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第一章
第一章⑨
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村は、焼け落ちてしまっていた。正確には、居住用家屋の大半へ延焼し、その半数が半壊以上に損壊していたため、村としての機能を発揮できない状態に陥ってしまっていたのだ。ただ、怪我人は発生したものの、一人も死者が出なかったのは幸運だったと言えよう。そんな被害の全容が判明すると同時に、長く降り続いていた雨も上がった。
「村を焼き尽くした黒いドラゴンの……討伐依頼を必ずギルドに伝えてくれ。そして、奴が討たれたら、必ず報告するようにとも伝えてくれ。必ず」
消火活動に明け暮れていたのだろう。体中が煤にまみれた村長は、血走った目で僕たちに無念を訴えた。
「善処します。早急に、カタニアのギルドへ報告しますので」
アリシアは村長へそう伝えると、踵を返して僕のもとへ戻ってきた。
「どうにもならなかった。最善は尽くしたよ」
何の慰めにもならないことはわかっていたけど、それでも、それ以外にアリシアへかけられる言葉が思い浮かばなかった。
僕たちが村にたどり着いたころには、ドラゴンは既に飛び去った後で、遠ざかる姿を遠巻きに眺めることしかできなかったのだ。だから、その後に人々を救助することしかできなかった。僕ですら力不足を痛感したのに、責任感が強そうなアリシアは、もっともっと、思うところがあったはずだ。
「決まっていなかった、具体的な旅の目的。それがひとつ、決まりました」
僕の目は見ずに、アリシアはもと来た道を引き返し始めた。
「カタニアの街へ、急ぎましょう」
僕は、そんな強がる背中を無言で追うことしかできなかった。
ーーーーーーーーー
「詳細は分かりませんが、最近、人間がドラゴンに襲われる事象が増えていると聞きます」
僕たちはイブレ村を出た後、しばらく無言で歩き、そして不意にアリシアが口を開いた。
「本来、人間はドラゴンと不可侵条約を結んでおり、おいそれとお互いに危害を加えることはできません。しかし、今回の様な、条約を破るような出来事が実際に起きています。この国で、何かが変わろうとしているのかもしれません」
「条約って……ドラゴンにも知恵があって、お堅い付き合いをしていたんだな」
僕の思うドラゴンは、怪物だったり、話の通じないモンスターだったりと、どちらかと言えば人間と敵対しているイメージだったので、少し意外だった。
「かつては、人間とドラゴンとの争いを、条約を締結することで収拾したのです。ただ、そもそもドラゴンの力を持ってすれば、人間なんて束になっても敵わないのでしょうけど」
問題の大きさを再確認してしまったのか、アリシアは再度俯いた。先程の村も一方的に蹂躙されており、やはりドラゴンは"強者"なのだ。
僕もまた一つ思案した。ドラゴンの襲撃事件と、僕がこの世界へ来た理由は、全く無関係とは思えなかったのだ。いつか聞こえた『この世界を救って』という声が、『ドラゴンの事件を解決して』と言う事だとしたら――
まだ全容も知らないのに関連を決めつけるのは早計だが、関わりがあるのかも知れない。情報は収集しておいた方が良いだろう。
個人的には前向きな情報を手に入れることができたものの、相変わらずアリシアが俯いているので、少し話題を変えることにした。この道中でアリシアに聞いておきたいことは沢山あるのだ。
「そういえば、魔法のこと、聞いてもいい?」
僕のことばを聞いて、アリシアの表情が明るくなった。今のところ僕は、『火』系の魔法が使えそうということしかわからない。それを試す時間は昨日からあったものの、木造の屋内で火を生成するには勇気が必要で、シスターに見せた以降は何もできていないのだ。
「魔法の話でしたら任せてください。まず魔法の基本属性は、『火』『水』『土』『風』の四種類です。また、使える人はまれですが、これ以外に特殊属性なるものもあります。そして、魔法は意志さえあれば誰でも使うことができます。人間でも、魔物でも、ドラゴンでも。また、生まれたときから生物は魔法を使役できます。しかし、個体ごとに魔法の属性や威力は生涯変わりません。魔法の強さは、鍛錬では変わらず、その個体に依存して決まっているのです。そして、その強さは『スキルレベル』なるもので数値化されまして――」
「アリシア、ありがとう。でも一旦区切らせてほしい……情報が多くて混乱しそうだよ。ちなみにアリシアはどの魔法を使えるの?」
そう聞くと、アリシアは立ち止まって「では、お見せしますね」と言った。どうやら実践で紹介してくれるらしい。
「それでは、放ちます。水硬剣」
そう言うと、アリシアの手には、とぷとぷと波打った水が伸びるように現れ、剣のような形状に具現化された。まるで、さざ波がそのまま半固体化したような、見た目ほど強そうではない水の剣だった。僕は、どういう原理なのか気になり、無意識に触れようと手を伸ばした。
「触らないでください!死にます!」
唐突にアリシアが叫ぶ。突然の死の宣告に、僕は身じろぎ一つできずーー体が硬直した。
「触れるとしぶきが散って、傷口から炸裂します。見た目以上に危険だと思います」
「わ、わかった……気を付ける」
「あの、外大陸は魔法がないのでしょうか」
「まあ、概念自体は存在すると言うか。見たのは初めてなんだ。理解は速いと思う」
アリシアは怪訝な表情をしているが、そこまで気にしていない様子だった。僕はアリシアから少し離れると、それを見たアリシアは魔法を解除した。
「そして次が、風柔盾」
またもやアリシアの腕を覆うように、でも今度は小さな風の塊のようなものが出現した。風そのものは見えないが、埃や砂を纏って渦巻いているのが分かる。
「これは防御ですね。とはいえ触れたら危ないです」
危険性はアリシアの反応から十二分に理解できた。ただ、理解できないこともあった。
「アリシアはニ属性の魔法が使えるんだ。僕は火だけっぽいし、てっきり、ひとり一属性だけだと思ってた」
「稀に、複数属性使える人がいるのです。私はたまたま『水』と『風』を使えています。ただ、同時には使えませんので、基本的には戦況を見て使い分けをします。中には三属性使える方もいると聞きますね。ただ、スキルレベルにもよりけりですので、使える魔法が多ければ多いほど強い、というわけではありません」
二属性を同時に使えないとは言え、アリシアは稀有な才能の持ち主なのだと理解できた。少しずつ、シスターがアリシアの何を高く評価していたのか分かってきた気がする。
「それで、スキルレベルって?」
シスターの話にも出てきていた気はするが、アリシアの話にも出てくるということは、この世界の常識だろう。その単語はいかにもファンタジーな聞こえだ。
「まず、『スキル』のご説明をしなければいけませんね。『スキル』とは、『魔法』、『技能』、『技巧』の三つにカテゴライズされた能力の総称です。魔法は先に説明しましたが、『技能』は戦闘能力、『技巧』は生活能力のスキルとなります。そしてご質問の『スキルレベル』ですが、その個人が保有するスキルの強さを数値化したもので、"最大10"と決まっています。『スキル』も『スキルレベル』も生まれた時には決まってしまうのが、世知辛いところですね」
スキルレベルの意味合いが、本来思っていたそれとは異なっていると感じた。例えば、魔法であれば、魔法を放てば放つほど経験を積んでレベルが上がるものだと思っていたけど、生まれた時から一定であるのだとすれば、まさにその人の個性を表す数値にもなり得るのだ。
「良くわかったけど、じゃあ僕のスキルレベルってどのくらいなのかな?調べるにはどうしたらいい?」
「街のギルドで測定できます。そして、ほら、ようやく街も見えてきましたよ」
アリシアがそう言うと、木々が切り開けた先が丘になっていて、見下ろした先に街の外壁が見えた。
「あれがカタニアの街」
思っていたよりもずっと大きな街だった。見上げるほどに高そうな外壁で、守りも強固に見える。
「ほんの少し歩けば到着します。もう昼になってしまいましたので、急ぎましょう」
アリシアは、様々な想いが足を急かすのか速足で歩きだした。僕もそれに遅れぬよう足を踏み出した。
「村を焼き尽くした黒いドラゴンの……討伐依頼を必ずギルドに伝えてくれ。そして、奴が討たれたら、必ず報告するようにとも伝えてくれ。必ず」
消火活動に明け暮れていたのだろう。体中が煤にまみれた村長は、血走った目で僕たちに無念を訴えた。
「善処します。早急に、カタニアのギルドへ報告しますので」
アリシアは村長へそう伝えると、踵を返して僕のもとへ戻ってきた。
「どうにもならなかった。最善は尽くしたよ」
何の慰めにもならないことはわかっていたけど、それでも、それ以外にアリシアへかけられる言葉が思い浮かばなかった。
僕たちが村にたどり着いたころには、ドラゴンは既に飛び去った後で、遠ざかる姿を遠巻きに眺めることしかできなかったのだ。だから、その後に人々を救助することしかできなかった。僕ですら力不足を痛感したのに、責任感が強そうなアリシアは、もっともっと、思うところがあったはずだ。
「決まっていなかった、具体的な旅の目的。それがひとつ、決まりました」
僕の目は見ずに、アリシアはもと来た道を引き返し始めた。
「カタニアの街へ、急ぎましょう」
僕は、そんな強がる背中を無言で追うことしかできなかった。
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「詳細は分かりませんが、最近、人間がドラゴンに襲われる事象が増えていると聞きます」
僕たちはイブレ村を出た後、しばらく無言で歩き、そして不意にアリシアが口を開いた。
「本来、人間はドラゴンと不可侵条約を結んでおり、おいそれとお互いに危害を加えることはできません。しかし、今回の様な、条約を破るような出来事が実際に起きています。この国で、何かが変わろうとしているのかもしれません」
「条約って……ドラゴンにも知恵があって、お堅い付き合いをしていたんだな」
僕の思うドラゴンは、怪物だったり、話の通じないモンスターだったりと、どちらかと言えば人間と敵対しているイメージだったので、少し意外だった。
「かつては、人間とドラゴンとの争いを、条約を締結することで収拾したのです。ただ、そもそもドラゴンの力を持ってすれば、人間なんて束になっても敵わないのでしょうけど」
問題の大きさを再確認してしまったのか、アリシアは再度俯いた。先程の村も一方的に蹂躙されており、やはりドラゴンは"強者"なのだ。
僕もまた一つ思案した。ドラゴンの襲撃事件と、僕がこの世界へ来た理由は、全く無関係とは思えなかったのだ。いつか聞こえた『この世界を救って』という声が、『ドラゴンの事件を解決して』と言う事だとしたら――
まだ全容も知らないのに関連を決めつけるのは早計だが、関わりがあるのかも知れない。情報は収集しておいた方が良いだろう。
個人的には前向きな情報を手に入れることができたものの、相変わらずアリシアが俯いているので、少し話題を変えることにした。この道中でアリシアに聞いておきたいことは沢山あるのだ。
「そういえば、魔法のこと、聞いてもいい?」
僕のことばを聞いて、アリシアの表情が明るくなった。今のところ僕は、『火』系の魔法が使えそうということしかわからない。それを試す時間は昨日からあったものの、木造の屋内で火を生成するには勇気が必要で、シスターに見せた以降は何もできていないのだ。
「魔法の話でしたら任せてください。まず魔法の基本属性は、『火』『水』『土』『風』の四種類です。また、使える人はまれですが、これ以外に特殊属性なるものもあります。そして、魔法は意志さえあれば誰でも使うことができます。人間でも、魔物でも、ドラゴンでも。また、生まれたときから生物は魔法を使役できます。しかし、個体ごとに魔法の属性や威力は生涯変わりません。魔法の強さは、鍛錬では変わらず、その個体に依存して決まっているのです。そして、その強さは『スキルレベル』なるもので数値化されまして――」
「アリシア、ありがとう。でも一旦区切らせてほしい……情報が多くて混乱しそうだよ。ちなみにアリシアはどの魔法を使えるの?」
そう聞くと、アリシアは立ち止まって「では、お見せしますね」と言った。どうやら実践で紹介してくれるらしい。
「それでは、放ちます。水硬剣」
そう言うと、アリシアの手には、とぷとぷと波打った水が伸びるように現れ、剣のような形状に具現化された。まるで、さざ波がそのまま半固体化したような、見た目ほど強そうではない水の剣だった。僕は、どういう原理なのか気になり、無意識に触れようと手を伸ばした。
「触らないでください!死にます!」
唐突にアリシアが叫ぶ。突然の死の宣告に、僕は身じろぎ一つできずーー体が硬直した。
「触れるとしぶきが散って、傷口から炸裂します。見た目以上に危険だと思います」
「わ、わかった……気を付ける」
「あの、外大陸は魔法がないのでしょうか」
「まあ、概念自体は存在すると言うか。見たのは初めてなんだ。理解は速いと思う」
アリシアは怪訝な表情をしているが、そこまで気にしていない様子だった。僕はアリシアから少し離れると、それを見たアリシアは魔法を解除した。
「そして次が、風柔盾」
またもやアリシアの腕を覆うように、でも今度は小さな風の塊のようなものが出現した。風そのものは見えないが、埃や砂を纏って渦巻いているのが分かる。
「これは防御ですね。とはいえ触れたら危ないです」
危険性はアリシアの反応から十二分に理解できた。ただ、理解できないこともあった。
「アリシアはニ属性の魔法が使えるんだ。僕は火だけっぽいし、てっきり、ひとり一属性だけだと思ってた」
「稀に、複数属性使える人がいるのです。私はたまたま『水』と『風』を使えています。ただ、同時には使えませんので、基本的には戦況を見て使い分けをします。中には三属性使える方もいると聞きますね。ただ、スキルレベルにもよりけりですので、使える魔法が多ければ多いほど強い、というわけではありません」
二属性を同時に使えないとは言え、アリシアは稀有な才能の持ち主なのだと理解できた。少しずつ、シスターがアリシアの何を高く評価していたのか分かってきた気がする。
「それで、スキルレベルって?」
シスターの話にも出てきていた気はするが、アリシアの話にも出てくるということは、この世界の常識だろう。その単語はいかにもファンタジーな聞こえだ。
「まず、『スキル』のご説明をしなければいけませんね。『スキル』とは、『魔法』、『技能』、『技巧』の三つにカテゴライズされた能力の総称です。魔法は先に説明しましたが、『技能』は戦闘能力、『技巧』は生活能力のスキルとなります。そしてご質問の『スキルレベル』ですが、その個人が保有するスキルの強さを数値化したもので、"最大10"と決まっています。『スキル』も『スキルレベル』も生まれた時には決まってしまうのが、世知辛いところですね」
スキルレベルの意味合いが、本来思っていたそれとは異なっていると感じた。例えば、魔法であれば、魔法を放てば放つほど経験を積んでレベルが上がるものだと思っていたけど、生まれた時から一定であるのだとすれば、まさにその人の個性を表す数値にもなり得るのだ。
「良くわかったけど、じゃあ僕のスキルレベルってどのくらいなのかな?調べるにはどうしたらいい?」
「街のギルドで測定できます。そして、ほら、ようやく街も見えてきましたよ」
アリシアがそう言うと、木々が切り開けた先が丘になっていて、見下ろした先に街の外壁が見えた。
「あれがカタニアの街」
思っていたよりもずっと大きな街だった。見上げるほどに高そうな外壁で、守りも強固に見える。
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