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第15話 出る杭は打たれる
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「ハイエルフ?普通のエルフ族と何か違うの?」
揺莉が聞き返すと、クルゴンは恥ずかしそうに肩をすくめる。
「…そんなに…変わらないよ…」
「ええっ、違うだろー。俺の父さんもだけど、大人のエルフは、みんなクルゴンのこと、すごいって褒めるよ!…俺なんて…父さんにクルゴンを見習えってよく言われるし…」
「…なんか…ごめん…」
「別に、クルゴンがあやまることじゃないよ!」
(ハイエルフは、他のエルフ族より優秀なのかな?)
揺莉はアノーリオンとクルゴンのやり取りを聞きながらそう考えていると、アノーリオンが呟く。
「俺も、ハイエルフに生まれたかったなー。そしたらさ、皆んなができないことをしたりしてさ!俺も、エルフ族の皆んなに認めてもらいたいなー」
アノーリオンが腕を頭の後ろに組み椅子に寄りかかると、クルゴンは机の上に乗せた両拳をギュッと力強く握る。
「…他のエルフより能力がある…って言われてるけど……ハイエルフだって…いいことばかりじゃないんだよ…」
「なんだよ、優秀で最初から何でもできて、いいじゃんか」
羨ましがるアノーリオンの言葉に、クルゴンは苦い表情をして、机の上に視線を落とす。
「…だって…なんか…皆んな口では優秀って言うけれど…裏では…色々言ってるの…普通とは違うよねって…言ってるの分かってるし…」
「それは、大人のあれだから気にすんなよ!あれ、なんだっけ、えーっと…そうだ!ジュラシー!」
「…それを言うなら…ジェラシーだよ…」
「あ、それそれ!」
アノーリオンがニカッと元気いっぱいな顔で笑うと、クルゴンも相変わらずだなぁ、といった風に笑う。
「それじゃあ、私はここで」
そう言って教室を出ていくルーミルも、普段とは違って柔らかい表情で、揺莉はそんなルーミルの顔を見るのは初めてだった。
(アノーリオンくんと、クルゴンくんのおかげかな?本当に子供の力って凄いな…そう、私も元の世界でよく……あれ…元の世界で、なんだっけ…?)
揺莉は、何か思い出そうとしたのだが、思い出せなくて考え込む。
「ゆりー、お昼ご飯食べ終わったよー!」
アノーリオンに声をかけられてハッと我に返った揺莉は、アノーリオンの席へと近寄っていく。
◇◇◇◇
帰りの時間になり、アノーリオンとクルゴンは支度を始める。最近は、幼稚園らしくするために、各々かばんと水筒を持ってきてもらっている。
「あ、どうしよう、ララノアさんのかばんと水筒、ラエルノアさんに持たせるの忘れちゃったわ」
揺莉はロッカーにかけてあるララノアのかばんと水筒を取り出し、途方にくれる。
「…どうしよう、また幼稚園に来るまで置きっぱなしにしてもいいけど、もし渡せるなら渡した方がいいかな……アノーリオンくんか、クルゴンくん、ララノアさんのお家知ってる?」
アノーリオンとクルゴンは互いに顔を見合わせ、うーんといった悩ましい表情をし首を傾げる。
「あっ、いいんだよ、別に強制したいわけじゃないから。あっ、ルーミルさんまだ帰ってないかな、そしたらルーミルさんに頼めばいいか…」
揺莉がそう言うと、アノーリオンとクルゴンが目配せする。
「俺たち、ララノアの家は知ってるんだけど、入れないんだ」
「入れない?」
「うん。ララノアのお母さん、さっき見たでしょ?きびしいんだー。俺もクルゴンも中に入れてもらえたことないし、約束しないで行くと嫌な顔されるんだよねー」
「…アノーリオンなんて…まだいい方だよ…僕なんてハイエルフなのもあってか…冷たい目で僕の行動をずーっと見てて…嫌になるよ…」
「あー、ララノアのお母さん、クルゴンにヤキモチ焼いてるところあるよなー」
「…ヤキモチっていうより…僕のこと嫌いなんだと思うよ…」
クルゴンは、自分のかばんの両肩紐を手で掴み、暗い表情になる。
揺莉はクルゴンの前にしゃがむと、クルゴンの顔を下から見上げる。
「なぜ、ラエルノアさんに嫌われてると思うの?」
「…ララノアのお母さんは…熱心なんだ…魔法とか教育とか…ララノアが言ってた…1番優秀なエルフになって…皆んなを引き連れていくエルフになりなさいって…ママに言われるって…僕は今のララノアよりできること多いから…僕に近くにいて欲しくないみたいで…僕のこと嫌いみたい…」
「そっかあ……」
(ラエルノアさん、ララノアさんとクルゴンくんを比べちゃってるんだな)
ラエルノアの気持ちも分からなくもないが、ラエルノアの態度と考えがララノアとクルゴン2人を苦しめていて、それがどうにも悲しく思えた。
「うん、クルゴンくんも、言いにくいことを話してくれてありがとう。ララノアさんのかばんと水筒は、次にララノアさんが登園してくるまで、私が預かっておくことにするね。アノーリオンくんも、色々教えてくれてありがとう」
しんみりした空気を変えようと、揺莉は元気よく言いアノーリオンとクルゴンと3人で帰りの挨拶を始める。
アノーリオンとクルゴンを帰したあと、揺莉は伸びをして肩に手を当て、肩をぐるぐると回す。
「なんだか、今日は色々あったなぁ~…」
1人教室で腕を回しストレッチをしていると、園庭からやってきたサークがベランダでヒョコっと顔を出した。
「おぉ~サーク~。お疲れさまぁ」
揺莉はベランダに行くと、サークの頭を撫でる。
「今日は、なんか久々に疲れちゃったよ~…サークも、お昼ご飯あげるの遅くなっちゃってごめんね~。いっぱい食べられたぁ?」
サークは体を撫でる揺莉の手に甘えるかのように、自ら身を擦り付けてくる。
揺莉はそんなサークの様子に和み、サークを思いっきり撫で回しながらも、ララノアのロッカーをチラッと見る。
「…ララノアさん、明日来てくれるといいねぇ…サークのこと、誰よりも気に入ってたから、今日お当番さんできなくて、がっかりしてると思うんだぁ…」
サークはじっと揺莉の顔を見つめ、まるで揺莉を励ますかのように、舌でペロッと揺莉の手を舐めた。
「あはっ、可愛い~。ありがとね~サーク。私の話をよく聞いてくれるのは、子供達3人とサークだけだよ~…」
揺莉は教室とベランダの間のサッシに膝を抱えて座り、前に広がる赤く染まりかけている空を見つめる。
「子供達とだけ、幼稚園で関わってればいいと思ってたけど…やっぱりへこんだときは、誰か大人に話をしたいし、話を聞いてもらいたいなぁ~……でも、やっぱり大人のエルフは、なーんか皆んな一癖あって、関わるのは面倒くさいしなぁ…」
揺莉は頭をクシャクシャっとかき、はぁ~…と溜め息をつく。
「考えてても、何も解決しないや…後片付けと戸締りをして、早く帰って寝よう」
揺莉は大きく深呼吸をすると、気合を入れて立ち上がりホウキを取り出し床の掃除を始めた。
揺莉が聞き返すと、クルゴンは恥ずかしそうに肩をすくめる。
「…そんなに…変わらないよ…」
「ええっ、違うだろー。俺の父さんもだけど、大人のエルフは、みんなクルゴンのこと、すごいって褒めるよ!…俺なんて…父さんにクルゴンを見習えってよく言われるし…」
「…なんか…ごめん…」
「別に、クルゴンがあやまることじゃないよ!」
(ハイエルフは、他のエルフ族より優秀なのかな?)
揺莉はアノーリオンとクルゴンのやり取りを聞きながらそう考えていると、アノーリオンが呟く。
「俺も、ハイエルフに生まれたかったなー。そしたらさ、皆んなができないことをしたりしてさ!俺も、エルフ族の皆んなに認めてもらいたいなー」
アノーリオンが腕を頭の後ろに組み椅子に寄りかかると、クルゴンは机の上に乗せた両拳をギュッと力強く握る。
「…他のエルフより能力がある…って言われてるけど……ハイエルフだって…いいことばかりじゃないんだよ…」
「なんだよ、優秀で最初から何でもできて、いいじゃんか」
羨ましがるアノーリオンの言葉に、クルゴンは苦い表情をして、机の上に視線を落とす。
「…だって…なんか…皆んな口では優秀って言うけれど…裏では…色々言ってるの…普通とは違うよねって…言ってるの分かってるし…」
「それは、大人のあれだから気にすんなよ!あれ、なんだっけ、えーっと…そうだ!ジュラシー!」
「…それを言うなら…ジェラシーだよ…」
「あ、それそれ!」
アノーリオンがニカッと元気いっぱいな顔で笑うと、クルゴンも相変わらずだなぁ、といった風に笑う。
「それじゃあ、私はここで」
そう言って教室を出ていくルーミルも、普段とは違って柔らかい表情で、揺莉はそんなルーミルの顔を見るのは初めてだった。
(アノーリオンくんと、クルゴンくんのおかげかな?本当に子供の力って凄いな…そう、私も元の世界でよく……あれ…元の世界で、なんだっけ…?)
揺莉は、何か思い出そうとしたのだが、思い出せなくて考え込む。
「ゆりー、お昼ご飯食べ終わったよー!」
アノーリオンに声をかけられてハッと我に返った揺莉は、アノーリオンの席へと近寄っていく。
◇◇◇◇
帰りの時間になり、アノーリオンとクルゴンは支度を始める。最近は、幼稚園らしくするために、各々かばんと水筒を持ってきてもらっている。
「あ、どうしよう、ララノアさんのかばんと水筒、ラエルノアさんに持たせるの忘れちゃったわ」
揺莉はロッカーにかけてあるララノアのかばんと水筒を取り出し、途方にくれる。
「…どうしよう、また幼稚園に来るまで置きっぱなしにしてもいいけど、もし渡せるなら渡した方がいいかな……アノーリオンくんか、クルゴンくん、ララノアさんのお家知ってる?」
アノーリオンとクルゴンは互いに顔を見合わせ、うーんといった悩ましい表情をし首を傾げる。
「あっ、いいんだよ、別に強制したいわけじゃないから。あっ、ルーミルさんまだ帰ってないかな、そしたらルーミルさんに頼めばいいか…」
揺莉がそう言うと、アノーリオンとクルゴンが目配せする。
「俺たち、ララノアの家は知ってるんだけど、入れないんだ」
「入れない?」
「うん。ララノアのお母さん、さっき見たでしょ?きびしいんだー。俺もクルゴンも中に入れてもらえたことないし、約束しないで行くと嫌な顔されるんだよねー」
「…アノーリオンなんて…まだいい方だよ…僕なんてハイエルフなのもあってか…冷たい目で僕の行動をずーっと見てて…嫌になるよ…」
「あー、ララノアのお母さん、クルゴンにヤキモチ焼いてるところあるよなー」
「…ヤキモチっていうより…僕のこと嫌いなんだと思うよ…」
クルゴンは、自分のかばんの両肩紐を手で掴み、暗い表情になる。
揺莉はクルゴンの前にしゃがむと、クルゴンの顔を下から見上げる。
「なぜ、ラエルノアさんに嫌われてると思うの?」
「…ララノアのお母さんは…熱心なんだ…魔法とか教育とか…ララノアが言ってた…1番優秀なエルフになって…皆んなを引き連れていくエルフになりなさいって…ママに言われるって…僕は今のララノアよりできること多いから…僕に近くにいて欲しくないみたいで…僕のこと嫌いみたい…」
「そっかあ……」
(ラエルノアさん、ララノアさんとクルゴンくんを比べちゃってるんだな)
ラエルノアの気持ちも分からなくもないが、ラエルノアの態度と考えがララノアとクルゴン2人を苦しめていて、それがどうにも悲しく思えた。
「うん、クルゴンくんも、言いにくいことを話してくれてありがとう。ララノアさんのかばんと水筒は、次にララノアさんが登園してくるまで、私が預かっておくことにするね。アノーリオンくんも、色々教えてくれてありがとう」
しんみりした空気を変えようと、揺莉は元気よく言いアノーリオンとクルゴンと3人で帰りの挨拶を始める。
アノーリオンとクルゴンを帰したあと、揺莉は伸びをして肩に手を当て、肩をぐるぐると回す。
「なんだか、今日は色々あったなぁ~…」
1人教室で腕を回しストレッチをしていると、園庭からやってきたサークがベランダでヒョコっと顔を出した。
「おぉ~サーク~。お疲れさまぁ」
揺莉はベランダに行くと、サークの頭を撫でる。
「今日は、なんか久々に疲れちゃったよ~…サークも、お昼ご飯あげるの遅くなっちゃってごめんね~。いっぱい食べられたぁ?」
サークは体を撫でる揺莉の手に甘えるかのように、自ら身を擦り付けてくる。
揺莉はそんなサークの様子に和み、サークを思いっきり撫で回しながらも、ララノアのロッカーをチラッと見る。
「…ララノアさん、明日来てくれるといいねぇ…サークのこと、誰よりも気に入ってたから、今日お当番さんできなくて、がっかりしてると思うんだぁ…」
サークはじっと揺莉の顔を見つめ、まるで揺莉を励ますかのように、舌でペロッと揺莉の手を舐めた。
「あはっ、可愛い~。ありがとね~サーク。私の話をよく聞いてくれるのは、子供達3人とサークだけだよ~…」
揺莉は教室とベランダの間のサッシに膝を抱えて座り、前に広がる赤く染まりかけている空を見つめる。
「子供達とだけ、幼稚園で関わってればいいと思ってたけど…やっぱりへこんだときは、誰か大人に話をしたいし、話を聞いてもらいたいなぁ~……でも、やっぱり大人のエルフは、なーんか皆んな一癖あって、関わるのは面倒くさいしなぁ…」
揺莉は頭をクシャクシャっとかき、はぁ~…と溜め息をつく。
「考えてても、何も解決しないや…後片付けと戸締りをして、早く帰って寝よう」
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