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ぼっちー世界の声を集める!?
361日目:湖の「沈黙」と、おじいさんの秘密
しおりを挟む異世界に転移したらぼっちでした~観察者ぼっちーの日常~
361日目:湖の「沈黙」と、おじいさんの秘密
こんばんは、ぼっちーです。
昨日は、釣り人のおじいさんから「待つ」という「沈黙」を学び、モフは「忍耐の味(干し芋)」に目覚めました。
今日も、ぼくたちは湖畔に行き、おじいさんの隣に座りました。
湖畔の静かな朝
「おじいさん、おはようございます!」
「ホー、今日も『待つ』かね?」
おじいさんは、昨日とまったく同じ姿で、静かに釣り糸を垂れています。
ぼくは、昨日からずっと気になっていたことを尋ねてみました。
「あの、おじいさんは、どうしてモフが話しても驚かないんですか?」
すると、おじいさんは「ほっほっほ」と静かに笑いました。
「わしはずっと、この湖の『声』を聞いてきた。魚の『声』、風の『声』、そして湖の底に沈んだ『声』……。それに比べれば、毛玉が話すくらい、なんの不思議もないわい」
聖獣モフ、再び「待つ」
「湖の底に沈んだ『声』!?」
ぼくが聞き返すと、モフが「それだ!」と目を輝かせました。
「ぼっちー! 『守護者の掟・第九条』、『沈んだ声は、必ず引き上げるべし!』だよ! (そして、それがおやつなら最高!)」
モフの掟、ついに救助活動まで網羅し始めたようです。
モフは、昨日よりも真剣な顔で、おじいさんから借りた即席の釣竿を握りしめ、水面をじっと見つめ始めました。
昨日の忍耐記録は3分。今日はどこまで伸びるでしょうか。
「待つ」こと、5分
モフは、必死に「おやつ」を待つ時の集中力で、水面を見つめています。
1分、3分……ついに昨日の記録を更新!
5分が経過した頃、モフの釣竿がピクッと小さく揺れました!
「きた! 『沈んだ声』がきたよ!」
モフが小さな前足で必死に釣竿(木の枝)を引き上げると、その先には……緑色の、藻(も)の塊が絡みついていました。
「……」
モフは、その藻の塊をじっと見つめ、厳かに評価を下しました。
「この『声』は、『すごく水っぽくて、味のない沈黙』……0点なのだ……」
おじいさんの「声」
モフが釣果(?)にがっかりしていると、おじいさんが「ホー」と声を上げました。
おじいさんの釣竿が、大きくしなっています!
おじいさんがゆっくりと引き上げると、そこには大きな魚ではなく、古びた小さな「壺」が釣れていました。
「これじゃよ。わしが『待って』いたのは」
おじいさんは、その壺から「懐かしい誰かの『声』」がすると言います。
この湖は、過去の様々な「声」や「沈黙」が沈む、記憶の場所だったんですね。
ぼくは、この湖の「声」も、しっかり記録することに決めました。
今日のまとめ
* 釣り人のおじいさんは、湖の底に沈んだ「過去の声」も聞いていた
* モフが「聖獣の使命」として、「沈んだ声(=藻)」を釣り上げ、0点と評価した
* モフの忍耐記録が、3分から5分に伸びた
* おじいさんが、湖の底から「過去の声(小さな壺)」を釣り上げた
「待つ」という「沈黙」が、過去の「声」と出会うための大切な時間だと、改めて学びました。
ぼっちー今日のひとこと
「モフの忍耐力が5分に伸びたのは、『干し芋』のご褒美を期待していたからだ、とぼくは観察しています!」
プロフィール
* 名前:ぼっちー(湖の底に沈む「過去の声」に触れ、相棒の忍耐力の成長を記録した観察者)
* 相棒:モフ(忍耐の末に「藻(0点)」を釣り上げ、おじいさんの壺に興味津々な小さな相棒)
* 今日の記録:湖の秘密/モフの忍耐(5分)/沈んだ藻(0点)/過去の壺
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