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1章 国王陛下ですよね?
ランバートとチロ
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勉強会が終わり、孤児院に戻る準備をしていると、ランバート先生がルル達に声をかけてきた。
「君がルルさんですね、ジョンさんがいつもあなたの話ばかりしているので会ってお話をしたかったんです」
「ジョンさんがですか?」
「はい、ルルは世界一可愛いとか天才とか誰にも嫁にやらんぞとか」
「恥ずかしい!もう!なんかすいません!」
ランバート先生はルルと話をしていても視線はチロに向けていた。そんな視線に気付かないチロは一生懸命にお絵描きセットを片付けている。
「⋯坊や、手伝おうか?」
ランバート先生が急にしゃがむとチロに優しく話しかけた。
「んーん、チロはひとりでできるよー!」
「そうですか、偉いですね!」
ランバートはチロの頭を愛しげに撫でる。
「チロはおいこうだから!」
そんなランバートとチロを見てこの二人には何かあると感じ取ったルル。そしてすぐにランバートに挨拶をして教室を出ていった。チロもランバートには懐いたのか手を振っていた。
「優しいし格好いいし教えるのも上手だし完璧じゃん」
「アンリが気に入るのは珍しいね」
「そうかな?前があのブタだしねー。でもあの人って多分いい身分の人よね」
「私もそう思う⋯ねえチロはあのお兄さん好き?」
私と手を繋ぎスキップ(できていない⋯)をするチロに聞いてみる。
「ちぇんちぇいすきー!チロはえらいって!」
「⋯そうだね、チロはお利口だもんね!」
「うん!」
ルル達が出来ていないスキップで戻ってくると、院長先生と話すジョンさんがいた。ジョンさんはルルに気付いて嬉しそうに近付いて来た。
「ちゃんと勉強してきたか?」
「うん。ねえジョンさん、ランバート先生ってチロの何?」
ルルの真剣な問いに驚いた顔をしたジョンさん。ルルがあまりにも追い詰められたような真剣な顔をしているのを見て、院長室で話すといい2人で行こうとしたが、チロがまた泣き出してしまったのでしょうがなくチロも一緒に行くことになった。
「チロ兵士!静かにしているのであります!」
「あい!だんちょー!」
その掛け合いを微笑ましく見つめるジョンさん。院長室に入るとソファーにチロと一緒に座る。反対側にジョンさんと、ジョンさんに呼ばれたのだろうランバートがやって来て座り、院長はルルの横に座った。
「ルルはやっぱり賢いな。」
ジョンさんは何故か嬉しそうだ。
「じゃあ私が思っている通りなの?」
「ルルは何が不安なんだ?」
ジョンさんがルルに優しく問う。
「⋯チロは私の弟なの!今さらチロを返せって言うつもりですか!チロが見つかった時には死にかけてたんですよ!ガリガリで汚れてて⋯グズっ」
ルルは涙が溢れて止まらなくなってしまう。
「ねーね、どーちたの?いたいいたい?」
チロは急にルルが泣き出したのが不安なのか一生懸命に聞いてくる。ルルは必死に涙を止めようとしたがチロを見ると止まらない。
「ルル、不安にさせたな。ちゃんと話すから聞いてくれ」
ルルは静かに頷いた。
「ねーね、見て!」
チロが思いっきり変顔をする。ルルを笑わそうとしているらしい。
「プッ!」
そんな健気なチロを見てつい笑ってしまう。
チロ、ありがとう。
「君がルルさんですね、ジョンさんがいつもあなたの話ばかりしているので会ってお話をしたかったんです」
「ジョンさんがですか?」
「はい、ルルは世界一可愛いとか天才とか誰にも嫁にやらんぞとか」
「恥ずかしい!もう!なんかすいません!」
ランバート先生はルルと話をしていても視線はチロに向けていた。そんな視線に気付かないチロは一生懸命にお絵描きセットを片付けている。
「⋯坊や、手伝おうか?」
ランバート先生が急にしゃがむとチロに優しく話しかけた。
「んーん、チロはひとりでできるよー!」
「そうですか、偉いですね!」
ランバートはチロの頭を愛しげに撫でる。
「チロはおいこうだから!」
そんなランバートとチロを見てこの二人には何かあると感じ取ったルル。そしてすぐにランバートに挨拶をして教室を出ていった。チロもランバートには懐いたのか手を振っていた。
「優しいし格好いいし教えるのも上手だし完璧じゃん」
「アンリが気に入るのは珍しいね」
「そうかな?前があのブタだしねー。でもあの人って多分いい身分の人よね」
「私もそう思う⋯ねえチロはあのお兄さん好き?」
私と手を繋ぎスキップ(できていない⋯)をするチロに聞いてみる。
「ちぇんちぇいすきー!チロはえらいって!」
「⋯そうだね、チロはお利口だもんね!」
「うん!」
ルル達が出来ていないスキップで戻ってくると、院長先生と話すジョンさんがいた。ジョンさんはルルに気付いて嬉しそうに近付いて来た。
「ちゃんと勉強してきたか?」
「うん。ねえジョンさん、ランバート先生ってチロの何?」
ルルの真剣な問いに驚いた顔をしたジョンさん。ルルがあまりにも追い詰められたような真剣な顔をしているのを見て、院長室で話すといい2人で行こうとしたが、チロがまた泣き出してしまったのでしょうがなくチロも一緒に行くことになった。
「チロ兵士!静かにしているのであります!」
「あい!だんちょー!」
その掛け合いを微笑ましく見つめるジョンさん。院長室に入るとソファーにチロと一緒に座る。反対側にジョンさんと、ジョンさんに呼ばれたのだろうランバートがやって来て座り、院長はルルの横に座った。
「ルルはやっぱり賢いな。」
ジョンさんは何故か嬉しそうだ。
「じゃあ私が思っている通りなの?」
「ルルは何が不安なんだ?」
ジョンさんがルルに優しく問う。
「⋯チロは私の弟なの!今さらチロを返せって言うつもりですか!チロが見つかった時には死にかけてたんですよ!ガリガリで汚れてて⋯グズっ」
ルルは涙が溢れて止まらなくなってしまう。
「ねーね、どーちたの?いたいいたい?」
チロは急にルルが泣き出したのが不安なのか一生懸命に聞いてくる。ルルは必死に涙を止めようとしたがチロを見ると止まらない。
「ルル、不安にさせたな。ちゃんと話すから聞いてくれ」
ルルは静かに頷いた。
「ねーね、見て!」
チロが思いっきり変顔をする。ルルを笑わそうとしているらしい。
「プッ!」
そんな健気なチロを見てつい笑ってしまう。
チロ、ありがとう。
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