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赤ずきんと狼と魔女2
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カランカラン新しいお客さんです。
黒のフードを被ったお客さん、
フードで顔が見えません。
赤ずきんは脅え、狼は匂いで何かを察したようでした。
ですがその中マスターはメニューを
差し出し「お客さん何がいいですか?」
といつもの様に尋ねる。
「わたしゃ柔らかい肉が欲しいね。
そうだね、あの子の肌のような柔らかい肉が…」
それを聞いた椿は厨房の裏へ隠れ
狼は臨戦態勢に、赤ずきんは恐怖で動けません。
ただこの空気を察していないかのように
マスターだけがいつもの様に接します。
「柔らかい肉ですか?どのようにお作りすればいいでしょうか?なんならメニューに無い品でもいいですよ?」
それを聞いた黒フードの客は
「材料をやるから料理してくれないか?」
と言いながらポケットから包丁を出し、
黒のフードを脱ぎ赤ずきんと狼を襲いに行きました。
姿を見ると案の定、昔悪さをして赤ずきんと手を出そうとしていた魔女でした。
「赤ずきん、テメェの肉を食えばわたしゃ若返るのさ!大人しく…」
そんな時魔女の視界は真っ暗に
「なに?停電かい?ったく、使えないね
こんなチャンスなのに、なんてことしてくれるんだい!」
などと喚き散らかしながら包丁を振り回していると、
後ろからコツコツと足音が、暗くて良く見えませんが、その姿を見るにマスターのような人でした、その人の手には
身の丈ほどある大きな鎌が、
するとその人は
「あなた、先程までいた喫茶店の禁止事項を知っていますか?」
「そんなの知らないよ!関係ないね!」
と、乱暴に答える
鎌を持った人は「そうですか…」
一言言うと、魔女のまわりは明るくなり
明るくなった周りを見て仰天、骸骨や人、動物、の死体の山ではありませんか、そんな周りに呆気にとられていると
目の前には鎌を持ったマスターが
「あなたはこのカフェでの約束、禁止事項を破った、さぁ、どんな死に方をしたい?」
そう言われて魔女は笑う
「馬鹿だね、あなたが死んだ終わりだよ!」包丁を振りかざすと
包丁はマスターにあと数センチのところで粉々に砕け散り、マスターに触れた手は肉が腐り骨だけになっていく、
そこでやっと死に直面していると実感したのか「やだ、死にたくない!すまない、」と命乞いを始める。
鎌を喉元へむけられ
魔女は最後
「あんたは何者なんだい?」と聞くと
「カフェを開いている、ただの死神さ」
振り下ろされた時、魔女はカフェの入口に立っていた、
まだ黒のフードを被っており、カフェの中では
椿と赤ずきん、狼が楽しそうに話している。
時間が戻ったのだと、魔女は察した、
そこで流石にまた、中へ入る勇気もなく
自宅へ帰っていった。
マスターは楽しそうに話を聞きながら
ボソリと、
「入ってきたら歓迎してやったのに」
と意味深な言葉をこぼし、
赤ずきんと狼と椿の話をニコニコしながら聞いていた。
黒のフードを被ったお客さん、
フードで顔が見えません。
赤ずきんは脅え、狼は匂いで何かを察したようでした。
ですがその中マスターはメニューを
差し出し「お客さん何がいいですか?」
といつもの様に尋ねる。
「わたしゃ柔らかい肉が欲しいね。
そうだね、あの子の肌のような柔らかい肉が…」
それを聞いた椿は厨房の裏へ隠れ
狼は臨戦態勢に、赤ずきんは恐怖で動けません。
ただこの空気を察していないかのように
マスターだけがいつもの様に接します。
「柔らかい肉ですか?どのようにお作りすればいいでしょうか?なんならメニューに無い品でもいいですよ?」
それを聞いた黒フードの客は
「材料をやるから料理してくれないか?」
と言いながらポケットから包丁を出し、
黒のフードを脱ぎ赤ずきんと狼を襲いに行きました。
姿を見ると案の定、昔悪さをして赤ずきんと手を出そうとしていた魔女でした。
「赤ずきん、テメェの肉を食えばわたしゃ若返るのさ!大人しく…」
そんな時魔女の視界は真っ暗に
「なに?停電かい?ったく、使えないね
こんなチャンスなのに、なんてことしてくれるんだい!」
などと喚き散らかしながら包丁を振り回していると、
後ろからコツコツと足音が、暗くて良く見えませんが、その姿を見るにマスターのような人でした、その人の手には
身の丈ほどある大きな鎌が、
するとその人は
「あなた、先程までいた喫茶店の禁止事項を知っていますか?」
「そんなの知らないよ!関係ないね!」
と、乱暴に答える
鎌を持った人は「そうですか…」
一言言うと、魔女のまわりは明るくなり
明るくなった周りを見て仰天、骸骨や人、動物、の死体の山ではありませんか、そんな周りに呆気にとられていると
目の前には鎌を持ったマスターが
「あなたはこのカフェでの約束、禁止事項を破った、さぁ、どんな死に方をしたい?」
そう言われて魔女は笑う
「馬鹿だね、あなたが死んだ終わりだよ!」包丁を振りかざすと
包丁はマスターにあと数センチのところで粉々に砕け散り、マスターに触れた手は肉が腐り骨だけになっていく、
そこでやっと死に直面していると実感したのか「やだ、死にたくない!すまない、」と命乞いを始める。
鎌を喉元へむけられ
魔女は最後
「あんたは何者なんだい?」と聞くと
「カフェを開いている、ただの死神さ」
振り下ろされた時、魔女はカフェの入口に立っていた、
まだ黒のフードを被っており、カフェの中では
椿と赤ずきん、狼が楽しそうに話している。
時間が戻ったのだと、魔女は察した、
そこで流石にまた、中へ入る勇気もなく
自宅へ帰っていった。
マスターは楽しそうに話を聞きながら
ボソリと、
「入ってきたら歓迎してやったのに」
と意味深な言葉をこぼし、
赤ずきんと狼と椿の話をニコニコしながら聞いていた。
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