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第16話 こわくないけど、できない
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「ゆりー!おはようございまーす!」
「…ゆりさん…おはようございます…」
最初は、おはよーという友達感覚でしていた挨拶も、今では丁寧にできるようになっていた。
「は~い、おはようございます!アノーリオンくんもクルゴンくんも、今日も元気そうだね。今日も幼稚園でいっぱい遊びましょう~!」
揺莉は笑顔で2人を園庭で出迎えると、2人もニコニコして足取り軽く、教室へと向かって行った。
(あとは……今日も来ないかな……)
揺莉は園庭の先の、木々の茂る方を見つめる。
ララノアはラエルノアに連れられ早退した日以降、幼稚園には来なくなった。
ストレスにより現れる炎の関係でまだ体調が悪いのかなと心配になり、アノーリオン、クレゴンにララノアはどうしてるか尋ねてみたのだが、2人もララノアの状況が分からなかった。
だが、私が心配しているからと、本当は嫌だろうに2人はララノアの家を訪ねにも行ってくれたが、やはり今回も門前払いをされたらしい。
ララノアの姿を見ることができず、がっかりした様子でその報告をしてきた2人に、揺莉は感謝と申し訳なさで胸が張り裂けそうだった。
(ルーミルさんも、まだだめかな…)
以前、ララノアからルーミルがよく家に来るというような話を聞いていたため、ルーミルならララノアの現状を知っているかもと尋ねてみたのだが、ルーミルも知ることができていなかった。
というのも、どうやら、ララノアの件について揺莉と少々口論じみたことになった際に、ルーミルが揺莉の味方になったことがラエルノアの怒りをかったらしく、あの日以降、ララノアとラエルノアの両方に全く会えていないらしい。
(なんか、私のせいで皆んなとばっちり受けてる気がして、申し訳なくなってくる…)
揺莉は、またも思わずはぁ~…と溜め息をつき、その後すぐに姿勢をただし、頰をペチペチとたたく。
「だめだめ!ため息ばっかりついてたら、幸せが逃げちゃう!前向きに~前向きに!」
揺莉は寂しかったが、今日もララノアは来ないだろうと判断し、ゆっくりと園庭の門を閉めた。
◇◇
幼稚園での朝の挨拶などが終わったあと、揺莉は席に座っているアノーリオンとクルゴンの前に立ち、元気よく今日やることを伝える。
「はーい!では、今日は予定通り3階のホールで運動遊びをしようと思いまーす!昨日言いましたが、今日は動きやすい服装で来てますか~?」
「はーい!きてまーす!」
「…はい…」
「はーい!そしたら、ホールに向かいますよ~!」
3階はワンフロアがホールになっており、広々としていて、子供達は思いっきり動き回れるようになっていた。
「わ!これなんだー?白いのがひいてある!」
「…これを使って運動するのですか…」
ホールに敷いてある白い分厚いマットに、アノーリオンもクルゴンも興味津々で、すぐに近寄りマットに触ったり寝転がったり、ジャンプしたりと楽しそうだ。
「うわっ、これ思ったより固いね!」
上でジャンプしていたアノーリオンが、目を丸くして揺莉を見る。
「そうなの。これから、このマットの上で回ったりして、遊ぼうかなって思います。ただ、遊ぶといっても、怪我をしないように気をつけてやらなければいけません。なので、決してふざけすぎないようにしましょう!」
「はーい!でも、俺ら怪我なら、自分で魔法でなおせるよ!」
「…アノーリオン…治せるからって、怪我をしていいわけじゃないだろ…」
「そうです!怪我をしないようにするのも、大切なことですよ。はい、では、まずはこのマットの前に1人ずつ立って、横にコロコロと回りましょう~。まずは、私が見本を見せま~す!」
揺莉は縦長のマットに対して横になると、手を上に上げてコロコロっと回りマットの最後までいく。
「こんな感じです」
「えー楽しそー!やるやるー!」
「…できるかな…」
アノーリオンが真っ先にマットの前に来て、揺莉と同じようにコロコロと素早く回っていく。
「おぉ~!上手!いいよ~!じゃあ、また列に戻ってまたやってみよう!はい、じゃあ、次クルゴンくん、いってみよう!」
揺莉が褒めると、アノーリオンは嬉しそうにピョンピョン跳ねてクルゴンの後ろに並ぶ。
クルゴンはというと、緊張の面持ちでマットの前に立ち、ゆっくりとマットの上に寝そべる体勢をとる。
「…こう…でいいんでしたっけ…」
自身が無さそうなクルゴンは、不安そうに揺莉の顔を見る。
「うん、いいんだよ、そしたら横にコロコロ~って…うん、そう!それでいいよ~!うん、上手!」
不安そうだったが、最後まで回ったクルゴンは、起き上がりホッとした表情をする。
何回かこれを繰り返した後、次はマットでの前転を教えることにした揺莉。
「はい、じゃあ次はさっきよりも少し難しくなります。今から私がやることを見ててね」
揺莉がマットの上で前転を見せると、2人はおぉーと驚いた顔をする。
「これを今からやります…って、やってから言うのもなんだけれど、2人は訓練とかでこういうこと、したことないの?この、前転ていうか、前回りというか…」
「んー、やったこと、ない!」
「ほら、でもこの前のサークが暴走したとき、皆んなサークの攻撃を俊敏に避けてたじゃない?だから、攻撃の避け方として、訓練で習うのかなって思ったんだけど…」
「…エルフ族は昔から…プライドが高いので…攻撃を避けるときも…なるべくは魔法でとか…なので…お尻を他のエルフに見せるような避け方は…」
「なるほど、しないね」
クルゴンの説明に、揺莉はいやに納得してしまった。
「よし!やったことがないなら、教え甲斐があるわ!私が支えるから、ゆっくりと回ってみましょう」
揺莉が話終わるか終わらないかのうちに、アノーリオンはマットの前に到着し、ピッと真っ直ぐに立っていた。
顔はマットを見ながら、ワクワクと待ち切れない様子だ。
「おぉー、やる気があっていいねぇ~!でも、もう少し力を抜いて。そうそう、そしたらマットに手をつけて背中を丸めて…そうそう、いいよ~!そしたら、次は頭をマットにつけて、あとは…」
揺莉はアノーリオンの体を両手で支えながら、前に回るのを手伝う。
が、半分回ったところで、横にコテンと倒れてしまった。
アノーリオン、ララノア、クルゴンの中では、アノーリオンが1番運動神経が良いと思っていた揺莉は、この結果は意外だった。
「大丈夫だよ、途中まで上手くいってたよ!もう一回チャレンジしてみよっか!」
ゆっくりと起き上がるアノーリオンの背中に向かって、揺莉は元気よく声をかける。
アノーリオンは無言で頷くと、マットの前にしゃがみ手をついて前転する体勢をとる———が、急にピタッと止まったと思ったら、すくっと立ち上がってしまった。
「おっ、どうしたの?」
揺莉が驚いてアノーリオンの顔を見上げると、アノーリオンは顔を上に向け、その後難しい顔をしてマットを見つめた。
「できない」
「えぇっ。まだ回ってもないじゃない?さっき、怖かった?」
「ううん、別にこわくない」
「それじゃあ…あ、もしかして、さっき教えてくれたエルフ族のプライドの問題…かな?」
「ううん、べつにそういうんじゃないよ」
「じゃあ、もう一度チャレンジしてみようよ。私がちゃんと支えてあげるし、ね?」
「クルゴンがやっていいよ」
「うーん。分かった!じゃあ、クルゴンくん、やってみよう!」
揺莉は、アノーリオンに教えたのと同じようにクルゴンに指導する。
最初こそアノーリオンと同様に真っ直ぐ回れなかったクルゴンだったが、揺莉の話をよく聞き一緒に練習することで、10分もたたないうちに、揺莉の介助なしに1人でサッと前転できるようになっていた。
「クルゴンくん、すごい!もうできるようになったね~!さすが、エルフ族は習得能力も高いのかな?!」
揺莉が手を叩いて褒めると、クルゴンは嬉しそうにはにかんだ。
「アノーリオンくんも、もう一回やってみようよ!アノーリオンくんなら、絶対できるよ!」
「…ううん、やらない」
かたくなに拒否をするアノーリオン。
(これは、このままゴリ押ししても、もっと嫌になっちゃいそうだし…違うことをして気分転換でもするか!)
揺莉は、3人でもできそうな遊びを考える。
「そっか。そしたら、違う遊びしよっか!そうだな~だるまさんが転んだ、っていうゲームをしよう!まずは、ルール説明ね…」
「…ゆりさん…おはようございます…」
最初は、おはよーという友達感覚でしていた挨拶も、今では丁寧にできるようになっていた。
「は~い、おはようございます!アノーリオンくんもクルゴンくんも、今日も元気そうだね。今日も幼稚園でいっぱい遊びましょう~!」
揺莉は笑顔で2人を園庭で出迎えると、2人もニコニコして足取り軽く、教室へと向かって行った。
(あとは……今日も来ないかな……)
揺莉は園庭の先の、木々の茂る方を見つめる。
ララノアはラエルノアに連れられ早退した日以降、幼稚園には来なくなった。
ストレスにより現れる炎の関係でまだ体調が悪いのかなと心配になり、アノーリオン、クレゴンにララノアはどうしてるか尋ねてみたのだが、2人もララノアの状況が分からなかった。
だが、私が心配しているからと、本当は嫌だろうに2人はララノアの家を訪ねにも行ってくれたが、やはり今回も門前払いをされたらしい。
ララノアの姿を見ることができず、がっかりした様子でその報告をしてきた2人に、揺莉は感謝と申し訳なさで胸が張り裂けそうだった。
(ルーミルさんも、まだだめかな…)
以前、ララノアからルーミルがよく家に来るというような話を聞いていたため、ルーミルならララノアの現状を知っているかもと尋ねてみたのだが、ルーミルも知ることができていなかった。
というのも、どうやら、ララノアの件について揺莉と少々口論じみたことになった際に、ルーミルが揺莉の味方になったことがラエルノアの怒りをかったらしく、あの日以降、ララノアとラエルノアの両方に全く会えていないらしい。
(なんか、私のせいで皆んなとばっちり受けてる気がして、申し訳なくなってくる…)
揺莉は、またも思わずはぁ~…と溜め息をつき、その後すぐに姿勢をただし、頰をペチペチとたたく。
「だめだめ!ため息ばっかりついてたら、幸せが逃げちゃう!前向きに~前向きに!」
揺莉は寂しかったが、今日もララノアは来ないだろうと判断し、ゆっくりと園庭の門を閉めた。
◇◇
幼稚園での朝の挨拶などが終わったあと、揺莉は席に座っているアノーリオンとクルゴンの前に立ち、元気よく今日やることを伝える。
「はーい!では、今日は予定通り3階のホールで運動遊びをしようと思いまーす!昨日言いましたが、今日は動きやすい服装で来てますか~?」
「はーい!きてまーす!」
「…はい…」
「はーい!そしたら、ホールに向かいますよ~!」
3階はワンフロアがホールになっており、広々としていて、子供達は思いっきり動き回れるようになっていた。
「わ!これなんだー?白いのがひいてある!」
「…これを使って運動するのですか…」
ホールに敷いてある白い分厚いマットに、アノーリオンもクルゴンも興味津々で、すぐに近寄りマットに触ったり寝転がったり、ジャンプしたりと楽しそうだ。
「うわっ、これ思ったより固いね!」
上でジャンプしていたアノーリオンが、目を丸くして揺莉を見る。
「そうなの。これから、このマットの上で回ったりして、遊ぼうかなって思います。ただ、遊ぶといっても、怪我をしないように気をつけてやらなければいけません。なので、決してふざけすぎないようにしましょう!」
「はーい!でも、俺ら怪我なら、自分で魔法でなおせるよ!」
「…アノーリオン…治せるからって、怪我をしていいわけじゃないだろ…」
「そうです!怪我をしないようにするのも、大切なことですよ。はい、では、まずはこのマットの前に1人ずつ立って、横にコロコロと回りましょう~。まずは、私が見本を見せま~す!」
揺莉は縦長のマットに対して横になると、手を上に上げてコロコロっと回りマットの最後までいく。
「こんな感じです」
「えー楽しそー!やるやるー!」
「…できるかな…」
アノーリオンが真っ先にマットの前に来て、揺莉と同じようにコロコロと素早く回っていく。
「おぉ~!上手!いいよ~!じゃあ、また列に戻ってまたやってみよう!はい、じゃあ、次クルゴンくん、いってみよう!」
揺莉が褒めると、アノーリオンは嬉しそうにピョンピョン跳ねてクルゴンの後ろに並ぶ。
クルゴンはというと、緊張の面持ちでマットの前に立ち、ゆっくりとマットの上に寝そべる体勢をとる。
「…こう…でいいんでしたっけ…」
自身が無さそうなクルゴンは、不安そうに揺莉の顔を見る。
「うん、いいんだよ、そしたら横にコロコロ~って…うん、そう!それでいいよ~!うん、上手!」
不安そうだったが、最後まで回ったクルゴンは、起き上がりホッとした表情をする。
何回かこれを繰り返した後、次はマットでの前転を教えることにした揺莉。
「はい、じゃあ次はさっきよりも少し難しくなります。今から私がやることを見ててね」
揺莉がマットの上で前転を見せると、2人はおぉーと驚いた顔をする。
「これを今からやります…って、やってから言うのもなんだけれど、2人は訓練とかでこういうこと、したことないの?この、前転ていうか、前回りというか…」
「んー、やったこと、ない!」
「ほら、でもこの前のサークが暴走したとき、皆んなサークの攻撃を俊敏に避けてたじゃない?だから、攻撃の避け方として、訓練で習うのかなって思ったんだけど…」
「…エルフ族は昔から…プライドが高いので…攻撃を避けるときも…なるべくは魔法でとか…なので…お尻を他のエルフに見せるような避け方は…」
「なるほど、しないね」
クルゴンの説明に、揺莉はいやに納得してしまった。
「よし!やったことがないなら、教え甲斐があるわ!私が支えるから、ゆっくりと回ってみましょう」
揺莉が話終わるか終わらないかのうちに、アノーリオンはマットの前に到着し、ピッと真っ直ぐに立っていた。
顔はマットを見ながら、ワクワクと待ち切れない様子だ。
「おぉー、やる気があっていいねぇ~!でも、もう少し力を抜いて。そうそう、そしたらマットに手をつけて背中を丸めて…そうそう、いいよ~!そしたら、次は頭をマットにつけて、あとは…」
揺莉はアノーリオンの体を両手で支えながら、前に回るのを手伝う。
が、半分回ったところで、横にコテンと倒れてしまった。
アノーリオン、ララノア、クルゴンの中では、アノーリオンが1番運動神経が良いと思っていた揺莉は、この結果は意外だった。
「大丈夫だよ、途中まで上手くいってたよ!もう一回チャレンジしてみよっか!」
ゆっくりと起き上がるアノーリオンの背中に向かって、揺莉は元気よく声をかける。
アノーリオンは無言で頷くと、マットの前にしゃがみ手をついて前転する体勢をとる———が、急にピタッと止まったと思ったら、すくっと立ち上がってしまった。
「おっ、どうしたの?」
揺莉が驚いてアノーリオンの顔を見上げると、アノーリオンは顔を上に向け、その後難しい顔をしてマットを見つめた。
「できない」
「えぇっ。まだ回ってもないじゃない?さっき、怖かった?」
「ううん、別にこわくない」
「それじゃあ…あ、もしかして、さっき教えてくれたエルフ族のプライドの問題…かな?」
「ううん、べつにそういうんじゃないよ」
「じゃあ、もう一度チャレンジしてみようよ。私がちゃんと支えてあげるし、ね?」
「クルゴンがやっていいよ」
「うーん。分かった!じゃあ、クルゴンくん、やってみよう!」
揺莉は、アノーリオンに教えたのと同じようにクルゴンに指導する。
最初こそアノーリオンと同様に真っ直ぐ回れなかったクルゴンだったが、揺莉の話をよく聞き一緒に練習することで、10分もたたないうちに、揺莉の介助なしに1人でサッと前転できるようになっていた。
「クルゴンくん、すごい!もうできるようになったね~!さすが、エルフ族は習得能力も高いのかな?!」
揺莉が手を叩いて褒めると、クルゴンは嬉しそうにはにかんだ。
「アノーリオンくんも、もう一回やってみようよ!アノーリオンくんなら、絶対できるよ!」
「…ううん、やらない」
かたくなに拒否をするアノーリオン。
(これは、このままゴリ押ししても、もっと嫌になっちゃいそうだし…違うことをして気分転換でもするか!)
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