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ぼっちー冒険記作家になる!?
300日目:第五回・旅の報告会と、次の約束
しおりを挟む異世界に転移したらぼっちでした~探検者ぼっちーの日常~
300日目:第五回・旅の報告会と、次の約束
こんばんは、ぼっちーです。
ついに、区切りの300日目を迎えました。
今回は特別な日――「第五回・旅の報告会」です。
しかも場所はなんと、南の扉の先に広がる“選定の間”。
女神さまに見守られながら、これまでの冒険を振り返り、新しい約束を交わすことになりました。
女神の前で、物語を語る
透明な光に包まれた円形の間。天井には星のような光が瞬き、静かな水面のような床が広がっていました。
「あなたの歩んできた日々を、ここで語り直しなさい」
女神さまの声に導かれ、ぼくはこれまでの記録を開きます。
• 草原にひとり放り出された始まりの日
• モフとの出会いでふたり旅になったこと
• 各地を旅しながら出会った人々と笑ったり助け合ったこと
• この世界に根を下ろすため自分の家を持ったこと
• 物語を届けたいと冒険記作家になったこと
• これまでの日々がどれだけ楽しかったか
語りながらすべては、この場所へつながるための道だったんだと、胸の奥から実感しました。
「もふ……(訳:ねえ、ぼっちー。なんだか発表会みたいだね)」
「そうだね。でも観客は世界の女神さまって、人生で一番大きなステージかもしれないよ」
モフの軽口に救われつつ、少し照れながらも語り終えると、女神さまは静かに頷きました。
「……ありがとう。あなたはこの世界を、愛してくれたのですね」
評価ポイント=力への変換?
「あなたの記録は、この世界に“評価”として届いています」
そう言って女神さまが示したのは、光の数字【416】。
これは、これまでぼくの冒険記に寄せられた「評価」の数――。
「この力を、あなたのステータスに還元することができるのです」
女神さまの言葉に、正直心は揺れました。
自分を強くすれば、この先の冒険がもっと楽になるかもしれない。
でも――そこで横にいる相棒を見ました。
モフへの贈り物
「……女神さま。その力、ぼくじゃなくて、モフにあげることはできますか?」
「もふっ!?(訳:えっ、ぼくに!?)」
女神さまは一瞬、目を細め、それからやわらかく笑いました。
「可能です。ただし選択は慎重に。あなたが望む力は、モフという存在に深く根づくことになるでしょう」
ぼくは迷わず言いました。
「モフを、ぼくの“正式な相棒”として認めてください。守り手の制約というのを外して欲しいです」
モフはびっくりした顔をしてから、目を潤ませ、ぼくを見上げました。
「もふぅ……(訳:そんなの……いいの? ぼっちー、自分を強くしなくていいの?)」
「いいんだ。ぼくにとって一番の力は、モフが一緒にいてくれることだから」
女神さまは静かに頷き、手をかざしました。
「その絆、確かに受け取りました。モフは、守り手の役目を終え、あなたの“相棒”としてこの世界に認められます。そして――その証として、彼に“声”を授けましょう」
次の瞬間、天井の星々がひときわ強く輝き、光がふわりと降り注ぎ、モフの体を包みました。
小さな声が届いた瞬間
「……あ、あれ? ぼっちー……きこえる?」
それは、その場に直接響く澄んだ声。
ぼくは思わず目を見開きました。
「モフ……!? いま、言葉で……!」
「うん! ぼく、ちゃんと“しゃべれる”みたい! これでみんなともおしゃべりできるね!」
雪の上を跳ねる時みたいに、モフはぴょんぴょん飛び跳ねて喜んでいます。
その姿に、胸の奥がじんわり熱くなりました。
次の約束
報告会の終わりに、女神さまはもう一度ぼくらに語りかけました。
「あなたたちの旅は、まだ続きます。次の約束は――“この世界の声を集め、未来へ届けること”。あなたの記録は、誰かの希望になるでしょう。そしてモフの声は、誰かの孤独を癒すでしょう」
ぼくは深く頷きました。
「はい。ぼくたちは、これからも旅を続けます。この世界のすべてを、愛しながら」
ぼっちー今日のひとこと
「300日目の今日、ぼくたちは“ふたり”になった。次の旅は、声と絆でつないでいく」
プロフィール
• 名前:ぼっちー(冒険の記録を未来へ託す探検者)
• 相棒:モフ(守り手/女神に認められ“声”を得た小さな仲間)
• 今日の記録:第五回・旅の報告会/読者様の416いいねの力/次の約束と“ふたり”の旅立ち
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