海がわらう

新米作家 kk

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旅立ちの先に

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 直樹は中学卒業後、稼業を継いで漁師になった。

 俺はと言うと、やりたい事もなく地元の高校に進んだ。

 相変わらず、お互いの道を進み始めても会う頻度は変わらなかった


 学校も、漁も夕方には終わり
 いつもの公園や、お互いの実家で集まり何も変わらない日常が過ぎていくだけ、

 直樹は朝が早い

 早朝4:00には港を出て漁に向かう

 俺は7:00に目覚め寝癖も直さず登校

 高校3年間の中で日課が一つだけあった

 通っていた高校が高台にあった為、高校から海原が見渡せる

 直樹の船を見つけるのが日課になっていた。

 高校三年時には、校舎の屋上からのんびり眺めている時間が好きだった。

     高校生活もついに終わりを迎えようとしていた。卒業は目前に迫り、校舎には卒業式の準備が進められていた。

 最後の日々を大切に過ごし、友情や思い出を胸に刻んでいた。俺は教室の窓辺に立ち、遠くの海を見つめながら、これまでの日々を振り返った。俺と直樹は少しだけ成長し、変わっていく中で、未来への希望と不安を抱えながら、新たな一歩を踏み出す覚悟を決めていた。

そして俺は、ひょんな事から美容師を目指し上京することになる


第二話  完
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