の大冒険の日々が始まった。
勇者の隣に住んでいただけの村人の話。
カモミール
ファンタジー
とある村に住んでいた英雄にあこがれて勇者を目指すレオという少年がいた。
だが、勇者に選ばれたのはレオの幼馴染である少女ソフィだった。
その事実にレオは打ちのめされ、自堕落な生活を送ることになる。
だがそんなある日、勇者となったソフィが死んだという知らせが届き…?
才能のない村びとである少年が、幼馴染で、好きな人でもあった勇者の少女を救うために勇気を出す物語。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる